猫島でのお笑い物語、ベンガルクーンとキャットフライの挑戦。

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にゃーんワールド

「おーい、ベンガル君」

キャットフライがベンガルクーンを呼ぶ。

「俺はベンガルクーンだ!」

「まあまあ、それよりさあ~

リベリオ様がカムインするんだぜ~」

キャットフライは嬉しそうに伝えた。

「ふーん・・・って欧米人だなっ」

「何横文字使ってんだ~」

ベンガルクーンはつっこんだ。

「で、何しに来るんだ?」

「冒険者に世話になったからお礼したいんだって」

「ふーん・・って冒険者いねえな!もう十分過疎ってるからな」

そこへ足音が聞こえます。

「何はにゃしてるんだ、おみゃーたち」

リベリオが目の前にいます。

「リベリオ様」

ベンガルクーンが姿勢を正してあいさつします。

キャットフライは

「りべちゃん様」

「りべちゃんねえ、・・ってなれなれしいな!」

ベンガルクーンのつっこみ

「別にいいんだにゃあ、で、冒険者様はどこかにゃあ」

リベリオはベンガルクーンに聞きます。

ベンガルクーンは困り果て

「冒険者なんていませんよ」

と答えるしかありませんでした。

ともあれ、3人はひとまずマンマー様の元へ行くことになりました。

部屋に入るとマンマー様はジュニアをあやしていました。

リベリオはよせばいいのにジュニアの前につかつかとしゃしゃり出て

「あばばばばばああ」

とあやしました。

その姿を見て大笑い・・・

ベンガルクーンたちがね。

「リベリオ様、あははは、無理です・・よお・・はははは」

「お前たち何を笑っている?」

リベリオが睨みます。しかしベンガルクーンたちはひるむことなく

「だって、リベリオ様って究極の岩顔じゃないですかあ」

「岩顔だとお」

リベリオが再び睨むとマンマー様が

「リベリオ、抑えなさい。男ならグッとこらえるのです」

「お前たち、言葉が過ぎますよ」

と部下をたしなめます。

「すいません、ほらっキャットフライのせいで怒られたじゃないかあ」

「ごめん・・ってお前もだな!」

今度はキャットフライがつっこみます。

「お前たち、マンマー様の前でよくないにゃあ」

リベリオは落ち着いた表情で言います。

「リベリオ、ところで何用ですか?独立したのではないのですか?」

「奥さんの意向で・・ですか?」

キャットフライは変な質問をします。

「奥さん怖いもんなあ・・って独身だな!」

ベンガルクーンのつっこみ

マンマーは不思議そうにベンガルクーンに聞きます。

「さっきから、奇妙な言い方をしているが、何かあるのか?」

「マンマー様、これは漫才のつっこみです。冒険者の中の旅芸人の得意技です。」

ベンガルクーンは得意げに言います。

「こうして笑いをとるのだそうで、プクリポなどがよくやるのです」

キャットフライがさらに説明し、やっとマンマー様は納得します。

そして2人に

「面白い、では笑わせてみよ、・・・ジュニアを」

「はい・・って赤ちゃんは無理だな」

ベンガルクーンが言うとマンマー様は

「そういう笑いではないのだな?」

「もちろんです。意味があって面白くするのです。」

ベンガルクーンが言うとマンマー様が再び

「では、何か言ってみよ」と。

そこで小ネタをやることにしました。

ベンガルクーン「猫って不思議だよなあ」

キャットフライ「何で」

ベンガルクーン「だってさ、可愛がられたり嫌われたり」

キャットフライ「そりゃあ、猫は『にゃあ』と鳴くからな」

ベンガルクーン「そうだな・・って鳴き声関係ねえな!」

キャットフライ「あと、耳が三角だし」

ベンガルクーン「そうだな・・て他の生き物にも三角いるな!」

キャットフライ「でも、毛がもふもふだから冬はいいよな」

ベンガルクーン「そうだな・・って完全に人間目線だな!いい加減にしろ」

2人「どうもありがとうございましたっ」

漫才を終え、マンマー様の顔を見ました。結果は、

「星2つ」

「ありがとうございます・・ってミシュランじゃありませんから、残念!」

2人のつっこみ。

リベリオは

「えっまだ続いていたの?」

それから、度々マンマー様の前で漫才をやる羽目になった2人。

リベリオはすっかり冒険者のことを忘れてしまいました。


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