ナツオ「あ~ なんで私はアイツをこんな格好でまたにゃならんのだ!!」
今日はクリスマスです。ナツオ班長はアイツさんの為にこっそり、サンタコスをして待っていました。
何故サンタコスをナツオ班長が?そのワケは羽衣丸整備班員のノリユキ達が、
ノリユキ「せっかくの班長のクリスマスデートっす!!俺たちからのクリスマスプレゼントっす!」
ナツオ「あいつら~なんでさんたくろうすの格好なんぞせにゃならんのだ!!あとでイナーシャ回してやる!」
そうこうしてる間に待ち合わせ時間になりました……
ナツオ「おかしいな……」
待ち合わせ時間がすぎてます。
ナツオ「遅い……!!」
ナツオ班長の眉間に皺が寄ります……
ナツオ班長は冬の夜に雪が降る街でアイツさんを待ち続けています……
ナツオ「さむっ……」
ナツオ班長は悴んだ手に息を吹き掛けながら寒さをこらえていました。
とっても人の良さそうな憎め無い顔の人柄の良い感じだけどなんだかおっちょこちょいな雰囲気のある青年があわてんぼうのサンタクロースの逆な展開に結局あわてんぼうのサンタクロースになってやって来ました。
ナツオ班長は、どこから出して来たのかわかりませんがその手にはイナーシャハンドルを握り締めています。
ナツオ「ばっかも〜ん!!寒空の下、待たしといて遅刻とはいい度胸だ!!イナーシャぶん回してやる!!」
アイツさんは覚悟を決めて構えました。
思いっきり手加減無しでアイツさんはナツオ班長に懲らしめられました。愛しい人にも誠実に容赦しません……流石すぎます……
ナツオ「うむ。わかればいい。寒い、早く私を暖かくしろ!!」
抱きしめろ!!と言わんばかりにナツオ班長は目で訴えかけています……
ナツオ「ぼけ~っとするな!!寒い!!温めろ!!言わなくてもわかれ!!察しろ!!」
アイツさんは、結構鈍い方なようですね。ナツオ班長に積極的に言われたから漸く理解したみたいです……抱きしめろ!ですよね……♪
ムギュ
ナツオ「抱きしめるだけか?」
ナツオ班長は挑発するかのように目を閉じ接吻を迫ります……
アイツさんもここまでさせておいてなにも出来ないならそこまでの人間だったのでしょうがナツオ班長が惚れた男ならここで決めなくちゃいけません!!
チュッ!!♥
ナツオ班長に聖夜の祝福を………………………………
【✽・:.. MerryX'mas✽・:..】
その聖夜の夜にナツオ班長はナツオになりました……
ナツオ『♥バッカモ……ン♥』
【♥お幸せに♥】
ナツオ班長のクリスマスをどうぞ……