少女のつくり方 〜艦隊これくしょん〜 作:山田太郎
ギミック面倒過ぎて止まってます。
輸送連合さんは当ててくれないので基本的に使いませぬ。
攻勢はまずまず。
今作戦は順調な立ち上がりを見せていると言っていいだろう。
ブインの本隊には伊勢がいる。そしてウチと同じく、呉側が呼んだ臨時の部隊が戦場を荒らし駆け回る。
ふむ。戦場に出て初めて見えてくるものがある。
俺たちを邪魔に思う勢力がいて、良からぬことを企んでいるようだが、ここには信頼できそうな友軍がチラホラと。
ブインの艦隊は全く信用ならないが、伊勢と朝潮は別。相手にとっての獅子身中の虫とも言える。
ラバウルの艦隊として今作戦に参加している比叡や十七駆逐隊も当てにして大丈夫だ。
加藤のおっさんはアレで信用できる奴だし、比叡とは顔見知り。十七駆とはここに来てから会話する仲になっただけだが、どこが良かったのか結構気にしてもらえている。
時雨の知り合いだってのが大きいのかも。
磯風なんかは曲がったことが大嫌いな武人然とした性格だから、俺たちを後ろから刺すようなこともしなければ、刺されそうな状況を見逃すタイプでもないと思う。
あと浜風と浦風のおっぱいが大きい。もうそれだけで信用したい気分だ。なんなら後ろから刺されても許す。
浜風はちょっと霞と似ているのかもしれない。なんだかんだと手を焼かされる困った子ちゃんでも見るかのように構ってくれた。浦風に至ってはまるで母親のように、下手すりゃ洗濯物の面倒まで見てくれそうな勢い。
母性をくすぐるようななにかが俺にあったのだろうか。
そして、そんなに時間を共にしたわけではないが、谷風とはマブダチになった。
この作戦が終わったらウチの基地にも遊興半分で来るように誘ったので、来たら夜通しバカ話をしながらゲームでもしようと思う。
そしてトラックからやってきたアイツ。
十六駆逐隊の雪風、初風、天津風、時津風に陽炎、不知火。
人間としては謎だが、その実力はカナリのものだ。同じ戦場に立つならこれほど頼りになる友軍はなかなかいないだろう。
鈴谷を含む隊で前線を荒らす。
敵の前衛水雷戦隊を相手取り、こちらの本隊が進出するための下地を整えていく。
順調に推移していく作戦は思い描いた理想の形だが、モヤモヤとした懸念が頭から離れない。
前衛の一群を蹴散らし、敵残存艦が散り散りになったタイミングでついに我慢できなくなった霞が鈴谷に告げる。
「鈴谷さん、一旦戻るわ。本隊近くまで退くわよ」
「追撃のタイミングじゃないの? ここで退く理由がわからない」
「そう囁くのよ、ワタシの
これで転針し戦略目標を逃してしまっては、後の世に霞ターンとして物議を醸し出しやしないかと一瞬考えたが、まだ霞のことを計り知れてはいない。ここは素直に従おう。
「突っ込めるような状況じゃないんだけど、それ今のタイミングで良かったの?」
せっかくのネタなのだろうが、この状況で言われても流すくらいしかできないんだけど。
「交友を深めようって配慮よ」
澄ました艦娘ではあるが、お高く止まってるわけではなさそうだ。
霞が鈴谷を連れて急遽後方へと下がる。
残されるリンガの攻勢部隊は長波が預かることになったわけだ。生死がベットされた命懸けの戦場での予定にない突然の行動だが、霞が戻ると判断したということは、つまり長波に任せても大丈夫だと判断されたわけだ。
「二駆は右から回り込め! 白露は私とペアだよ、前線を掻き乱す!」
舐めるんじゃないよ。私だって司令艦だ。
霞のいない海戦ならどこでだってエースを張れる自信がある。
それに、ココでは私がなんでもをやる必要がないんだ。
「時雨、単艦行動を許可するよ。好きにやりな!」
「了解。期待に応えてみせるね」
ここには、かつて佐世保でエースと呼ばれ、今は南西海域のエースとなっており、この作戦が終わった後には海軍のエースとなるだろう女がいるのだ。
私ごとですが。
「やべぇ、喉痛くて熱が下がらねぇ」と言っていた彼女さんが病院に行きました。
「あ、海外帰りです」と笑顔で伝えたら、保健所に連絡してくれと言われ受診拒否されてしまうという笑える話に。
なかなかレアな経験ができた。