ゲート 戦略自衛隊&NERV 彼の地にて、斯く戦えり   作:F-35B

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書いて思った
レックス、チートスギィ!
まぁ、何とかなるかな…


イタリカは燃えているか 4

「くっそ、早すぎる!」

伊丹らは高機動車で追いかけているのだが何もない場所ならともかく、城内は入り組んでおりなかなか追いつけない

「栗林はもう追いついたかな…」

少し心配気味に言った

 

………

 

城門前は地獄であった

盗賊は抵抗するもの抵抗しないものも見境無く攻撃して行った

この場には秩序など存在しない

しかし、それももう終わる

ふと、戦場のど真ん中に小さな影が出来た

そして

 

ヒュゴォ!

 

という音を出して死神(ロゥリィ)降り立った

「なんだ?こいつ…」

しばらく盗賊、イタリカ民ともに唖然としていたがロゥリィが「かかってこいよ」と言わんばかりに指をクイクイさせた

これが盗賊の逆鱗に触れた

「調子に乗んなよ!小娘が!」

しかし、ロゥリィは盗賊が剣を振り下ろす前に自慢のハルバードで文字通り真っ二つに斬った

と、同時に

 

チュドォン!

 

門が吹き飛んだ

『城門に命中!』

『了解、ワルキューレリーダーより全機、攻撃を開始せよ』

上空からもうひとつの死神がやって来た

「なんだあれ!人が乗って…ギャ!」

重戦闘機から機銃掃射を受け人が土と一体化して行く

圧倒的なまでの攻撃を見た盗賊は戦意を喪失させて行くが「まだ」足りない

後ろから、ついに天穹が現れた

常に爆音を鳴らしながら近づいてくる化け物に命乞いをする者もいるが、重戦闘機に射殺された

「城壁の上にバリスタがあるはずだ!そいつであれ(重戦闘機)に攻撃しろ!」

混乱の中、まともな者もいるが(盗賊になった時点でまともじゃないが)準備を始める

『対空兵器を確認、破壊する』

しかし、反撃の余地もなくロケット弾を受け粉々に砕けた

だが、彼らは一撃で死んで行くだけマシである

城門内では本物の死神の手にかけられ死んでいく者もいる…

 

………

 

「ぐわ!」

「またやられた!なんで小娘1人にここまで…グェ!」

我々がこの光景を言い表すとすれば

「無双」

という言葉が1番合うだろう

1人の少女が大多数の屈強な大男達に軽々と斬り落とす

はたから見たら異常な光景である

後ろからロゥリィ目掛けて弓を引く者がいた

この位置から撃てば当たっていたかもしれない

鉄鬼兵(栗林)さえいなければ

「うぉらァ!」

栗林は常人には見えないような速さでKPK(コンパクト・プログレシップ・ナイフ)で首元を斬った

「い、え?」

一瞬、男は切られたと思い首に手をやったが首は切れていないように感じた

しかし、その次の瞬間男の視界は急に低くなりそしてだんだん暗くなっていった

男は「なんで」と思いながらこの世を去った

KPKは分子レベルで切る為だ、だから断面部分を固定すればくっ付いていたかもしれない

そんなことを知らない盗賊達は畏怖した

ロゥリィに匹敵する化け物だと

素顔は仮面(ヘルメット)で覆われ、体も見たことないような防具を付けていた

強さも桁外れである

極めつけは盗賊の中でも巨漢が投げた大槍を

「危ないなぁ!」

と言って片手で受け止めたことが1番凄かった

言っておくがこれはレックスの能力や性能ではない

栗林自身の力なのだ

「…これならまだ生身で相手しても勝てるかな」

「あなたやるわねぇ!」

ロゥリィから賞賛の声が聞こえる

「まぁ、科学の力だし?」

栗林は自分の力を過信することはなかった

 

………

 

「あっちゃー、暴れてんなぁ」

伊丹は迂回に迂回をしてようやく追いついたが栗林が戦闘を始めてしまったために出るに出れない状態が続いていた

「隊長!天穹からGBU-120/Cを敵本陣に使用すると連絡が!」

「敵本陣だと?何分後だ!?」

「…もう投下したと…」

予想外の答えに伊丹は「へ?」という声を漏らした

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

この時比喩ではなく地面が揺れた

正直震度に直すと2.3程度の揺れだが

敵本陣は壊滅しただろう

「次は城門の機銃掃射の連絡が入りました!」

「忙しいな、ってやっべぇ!栗林、ロゥリィ戻れ!」

が、どちらも戦闘に熱中しており聞こえていない

「あと30秒!」

「えぇい、富田!行くぞ!」

「は、はい!」

伊丹と富田は大急ぎで向かった

「えー、まだやるぅ」

「んな事言ってる場合か!」

「隊長早く!もう来ます!」

 

ヴォオオオオオオオオオオオ!

 

当たれば人体は蒸発すると言われる機関砲弾は真っ直ぐ盗賊に当たって行った

掃射は数秒間撃った後止んだ

後には人の原型が留まっていない「人だった物」が散乱していた

「ギリギリセーフ…」

「危なかったですね」

伊丹と富田は安堵の声を漏らした

 

 

「もう少し殺りたかったな…」

栗林は戦闘狂ともとれる言葉を発していたが

(この後KCKは過剰負荷により廃棄された)




戦闘描写が難しい…

それと、盗賊の数は原作よりも増えており(アルヌス侵攻軍の数が多かったから)伊丹らが倒したのは先鋒軍です
天穹に吹き飛ばされたのが本陣です

炎龍の処刑どうする?(なお、炎龍は強化済み)

  • 原作通り伊丹が爆薬でドカン
  • 戦略自衛隊が通常兵器の総攻撃
  • N2か宇宙兵器でさようなら
  • エヴァか使徒で怪獣戦争
  • 作者が決めたらいいんじゃない?(回答以外のその他を含む)

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