悪ノ王子――ボカロ(悪ノ娘)二次小説――   作:PlusⅨ

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第九話・レン、カイト~明けない冬~(3)

 暗闇の中、カイトは息を潜めて庭園の茂みの中に身を伏せていた。

 

 王宮内に真夜中の静寂はもはや無く、今は戦争直前のような張り詰めた空気と、ただならぬ緊迫感を漂わせながら駆け回る兵士たちで溢れていた。

 

(すべて物事は行き易く、帰り難しか……)

 

 自嘲気味に心内でそう呟く。

 

 容易く侵入してみせたとはいえ、カイト以外の人間には不可能としか言いようのない困難さだったのだ。

 

 その上で厳戒態勢に入ったのだから、さすがのカイトも迂闊には動けなくなっていた。

 

 しかも警戒すべきは数を増やした番兵や、駆け回る親衛隊員だけではない。

 

 この騒ぎで、使用人やメイド、事務方や下使いの端々に至るまで総員が起き出し、王宮に、いや、この国に迫った緊急事態に備えようとしていた。

 

 人であふれかえった王宮で、カイトは人の気配が途切れた隙を狙っては、少しずつ、少しずつ外へ向かって歩みを進めていた。

 

 張り詰めた緊張感が神経をすり減らし、疲労を蓄積させていく。

 

 カイトは、脇腹に鈍痛を感じ、手でそこを押さえた。

 

 数ヶ月前、リンを巡って親衛隊員オリバーと対決した時に斬られた傷だった。

 

 かろうじて致命傷は避けたものの、かなりの深手であったことは間違いない。

 

 痛みに耐えながら数十針も縫い合わせた傷跡が、この激しい緊迫感と披露の中で再び開こうとしていた。

 

 カイトは額に脂汗を浮かせながら、王宮を駆ける。

 

 だが……

 

 庭園から、渡り廊下を横切って、その向こうの暗がりに身を潜めたときのことだった。

 

 渡り廊下の端から人の気配が近づいてくるのを察知して、その暗がりで息を潜めたカイトだったが……

 

「何者だ……? 出てこいっ!」

 

 鋭い声と殺気が、カイトの潜む暗がりに向かって飛んだ。

 

(この闇で気づかれただと?)

 

 渡り廊下の灯りは他に比べても暗く、ましてその周りはそれ以上の闇だ。

 

 さらにカイトの姿は大きな茂みの向こう側に有り、その陰に完全に隠れていた。

 

(隠れる瞬間を見られたのか…?)

 

 だが、渡り廊下を横切ったとき、相手の姿も、気配もどこにもなかった。

 

 相手は、カイトが隠れきってから現れたのだ。

 

 気づかれるはずがなかった。

 

(偶然だ。相手の気のせいだ……)

 

 カイトは息を殺し、気配を完全に断ち切って、相手が立ち去るのを待ち続けた。

 

 だが、しかし、

 

「下郎、推参っ!」

 

 相手はだっと駆け出すと、腰の剣を引き抜いて、カイトが潜む茂みに突き立ててきた。

 

「っ!?」

 

 とっさに身をよじって地面を転がるカイトのすぐ脇を、鋭い切っ先がかすめた。

 

 立ち上がったカイトに、相手からすかさず第二撃が放たれる。

 

 カイトは反射的に引き抜いた短剣でその攻撃を捌く。

 

 闇の中に火花が散り、一瞬だが、お互いの顔を照らし出した。

 

 そこに見えたのは、左目に眼帯を付けた少年の顔。

 

 オリバーだった。

 

「貴様、カイト!?」

 

 オリバーの残った右目が見開かれ、同時に凄みを帯びた。

 

「リン様を追って王宮に忍び入ったか、この不届き者め!」

 

「下衆の勘繰りを!」

 

 誰が女の尻など追いかけて忍び込むものか。

 

 カイトは、オリバーの喉もとめがけ短剣を素早く繰り出した。

 

 躊躇いや手加減の一切ない攻撃だった。

 

 もとより、そんな手心を加えられる相手ではないし、それ以上にプライドを傷つけられた怒りもあった。

 

 カイトの反撃に、オリバーは素早く後退し間合いを取る。

 

「手向かうか。ならば今度こそ決着をつけてやる!」

 

 オリバーが剣を右手ひとつで構えなおした。空いた左手が、短剣を抜き出す。

 

 長剣と短剣の二刀流。

 

 おそらくこれが彼本来の構えなのだろう。以前、通りで戦った時とは別格の凄みが、そこに現れていた。

 

「カイト、覚悟っ!」

 

「再戦する気はないと言ったはずだ」

 

 カイトはそう言い捨て、足元の土を蹴り飛ばした。

 

 土埃は、迫ってきたオリバーの顔にかかり、その視界を塞ぐ。

 

「くっ!?」

 

 オリバーが一瞬たじろいた隙に、カイトは後ろ飛びにさらに後退し、オリバーの間合いのはるか遠くへと下がろうとする。

 

 しかし、

 

「逃がすかっ!」

 

 オリバーの左手から短剣が放たれ、それはカイトの喉もとめがけ正確に飛んで来た。

 

 カイトは短剣でそれを弾き返す。

 

 だが、そのせいで後退しようとしていたカイトの足が止まった。

 

 その間にオリバーが迫り、残る右手の長剣を大上段から振り下ろしてくる。

 

 カイトは短剣で、その一撃をなんとか受け止めることに成功した。

 

 タイミングと力加減が僅かでも狂えば、受け止めた短剣ごとそのまま一刀両断されかねない一撃だった。

 

 カイトは全身の体重を短剣にかけながら、体格的には遥かに小柄な少年の一撃に耐え、なんとか鍔迫り合いへと持ち込む。

 

 刃を挟んで間近に迫ったオリバーの顔に、カイトは驚愕した。

 

 オリバーは、右目を固く閉じていた。

 

 土煙による目潰しは確かに効いていたのだ。

 

 それにもかかわらず、オリバーは短剣を正確に投擲し、大上段からの一撃をカイトに見舞わせてみせた。

 

「カイト、貴様に借りを返す前に、ひとつ礼を言うぞ――」

 

 目を閉じたまま、オリバーがにやりと笑った。

 

「――片目を失ったおかげで、僕はさらに強くなれた!」

 

 鍔迫り合いの形から、オリバーの右足が、カイトの左脇腹めがけ動いた。

 

 強烈な膝蹴りが、脇腹の古傷に食い込む。

 

「ぐは…っ!?」

 

 体勢の崩れたカイトに、オリバーがさらに追い討ちをかけようとした。

 

「とどめだ!」

 

 最後の一撃を加えようと、カイトの身体を突き飛ばそうとしたオリバーだったが、その腕をカイトが掴んだ。

 

 カイトは掴んだ腕を渾身の力で引き寄せると同時に、少年のその鼻面めがけ力いっぱい自分の額を叩きつけた。

 

 ごすっ、という低い音ともに、お互い仰け反るようにして二人の身体が離れた。

 

「か……かいとぉぉ!」

 

 鼻から血を噴出しながら、オリバーが剣を振った。

 

 その切っ先が、背を向けて駆け出そうとしていたカイトの脇腹をかすめ、開きかけていた傷口を正確になぞった。

 

「ぅあ……」

 

 カイトは激痛に耐えながら、必死にその場から駆け出した。

 

 なんとかオリバーの間合いから逃れることに成功したカイトは、命からがら手近の建物に飛び込み、その奥へと走る。

 

 もはや自分がどこを目指して走っているのかわからなかった。

 

 とにかく、人の気配のない方へ向かっているだけだった。

 

 ようやくあたりから人の気配がなくなり、オリバーの追跡から逃れられたと確信できたとき、カイトはその場にずるずると座り込んだ。

 

 そこは、人気のない通路の一画。

 

 先が行き止まりになった場所の隅に掛けられた、大きなカーテンの影だった。

 

 おそらく、ここで誰かに見つかればもう逃げ場はない。

 

(レンに大見得を切っておいて、このザマか……)

 

 情けない。

 

 身体と心の両方に走る激痛に、カイトが歯を食いしばったとき、

 

「誰か……いるの……?」

 

 人の気配と、不安そうな声。

 

 カイトは反射的に息を殺したが、

 

「血? ……まさか、怪我をしているの?」

 

 迂闊だった。

 

 脇腹の傷から流れ落ちた血が、カイトの存在を隠しようもないものにしていた。

 

 もはやこれまで。

 

 そう覚悟を決め、カイトはカーテンの影から身を乗り出して姿を晒した。

 

 カイトの姿を見て、相手は息を飲んだ。

 

 

 

 

 そこにいたのは、リンだった。

 

 

 

 

「カイト…!? どうしてここに!?」

 

「逢いに来た。……レンに」

 

 カイトはそう答えて、思わず口元に笑みを浮かべていた。

 

 この窮地にリンと再会し、不思議と喜んでいる自分がいた。

 

 それは彼女が自分を救ってくれるだろうといった甘い予感ではなく、死に際に想い人に出逢ったかのような、そんな安らぎめいた感情だった。

 

 リンが駆け寄ってきて、カーテンの影にうずくまるカイトのそばに膝をつく。

 

「ひどい傷だわ。すぐに止血しないと」

 

 リンは懐からハンカチを取り出すと、それを傷口に押し当てようとした。だが、ふと一瞬ためらって、そのハンカチに目を落とす。

 

 それは、数ヶ月前にネルからもらったハンカチだった。

 

 あの日以来、いつも持ち歩いている大切なハンカチだった。けれど、今は他に止血できるような布はなかった。

 

(ごめんなさい、ネル)

 

 心内で謝罪し、ハンカチをカイトの脇腹に押し当てる。

 

 ハンカチはあっという間に赤く染まった。

 

「この傷は誰に? まさか……レン?」

 

「それこそ、まさかだな」

 

 カイトは鼻で笑った。不思議と、それだけ心に余裕が生まれていた。

 

 彼は答えた。

 

「レンは、わたしを受け入れてくれた。わたしの言葉に耳を傾けてくれた。いまこの国を救えるのは、彼だけだ」

 

「レンのこと、信じてくれてるのね……」

 

「レンと約束した。彼が力を蓄えるまで革命は起こさせないと。……だが、舌の根も乾かぬうちにこのザマだ」

 

「カイト……」

 

 リンが身体を寄せ、カイトの手を取った。

 

 その手を、傷口を抑えるハンカチの上に重ねさせる。

 

「カイト、私があなたを助けるわ」

 

「リン……?」

 

「必ず助ける。だから、レンとの約束を守って」

 

 すぐに戻るから、少しだけ待ってて。そう言って、リンはカイトから離れた。

 

 リンはカーテンをずらしてカイトの姿を完全に隠すと、床に残る血の跡を見つめた。

 

 まずはこの血の跡をどうにかしなくちゃいけない。

 

 そして同時に、カイトをどこか安全な場所に匿う必要がある。

 

 匿うならやはり、自分の部屋が一番いいだろう。

 

 ただ、重傷の男一人を運ぶのに、少女一人では荷が重すぎる。

 

(ルカに協力を頼むしかないわね)

 

 この王宮の、この状況で、おそらく一番信用に足る者といえば彼女しかいなかった。

 

 親衛隊も同じくらい信用しているが、今は彼らの職責上、頼るわけにはいかないだろう。

 

 そう思い、リンがその場から歩きだそうとしたとき、

 

「――リン様」

 

 通路の奥から、一人の親衛隊員がつかつかと歩み寄ってきた。

 

「オリバー……っ!?」

 

 リンは、オリバーの姿を見て息を飲んだ。

 

 乱れた制服と、そこに広がる血のシミ。

 

 血は、彼の顔面から流れていた。鼻と、そして彼の左目にかけられた眼帯の下から、赤い血の筋が流れ出している。

 

 それはなんとも鬼気迫る表情だった。

 

 間違いない、とリンは悟った。カイトが戦った相手は、オリバーだ。

 

 言葉を失ったリンを前にして、オリバーは恐ろしく冷静な声で、言った。

 

「リン様、曲者が忍び込んだ模様です」

 

「………」

 

「ここは危のうございます。すぐに自室へとお帰り下さいませ」

 

「お、オリバーも……」

 

 リンは、震える声を押し殺しながら、言葉を返した。

 

「……あなたも、ひどい怪我だわ。すぐに手当しないと」

 

「見苦しき様をお許し下さい。ですが、任務中であれば気にかける傷ではございませぬ。それより……」

 

 オリバーの右目がすぅっと細められ、危険な光を帯びた。

 

「……この床の血の跡が、そこまで伸びております。曲者が、近くに潜んでいるものかと」

 

「……っ!?」

 

「ここは、危のうございます――」

 

 オリバーはそう繰り返し、腰の剣に手を伸ばした。

 

「――お下がりを、リン様」

 

「来てはなりませんっ!」

 

 リンは思わずそう叫び返していた。

 

「オリバー、あなたこそ下がりなさい。これは命令です!」

 

 その言葉に、踏み出そうとしていたオリバーの足が、一瞬止まった。

 

 オリバーの目が、傷つけられた子供のように、悲しみに揺らいだ。

 

 だが、

 

「聞けませぬ。残念ながら、我が主は国王陛下のみ」

 

 肺腑から絞り出すような声と共に、オリバーは腰の剣を引き抜いた。

 

 リンは、カーテンの近くまで後ずさった。

 

「カイト――」

 

 彼にだけ聞こえるよう、小声で囁く。

 

「――私を人質にしてっ」

 

「……っ」

 

 カーテンの影で、カイトが立ち上がる気配がする。

 

 早く、とリンは祈った。

 

(早く、私の首筋に剣を突きつけて!)

 

 それ以外に、もうこの場を切り抜ける術はない。

 

 カーテンが中から押し開かれ、カイトが、リンに向かって手を伸ばした。

 

 

 

 カイトは、リンの身体を突き飛ばした。

 

 

 

 

「おのれ、カイトおぉっ!!」

 

 リンを突き飛ばしたカイトに、オリバーが斬りかかる。

 

 一撃、

 

 二撃、

 

 その斬撃をカイトは短剣で捌くが、怒涛のごとく繰り出された三撃目が、カイトの右手から短剣を弾き飛ばした。

 

 武器を失ったカイトに、オリバーの剣が容赦なく襲いかかろうとした。

 

 そのとき、

 

 それを為すすべなく見ていたリンは、その身体を背後から別の何者かに押さえつけられた。

 

「動くな、親衛隊」

 

 突如としてかけられた冷たい声に、オリバーは振り下ろそうとしていた剣をピタリと止めた。

 

 それは、女の声だった。オリバーはその声の方に振り向く。

 

 いったいいつから、そしてどこから現れたのか、一人の女が、そこに立っていた。

 

 まばゆいばかりの銀色の長い髪を背中でまとめ上げた、長身の女。

 

 その長身の身体を男物のシャツとズボンに包んでいるが、その豊かな胸がシャツを押し上げ、深い谷間を生み出している。

 

 怪しいくらいに美しく、また凛々しい女。

 

 それは、本音党のひとり、ガラクタ酒場の地下でゴロツキを処刑したあの女、ハクだった。

 

 そのハクが、リンを背後から羽交い絞めにし、その首元に大振りの銃剣の切っ先を突きつけていた。

 

「き、貴様、リン様を……っ!?」

 

 オリバーが、ハクに向かって剣を構えたが、

 

「動くなと言ったはずだ」

 

 ハクの冷たい声と共に、リンの首筋に触れた切っ先がわずかに押し込まれた。

 

 リンの白く細い首筋に、小さな赤い点が浮きあがり、細い糸となって流れ落ちる。

 

 それを見て、オリバーが悲鳴のような声を上げた。

 

「リン様ぁっ!?」

 

「大切な姫様の首を落としたくなければ、剣を捨てろ」

 

 オリバーに抗う術はなかった。

 

 彼は言われるがままに、剣を足元に落とした。

 

「カイト、その剣を拾え」

 

「なぜお前がここに?」

 

 カイトは剣を拾いながら訊いた。

 

「……メイコからの伝言だ」

 

「!?」

 

「あなたが死ぬのは、今じゃない。だそうだ」

 

「……そうか」

 

「メイコ……さん……?」

 

 その名に、リンは思わず声を上げた。

 

「メイコって……まさか……あの……」

 

「そのメイコとやらが、貴様らの首謀者か」

 

 そう問い質したのはオリバーだった。

 

 だが、

 

「黙れ」

 

 ハクの冷たい声と、リンの首筋にわずかに刺さる切っ先に、オリバーは押し黙る他なかった。

 

「カイト、そこの小僧はお前が抑えろ。こいつらを人質に、ここを出る」

 

「待て、ハク」

 

 と、カイトが止めた。

 

「この厳重な警戒では人質など却って足手まといだ。それに彼らはしょせん一介の親衛隊員とメイド。人質としての価値など――」

 

「メイド? バカを言うな。国王の姉だ。それぐらいメイコから聞いていないとでも思ったか?」

 

 こともなげにそう言いながら、ハクはリンを抱えたまま歩き出した。

 

 その迷いのない言動に、カイトは寒気を覚えた。

 

 この女は、生来の殺し屋だ。本気でリンを盾にして王宮から押し出る気だ。

 

 もし抵抗にでも遭おうものなら、この女は表情一つ変えずにリンを切り刻んで見せるだろう。

 

 死なない程度に人質の手足を落とすことぐらいハクには造作もないことだと、カイトは知っていた。

 

 だから、なんとしてもハクを止めなければ。カイトはそう思った。

 

 だが、

 

「待ってください」

 

 ハクを止めたのは、カイトではなく、リンだった。

 

「正面から出ずとも、他にも逃げ道はあります」

 

 その言葉に、オリバーが真っ青になった。

 

「リン様、まさかっ!?」

 

「ふうん?」

 

 ハクが、オリバーの反応を見て足を停めた。

 

「どうやら秘密の抜け道でもあるようだ」

 

「はい」

 

 と、リンは肯定する。

 

 オリバーが叫んだ。

 

「いけませぬ。あれは国家の最高機密にございます!」

 

「オリバー……それでも…それでも、わかってほしいの。こうすることが、レンのためだってことを」

 

「陛下の……っ」

 

「ごめんね、オリバー。あなたには辛い役目ばかり押し付けてる。でも、お願い。協力して……」

 

「………」

 

 オリバーは打ちひしがれた表情で、リンを見ていた。

 

 だが、彼は歯をグッと食いしばり、感情を押さえつけるように、俯いた。

 

 そして、

 

「命令ならいざ知らず……リン様のお願いとあらば、このオリバー、どうして断れましょうや」

 

 オリバーが顔を上げた。

 

 その顔は、血と、そして涙に濡れていた。

 

「行きましょう。外まで案内いたす」

 

 リンと、カイト、ハクは、オリバーの案内によって王宮の奥深くへと消えていった。

 

 

 

 

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