反逆者のヒーローアカデミア   作:レクレア

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これ、私の思い描いてる正邪じゃない…
やはり正邪はステインポジションの革命家的な奴として出すべきだったか……?


個性把握テスト

雄英高校登校初日

 

私はのんびりとパーカーを中に着た制服姿で、フードを被りながら通学路を歩いていた。

 

そういえば私の事を散々虐めてた中学は私が雄英高校に受かったと聞くや否や生徒も教師も手のひらを返したように寄ってきた。アレは気持ち悪いを通り越して滑稽過ぎて笑えてきた光景だ。

 

どうせそんな奴らとはもう二度と顔も合わせないんだから全員適当にあしらってやった。どうも教師ら側が雄英高校ヒーロー科に受かった生徒のいた中学を推して行きたいだとか言っていたが、その内容が1番聞いて呆れた。とりあえず腹いせに今までの中学教師に受けたあれやこれやを匿名で教育委員会に送り付けてみた。

 

 

実家のあの空間にも飽き飽きして来たところだったので、通学は可能ではあるものの態々近くの賃貸マンションを借りて一人暮らしを始めた。

 

今日は朝飯を作ら無かった為、登校中に腹の虫が鳴り始める。仕方ないから道中にあるコンビニへ立ち寄りおにぎりと珈琲を買い、歩きながら胃の中へと放り込む。

 

時間もそこそこに雄英高校に到着。教室探しに右往左往しながらも1-Aへと到着する。そして勢いよく扉を開ける

 

 

 

「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机のせいs…

 

 

そして教室に入らずに勢い良くそのまま扉を閉めた。

 

 

嗚呼、拝啓我が御先祖様へ

私は非常に面倒で面倒で過労で倒れてしまいかねないであろうクラスに通う事になりました。

 

天へ祈りを捧げるような動作をしていると後ろから「は、入らないのかな?」なんて遠慮がちな声がする。

 

「あー、ここのクラスメイトか?奇遇だな私もなんだ。見た瞬間に後悔と不安に駆られる以外はいいクラスだと思うぞ。スマンな進路を塞いでさ」

 

振り返り後ろにいたもじゃもじゃ頭のそばかす男子にペラペラと喋る。男は私の話を聞いて驚きとツッコミを入れてきた

 

「えぇ!?そのクラス、良いって言えるクラスなのかな!??」

 

こうしてツッコミを入れてくれるのは嬉しい事だ。気分よくヘラヘラと笑っていると男の後ろから声が聞こえる

 

「あ、君たちは入試の時のっ!」

 

誰だ思い見てみると、入試の際に私の助けた奴じゃないか。私とそばかす男へ両手を伸ばし、握手をして来る。

 

「いやー、二人のお陰でウチ助かったんよ!あの時はありがとうね!」

 

ブンブンと手を上下に握手をされるがままにしていると後ろから低い声が聞こえてくる。何故皆んな後ろから声を掛けるのが好きなのだろうか

 

「お友達ごっこがしたいのなら他所へいけ」

 

目の前にいたのは、無精髭でボサボサ髪の寝袋に入った明らかな不審者だった。私は瞬間近場の警報機へ目をやるが不審者はすぐさま話し出す

 

「警報機を鳴らそうなどという時間の無駄な事は止めておけ。そもそも俺は不審者じゃなくお前らの担任だ、早く席に着け」

 

…抜けた顔で自称担任を眺める。そして地味男と女がそそくさと教室へ入っていくのを見て、私も入って行った

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

あの男は確かに担任の相澤消太という先生であった。担任の自己紹介が終わり、次に彼が指示した事は体操着に着替えグラウンドへ集合するようにという内容だった。

 

普通なら入学式や教科書配布等がある筈だと皆んな思っていたようで、次々に周りが質問を投げかける。相澤先生はその質問に対してひとつの回答で生徒らを黙らせた。

 

「この雄英高校は自由が売りだ。それは生徒に限らず教師にも通用する。入学式のオリエンテーション?そんなものに出るなど合理的ではない。そんなものに時間を充てるのなら俺にとって合理的な内容の事する」

 

そうして相澤先生は教室を出る。そのまま外のグラウンドへ行ったのだろう。合理的を求めているのならあの外見ももっと清潔な格好にして欲しいものだ。アレでは不審者に間違われても文句は言えないだろうに

 

 

 

 

体操着へ着替えるために現在女子更衣室にいる。

1-Aの女子生徒は男子生徒よりも少ない様で、私を含めて7人。その1人である、試験時に私が助けた…そして助けられた奴が話しかけてきた。

 

「ウチ麗日お茶子っていうん。試験の時に名前聞きそびれちゃったから教えてくれへん?」

 

「…鬼人正邪だ」

 

「正邪ちゃんね!よろしゅうなっ!」

 

何とも、元気と言うべきなのだろうか…そんな明るい性格だ。少し、私にとって苦手な性格かもしれない。

 

「あぁ…あの時は助かった。お前を助けるつもりなんて毛頭もなかったのに身体が勝手に動いてな、個性のせいで私を犠牲にしてって方法しか取れなかったんだよ」

 

「お、おぉう…正邪ちゃんってズバズバ言うタイプなんやなぁ…」

 

苦笑いを浮かべる麗日を見て、ついヘラヘラと笑う。そんな私らの会話を見て次々に自己紹介をしていく皆

 

 

 

 

……面倒臭い、どうせコイツらは私の素性を見せればすぐに距離を置いて来る。そんな苦しい思いをするのなら、私は初めから独りでもいい。

 

私はさっさと着替えを終え、これ以上他人と話すことも無くグラウンドへと向かった。

 

 

 

 

──────────

 

個性把握テスト

 

個性有りきで体力テストを行い、総合成績最下位の生徒は除名処分するらしい。

何人かの生徒は顔を青くしていたが、私にとってはこれくらいしてくれないとここに入学した意味が無い。除名処分と言われた以上、個性を最大限に皆んな活用するだろ。

私はその上で自分の個性が伸ばせるであろうと考えた上で入学しているのだ。この先生、見かけによらず生徒に対して発破をかけるのが上手いな

 

 

だが体力テスト…私の個性を最大限に生かせる種目が少ない気もする。まあ、最悪血反吐を吐いてでも個性を活用してやるとしよう

 

 

 

初っ端からハンドボール投げで緑谷と爆豪に一悶着あったが私には関係の無いことだ。

私の番になった。さてどうするか

 

異形のため素の身体能力は高いが、それだけではあの爆豪勝己のように相当な距離を稼ぐことは出来ない。だからといって、物理法則をひっくり返すなんて事をしたらその場で満身創痍、他種目を計測出来ずに退学なんてのはしたくない

 

とりあえず、今ひっくり返せるものの中でダメージの最小限なことをするしかないか。

そう考え、サークルの中に立つ…使用回数は2回、どちらともベクトルをひっくり返すだけだ

 

地面にボールを置き、そのまま見つめ、念じる

 

静のボールを、動に…上に、ひっくり返す…ッ!

瞬間、ボールが高速で上に登り出す。まだだ、そしてまだ動いていない横方向のベクトルを……!

 

 

 

ボールは、そのまま下へ落下した。

 

 

「……あ、あ…れ……?」

 

 

失敗した。この15年間生きてきて初めて知ったことだった。この個性、一度ひっくり返した物に対しては、ひっくり返した内容のみ、ひっくり返せすことは出来なかった。

 

今回の場合、動作を無から有へ、止まっている状態から上へ動く様ひっくり返した為、個性を使用しても有から無へとしかひっくり返せなかったのだ

 

愕然とした。出来ると思っていた事が出来ないと分かり、私は膝をついて項垂れる。

 

 

仕方ないが、今やれる事だけをやるしかないか

そう思い立ち上がる。記録として1度目は0mとなった。これが最後のチャンスだ。

 

腕に力を入れ、ボールを思い切り投げる。大きな弧を描き、地面へ着く瞬間に私の個性を発動した。

 

下へ向かうベクトルをひっくり返し、上へ向かう様にする。しかし直ぐに重量に従い落下する。そして地面へと落ちた。

 

 

「記録、98m」

 

個性有りきでこの記録は決して高いとは言えない。麗日お茶子に至っては∞という記録を出しているのだ

 

だが、今の私はこれで一先ず満足をする。今後、私は成長して行く。何時か必ずここの誰よりも個性を最大限に活用出来るようになってやる…そう思った

 

 

 

……余談ではあるが、立ち幅跳びではハンドボール投げの応用した個性の使用で記録3mを超え、握力や50m、1500mは持ち前の持久力、異形型による身体能力の高さで上位に入ったのだった。




この作品のネタバレになりますが、なんで正邪で書いたのって、ステインとか、ヴィランとの絡みを書きたかったわけで
早くその辺書いて行きたいんですよね


やる気あげよ
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