内容は大まかに決まっていたのですが、いや…モチベがちょっと…
アンケートに関してはあれです。全部結果がどうなろうと決まっているので()
──────────
──────
──
『──んだいいんだ、──。一緒に────う。───の──達は敵対し─────』
少女と言うにはあまりにも小さく、人間と呼ぶよりも小人と呼ぶべき…そんな奴が私の対面で話してくる。
私は…趣味の悪いマントを羽織り、腰には折り畳み傘や人形をぶら下げ、片手には小槌を握りしめている。
私はこんな経験をした覚えはない。ましてや、知り合いに小人などという変わり者もいない。だが、何故かこの光景が懐かしく感じてしまう
『お言葉ですが……やなこった!誰───なんかするもんか』
私は舌を出し、小人の情けと取れる言葉を一蹴した。
『ま、あんたならそう言うと思ったけどね』
小人は私の言葉を聞き、呆れた様で…しかし、予想通りで安心したといった顔をしながら私に向けて話した。彼女は私の言葉を私らしいと言ってくれた。
何故、彼女は今の今まで騙してきた私に対して手を差し伸べようとしたのか。普通ならば利用してきた奴に対して復習や憎しみを感じるだろうに。
小人は覚悟を決めた顔をする。だが少し寂しげな表情で私に対して敵意を向けた。だが、これでいい。これでよかった。
私は天邪鬼だ。捻くれ者の私にはあまりにも敵が多すぎる。そんな厄介者に、こんなにも純粋な奴が関わっていいわけがない。
ただ、まぁ。こいつとの関係は、私が利用するための仮初な関係ではあったが。それでも私自身が利用しているという事を一時は忘れられる程度には楽しめた。
願うのなら、こいつともう一度……
──────────
…見慣れない天井だ。あぁ、またやったのか
体が痺れ、体内の骨が軋む音が聞こえながらも身体を起こす。記憶は曖昧だが、確か授業中にほんの少しだけ無茶な事をした気がする。
とりあえず動けないことはないので教室に戻るとしよう。私はふらつきながらも立ち上がり、リカバリーガールに一言お礼を言うが、リカバリーガールは私に対して一喝
「こうも何度も怪我をするなんて、治療する私の身にもなって欲しいものだねッ!」
相当にカンカンであった。仕方ないだろう…個性のデメリットが自分の怪我なんだから
周りをキョロキョロとすると緑谷も保健室で眠っていた。彼の利き腕は明らかな重症の処置の仕方で、そのボロボロの姿を見てやっと曖昧だった記憶がハッキリとした。そうだ、私が推薦組2人に態々勝負を吹っ掛けたのに…
もう日が沈みかけている。推薦組2人には明日謝罪を言うとして、荷物を取りに教室に戻るとしよう
多少身体がふらつく事があったものの、無事に教室まで到着。中を伺うにまだ数人ほど教室に残っている様ではある
「うぃーっす…わ、わ、わ、忘r…」
「正邪ちゃんッ!身体大丈夫やったん!?」
麗日の奴が私が扉を開けた瞬間に駆け寄り、話しかけてきた。すると次々に教室に残っていた連中が私を囲み、各々な感想を述べていく
「態々2vs1とかいう不利な状況を作り出して、しかも途中まで善戦してるとかスゲーよ!超漢らしいじゃねーかッ!!!」
「ねーねー!正邪ちゃんの個性って何?あっ、私芦戸三奈!モニターで見てても全然分かんなかったよー!」
「俺は君の事を見誤っていた様だ。あれ程までの向上心があるなんて…それに気付かなかったb…俺はヒーローの卵失格だよ!」
皆好き好きに話しかけてくる。非常に面倒だ。そして騒がしい
「シャラップ。轟と八百万はいないな、いないんだな?なら用はない。私は怪我人だ、とっととお家へ帰って安静にしたいんだ。ほらどいたどいた!」
そう言うと周りは一瞬しんと静まる。そして何人かが一言謝罪を述べ、体調に気を遣った言葉をなげかけた。
「いいからいいから、談笑中に失礼したな」
さっさと荷物を取り教室を出た。廊下を歩いていると麗日が走ってこちらへとやってきた
「正邪ちゃん、もう少し言い方とかあったんちゃう?」
「生憎個性が発現してからひねくれた性格なんだ。こればっかりは直らなくてね」
こいつ、このまま一緒に帰ろうとか言ってくるんじゃないだろうな?
「正邪ちゃんたちがいない間にな?クラスのみんなで反省会やろーって言ってたんよ?だから正邪ちゃんも戻って来たら誘おう思ってたんけど…帰るんなら、せめてLINE交換しよっ!」
そう言って麗日はスマホを取りだした。
「なんだ、まあそれくらいなら…」
LINEを交換した後、麗日は
「じゃっ、デクくんも気になるし!反省会して帰るからまた明日ねー!」
と、廊下を走って教室へと戻って行った。
…デクって、誰だったか……そういえばあの目付きの悪い爆発男が緑谷のことをデク…とか言ってたな
あの冴えない男は如何せん興味が湧かない。何より言動がイライラしてくる。独り言を初めとして自己犠牲を前提とした立ち回りや行動。まるで無意識に行動してしまった時の私を─────
…いや、考えるのはよそう。さらにイライラして来るだけだ。今日はゆっくり休み、身体を治すのに専念しなければ…
〜翌日〜
何時もの時間に登校していると校門が騒がしい。
「うわ。なんだあのクソみたいな人混み」
どうやらマスコミがオールマイトに関してのインタビューを行ってる様である。普段ならばどうでもいいと一蹴してインタビューに答えるなんてことはしないが、あの人混みを掻き分けて敷地内に入るなんてのは御免だ。
ここは一つマスコミに対して嫌味でも言わないとという使命感に駆られ、気ら進まないが人混みの中へ向かって行った。
「そこの君、オールマイトの授業風景について…」
「ノーコメント。さっさとどけ」
「そんな事言わないで、一言でもいいの」
これだ。事実を述べてもどうせ他生徒にも話を聞き周り、つまらない内容ならば面白おかしく虚偽を混ぜ込んで偽造する。大抵のマスコミなんてこんなものだ
フェイクニュースを報じて金を受け取る。この行為、詐欺と何ら変わりなんてないだろうに
「ノーコメントと言ったはずだ。お前らは質問に答えたくもない人間に対して、自分らの目的のために強引に話を聞き出そうって言うのか?それ、私欲のために個性使って暴れてるヴィランとどう違う?教えてくれよ。お前らの解釈をよ?」
ココ最近溜めに溜め込んでいた負の感情を自然とこのマスコミに対してぶつけてしまった。若干狼狽えているマスコミに対して、さらに追い討ちをかけようとした時、背後から肩を叩かれた
「その辺にしておけ鬼人。コイツらもよくはないが、これ以上のお前の言動は担任として見過ごせない……悪いですが彼は非番です。お引き取り下さい」
相澤先生が声をかけてくれる。教師に、プロヒーローにそこまで言わせてしまい、少しもうしわけなくなる。
「あぁ、すいません…」
相澤先生について行くと、マスコミの一人が走り、侵入してきた。途端、正門に壁がせり上がり、封鎖された。
「うわ…なんだぁあれ……」
「雄英バリアーだ。学生証だったり、入館許可証の持ってないやつが入ると作動する」
なんだそのハイテク技術。そこまでする事あるのだろうか。
今、相澤先生と共に1-A教室に向かっているが、そこまでの距離を無言で歩くのは少々気が引ける。というか私が耐えられなかった。そこで、私の現在の課題であると考えている、個性のデメリットについて質問をする事にした
「…成程。昨日の戦闘訓練の録画を見たが、確かに大きなデメリットではあったな」
他にも言いたい事があるがな、と言いながらも相澤先生は私への質問に対して答えてくれた。
「個性のデメリットを消すという事は無理なはずだ。だが負担を軽減することなら可能だろう。サポート科の生徒がサポートアイテムを研究、開発する教室がある。時間がある時にでもそこへ行ってみろ。もしかしたら解決するかもしれない」
成程、確かにプロヒーローの中にはそういう道具を使う人がいる。相澤先生も普段付けているあのマフラーのようなものもサポートアイテムの1つだ。
教室へ到着しホームルームが始まる。昨日のヒーロー基礎のVTRを観たという話から始まり、緑谷と爆豪が怒られていた。
「あと鬼人、ここまでの道中では言わなかったがお前も個性のデメリットを恐れずに個性使ってる節がある。その辺もっと考えろよ」
うわ、私も怒られたよ。だがその点に関してはさっきまでの相談事で解決出来るはずの答えが出たのだ。気にする必要は無い。
今日の授業は、というと学級委員を決めるとかいう内容だった。そんな人の上に立つことなどやりたくないので相澤先生に一言了承を得て授業を抜け出す。時間を有効利用したいと言ったら簡単にOKを出してくれた。
私はサポート科が普段アイテム開発をしている教室へと向かった。扉越しにもわかるほどの油と鉄の臭いに思わず顔を顰める。だがそれが嫌と言うだけで室内へ入らないのもおかしい話だ。
扉を3度叩き横へスライドする。更に強烈な鉄と油の臭いが鼻腔を貫いていく。嫌な顔をしながらここに来た理由を話す。
「あー…ヒーロー科1年の鬼人正邪なんですけど……開発してるサポートアイテムの見学っていうか、提案しに来たんですけど…先生とかいないっすかねぇ?」
私の声に反応し「はぁい、先生はいないけど私でよければその提案聞くよ」と聞こえてくる。とりあえず人はいるのかと安心し、中へと入る。しかし教室内どこを見渡しても人の影すら見当たらない。
なんだ、録音かなにかでからかっているのか?そんな疑念を浮かべていると、開発途中であるだろう物の積まれた机から声がする。
「こっち、こっちだよ。よく来たね、えっと…鬼人正邪さん?お茶も出せないけどゆっくりして行きなよ。担任にはここに行く事伝えた?伝えてないならまずは伝えてからの方がいいと思うから今すぐ伝えて来なさいよ?」
そこに居たのは人と呼ぶには遥かに小さい。
お椀を被り、紫髪のショートボブ。初めて会ったのに何処か懐かしく感じる。
そうだ、あの夢で見たアイツと似ているのか。そんな理解しきれない事が起こり、しばらく固まってしまった。
これが私と少名針妙丸との初めての出会いであった。
そういえばこれって言ったかな…
八百万百の装備はスタンガンの案の他に、暴徒鎮圧用のゴム弾採用をしたポンプ式ショットガンやテイザーガン等といったどこの特殊部隊の装備だよという内容の物が候補にありました。
何故スタンガンになったかは、私の厨二病化がふとした時に正気にさせられたからです。
近いうちに続き書きます。死なない限りエタらせるつもりは無いです。ただちょっと別作品格とかいう浮気はします