反逆者のヒーローアカデミア   作:レクレア

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どうも、遅くなりました事をお詫び申します。
エタらせません。私の書きたいシーンを書くまでは

実はあるヒロアカクロスオーバーを見て正邪の結末が決まった(?)感じではあります。それがハッピーエンドかバットエンドかは…まあ今後わかるんじゃないですかね


打ち出の小槌

今朝のホームルーム

 

「今日のヒーロー基礎学は人命救助訓練だ。それに伴ってこっからバスで移動するからな」

 

相澤先生が淡々と本日の日程を話す。

コスチュームはそれぞれの自由で着る様にとの事らしい。勿論、私はコスチュームで行く。個性をサポートするための機能はまだ着いていないが、体操着よりも遥かに動きやすくした衣装があれなのだ。着ないわけには行かない

 

また、針妙丸にコスチュームの話を挙げると、彼女は私のサポートアイテムを作成してくれるという。曰く『私の個性で作ったアイテムを正邪みたいな人が使えば1番宣伝になる』との事だ。なんて言うか、非常に目立つ問題児だって言われている気がする

 

 

授業も面倒なので聞き流し、午前が終わる。昼休み、食堂へ一番に到着し席を確保、そして針妙丸が来るのを待つ…マスコミ騒ぎ以降、これが日課となった。

 

「待ってたよ、そういえばお前に言われてたあれ、一応やって来たが。本当にサポートアイテムの制作の手助けになるのか?」

 

針妙丸を座らせ、食事を取りながら私の使うであろうサポートアイテムの話に入る。というのも、前日に「これで個性持ってる人たちを叩いて来てくれない?」等と言われて小槌を渡されたのだ。その為、態々1-A生徒に頭を下げて小槌で軽く叩かせてもらった。

 

爆豪を除いて

 

爆豪に関しては最初からYESの反応を貰えるわけないと判断し、不意打ちにポコッとした。

 

 

丸一日追い回される事となった。

 

それはもう某ゾンビゲームにおける追跡者並にしぶとく、執着的に。こればかりは私が悪い。無断で叩いた事に関してのみしか認めないが

 

 

 

それから20人という少ない人数だったため、唯一我々のクラスとおなじヒーロー科である隣のB組へお邪魔して「サポート科で用途不明だが個性持ちを叩くと何かしらの変化が起こるらしい道具の実験に付き合ってくれ」と話し協力を依頼。大方の人らは快く承諾。しかし物間とかいう男だけはNOと言ってきた。それはまだいいのだが、純粋にウザ絡みして来る奴だったため、面倒になって思い切り平手を食らわせ、小槌で何度も頭部を狙って叩いてやった。

 

閑話休題

 

 

そんな訳で、現在その例の小槌を針妙丸へと返している。

 

「あら、ご苦労様正邪……うん、結構な人数に協力してもらったのね。大体40人…くらいかしら?」

 

彼女が小槌を受け取るとそんな事を話す。曰くもう少し少ない人数かと思っていたという。私はコミュ力に関してはさほど問題はないんだよ

 

「んで、何でそれで叩く意味がある訳?結構苦労したんだから理由くらい教えてくるよな?」

 

カレーうどんを勢いよく啜りながら問いかける。因みに、汁の跳ねが嫌なため個性を使って跳ねる現象をひっくり返している。個性の無駄使いである。

 

「この小槌はね、私の個性で作った小槌なの。この小槌に接触したら人間の霊力を貰えるって訳」

 

 

そう言って受け取った小槌を振り回す。私からしたら手のひらサイズな物なのだが、針妙丸からしてみれば身長と同じくらいの道具を軽々と振り回している。こいつ、モンスターをハントする人かなにかか?

するとそれぞれ色に特徴を持った光の玉が小槌から飛び出し、小槌の周りを規則性を持って浮遊し出す。

 

彼女が言うには、人間の持つ霊力は個性と同じようにそれぞれ違ってくるらしい。それこそ、個性自体が霊力に作用して発現しているのだとか。

その霊力を彼女の個性を使って道具に封じ込める事により、道具自体に個性に似た力を持たせることができるらしい。

 

「例えば…そうね、この霊力は爆発系か何かの個性が発現する性質があるわ。用途としては…爆竹なんかにこの霊力を込める、そして使用する際に自分の霊力を込めて起爆。爆発時に霊力で練られた球を四方八方に飛ばしたり、敵の飛び道具を消し飛ばしたり、そんな事ができるのよ」

 

中々面白い、要は簡易個性発現器が出来る感じか。ただ聞いてる限り全てが全て有用とは限らないらしい。帯電の個性なんか、霊力を流すと電流が走るだけらしい。なんとも使えない…ビリビリペンよりも使えないじゃないか

 

 

「そうだ、正邪ってば今日ヒーロー基礎の実習あるでしょ?確か救助訓練。なにかに使えるかもしんないから、これと…これ」

 

そう言って彼女はチェック柄の風呂敷と先程とは別の小槌を渡してきた。

 

「…あーん?なんだこれ、こっちはお前さんの個性で作ったものって分かるが…この風呂敷は」

 

「名付けて『ひらり布』。正邪の霊力をそれに込めて作ったんだけど、思ったより面白い挙動をするのよね。持ってる本人が"触れられる"って状態からひっくり返って"触れられなく"なっちゃうのよ」

 

そう言って実演してみせてもらった。針妙丸が少しばかり風呂敷を持つ手に力を込めると触れられている手がみるみるうちに消えていく。そして数秒経ち元に戻った。

 

「霊力の流し過ぎは禁物よ。多少、感覚を開けて霊力を流し込むのは問題ないけど、長い間霊力を流し込みすぎると、霊力の循環に引っ張られて定着した霊力が剥がれちゃうから」

 

もし霊力が道具から剥がれてしまうと、彼女がもう一度霊力を込め直すまでタダの物となるらしい。

 

「ああ、ありがとな。だが今日に限ってはこれを使う機会…あるか分からんがな」

 

ケラケラと冗談交じりに笑いながら席を立つ。食器を返してまた明日と昼休みの昼食の約束を取り付けて教室へ戻るのだった。

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

「あなたの個性、オールマイトに似ている」

 

バスでの移動中、個性についての話題があがる。

蛙吹……あー、梅雨ちゃんが緑谷に対してそんな事を言った。

緑谷の奴はアタフタとしていたが、隣にいた切島がが「オールマイトは怪我しねぇぞ」と言って否定していた。

 

「案外わからないぞ?私は今まで血を吐き出したり体力を消耗するデメリットがあったが、サポート科のやつにアドバイス貰って無事デメリット無しで個性が使えるようになったしな」

 

ケタケタと笑いつつ、個性を使いその場で天井に座ってみたり、座席に戻ってみたりを繰り返してみせる。そうしているとチビ男が「み、みえ…」とか言ってきたため、不快に感じて笑顔で近寄る。そして2本指で両目を潰してやった

 

周りが自業自得だと彼を眺めつつ個性についての話題が続く。

 

「にしても個性が派手なヤツはいいな!」

俺の個性は対人戦は強いが地味なんだよな…と切島が個性を使い、腕を硬化させながら話した。それを緑谷は「プロでも通用するし、すごいかっこいい個性だと思う」と否定する。

 

しかし切島は派手な個性を羨ましいのかこのクラスで派手で強い個性持ちの話へと移っていく。派手さ、強さ両方を兼ね備えた奴なら爆豪と轟じゃないか。そう言った。

轟は大して反応はしなかったものの、爆豪は満更でもないのか切島の方をちらりと顔を見て直ぐ舌打ちをし、窓の外の景色を眺め始める。

 

しかし、何でも思ったことを直ぐに行ってしまう梅雨ちゃんから容赦のない一言が贈られた。

 

「爆豪ちゃんはキレてばっかりだから人気はでなさそうね」

 

その言葉に緑谷は恐怖で、爆豪は怒りでぴくりと反応。緑谷の方は我関せずと気配を消していき、爆豪は席を立ち上がりキレ散らかしている。

 

「まあその爆豪と轟よりも遥かに強いのがこの私、鬼人正邪サマな訳なんですけど?」

 

爆豪のキレぶりが面白かったため、さらに油を注いでみる。この言葉に轟は何か言いたそうにこちらを向いたが、爆豪が彼より先に私の釣り針に噛み付いてきた

 

「ンだとこら!俺はてめぇより何万倍もつえーわ!大体てめぇ半分野郎に負けてんじゃねーか!」

 

「チョットナニイッテルカワカラナイナー!ありゃあ個性の間違った使い方をしてたからあーなったんだよ。個性を正しい使用用途で使える今の私はここの誰にも負ける気はしないね」

 

そう言って私は煽り返した。その後も爆豪は何か喚いていた気もするし、周りの生徒も「お前らになんて負けねえよ」なんて言われては少なくとも気分は悪くなる。じろりとコチラを睨む奴が数人

 

「正邪ちゃんは何処にいても周りを敵に回しそうね」

 

梅雨ちゃんからの一言。自分でもよく理解しているし、痛いところを突かれたため目を背けて口笛を吹いてやり過ごした。

 

そんなこんなで訓練施設に到着。この施設担当のスペースヒーロー13号が出迎え、施設の説明をしていく。誰かが「USJじゃん」なんて施設内の設備、規模を見て言った。

 

「この施設は嘘の災害や事故ルーム、約してUSJです」

 

一度ユニバーサルスタジオに怒られてしまえと思った。

 

 

 

その後、13号が小言を少し…との事で話し始めた。要約すれば個性を使えば簡単に人は殺せる。それを持っていることを意識し、人を救うための個性として、どう扱うか考えましょう。なんて話だった。

 

皆その言葉に感激し、拍手をする。私も形だけは拍手をし、内心何を当たり前な…と思う。こういう、当たり前の事をさも大切だというように語られるのは大嫌いだ。

 

「よし、そんじゃあまずは…」

 

相澤先生が指示を出そうとしたその時、室内の照明から電流が漏れ出して次々に落ちてしまう。そして、中央広場の噴水から黒いモヤが出現、そこから人が次々に現れて来る。私を含め、生徒らはこれも授業の一環であると勘違いしているが、先生らは流石はプロのヒーローと言ったところか。

本来起こりえない事に迅速に対応。私らを集団でかたまらせ、戦闘態勢をとる。

 

こんなやり取りを見たら自ずと分かる。ヴィランが徒党を組み、攻めてきたのだと




次回ヴィラン戦。
梅雨ちゃんが思ったよりサバサバ系でビックリしました。なんか、もっとフレンドリーな感じだと思ってた
峰田は…峰田です
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