バカと楽しく過ごしてく   作:リミア

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8話・・学生のお昼はテンション上がる

翌朝、いつも通り学校に向かう。本来ならDクラスなのだが交換しなかったからな。

 

「おはよう」

 

「おう。真也」

 

雄二が挨拶を返してきた。そして英語の教科書を開いていた。

 

「…今日は晴れだよな?」

 

「おい、真也。どうゆう意味だ」

 

「冗談だよ。回復試験のためだろ?」

 

「ああ。そうだ」

 

ま、俺は昨日受けたばっかでそんなに関係ないがな。

…まて、みんな受けるんだよな、テスト。俺も受けるのか?だったら昨日受けた意味ないじゃないか!

 

「おはよ!」

 

 

そうこう悩んでいると明久が来た。

 

「おう。おはよう」

 

「真也。おはよう」

 

「おう明久。時間ギリギリだな」

 

「ん、おはよう雄二」

 

俺たちは挨拶を交わした。

 

「皆には何も言われなかったの?」

 

「ん? 何がだ?」

 

「Dクラスの設備のことだろ」

 

やはり明久も疑問に思っていたみたいだ。

 

「ああ。皆にもきちんと説明をしたからな。問題ない」

 

「ふーん」

 

さすがと言うか。不満に思った奴らも出てきたけど説得したのか。

 

 

「それよりお前はいいのか?」

 

今度は雄二が明久に聞いた。

 

「何が?」

 

「昨日の後始末だ」

 

…ああ。昨日の色々やったことか。あ、明久がなんか雄二に殺気飛ばしてる。

 

「うん。いくら僕でも、生爪を剥がされるとわかっていながら行動するなんてありえないよ」

 

とんでもないこと思い出したな、こいつ。

 

「いや、俺の始末じゃなくて」

 

今ので察した雄二すげぇ。

 

「一体何が言いたい──」

 

いまだにわかっていない明久に――

 

「吉井っ!」

 

「ごぶぁっ!」

 

島田の鉄拳が飛んだ。…いや、飛んだのは明久か。

 

「し、島田さん、おはよう……」

 

「おはようじゃないわよっ!」

 

ずいぶんご立腹されてるなぁ。

 

「アンタ、昨日はウチを見捨てただけじゃ飽き足らず、消火器のいたずらと窓を割った件の犯人に仕立てあげたわね……!」

 

まぁ、そんなことされたら誰しも怒るわな。

 

「おかげで彼女にしたくない女子ランキングが上がっちゃったじゃない!」

 

…これは『彼女にしたくない女子ランキング』があることにつっこむべきか、それとも『今もしているのか』とつっこむべきか。

 

「──と、本来は掴みかかっているんだけど」

 

殴り飛ばしたのにまた掴みかかるつもりだったのか?

 

「アンタにはもう充分罰が与えられているようだし、許してあげる」

 

ああ、そういえば明久にはもう一つあったな。

 

「うん。さっきから鼻血が止まらないんだ」

 

「いや。そうじゃなくてね」

 

島田、いい笑顔だぜ。

 

「ん? それじゃ何?」

 

「一時間目の数学のテストだけど」

 

島田は、明久に――

 

「監督の先生、船越先生だって」

 

最大の恐怖の名を告げた。

 

「明久、速いけど走ってもどうせ教室で会う羽目になるんだから無駄だぞ」

 

聞こてえないだろうけど。

 

「ふん!」

 

あ~あ、ホントだいぶ怒ってるな。でも、

 

「島田、確かにあいつにも非はあるけど少しぐらい優しくしないと振り向いてくんねーぞ」

 

「なっ!ななな、何言ってんのよ!?」

 

「さて、なんだろなぁ」

 

そういって俺は席に着いた。

え、船越先生?知ってのとおり、近所のお兄さん(三十九歳/独身……お兄さん?)を紹介(生贄)してあげたみたいだよ。

 

「うあー……づがれだー」

 

「だろうな」

 

朝から走ってその後四教科テスト受けたし。俺?残念ながら俺もテスト受けたよ畜生!

 

「うむ。疲れたのう」

 

秀吉が髪をポニーテールにしてやって来た。何故にポニテ?

 

「…………(コクコク)」

 

ムッツリーニも疲れたらしく、首を縦に振っている。

 

「真也もお疲れじゃ」

 

「ああ、お疲れ。てか何でポニテにしてるんだ?」

 

「う、うむ。こっちの方が勉強するのに良いかと思ってな。に、似合うかのう?」

 

何故、頬を赤らめて聞く?

 

「ああ、似合ってるぜ」

 

「そ、そうか!そ、それじゃあ、ずっとこうしていようかのう」

 

え、何これ?どうゆうことこれ?ポニテフラグですか?似合ってると思ってくれるからずっとこうしていてあげるってやつ?友達思いだなぁ。だが俺にはあの神様みたいな少女と一緒にいる一般人みたいなポニーテール萌ではない。

 

「ああ、やめとけ。別に俺はそういうつもりで言ったわけじゃないし。お前も楽なのがいいだろ?」

 

「う、うむ。そうじゃな(わしのことを思って言ってくれたのじゃろうか)」

 

さて、昼だし飯食うか。

 

「よし、昼飯食いに行くぞ! 今日はラーメンとカツ井と妙飯とカレーにすっかな」

 

炭水化物ばっか、どんな胃してんだよ。明久とは真逆の意味で聞きたい。

 

「あ、あの。皆さん……」

 

…俺は何も聞こえない。

 

「うん? あ、姫路さん。一緒に学食に行く?」

 

明久!こんな時だけ敏感に反応しやがって!

 

「あ、いえ。え、えっと……、お、お昼なんですけど、その、昨日の約束の……」

 

「おお、もしや弁当かの?」

 

「は、はいっ。迷惑じ

ゃなかったらどうぞっ」

 

「迷惑なもんか! ね、真也!雄二!」

 

 

「ああ、そうだな。ありがたい」

 

「あ、ああ」

 

「そうですか? 良かったぁ~」

 

食べるの確定か。く、腹をくくるか、飯だけに。

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