蛇王龍INヒロアカ世界(ほのぼの)   作:揚げ物・鉄火

5 / 7
皆様お久しぶりです。
久々に筆が進んで一気に書き上げたので投稿します。

では、どうぞ。ごゆっくり!


蛇王龍、買い物をする

「ふぁ~…むにゃむにゃ」

入ってきた朝日の光に邪魔されて起きる。

 

「う~ん…今何時なんじゃ?」

部屋に掛けてあった掛け時計の時間を見ると7時を少し越した時間だった。

「ふ~む、中々いい時間じゃな。朝食までまだ時間あるし…風呂に入ろうかのぅ」

朝食までの時間を潰すために数十年振りの朝風呂に入る事にした。

 

 

「はぁ…蕩ける~…生きてて良かった~」

無駄に長い人生?いや蛇生を過ごしてて良かったと思える程このホテルのサービスは完璧だった。

 

(今日はどうしようかのぅ…)

今日の予定を考えながら風呂でのんびり寛ぐ。

(散歩がてら社会がどうなっているかを見に行くか…いや、その前に情報収集にでも行ってみようかのぅ…)

「まあ、細かい事は後で決めるとするか…さっぱりしたら上が…服どうしよう?」

大変今更ながらもの凄く大事な事に気づいた。

(昨日の奴を着るか…いや、あれは汚過ぎるし…う~ん)

如何するべきか考えていたが悩んでても意味がないと思ったのでそのまま風呂で寛ぐ事にした。

 

 

「そろそろ上がろうかのぅ」

ザバァ…

風呂から上がり何か着る服を探していると昨日まで着ていた服が綺麗に洗濯され畳まれていた。

 

「…凄いサービスの良さじゃな」

サービスの良さに感心(恐怖)しながら折り畳まれた服に着替えた。

 

 

着替え終わり部屋から出てすぐにエレベーターに向かった。

「一階はエントランスで二階は荷物置き場…三階はスタッフルーム等でそれ以降は一切覚えておらん。食事処はどこじゃ?」

案内板で探しているとやっと見つけた。

「八階か…じゃが妾の入場チケットには36階と記されているんじゃが?まあ、取り敢えず行ってみるか」

案内板とエントランスで貰ったチケットの数字が違う事に違和感を覚えながらエレベーターに乗り込む。

 

「……」

チーン!

『45階です』

途中でエレベーターが止まり扉が開くと素敵な老紳士と優しそうな奥様が乗ってきた。

 

 

「おはようございます。素敵な紳士と素敵な奥様」

「ほっほう!これはこれはご丁寧にどうも。おはよう素敵なお嬢さん」

「ご丁寧にありがとうね素敵なお嬢さん」

丁寧な挨拶をするとあちらも丁寧なあいさつを返してくれた。

 

「どこの階までですか?」

「あら?よろしいの?」

「時間は、まだあるので」

「優しいのぅ。では、39階を頼めるかな?」

「お爺さん、朝からお酒ですか?」

「良いじゃないか最近飲んでおらんし」

「そういう問題じゃありません!まったく」

『39階です』

突然、老夫婦が喧嘩を始めたが既にボタンを押しておいたので目的の階に着いた。

「着きましたよ?」

「ありがとうねぇ、お嬢ちゃん」

「ほっほっほ!感謝するぞ」

二人は礼を言ってエレベーターから手を繋いで降りて行った。

 

「仲睦まじいのぅ…憧れるな…」

『ドアが閉まります』

色々と考え事をしていると扉が勝手に閉まった。

「空気が読めん奴よのぉ」

そのまま待っているとエレベーターが目的の階で止まった。

 

『36階です』

「着いたか…ん?」

エレベーターから降りると高級感溢れる店の入り口の横に顔に傷が付いた一人の大柄の男が立っていた。

 

「どのようなご用件でしょうか?お客様」

「朝餉を食しに来ただけじゃ」

「朝餉…で御座いますか」

「うむ、そうじゃ!」

「では、入場券をご拝見します」

「これか?」

「失礼致します…」

入り口の男に受付で貰ったチケットを手渡すと上着の内ポケットから単眼ルーペを取り出しまじまじと見始めた。

 

「なるほど…少々お待ちください」

チケットを確認した男は何処からか通信機を取り出し話し始めた。

「レア度SSS。最上位のお客様だ。最高の御持て成しの用意を。さもなくば我々の首が(物理的に)飛ぶ。早く!今すぐに!」

何かヤバい言葉が聞こえたが気にしない事にした。

 

ガチャ

「お客様。こちらへどうぞ」

少し待っていると入り口の扉が開き紳士服を着こなした初老の男性が出て来た。

 

案内され入店すると400年ほど昔、何処かの国の王族の晩餐会に招待された時に入った城にも負けず劣らずの豪華な内装だった。

「随分と立派じゃのぅ」

「ありがとうございます。ではお客様こちらへどうぞ」

案内された場所を見るとそこそこの大きさの個室だった。

 

「本日はいかがなさいますか?」

「良く分からんから…主ら…ホテルの総料理長に一任する」

「っ!か、かしこまりました」

一任すると言う言葉に男は体を震わせ部屋から出て行く。

 

「今日は…散歩でもしようかのぉ」

「お待たせいたしました」

今日の予定を頭の中で決めながら待っていると総料理長らしき男性が料理を持ってきた。

 

「総料理長自らか?随分と緊張しておるようじゃが、お主大丈夫か?」

「問題ございませんお客様」

「そうか…」

手が震えているのが見えたが本人が大丈夫だと言ったのでそれ以上の追求はやめた。

 

 

 

 

「はむ…」

もっきゅもっきゅ…

ゴクッ…

「美味…なのじゃが」

「なぜお主がここに残っておるのじゃ?」

口に含んだ物を飲み込み横を見るとなぜか総料理長が立っていた。

「大事なお客様のご要望にお応えするため常に待機しておかなければならないので」

「あっそ…好きにせい」

「ゴクゴク…フゥ」

カチャ…フキフキ

 

「ご馳走様。美味かったぞ」

「ありがとうございました」

朝餉を食べ終え店を後にする。

 

そのままの足でホテルを出て町に散歩しに行く。

 

 

「相変わらずじゃな…」

外に出ると相変わらず個性を持たない者達がデモ活動をしていた。

 

 

「フハハハハ!退けどけ!邪魔だ人間共!!」

ドゴ――ン!!

そしてその近くに銀行の扉を壊しながら強盗をする者が現れる。

 

「このボンバー・デビル様に道を開けやがれ!!」

その男は体のあらゆる所から数種類の爆弾を生み出し周囲に投げつけるという何とも傍迷惑な暴れ方をしていた。

 

「そいやー!!」

「ぐばぁっ!!?」

なので男の手を掴んで地面に叩き付けた。

 

「やっぱり脆い…どこかに骨のある奴は()らんもんかのぅ…はっ!」

などと呟きながら歩いているとある重要な事を思い出した。

 

「家を買わないと…」

今後、人間社会で暮らしていく為にも家が必要だと思い出し適当な不動産会社に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

~数分後~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「犯人逮捕にご協力感謝します!」」」」(`・ω・´)ゞ

「あ、どう致しまして…?」(`・ω・)ゞ?

私に敬礼してる警官が4人。

その警官たちとは別に10人くらいの警官たちがトカゲのような大男(気絶中)を拘束している。

私の近くに散乱するブランドマークの紙袋と大量の新品の服。

そして私の買った物を奪って逃走しようとしたが結局失敗して捕まったおばさんが「小娘の癖に贅沢しすぎよ!ちょっとくらい分けたっていいじゃない!」とキーキー騒いでる。

なぜこんな事になってるんだろう?

 

 

順番に思い出そう…

確か私は、家を買う前に服を買おうと近くの服屋に入り片っ端から買った。

それが終わったら家を買いたいから不動産屋に相談して何かいい家が無いか聞いてみたが探すのに暫くかかるの事で三日後にもう一度行くことになった。

不動産屋から帰っている途中で日用品とかを買おうと考え雑貨店に入り適当に見ていたら変なおばさんに難癖付けられて追い返した直後に銀行強盗をしたであろうトカゲ男がパトカーに追い回されていた。

なのでそのトカゲ男を一発殴って沈めている間にさっきのおばさんが私の買った服の入った袋を持って逃走しようとしたが近くに居た警官に取り押さえられた。

で、「あの子にあげるって言われたから貰ってやったのよ!」とか言い出したが「あんた誰?」って返したらキーキー騒ぎ出した。

 

ホントにどうしてこうなった?

私は普通に暮らしたいのに何故か問題に巻き込まれる。

どうやら私は、不運な星の下で生まれたようだ。

 

「ハァ…」

少し落胆しながらホテルに戻り買った服やらを殆ど預けてから、また買い物を向かう。

 

 

 

 

「本日、二度目の犯人逮捕にご協力感謝します!」

「うん…どう致しまして…」

もうヤダ…今日3回目のヴィラン遭遇だよ?

もうイヤになっちゃうよ…マジでふて寝したい気分だよ。

これなら350年程前に体中に刺青の入った桃色髪の戦闘狂と戦った時の方が何倍もマシだ…何故か目に文字が刻まれていた彼奴は殴っても殴っても再生するけど楽しめたから良かった。

あとは、六つ目の滅茶苦茶強い痣持ちの剣士との戦いも楽しかった。始めてミラさん(ミラルーツ)以外で死ぬかと思った。一回、相手が透けて見えてギリギリ攻撃を躱して最終的に引き分けた。

だけど私の鱗から作った剣が2回も折れたので実質負けだと思う。

『貴様は…道を極めし者か…?いや…少し違うようだ…だが…その熟練度…中々の物だ…貴様も…鬼に…』とか言ってたけどどう言う意味なんだろうか?今だに理解出来ない。

 

鬼と言えば…背中が鬼の顔みたいな男とか筋肉が凄い褐色のアメリカ人とか『海皇』と名乗るスーパー老人とか白亜紀から来た大男とか世界最強の大剣豪と戦った時も楽しかったなぁ…今、思い出したけど自分も『海皇』の称号を得てた気がする。

たしか…今から400年前くらいに偶然立ち寄った武術大会で優勝したら『海皇』の称号を貰った。名乗るタイミングが無いから完全に忘れていた。

あと、私と同じくらいの身長のご老人と合気道対決もしたが結局勝敗は、あやふやになった。ついでに他数人とも戦わされたが最終的に私より小さいご老人から『これはほんの礼じゃ』とか言って30キロくらいのお金を貰ったのは良い思い出だ。

 

ご老人で思い出したが『セバス』と名乗る紳士的なご老人も居たなぁ…あとは、黒い全身鎧(フルプレート)に身を包んだ骨の人も凄く強く紳士的だった。ただ仲間の美女はめっちゃ毒舌だった。

名前は、覚えてないがまたいつか会いたいと思う。

 

名前を思い出せないで思い出したが『ジュワッ!』とか『チェアッ!』って言いまくる紅と白の光の巨人の居る世界に移動した際、『擬人化(個性)』が解けて蛇王龍(本当の姿)を見られてその巨人に怪獣と間違えられ攻撃されたことがあった。

最終的に誤解が解けたから良かった物のあのまま続いていれば確実にどちらかが死んでいたかもしれない。

最後は、なんか変な黒いセミみたいな奴に負けてたけどあれは、しょうがないと思う。

 

『強敵が居なくて暇じゃ!』って言ったら変な黒い穴(別世界への入り口)を開けてくれたミラさんには感謝しかない。

今度お礼にお饅頭でも持って行こう。丁度知り合いの茶屋が創立百年で新作を作っているらしいし今度訪問しよう。

 

だが…こいつら(ヴィラン達)は、大抵一撃で沈むしなんも楽しくないし数だけ多いしで、もうイヤになった。

 

(つまらん!帰る!もう絶対に帰る!)

などと心の中で拗ねていると…

 

「フハハハハ!!この俺を止めれるものなら止めてみやg「チェアアアア!!!」グバアアアア!!!??」

新たなヴィランが突っ込んで来たので反射的に飛び蹴りを食らわせた私は悪くない。

 

 

「犯人逮捕にご協力…「もう良い…」あ、はい」

これ以上の面倒事は嫌なのでとっとと退散した。

 

 

 

 

 

 

 

その数日後、我が人生?いや蛇生最大の買い物をした。

家の事で色々希望を出していたら『家を買うより新しく建てた方が早いですね』と言われたので土地やら建築費に人件費全て込々で30億位で購入した。

 

「妾の貯金の3%も持って行かれた…」と呟いたら不動産屋のお兄さんに微妙な顔をされた。

現金一括で払ったのが悪かったのだろうか?

ついでに家が完成するまで暫くの間(4~5年)は、ホテル暮らしが確定した。

 

「家が欲しい…」

私の呟きは、誰にも届く事なく温かく吹く風にかき消された。




と、まあ…こんな感じでした。
次回は…原作ぶっ壊しに行こうかな?考えて置きます。

質問等ございましたらご遠慮なく下さい。
というか質問お願いします。

では、また次回!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。