NTR騎士の退場から始まる人理修復RTAはぁじまぁるよー!
ランスロットを空中に飛ばしてからのアルトリア・オルタの宝具により退場させました。まあ、ランスロットが消えたところを視認した訳じゃないですけど、いくら円卓最強と言えど何も無い空中から避けることは出来ないでしょう。
つまりはホモくんとアルトリア・オルタの勝ちです。なんで負けたか明日までに考えて───
「Aaaaaaaa……!」
「嘘でしょ……?」
は?
>あなたから少し離れた場所で甲冑を脱ぎ捨てたランスロットが剣を構えて立っている。
>怪我らしい怪我は見当たらず、その事に立香は絶句していた。
ちょっと待って。ランスロット退場してないやん! どうしてくれんのこれ(憤怒)
マジでなんで生きてるの……? (困惑)
「……ガンドによる拘束が宝具が当たる瞬間に解け、その後すぐに己の甲冑を脱ぎ捨てそれを足場にして直撃を回避したのか」
ウッソだろお前!? そんな事曲芸師でも出来ねえよ! あーもうこのNTR騎士の穀潰しめ! 狂化してるくせに技量が全く衰えてないのがホントクソ。敵に回ると嫌なことこの上ないなこの野郎。おじさん(遅延行為)やめちくり〜。
「Aaaaa……rturrrrrrrrr!!!」
>ランスロットは怒号を挙げてアルトリア・オルタに襲いかかった。
「いいだろう、今度こそ叩き潰してくれる」
まあ一応まだ猶予はありますし……。ここで確殺すれば実質プラスなんで何が何でもここでランスロットを仕留めます。とりあえずアルトリア・オルタに強化魔術によるバフとランスロットにガンドなどのデバフをバンバン撒いてとっちめてやりましょう。
今まではお遊びだったんだよ! (YMN)
>あなたはアルトリア・オルタに対して筋力と魔力の強化魔術を使用した。
「いい援護だ望幸。だがまだだ。もっと私に魔力を回せ」
しょうがねぇなあ〜(悟空)
置換呪術も交えてドンドンやっちゃいましょう。置換呪術を組み合わせた儀式魔術を発動させてランスロットの動きを一時的に封じた上で更にガンドによる二重の拘束。その後アルトリア・オルタの宝具を今度こそぶち当てて仕留めます。
バーサーカーなんで対魔力Eなので儀式魔術が有効なんですよ。しかも効果の軽減もほとんど出来ないんで。セイバーの身で現界しなかったことを呪うがいいぞランスロット。
>あなたはランスロットやその周囲の地面に向けて的確に弾丸を放つ。
さて、ここでホモくんが儀式魔術の準備をしている間に儀式魔術についての説明をしましょう。
そもそも儀式魔術とはなんなのか? という質問ですがこれは簡単に言えば効果値が物凄い高い魔術です。ちなみにこれは誰でも使えます。なので魔術師ルートであれば使う機会は……まあ、そこそこある……あったらいいなあという感じですね。
何故こんなことを言うのかと言いますとぶっちゃけた話瞬間契約ならまだしも儀式魔術は理性が吹っ飛んでるバーサーカー位にしか当たらないんですよ。
儀式魔術はその特性上、時間を必要とします。例えば長々と地面に術式を描く必要があったり、数分間詠唱し続けなければならなかったりと。はっきり言って一対一じゃあほぼ使い物になりません。
また、魔力を通す必要もあるので魔力感知に引っかかりやすいんですよね。なのでキャスタークラスがいるとまず解呪されたり、逆に術式を乗っ取られてカウンターされたりします。キャスタークラス以外でも割と気づかれることが多いので儀式魔術は丸見えの地雷とも揶揄されます。
それ故に理性のないバーサーカークラスくらいにしか使われないんですよね。何せ理性吹っ飛んでるので儀式魔術に結構気が付きません。
それから現状、この辺りには魔力がかなり散らばっているんですよね。そりゃあまあみんな戦ってますからね。その分魔力が辺りに拡散するというもの。それが儀式魔術のカモフラージュになるんですよね。
と、話をしている間にホモくんが術式を描き切りましたね。後は術式の中心地点にホモくんをセットして刻印を刻んだ弾丸に魔力を通すと擬似的な魔術陣の完成です。
「これは……おい、バーサーカー気をつけろ! 何か仕出かすつもりだぞ!」
>アタランテがランスロットに対して忠告をする。
おっと流石アタランテ。ケイローン先生と戦ってるのにこれに気がつくとは目敏いものですね。ですが、もう遅い。この術式は既に起動してますからね。
後は──ホモくんを囮にするためにランスロットの攻撃対象を置換呪術で入れ替えて此方に呼び寄せれば……
「Aaa……? Aaaaaaaaaa!!??」
「待て、貴様──」
>アルトリア・オルタと斬り結んでいたランスロットが絶叫を上げながらあなたへと迫る。
良し、後は置換呪術で魔術式の外にある刻印を刻んだ弾丸と入れ替えれば……あ、やば。ちょっとタイミングズレた。
>ランスロットの剣があなたの首をほんの少し切り裂いた。
>HPが少し減少した。
>あなたの首から血が零れ落ちる。
「望幸……首から血が!」
「首……望幸さん早く、早く治してください!」
>あなたの首から流れ落ちる血を見て立香とマシュが顔を青褪める。
うーん、ちょっとガバりましたね。まあええわこの程度。ランスロットが無事に術式の中央地点に到着したので呪術式拘束魔術を起動しまして、と。
>魔術陣の中央にいたランスロットに対して数多の魔術陣が発生し、その動きを封じる。
「Arthurrrrrrrr!?」
はい、ダメ押しのガンド。今度こそ消滅してもらいましょうか。
>あなたは拘束から抜け出ようと藻掻くランスロットに対してガンドを当てた。
>ランスロットは膝を突いてその場から動くことが出来ない。
「……!?」
さて、アルトリア・オルタさんやっちゃって──ん?
>アルトリア・オルタを中心に莫大な魔力が収束し始めた。
>アルトリア・オルタ自身の魔力が、周囲に散らばっていた魔力が、果ては大気中の魔力ですらアルトリア・オルタの周囲を渦巻くように収束していく。
>それはまるで竜の怒りを彷彿とさせる光景だった。
「貴様──」
んん? 気の所為ですかね? なんかアルトリア・オルタのストレス値が一気に最大値になって特殊なデバフが発生してるんですけど……。
いや、気の所為じゃねえわこれ。なんで? なんでいきなりストレス値が一気に最大値に? ホモくんが怪我を負ったから? いや、それだと何回かホモくん怪我してますからそこでストレス値が最大値になるはずです。なら何がトリガーになったんですかね……?
まさかフラグまでイカれたりしてねーだろうなこの死にゲー。
それよりもアルトリア・オルタに入った特殊デバフは何ですかね。発狂とかが入ったら軽く再走案件なんですよね。発狂デバフはこちらの言うこと聞かなくなる上に敵味方関係なしに攻撃し始めるんですよ。その上確率で周囲のサーヴァントに発狂を伝播させるクソデバフ。下手するとこのデバフのせいで壊滅するとか普通に有り得ますからね。
ですがまあ、見た限り発狂デバフの可能性はかなり低そうですね。発狂入ってたら既に攻撃してますし。この感じですと激昂……ですかね?
あー、やっぱりですね。アルトリア・オルタに激昂デバフがかかってます。激昂デバフなら割と問題ないです。寧ろ特殊デバフの中では当たりの部類です。
激昂デバフの特徴は幸運と耐久を除く全ステを1段階上げる代わりに耐久を2段階下げて一時的にマスターの命令を聞かなくなるんですよ。それこそこちらが令呪を切るか敵をぶっ殺すまではずっと激昂してる状態です。
それなので特殊デバフの中では一応当たりです。発動しないのが一番良いんですけどね。ま、今回はランスロットを完全に拘束してるので激昂デバフ入ってても無問題なのでこのままアルトリア・オルタにトドメを刺して貰いましょう。
「──巫山戯るなよ貴様ァッ!!!」
>アルトリア・オルタの雷鳴をも想起させる憤怒と共に周囲に渦巻いていた魔力の全てが聖剣へと収束していく。
なんか急に音が聞こえなくなったゾ(鼓膜破壊)
「よりにもよって円卓の騎士である貴様が彼奴の首を飛ばそうとしたのか!? それがどういう事なのか、いくら理性が飛んでいようと分からんはずがなかろうがァッ!」
>アルトリア・オルタが振り上げた聖剣に最早異常とも呼べる程の魔力が収束していく。
>その影響でアルトリア・オルタを中心に立っているのも辛いほどの暴風が吹き荒れる。
『そんな、嘘だろ……? この魔力数値は周囲一帯全てを消し飛ばしても可笑しくはない! 今すぐアーサー王に止めるように……ってもうダメだ! 宝具の発動準備が終わってる!』
「どうすればいいんですか!?」
『こ、こういう時はマギ☆マリに相談だ! きっと何かいい解決策をくれると思う!』
「色々とダメじゃないかなロマン!?」
『返信が来たぞぅ! えーと、「助かることを祈りましょう」だって。うわあああああ!? マギ☆マリにも見放されてるぅ!?』
「ドクターはもうダメです先輩! 当てになりません!」
>アルトリア・オルタの聖剣から天を穿かんばかりの黒焔が吹き荒れ始める。
「──卑王鉄槌、極光は反転する」
「おいおい……何だありゃあ……?」
>クーフーリンの言葉に釣られるようにこの場にいるほとんどの者が思わず空を見上げてしまった。
>何故なら聖剣から溢れ出た魔力が空に立ち上り亀裂を生み始めているからだ。
>雲は散らされ、蒼かった空は聖剣により黒く禍々しく染まる。
「──光を呑め」
>それは光を呑む昏い闇だった。
>それはブリテン島を守るために顕現した魔竜ヴォーティガーンの息吹を越えた形容し難い何かだった。
>それは敵を滅ぼすことに特化した一撃であった。
「──
>斯くして爆発的に膨れ上がった極光はランスロットへ向けて落とされた。
>極光の一直線上にある何もかもがその一撃を阻む事は出来ず、一瞬で蒸発させられる。
「Arrrrr……thurrrrrr……」
>まるで裁きを待ち受ける罪人のようにランスロットは膝を折ってただその一撃を受け入れた。
>そしてその一撃はランスロットの霊基を蹂躙した。
>莫大な熱量を以って焼き尽くし、霊子の欠片も残さずに滅する。
>臨界を迎えた黒き極光は膨れ上がり、行き場を失った魔力の奔流は全てを破壊せんと拡がり──
■■o ■■■■■n■s t■■■■ s■■■s sur■■■
──不意に耳障りなノイズ混じりの声が聞こえ、酷く底冷えするような神威が辺りを満たした。
「えっ?」
>その声は誰が上げたのか。
>もしくはこの場にいる全ての人間が上げたのかもしれない。
>破裂寸前だった黒き極光はまるで最初から無かったかのように虚空へと掻き消えた。
『魔力反応消失……? あの莫大な魔力が急に無くなったぞ。クソッ、先程の魔力の嵐のせいか其方を映すことができないか。マシュ、立香ちゃん、望幸くん、今其方で何があったんだい!?』
「い、いやそれが今何が起きたのか私達にも分からないんです。急にアルトリア・オルタさんの宝具が霧散して……」
『霧散? そんな馬鹿な、此方の観測データでは何も起きてない。魔術の痕跡すら見つかってないぞ。それなのに今にも爆発寸前だった魔力が急に霧散するなんてどういうことだ?』
「今の気配──いや、ここは引くか。バーサーカーもアサシンもやられてしまったようだしな。ああ、そうだケイローン。忠告はしたからな。其れだけは気をつけろよ」
「待ちなさいアタランテ! あなたは何を──何処まで知っているのです!」
「悪いが其れは今教えるべきじゃないのでな」
>アタランテはそう言うと最速の英霊たるアキレウスにも勝るとも劣らぬ速度で戦場を離脱した。
>一先ずは終わった戦闘に思わず安堵の息を吐いた立香は怪我をしているあなたの方へ振り向いた。
「望幸、首の怪我は大丈夫なの?」
……へーきへーき! ホモくんのHP残量はまだまだあるんでね。それに戦闘も終わったことだし、治癒魔術で治せば問題ないってそれ1番言われてるから
>あなたは立香の問いに対して首を縦に振り、首の怪我を治癒魔術により回復させた。
>HPが回復した。
「おい、望幸。首の傷が完全に治せたのか見せろ」
>あなたの下へやってきたアルトリア・オルタが先程まで血が流れていた首の傷が無くなったかを確認する。
しょうがねぇなあ〜(悟空)ほらほら、傷一つないダルルォ!? なので安心して、どうぞ。
「……確かに傷は塞がってるようだな。なら、いい」
お、アルトリア・オルタのストレス値が少しだけ下がりましたね。加えて特殊なデバフも消えましたし、とりあえずはOKですかね。
とは言ってもアルトリア・オルタのストレス値は依然高いままなので後でご機嫌取りする必要がありますけどね。
さて今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
「……気のせいだよね? 一瞬望幸の瞳が──」
Qなんでアルトリアあんなに怒ったの?
A竜の逆鱗と地雷を同時にぶち抜かれたから
Qつまり?
Aトラウマを刺激したホモくんがいちばん悪い
撒いたものを早く回収したいけどここでは回収できないもどかしさ……
あっそうだ(唐突)
実を言うとRTAパートより小説パートを書くのが好きなんですよ。なのでRTAパート減らして小説パートを多めにしたいなって思ってたり……だめ?(アンケ発動)
アンケ発動した所で失踪します