郡千草は勇者である   作:音操

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遅くなってしまい、本当に申し訳ありません……(焼き土下座
仕事がドタバタしておりまして、まだ暫く低速更新が続きそうです。
職場でけが人が出てしまったので、人手不足でさらにドタバタするかもしれないという…失踪は絶対にしませんので、どうか温かく見守って頂ければと……

前回のアンケートに投票して下さりありがとうございます。
投稿前に確認したところ、7割ほどで赤系が選ばれました。
赤系の色をした花から、『これだ!』と思った花を選び、その色の勇者服を纏った千草ちゃんになる予定です。


第7話

「あら、いつもの狩りゲー……あんな事があったのに、新作の発売は変わらずするみたいね」

「発売日は近いみたいだし、出庫自体はされていたのかしら……出たら買ってみましょう、姉さん」

「そうね」

 

乃木若葉さんと上里ひなたさんの2人と話をした次の日。

放課後、私と千景は街に出てゲームショップに来ていた。

イヤホンの調子が悪くなってきたから、良いゲームが無いか見るのも兼ねて来た。

 

「イヤホンもゲームも、小説もお菓子も、買いやすくなったわね。大社から支給されるお金もあるし……食費とか一切気にせず、自分の為に使えるのだから、ね」

「えぇ」

 

こっちに来る前は、買い物をするというのも一苦労だった。

あの人の給料から、まずあの人が趣味に使う分が引かれる。

そして、貯蓄に回す分が引かれる。

更に家賃や電気代などの生活するのにかかる費用、食費などを引く。

そうしてドンドン必要な分を引いて行って、あの人が私たちに回して良いと考えた分が小遣いとして回される。

といっても、そこまで多い訳では無いソレから、一緒に食べるお菓子代などを差し引いてから千景と分け合うので、手元に来るのは僅かなモノだった。

 

が、今ではそんな事は無い。

命を懸けて戦う事になる、替えの効かない人間だからか、大社から支給されるお金はかなり多い。

しかも、寮での生活にかかる費用などは全て大社持ちだから、支給されたお金は全て手持ちになる。

それが千景と2人、個別に与えられるのだから。

今までからは考えられない程、自由に買い物が出来る。

 

「……イヤホン、千景のはまだ大丈夫なのよね?」

「今のところは。でも、そうね……折角だから、買い替えようかしら」

「そう?」

「えぇ。ほら、こっちに来てから初めての買い物でしょう?記念に、お揃いのを買いましょう」

「それは、良いわね」

 

そんな事を言いながら、店内を歩き回る。

イヤホンを選び、買って次の目的地に行こうかとレジに向かうと、見覚えのある人がレジに並ぼうとしているのが見えた。

……見なかった事にするという選択肢は、取れそうにない。

なにせ、こちらがその姿を捉えた時には、向こうもまたこっちの事を見ていたからだ。

私たちの事を見つけたその人物が、こっちに来る。

 

「あ、千草ー!」

「土居球子さん……」

「フルネームなんか止めて、名前呼びで良いぞ!その方が気が楽だからな!!」

「そう……分かったわ、球子さん」

 

土居球子さん。

勇者の1人にして、個人的に勇者や巫女の中でも特に警戒しないといけないと思っている人の1人。

彼女と高嶋友奈さんの2人は、明るくこちらに話しかけてくる事も多いだろうと予想している。

接する機会が多いというのは、それだけで怖いモノだ。

 

「それと、千景……さん?やっぱりまださん付けした方が良い……ですか?」

「……………どちらでも、構わないわ」

「じゃあ、千景って呼ばせて貰うぞ!」

「え、えぇ、分かったわ」

 

……調子が狂うわね。

あの場所には居なかったタイプの相手なのよね、土居球子さんは。

……いや、そもそも悪意無く親し気に話しかけてくる相手なんて、何年ぶりだろうか。

 

「それで、千景も千草も何かゲームでも買うのか?タマは充電器のコードがどうも駄目になったみたいだから、買い替えにきたんだ」

「ゲームでは無いわ。イヤホンがどうも、ね」

「なるほどなー……それ買った後は、何か用事はあるか?」

「……何も、無いわね」

 

『何故正直に答えるの?』と視線で訴えてくる千景が見える。

そう思われるのは想定していた。

説明してあげたいが、今それをしたら球子さんに疑われてしまうので、今は視線を意図的に無視する。

 

「なら、タマと杏と一緒に街を歩かないか?」

「伊予島杏さんも?」

「杏は本のコーナーに居るんだ。タマがここで買うモノ買ったら、杏が行きたい本屋に行く予定なんだ。その間だったり本屋の後に街の散策もするんだけど、千景も千草もこっち来たばっかりだろ?一緒に歩きまわって、この辺りになにがあるか見て回らないか?」

「そう、ね……良いわよ。本屋には私も興味あるし」

 

貴方達にも興味がある、という本音は言わない。

そう、土居球子さん……球子さんの話に付き合っているのは、球子さんの事を知りたいからだ。

警戒すべき相手として、接触を避けるべきという考えもあるが、警戒すべき相手だからこそより詳しく知っておきたい、と言う考えもある。

相手の事を知っておいた方が、対応もしやすいだろう。

 

そんな私の思惑に、恐らく気付いていないだろう。

私の言葉をそのまま鵜呑みにし、球子さんが笑う。

 

「それは良かった!じゃあ、先に会計すませて杏の事呼んでくるな!」

「えぇ。伊予島杏さんと合流したら、先に店の外で待ってて貰えるかしら?」

「分かった!」

 

そう言うと、球子さんが走ってレジへと向かう。

それを見た後、球子さんの視界から外れるように商品棚の陰に隠れる。

周りに誰も居ない事を確認してから、千景が話しかけてくる。

 

「姉さん……」

「千景、勝手に話を進めてゴメンね」

「……相手の事を知る為に、必要な事だと姉さんが思ったのよね?」

「えぇ、そう……でも、千景と相談するべきではあったわ。この間の様に、私一人で済む事では無かったもの」

「良いのよ、姉さん」

「……ごめんなさい、千景」

 

千景の言葉に、謝る事しか出来ない。

罪悪感で俯く私の手を、千景が優しく掴む。

 

「今度、私のお願いを1つ聞いて。それでこの件はおしまいよ」

「千景……えぇ、分かったわ。それで良いなら」

「ほら、行きましょう。あまり待たせても、向こうに疑われてしまうでしょうから」

「そうね……」

 

……気遣わせてしまった。

姉として、不甲斐ないわね。

自分の情けなさに溜息を吐き出しながらも、千景に手を引かれるまま歩き始めた。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「こ、こんにちは」

「こんにちは、伊予島杏さん。球子さんから話は聞いているかしら?」

「は、はい!その、本屋に一緒に行くのと、道中色々な所を見て回るという事で」

「えぇ……それで、球子さんに誘われたのだけれど、貴方はどう?私たちが居たら邪魔になったりしないかしら?」

「いえ、そんな事は!」

 

タマっちが、偶然出会った郡さん達を今日の買い物に誘ったみたい。

それを知ったのはついさっき、本を物色していた時。

目的の物を手にしたタマっちが笑顔で走ってきて、『千草と千景を見かけたから、この後の散策に誘ったぞ!』と言われた。

 

郡千草さんと、郡千景さん。

高知県からやってきた、姉妹の勇者。

申し訳ありませんが、個人的には近寄りがたい人だと感じている。

何と言うか……凄く、警戒されているんですよね。

人見知りだという千景さんに警戒されるのは分かるんですけど、千草さんも周りの事を凄く警戒している。

2人は常に一緒に居て、お互いに周囲を警戒しているので、近寄りづらいです。

 

ここ数日勇者として同じ教室で授業を受けていますけど、授業は凄く真面目に受けているのが分かります。

国語や算数などの一般知識については、2人共問題ないようで、問題を解くよう言われても悩むことなくスラスラと解いていましたし。

勇者として求められる知識や、今の四国を取り巻く問題については、知らない事や分からない事を先生に積極的に聞いていました。

ただ、それについては千草さんが聞いて、それを2人で共有する形でしたけど。

 

総じて、現状分かっているのは『真面目な人だけど、何故かとても周りを警戒している』という事。

……その姿に、少しばかり自分と似ている、と感じてしまう。

自分の事を気遣う視線に、怯えてた私に。

どうしてか、似ていると感じてしまったんです。

 

「じゃあ、杏の目的地の本屋を探すぞ!道中面白そうなお店があったらそこも見る感じでな!」

「えぇ、分かったわ」

 

そんな2人が、タマっちの誘いを承諾してくれたというのは、意外、でした。

タマっちと並んで先頭を歩く千草さんを見る。

教室で見た、周りへの警戒を隠さないその姿からは想像出来ない、自然な笑みを浮かべてタマっちと会話をしている。

 

そんな千草さんとタマっちから視線を外し、右隣を見る。

さっきから無言で、千草さんの事を見ながら歩く千景さん。

その姿を見て……話しかけてみよう、そう思った。

 

「あ、あの」

「……何かしら?」

「その、千景さん……あ、千景さん、って呼んで大丈夫ですか?」

「……呼びやすいように呼んで貰って構わないわ、伊予島杏さん」

「ありがとうございます。私の事も、呼びやすいように呼んでください」

「……そう」

 

良かった、話しかけても何も反応されない可能性もあったけど、反応してくれた。

 

「それで、何か?」

「あ、そうでした。千景さんが少し、暗い表情をされていたので、気になって」

 

そう、千景さんがどうも暗い表情を浮かべていたから。

それが、どうしても気になってしまったんです。

 

「……………伊予島さん」

「は、はい!」

「……本当はね、土居さんの誘いを断りたかったの」

「えっと、それは……」

「姉さんと2人で出かけられるのが楽しみだった。他愛ない会話をしながら歩くのが楽しかった……正直、邪魔された気分よ」

「……すみません」

「貴方は何も悪くないし、向こうも悪気はないでしょう?それは分かっているわ」

 

そう言う千景さんが、溜息を吐く。

 

「分かってはいても、ね」

「……『本当は』という事は、実際には断らなかったんですよね?それは、どうしてですか?」

「さっきも言ったでしょう?向こうに悪気が無いのが分かるから、断りにくかったのよ」

「あー……」

 

タマっちが一緒に散策しようと無邪気に誘う姿を思い浮かべ、納得する。

 

「……それに、姉さんが行くって行ったのよ。なら、ね」

「……そう、でしたか」

 

千草さんの事を見ながら穏やかな笑みと共に言われた言葉に、ある確信を得る。

千草さんについてはまだ分からないですけれど……この人は、私と似ている、と。

前を歩いて、手を引いてくれる人が居るからこそ、世界を守る勇者としてこの地に居るのだ、と。

そんな確信を、私は得ました。

 

「千草さんの事、とても信頼されているんですね」

「えぇ。私にとって、とても大切な人よ」

「……私にとっての、タマっちみたいな人なんでしょうか。この人となら大丈夫だ、って思える人なんです」

「……そう、ね。姉さんが一緒なら、きっと大丈夫だって……この先の戦いだって、乗り越えられるって、そう思うわ」

 

そう言う千景さんの表情は、教室で見た事が無い、柔らかな笑みで。

その笑みを見ていると、どうしても思う事があります。

 

教室で見た、周囲を警戒している2人。

 

今こうして見ている、穏やかな笑みを浮かべる2人。

 

どちらが、本当の2人なんでしょうか?

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「あ、この本は……うん、やっぱりあの先生の本だ」

「知っている作家の本なの?」

「えぇ、そうなんです!この先生は学生恋愛を良く書かれる方で、読んでいてもどかしさを感じるけど、見守りたいって思える関係を凄く丁寧に描写されるんです」

「へぇ……恋愛物が好きなのね」

「はい!」

 

途中何件か珍しいモノを扱うお店を見つけて立ち寄ったりしながら、見つけた本屋。

杏が活き活きしながら本を手に取っては戻して、歩いては立ち止まってを繰り返している。

タマは本にはあまり興味が無いから付いて行けない領域だけど、1人だけ話に付いて行ける人物が居た。

そう、千草だ。

 

「恋愛物は読んだことが無いのよね……」

「そうなんですか?」

「えぇ、そうなの……折角こうして一緒に来たのだし、お勧めの本はあったりするかしら?1冊くらい、何か買ってみようと思うのだけど」

「そう言う事でしたら、任せてください!あ、どんなタイプが読んでみたいか、リクエストはありますか?」

「そう、ね……重い話とか、後味が悪いタイプは嫌ね」

 

どうやら、千草は結構本を読むタイプらしいんだよな。

千景も読むには読むらしいが、千草程ではないみたいだ。

そんな訳で、喜々として本を選ぶ杏に付いて行けるのは現状千草だけだ。

 

「……伊予島さんは、本に関わると人が変わるのね」

「あれにはタマもおっタマげたもんだ」

 

千草とは、さっきまで色々と話していたけれど、千景とは全然だ。

千草のヤツ、教室ではピリピリしてたけど、話すと妹思いの良い奴だっていうのが分かった。

だから、次は千景の事を知りたいと思う。

 

「千景も千草も、本はどんなの読むんだ?」

「そうね……姉さんも言っていたけど、恋愛系は全然よ。どちらかというと冒険物とか、そういう感じかしら?」

「なんか意外だな。ミステリーとかそっちかと思ったんだけどな?」

「読むには読むけど、そこまでね」

 

他愛の無い事から、少しずつ、少しずつだ。

なんでか、この2人は周りを警戒しているみたいだしな。

……内気な性格みたいだし、周りと関わる事が苦手なのかもしれない。

それが影響して、地元じゃ虐めにあっていたり、するのかもな。

タマの通ってた学校でも、暗い子ってのはそれが原因で揶揄われたりしていた。

2人も、そうなのかもな?

 

まぁ、まだ何も分からないからな。

気を付けながら、少しずつ知る事からだ。

 

「そういう貴方はどうなの、土居さん?」

「タマは杏の読んでるようなのは駄目だな。文字ばっかりで眠くなるんだ」

「あぁ、そういうタイプなのね……」

 

んー……思ったより、会話が続くな?

もうちょっと難しいかと思ったが……気のせい、だったのか?

だったら良いんだけど……あれ?

 

「あれ、杏?千草ー?どこ行ったー?」

「え、あ…………ねえ、さん?」

 

何時の間にか、千草と杏が視界から消えていた。

しまった、本に関わった杏の行動力をすっかり忘れていた。

ほどほど広い本屋だから、探すのは少し時間がかかりそうだなこりゃ。

 

「千景、杏達を探さないか?」

 

千景に声をかけてみる。

……反応が無いな。

いや、良く見ると、身体が小刻みに震えてる?

 

「千景?どうかしたか?」

「……何も、無いわ。姉さんを探すのよね?」

「お、おう」

「分かったわ……多分、こっちよ」

「あ、待ってくれよ!」

 

タマの事を無視して、千景が店内を歩き始める。

って速いな!人にぶつかりそうになるのも気にしないで、千草を探す事に必死になっている。

 

 

「姉さん、姉さん……姉さん、何処に……!!」

「千景、待ってくれ!」

「姉さん、姉さん、姉さん……ッ、居た!姉さん!!」

 

千景がある方向へ走り出したのを、慌てて追いかける。

にしても、居たってどこに……あ、長い黒髪の先だと思う場所だけが見えてるけど、もしかしてアソコか?

だとしたら、良く気付けたなアレに。髪の先しか見えないぞ?

 

「姉さんッ!!」

「千景?」

「良かった、姉さん……何時の間にか姿が見えなかったから、心配したわ」

「御免なさいね、千景……」

「す、すみません千景さん。私、本を探すのに夢中で、他の人が居るのも忘れてしまいました……」

 

千草の後ろから千景が、ギューッと力強く抱き付く。

そっか、人見知りで千草が近くに居ないと怖かったんだな。

だから、千草を探しに走り回ったのか。

……にしても、怯えすぎなような気もするんだがな?

 

「……杏さん。目的の本自体は見つかっているのだし、今日はこれくらいにしましょう?」

「そ、そうですね。もう結構な時間、此処に居ますし……それじゃあ、今回はこれをお勧めしますね」

「えぇ、ありがとう。それじゃあ、会計を済ませましょう」

「はい!」

 

おー、いつの間にかそれなりに仲良くなってるみたいだな、あの2人。

杏としては共通の趣味を持ってる相手みたいだし、話しやすかったのかな。

……タマの方は、あんまりだったなぁ。

でもまぁ、気になる事は出来たし、収穫は何も無い、って訳じゃなかったな。

 

「……良かった」

「タマは驚いたけどな。千景って、あんなに慌てる事もあるんだな」

「……姉さんが居なかったんだもの、仕方ないじゃない」

「杏の本探しに付き合ってただけだろ?」

「だとしても、よ……少し目を離しただけ、だなんて思うかもしれないけれども、目を離した隙に事情が一変するなんて、よくある事なのよ」

「……千景?」

「そう、少しの時間があれば、なんでも変わるの……変わって、しまうのよ」

 

左の耳の辺りを手で触れながら、千景がそう言う。

その眼に、なんていうか……どす黒い?って言うのか?

とにかく、今まで学校の友達どころか、出会った誰も宿していないなにか怖いモノを見た、気がするんだ。

 

「……さ、行きましょう。レジの近くで待っていれば、直ぐに合流出来るでしょうから」

「あ、そうだな……」

 

一瞬だけ見せた怖いモノが、瞬き1つで消えていた。

レジの方へと歩く千景の背中を見ながら、一瞬だけ見せたアレは、何だったんだろうか?と考える。

でも、タマの頭では何なのか分からないみたいだ。

分からないモノを考え続けてもどうしようもない。

ちょっと怖い所があるけれど、基本的には良いヤツであるのは確かだ。

今は、それで良いだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊予島杏さんと、土居球子さん。

今日、2人と会話をしてみたけれども、やはり恐怖を感じる。

良い人なのだと思う。優しい人なのだと思う。

それでも、姉さん以外の他人であるという事実が、私にとっては恐怖でしかない。

 

あの場所で、たった1日で全てが変わったように。

人は、目を離した隙に変わってしまうのでしょう?

優しいように見せて、その裏で何を考えているか、分からない。

それが怖い。

姉さん以外の人は、みんな、怖いわ。

 

だからね、姉さん。

1人にしないで。1人にならないで。

耳を斬られたあの日の様になりたくないし、あの日の私のような目に姉さんを遭わせたくないわ。

 

―――勇者御記 二〇一五年八月 郡千景―――




愛媛組との絡み、ぐんちゃんメイン回となりました。
次回は、ついにあの娘との絡みとなります。

今回今までと比べ文字数が少なく……全国のタマっち&杏ファンの皆様、申し訳ありません。
次回は気力の確保と維持を上手く出来るようになって、文字数と内容を充実させたいです……


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