反逆者のヒーローアカデミア   作:レクレア

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推しの生放送がヤバかったので気合い入れすぎました

その結果どこで落とすか、何処で終わらせるかが分からなくなり、やばいことになりました。

これさらっと正邪の個性に変な規制掛かっちゃった気がする


戦闘訓練2

生徒らがどよめく。中には舌打ちをした奴も一人いた。しどろもどろしているオールマイトに向けてさらに追い討ちの言葉を投げ掛ける

 

「それに、面白そうじゃないですか?3vs2の時、2という不利の中にいる方が燃えます。逆に3の方に入るのなら私はこの授業においてやる気が起きません」

 

段々と下衆な笑いになって行く。自分でもよく分かる程、心が昂っている

 

「それならば優等生二人に少しだけ無理をしてもらった上で私が単独で挑みたい。その方が私にとって楽しく、面白く、そしてなにより自分の実力がよく分かるんですよ」

 

「むぅ…し、しかしだな……」

 

オールマイトはあまり快く思っていない。だがハッキリとNOと言われない以上、もう一押しで了承を得られる。そう確信した

 

「まさか、この雄英高校で推薦を得られた生徒二人が断るはずも無いだろう?まあ、断ったら断ったで私はそいつの事を一生チキン野郎と罵ってやるがな」

 

煽り、蔑むように笑いながらペラペラと話す。すると、髪色が残念な染め方をした男が立ち上がって淡々とした口調で返してきた

 

「そこまで言われると嫌だとは言えない。八百万、お前も推薦だったな」

 

残念髪の男の視線にはあの露出の激しい女子が一人、その女子はというと戸惑った様子で

 

「え、えぇ…鬼人さんの提案でも、ワタクシは構いませんが…」

 

と答える。決まったな

 

「Umm…わかった!だが鬼人少女と推薦組二人の試合は最後にしてもらう!」

 

「それで、構いませんよ」

 

内心でガッツポーズを取る。満足したので残りのくじ引き等は遠巻きに眺め、オールマイトの指示通りに動くのだった。

 

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

圧巻の一言だった。序盤から緑谷麗日ペアvs飯田爆豪ペアの試合に度肝を抜かされた。

 

拳と拳のぶつかり合い、破壊、破壊、出血、ボロボロになりながらの戦い…痛々しい筈なのにどうしてここまで惹かれるのだろう。

 

この試合を皮切りに白熱とした、しかし一部一方的な試合が起こった。試合が最後というのも、待ち時間がつまらないと思っていたが中々楽しめている。

 

もっと言えば、これから戦うであろう残念髪こと轟焦凍とほぼ全裸の痴女の八百万百の個性が詳しく見ることの出来たのが少々予想外だった

 

ともかく長かった待ち時間も終わり、遂に最終試合である私の番が来た。抽選により私がヴィラン側に決まる。

 

建物内に入り、レイアウトを変更しながら考える。二対一という不利な中でどう動くべきか。轟はビル全体を一度に冷却する事のできる程の個性を持っていた。一方の八百万は、見る限り身体から様々な道具を作り出す個性。

 

真っ先に轟を無力化したいが、人数差的に考えると轟に気を取られている間に八百万が核を無力化される。それならば厄介な轟を一騎討ちで仕留め、そのために先に八百万を無力化するべき。そう結論付ける。

 

ハリボテの核を最上階に持っていき、自分は二つ下の階層に陣取る…これだけでいい。私は、ゆっくりとヒーロー側が攻めてくるを待つのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

─── 一方の轟、八百万ペア

鬼人正邪が室内のレイアウトを変更している中、彼らは突入の作戦会議を練っていた。

 

「さっきの時みたいに、俺がまずビル全体を凍らせる。だがアイツにはモニター越しで一度見られてる…そのまま用心しつつ中に入って、あいつの身動きが取れないならそのまま捕獲。無理だった時…八百万、個性を使って陽動出来るか?」

 

轟は冷静口調で淡々と脳内で考えた作戦内容を八百万へ伝えていく。八百万の方も真剣に轟の作戦を聞き、相槌を打ちながら自分の出来そうな事を考え、把握し、実行に移すと心掛ける。

 

「分かりましたわ。ワタクシはスタンガンとスタングレネードを制作して牽制、轟さんの援護に回ればいいのですね?」

 

「そうしてくれると助かる…問題はアイツの"個性"についてだ。個性把握テストでも鬼人の個性が何なのかは全く分からなかった…」

 

表情の豊かではないポーカーフェイスな轟ではあるが、その顔は明らかに疑念と不安の様子を浮かべた顔だった

 

「そうですわね…ボール投げでしか個性を使った様子はありませんでしたわ。あのボールの動きから見るに…重力操作系、でしょうか?」

 

八百万も、俯きながら思考を巡らせる。鬼人正邪の個性を使用したのを見たのはボール投げの一度だけであった。その為、ボールが上がり下がりしたものしか見なかったからか重力操作に関係するものかという考えに至る。

 

「俺もそう思う…だが一応警戒はしておこう。無闇に近寄らず、身動きを取れなくしたと思っても油断するな」

 

そう話していると、オールマイトの「開始」のアナウンスが聞こえた。轟はすぐさまビルの全域を凍らせ、その間に八百万はスタンガンを作成する

 

「轟さん、アナタにも一応渡しておきますわ。轟さんの個性を見ていると、あまり必要では無いかもしれませんが」

 

八百万はそう言ってスタンガンをもうひとつ作成し、轟へと渡した。轟は少し考えた後

 

「悪い、受け取っておく」

 

そう言い、ポケットへとスタンガンを閉まった

 

その後一階、一階クリアリングを済ませていくと以外にも三階で鬼人正邪が足元を凍らされた状態でいるのを発見した

 

「でかい口叩いた割にはあっさりと捕まってるんだな」

 

為す術なく捕まった。それならばそれでいい…だが正邪はなにか隠している筈だ。轟はそう思わずにはいられなかった

 

それは八百万も同じであり、スタンガンを彼女へ狙いを定めながら警戒し、近寄って行く。しかし、絶対絶命の当の本人はというと

 

「あーくそ…あの映像を見た時から喧嘩売らなきゃよかったって後悔してたんだよ……はーあ、こんな直ぐに終わるとかつまらない。つまらないよなぁ?お互いね……?」

 

初めこそ諦めた顔をして、俯き、煮るなり焼くなり好きにしろという様子をしていた。だがブツブツと独り言のように呟くにつれ、俯いているのに口角が上がり始めているのが分かってしまった

 

コイツ、何か企んで──

 

正邪は目を見開き、ヒーロー志望の高校生とは思えない。まるで、他人との友情を自ら否定し、煽る…蔑む…罵る……そんな時にするであろう。裂けそうな程まで口角を釣りあげ、八百万を見つめていた。

 

「ありがとう…今から最高の遊びが出来る……そんな、武器まで用意してくれてサ…」

 

正邪は轟と八百万に聞こえない程の小さな声で何か呟いた。瞬間、正邪の捕らえていた氷には八百万が捕らわれていた。正邪はというと、少々息を切らしており、何処で出来たのであるか不明の切り傷を頬に付けた状態で、八百万の持っていたスタンガンを八百万へと突きつけていた

 

「サンキュー、こんな良いものをくれちゃって」

 

そのまま正邪は八百万へ電流を流し込んだ。

避ける事すら出来ない八百万はそのまま電流を流されてしまい、強烈な吐き気と痛み、痙攣を起こしたまま気絶し、八百万は倒れてしまった。

 

しばらくの間、確実に気絶させたいためなのか電流を流し続けている正邪。しかし轟はその隙を見逃さず、正邪を捕らえるため行動していた。

 

スタンガンを使用した直後、八百万の救出を断念し正邪の全身凍結させるために個性を使用する。しかし正邪もそれを予知していた様に自身のいた場所から動き、凍結を回避する。

 

回避をしつつ正邪は轟へとスタンガンを向ける。それに対し轟は氷を作り上げ、その攻撃を阻む。だが轟にとって電流を阻んだ氷は死角となってしまう

 

正邪はそこを付いた。死角を駆使し、轟に本気の蹴りを入れる

 

「ぐ、ぅ…ッ!」

 

両手で防御姿勢を取ったため間一髪致命傷を受けずに済んだ。しかし正邪は異形型である。普通の人間よりも身体能力は高い。轟はその場に留まることは出来ず、蹴られた方向へ吹っ飛ばされた

 

「は…ッ……はぁ…ッ!これで一人脱落だ…ァ!!」

 

息を切らしながら正邪は八百万にテープを巻くと、轟の吹っ飛ばされた方へと歩を進めて行く

 

「はん…推薦組も、思った以上に大したことないんだな……へ、へへへ…!」

 

吹っ飛ばされ、倒れている轟に対して煽る様な目線に、嘲笑う表情をしている。だが身体を凍結された時に体力をかなり持っていかれた様子ではある。

 

「…心配するな。俺はまだ戦える」

 

轟は砂埃で汚れた服を払い、立ち上がる。

しかし、轟は歯を食いしばって悔やんだ表情を浮かべている。彼にとって人数的有利が無くなったのが痛い。そして、正邪の個性が何なのか予想とは全く違い、対策をどうとるかと必死に考えているのだ

 

正邪は余裕のある表情で轟へ近づいていく。このまま捕縛テープを巻くつもりなのだろう。だが、そこがいけなかった。正邪は余裕では無く、油断を持っていた

 

轟が深く息を吐くのと共に、足元から氷が飛び出し、正邪へと迫っていく。今度も身体の身動きを封じるためのものだろうか

 

「そう何度も、引っかかる訳無いだろうがッ!」

 

素早く迫ってくる氷を避け、そのまま轟へと接近する。だがそれが轟にとっては好都合であった。

 

「…大したこと無いのはそっちだったな」

 

正邪の油断を利用した。接近する正邪へ、轟も正邪へと近づいて行った。そして身体に触れ…

 

 

 

口元までを一気に凍らせてしまう

 

 

 

油断しきっていた正邪へ、轟は一言告げた

 

「悪ぃ、早く終わらせたいんだ」

 

そして氷の上から捕縛テープを巻く…筈だった

 

何故か正邪に触れている氷が溶け始めた。いや、正邪に触れた氷だけでは無い。ビル全体を凍結させたはずの氷が溶けていくのだ

 

轟はその異変に気づき、一度正邪から距離を取る。正邪は、溶けきった水上に倒れ込み、口から血を吐き出してしまった。地面に両手を付き、立ち上がるが、壁で身体を支えていなければ立っていられない様子だった

 

「ゴ…ッふ…ぅ……これ、だ…っけは…ぁは…使いたく、無かったんだ…!」

 

『き、鬼人少女!?流石に無理をし過ぎだ!これ以上は君の命に関わると判断して訓練を中止に…』

 

スピーカーからオールマイトの声が入ってくる。しかし正邪はオールマイトの言葉に反論する

 

「断り、ます…!楽しい……んは、ここ…からなんで…へ、へへ…!」

 

さらに正邪は轟に対してペラペラと話し始めた

 

「お前の、作った氷……氷に効いてる物理法則を"ひっくり返して"溶かしてやった…!見ての通り……私もこうなっちまうから使いたくなかったんだけど…お前を倒せるなら使ってやるよッ!!!!!」

 

足の震えが止まったのか、轟へまたも特攻を仕掛けていく正邪。しかし、正邪は轟のポケットにスタンガンが閉まってあることは知らなかった

 

「…八百万、お前のおかげでこの勝負に勝てた」

 

正邪を個性で氷のドーム作り上げ、自分ごと囲い込む。そしてポケットからスタンガンを取りだし、氷の溶けた水へと電流を流す。電流は水に濡れている正邪へと流れていき、感電させる

 

「ぐ、が…アァッ!!?」

 

正邪はもがき、苦しみすぐに白目を向き倒れてしまった。正邪が気絶すると、水の形状を保っていたものが固まり出し、すぐ様凍ってしまった

 

轟はすぐに氷を溶かし、正邪と八百万を救出。オールマイトを呼び、二人を保健室へと連れて行った

 

戦闘訓練の勝敗は度の過ぎた内容だったため中止、しかしそのまま続けていたら推薦組二人の勝利となるという結果に終わった




ランキング乗りてぇ…

そんな筆者の本音はいいのです。
正邪の物理法則ひっくり返しについてご説明します

今回の場合、正邪は現在自身を含めたビル全体の凍ったH2Oの温度による状態変化という物理法則をひっくり返しました。それにより、ビルに存在する氷(水)が常温では常に固体の状態となります。そして-1℃~-99℃までは液体、-100℃以降は気体となるのです。
しかし、このひっくり返した状態のままになるとどうなるのか、後処理がかなり面倒になります。それならば物理法則をひっくり返した場合、正邪が気絶した際、ひっくり返したものの性質が元に戻る様にしたら…なんて考えた訳なのです。
あくまで物理法則のみなのは、全てにおいてになると、今頃お茶子ちゃんの両足が複雑骨折になり立てなくなっております

とりあえずご都合主義ということで勘弁してくださいお願いします何でもしますから!
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