ゲート 戦略自衛隊&NERV 彼の地にて、斯く戦えり   作:F-35B

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書こうと思った経緯
少し前
(*´꒳`*)エヴァの兵器群と第3新東京市かっけ〜
(´・ω・)そういや戦略自衛隊ものの二次小説ないかな〜
( ;´Д`)もういっそのこと…
(-_-;)いや、作者には前作が残っている…!
今日
( ゚д゚)あーネタ尽きたなぁ
( ˙-˙ )せや!エヴァとGATEもの書いたろ!

2/1伊丹耀司→伊丹ヨウジに変更しました


『序』編
使徒襲来そして開門


ここは異世界の夜

周りは静まり返り

風で草がすれる音が聞こえるのみだ

その時

 

キーン

 

という異世界ではまず聞くことはない甲高い音が鳴る

そしていきなり空が明るくなった

その原因だと思われる甲高い音を出す物体…YAGR-3B(以下UN・戦自重戦闘機)からはスポットライトが当てられる

その先には…

騎兵と思われる沢山の人影と異形の怪物が照らされていた

 

………

数日前

日本

………

 

ミーンミンミンミーン

 

蝉の音が聞こえる

そのことから今は夏なのだろうと思われた

夏ならば海で海水浴をする人がたくさんいるだろう

しかし、その海は見渡す限りの赤一色だ

それこそ赤潮など比にならないほどの見事なまでの赤

そして、その赤い海面からは朽ち果てた高層ビルが顔を覗かせている

その奥には緑色をした戦車が通常ではありえないまでの数が砲台を何もないはずの海に向けている

その時遥か遠方の海が爆ぜた

 

………

 

海が爆ぜたころ

街の様子は極めて静かだ

しかし、ただの静かさではない

全く音のしない静寂ぶりだ

まるで誰もいない廃墟の中心にいるような

よく見渡せば周りの信号は点滅し歩道と車道の境目からは草が茂っていた

それに、線路を見れば電車が脱線しまっすぐ縦に突き刺さり大型船舶がなぜか道路に座礁していた

 

ズンズン

 

足音がする

それも巨大な

インドゾウでもこんな大きな音は出ないだろう

 

キーン

 

遠くから未来の異世界で鳴る音が聞こえてくる

…そして同時に人類の半分を消しさらに人類を滅ぼそうとする絶対的な生物が姿を現した

それの名は

 

 

 

使徒

 

 

 

………

 

ドン!

ドゴゴゴゴゴゴゴゴ!

 

UN重戦闘機から大量の無誘導弾と誘導弾が発射された

使徒はすぐに硝煙で見えなくなった

しかし

 

ズンズン

 

使徒は何事もなかったかのように突っ立っている

そして、使徒が進む先の地下奥深くのNERV本部ではアラームと悲鳴が上がっていた

「航空戦力では足止めできません!」

オペレーターからそう報告を受けた国連軍の指揮官は

「出し惜しみは無しだ!なんとしても目標を潰せ!!」

そう指示し、目標を撃破できないことの苛立ちからか手に持っていた鉛筆は真っ二つに割れた

 

そこからはさらに陸上部隊による総攻撃が始まった

レオパルトとM551の砲撃に自走式多連装ロケット弾発射機にM290、M299のロケット弾の攻撃を受け街は流れ弾により穴だらけになった

国連軍はその上から6発逆ガル翼の超大型爆撃機が抱きかかえていた超大型殲滅爆弾GBU-120/Bを大量に投下し街は完全に更地と化した

だが

使徒はかすり傷すら付いていなかった

「何故だ!何故効かん!直撃だった筈だ!」

国連軍指揮官は発狂したかのようにそう叫び

「この程度では埒があかん!」

と恐ろしいことを言い出した

その頃後ろでは指揮官を護衛しているとある自衛官は思った

「(おー怖、通常兵器を総動員して「この程度」ってことはN2地雷を使う気だな)」

そんなまるで緊張感を感じさせない事を考えているこの男の名は

 

伊丹ヨウジ

 

自他に認める生粋のオタクであり趣味に生きるために仕事をしているという奴だ

今回なぜそんな男が国連の指揮官護衛をしているというと

…運の問題だろう

というのも伊丹はなんと並大抵では通れないはずのレンジャーとSを「趣味と休暇」のためにパスしているのだ

そこから選抜されなぜか選ばれたのが

「(同人誌即売会行きたかったな〜)」

…この男という訳だ

はっきりいってこいつを選んだ奴は頭がイかれているとしか言いようがない

できれば真面目に頑張っているやつに譲ってやれ

 

………

 

ついにN2地雷が起爆した

ピカッ

圧倒的な威力を誇り過去に旧首都を消しとばした爆弾だ

奇しくも原爆、N2爆弾が最初に使用されたのがどちらも日本だった

そして再び日本の土地を爆風が蹂躙した

 

「フフフ、あれ程の威力だ、今度こそ方はついたな」

「(それフラグだろ)」

衝撃波で砂嵐になったモニターの前でそんなシリアスな事になっている中、伊丹は冷静にツッコミを入れた

「どうやら出番はない様だな」

さらにそんなことをオペレーターよりもさらに高い位置に座りグラサンをかけ立派なヒゲを持った男…

 

「碇ゲンドウ」に言った

 

「(さらに、フラグを立てるのか)」

…相変わらず、呑気なことを伊丹は思っていた

そしてそのフラグは見事に回収された

「映像、回復します」

オペレーターの言葉と同時にモニターは点灯し

「なっ、馬鹿な!」

絶句した

そこには多少の傷は付いたものの再生しつつある使徒の姿があった

「…ッ、化け物め!」

指揮官はもはや机を叩くしかなかった

しばらくして興奮が冷めたか指揮官はゲンドウの方を向き

「ただ今を持って全作戦指揮権は君に移った」

「本当なら対地攻撃用の衛星を使いたいところだが残念ながら間に合いそうもなくてな」

「君はあれを倒せるのかね?」

そう喧嘩腰に言った

しかし、それとは裏腹にゲンドウはニヤリと口角を僅かに上げ

「もちろんです、そのためのNERVです」

そう言いながらグラサンを上げた

 

………

 

「…こんなの乗れるわけないよ!」

そんな情けない声がEVAの前で木霊した

この少年は

 

「碇シンジ」

 

見ての通りチキン野郎である

そんなシンジを冷ややかな目で見る周りの大人達

シンジのすぐそばには

金髪で白衣を着た女性

「赤木リツコ」

長髪の女性

「葛城ミサト」

そして

「なぁシンジ君、君は何故ここにいるかわかるか?」

そんな問いかけをしているのは

伊丹ヨウジ…

いや、初登場ではないからフルネームではなくてもいいか

とにかく伊丹が何故かシンジの前で肩を掴んでいた

「(なんで、こんなことになってんだ?)」

そう、伊丹も不本意ながらここにいたのだ

国連指揮官の護衛任務が終了して帰ろうとしていたのだが戦略自衛隊の上層部に

「NERVを探検してこい」

と言われたのだ

加えて「安心しろNERVに許可は取ってある」

ともいわれ早く帰りたい気持ちを抑えてNERV内を探索していたのだがそこで早く帰りたい要因である人物に出会ってしまった

「あら、よっちゃん」

伊丹のことをよっちゃんと呼ぶこの女性は

「げ、ミサト…」

葛城ミサトである

「げ、ってなによ」

「いや何も」

伊丹とミサトは第二東京大学の同期だ

その時に加持とリツコとも知り合った

そしてその後伊丹は戦略自衛隊に入隊したのだがなんの因果か再び二人は出会ってしまったのだ

「それにしても久しぶりね〜」

ミサトは手を振りながらそう言った

「そうだな…大学卒業以来?」

「そうなるわね、ていうかなんでこんなところに?」

ミサトは不思議だった戦略自衛隊がなぜこんなところにいるのか

「うん?あれ、聞いてなかったってけ?」

「聞いてないわよ?戦略自衛隊のエリートがNERV内にいるなんて」

そんな冗談を言った

「別にエリートでもないけどな」

ハハハ

そんな談笑がしばらく続いたが

「っと、そろそろ行かないと」と時計を見ながらミサトは言った

「どこへ?」

「ちょっと人類を救う鍵を拾いに」

もちろんシンジのことだ

「ふーん、まぁいいかそれじゃ俺はここらで」

「バイバーイ」

そしてしばらく歩いてそろそろ帰ろうとエレベーターに乗ろうとするとリツコがいた

「久しぶりね、伊丹」

「あ、あぁ」

伊丹は特に話すことなく黙ってしまったが

「「あ」」

エレベーターから少年…碇シンジを連れたミサトに出会ってしまった

「…これ下行き?」

「ええ、せっかくなら乗る?」

「ちょっと、ミサトこの下は…」

リツコは止めにかかった

そう、このエレベーターの行き先はEVAの格納庫

ただの一般人(戦略自衛隊)を入れるわけにはいかない

しかし

「大丈夫よ、友人のよしみって言うじゃない」

などというではないか

「…わかったわ、特別よ」

リツコはしばらく考えてそう答えた

「よかったじゃない、よっちゃん」

「別に乗りたかったわけでも…」

伊丹は「帰りたかったな〜」っと思いつつエレベーターに乗った

 

そして今に至る(シンジの肩を掴む)

「…でも!」

「君がやらなければ誰がやると言うんだ!」

シンジは反論しようとしたが伊丹の声に遮られた

「もういい」

上からゲンドウの声が聞こえた

「シンジ、乗らないのなら、帰れ…!」

ゲンドウはそんな厳しいことをシンジに告げた

「…冬月、レイを「乗ります!」…」

シンジは決意した

伊丹の「誰がやると言うんだ!」という言葉で

そう、自分しかいない

いや「帰れ」ということはおそらく代わりがいるのだろうがそれでも自分がやらねばならない

そう決意したのだ

「シンジくん…」

ミサトは安心した

そして同時に感謝した

 

なお当の本人は

「(こんなカッコいいロボット?に乗らないなんて男が廃るぞ!)」と不謹慎なことを考えていた

 

………

 

チュゴオォォォン

使徒は自爆した

暴走した初号機を道連れにするため

「エ、エヴァは?」

そう心配しながらミサトは呟いた

しかし

 

ズンズン

 

初号機は赤い雨の中を歩いていた

「あ、あぁ…」

オペレーターは絶句した

使徒を倒したにもかかわらず絶望感は使徒よりも遥かに上回っていた

「これが初号機の本当の姿…」

そう、誰かが言った

 

「(これはすごい、しかし俺はなんでまたここにいるんだ?)」

…やっぱりここにいたのは伊丹

あの後なんやかんやでここに戻ってきたのだ

その時

「…?ちょっと待ってください」

オペレーターの一人が言った

「どうしたの?」

「まさか、使徒!?」

そんなリツコの声を聞いて場はざわつき始めた

「いえ、違います!」

「え?」

オペレーターは否定した

「モニター回します」

そしてモニターにはどこかの風景が映っていた

その中心には

「…門?」

中世風

いや、下手をすると古代ローマ風の建築物があった

「…これはどこの映像?」

リツコは聞いた

自分の記憶の限りではこんな門はここ(第3新東京市)にはなかった筈だ

「これは…NERV本部前西方E-79監視カメラです!」

「NERV本部前!?」

ありえない

NERV本部はつい最近まで建築工事中だった

その時にこんな目立つものが置いてあるはずがない

「…!何か出てきます!」

そんなことを考えているとオペレーターが叫んだ

門から何かが出てきたのだ

しかし、その何かは一瞬人に見えた

だが、それは間違いであった

「なんだ?あれは…」

出てきたのは緑色の巨人、二足歩行の豚、ドラゴン、甲冑を纏った歩兵、弓兵、騎兵、攻城兵器etc.

どれもこれも現代では見ることのないばかり

それもドラゴンなどは非現実的な存在だ

「全てこちらにきます!」

ザワッ

「不味い!」

そう、第3新東京市はあくまで使()()迎撃要塞都市であり対人戦闘を行うことは苦手としている

一応、職員は全てある程度の訓練を積んではいるが本職の戦略自衛隊には遥かに劣る

それにあの数だ

EVAを使えばワンチャンあるがしかし中のパイロットはまだ少年だ

…NERVは使徒でなく人に占領されるのか

そんな時

「待ってください!」

誰かが叫んだ

その声の主は

「…!よっちゃん!」

伊丹であった

「どうするといのかね?」

冬月は聞いた

「…戦略自衛隊を入れるのです」

「は?」

突拍子のことを言いNERV職員は思わず声を出してしまった

しかし伊丹は続ける

「戦略自衛隊は対人のスペシャリストです!あれぐらいの数なんてことありません!」

「では、ここに入れろというのか」

NERVは原作と違いある程度の機密は世間一般に漏れているとはいえ流石に「人類保管計画」は漏れていなかった

いや、漏れていれば今頃NERVはここにはなかっただろう

そして戦略自衛隊が入ればもしものことがある

「では、戦略自衛隊を入れたくない秘密か何かがあるのですか?」

だが伊丹はそれを逆手に取った

伊丹は薄々気づいていたのだ

何かを覆い隠すようなNERVの動きを

「…どこにでも機密はあるだろう?」

「しかし、ここは人類を復興させる砦です、そんなところに機密はないはずですよ?」

冬月の正論を伊丹の正論が論破するという

やりとりがしばらく続いた

そんな時

「敵が上層施設に攻撃を始めました!」

「くっ、早く決断してください!碇司令!」

ついに攻撃が始まった

急がなければ取り返しのつかないことになる

「…わかった、許可する」

「碇…!」

なんと許可が下りたのだ

「…!とにかく正当射撃よ!デカイ奴とビュンビュン飛んでるハエを叩き落として!」

ミサトは本来ならありえないはずの戦略自衛隊受け入れに驚きつつ現在のNERVにできることを考えそう指示した

「対空攻撃開始!」

そういうと否やドラゴンはペトリオットの攻撃を受け弾けとんだ

 

………

 

戦略自衛隊が到着した後は酷かった

H&K G11(以降G11と呼称)の射撃で騎兵が倒れ

パンツァーファストで巨人が爆ぜ

戦自重戦闘機のロケットポット計4つから撃たれたロケット弾で歩兵が吹き飛ぶ

まさに阿鼻叫喚の地獄と化した

 

 

「(こりゃ、帰ったら行こうと思ってた同人誌即売会は行けないな…)」




いきなり5000字超えしましたが基本は2000字前後です

炎龍の処刑どうする?(なお、炎龍は強化済み)

  • 原作通り伊丹が爆薬でドカン
  • 戦略自衛隊が通常兵器の総攻撃
  • N2か宇宙兵器でさようなら
  • エヴァか使徒で怪獣戦争
  • 作者が決めたらいいんじゃない?(回答以外のその他を含む)

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