ダンガンロンパ 絶望エクスプレス 〜希望駅8時発 絶望行き急行列車〜 作:MOGIぴー
ダンガンロンパの二次創作です。また、作者は文章力がありません。そして、悲しいことにストーリーつくりも決して上手ではありません。内容が薄かったり、無理矢理だったりするかもしれません。暴力的・流血シーンも多数存在します。本家様のネタバレが含まれている可能性もあります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
僕の名前は
そう、僕は、かの私立希望ヶ峰学園から「超高校級の推理作家」として、スカウトをもらったのである。私立希望ヶ峰学園といえば、入学した者には人生の成功が約束されると言われることで有名だ。生徒たちはそれぞれ「超高校級の才能」を持っており、その才能において学園側から認められた者だけが入学できる。一般人から見れば、スカウトされることすら夢のまた夢。僕だって、この希望ヶ峰学園にスカウトされるなんて思ってもみなかった。
先述の通り、僕は「超高校級の推理作家」としてスカウトされたわけなんだけど、実は日本では名の知れた推理作家だ。本名、空閑薫をそのまま使っている。最初は趣味で小説を書いてただけだった。でも、とあるサイトで投稿してた「吊り人」という自作の小説がまさかの大賞を受賞。「吊り人」は僕の記念すべきデビュー作となった。「吊り人」の内容は主人公の探偵が、身の回りで次々に人が首を吊るという呪いの少女と出会い、いろいろな事件にせまりながらその少女の謎を解き明かしていく、といったどこにでもあるようなベタなストーリーだ。内容がもはや「普通」だったので、まさかこの小説で世界に名をはせることになるとは思いもよらなかった。
そして、僕の推理作家としての才能は、ついに国内トップレベルの学園にも認められてしまうこととなった。
未だに信じられない。僕があの学園に入学することが。あの、絶対に手の届かなかったはずの学園に。
これが現実だということに何度も驚きながら、僕はホームで列車を待っていた。でも、希望ヶ峰学園に行くために列車を待っていたわけじゃない。
実は、私立希望ヶ峰学園は姉妹校を全国に置いているらしく、僕の地域で一番近くにあったのが私立
その列車は「ホープエクスプレス」という名前で、叶能学園まで走っている。なんでも、叶能学園が完成した際に、記念としてこのホープエクスプレスを期間限定で運行したらしいが、生徒や地域住民の人たちの要望により、現在は月に一度運行しているそうだ。
列車に乗り込み、席に座った時にどっと眠気が僕を襲った。列車の発車時間が早朝だったので、その分早起きをしてしまったからだろう。まぁ、学園に行ってからは寮生活が始まるはずなので、ここまで早起きをする必要も無いわけだ。その点は安心。それにしても、他の生徒たちはどんな才能を持っているのだろう。才能だけじゃない。性格、人間性だって気になるし、一番心配なのは仲良くできるかどうか、それに限る。
でも、おそらく今から楽しい楽しい学園生活が始まる…。
僕はそのまま眠りについた…。
楽しい楽しい学園生活が始まる、、、、
はずだった、、、
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そのぬいぐるみから発せられた言葉に、僕の頭は理解が追いつかなかった。そう、今まで自分が描いてきたミステリーよりも難しい。そんな気さえした。
思考が停止してしまったのは僕だけじゃないようだ。この場にいる全員があのモノクマを見て、固まってしまっている。
「…は?」
一人がただ一言、バカらしいという口調で発した。
「コロシアイ…? 一体何意味分かんねぇこと言ってるんだよ」
「え~? コロシアイなんて今時、ミジンコでもわかるよ~?」
「…もしかして、文字通り殺し合うってことどー?」
「そういうことさ。なーんにも難しくないよね?」
何を言ってるんだこのぬいぐるみは…。
「ちょっと待て。…なぜ未来を約束する学園のトップともあろう学園長が、今から学園の『超高校級』の生徒である自分たちにそんなコロシアイをさせるんだ」
穏やかな口調の生徒がモノクマに訊く。たしかにこの自称学園長であるモノクマが言ってることは無茶苦茶だ。
「『超高校級』だからこそ、このコロシアイに意味があるのさ。さぁ、つべこべ言ってないでさ、オマエラ、胸ポケットに入ってる物を確認してみるクマ」
モノクマに言われ、視界は胸ポケットへと高速で移動した。
これは…? カードとスマホのような機器だ…。…あのモノクマ、一体何をするつもりなんだ…?
今感じているのは不安感オンリーだ。
「そのカードはその『電子生徒手帳』のロックを解除するものだよ。本人のカード以外では解除できないようになってるから」
「この薄型の電子機器が生徒手帳なの?」
「そう! その生徒手帳の中には、自分のプロフィールとこの列車の案内地図、校則などが掲載されてるよ。あ、基本的に生徒手帳は持ち歩いてね」
…やるしかないか…。僕はカードを電子生徒手帳の隙間に素早くスライドさせた。
パッと画面が明るくなった。かと思えば、メニューとおぼしきものが画面に映し出された。
「校則を開いてほしいクマ。それを読めば、ミジンコ以下の超高校級の君達でも理解できるはずだからね」
「校則」と表示された部分をタッチした。
すると長々と文字が現れた。
1.生徒達はこの列車内もしくは学園内、指定された敷地内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。
2.夜10時~朝7時までを「夜時間」とします。
3.就寝は列車内もしくは学園の寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰し
ます。
4.叶能学園及び希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。
5.学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。また、監視カメラの破壊も禁じます。
6.仲間の誰かを殺したクロは「卒業」となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。
7.生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる「学級裁判」が行われます。
8.学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。
9.学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑されます。
10.電子生徒手帳の他人への貸与を禁止します。
11.コロシアイ学園生活で同一のクロが殺せるのは、2人までとします。
どういうことなんだ、これ…。クロとか卒業とか意味が分からない文章が並んでいる。でも、ルールをザっと読んだ感じ、まるで…。
「デスゲームですね…」
…僕たちは参加させられてしまったんだ。
超高校級の才能たちによる、醜いデスゲームに。
「うぷぷぷ、わかってくれたクマ~?」
「…誰かを殺せば、ここから脱出できる。ということか」
「そういうことだよ!」
「冗談じゃない…」
「…でも、この列車は叶能学園に向かっているのでしょう? そこに着くまでの辛抱なんじゃないの」
「だから、着くわけないって言ってるじゃん! この列車は既にボクが占拠してるからね! まぁ、オマエラが何を叫ぼうが何をわめこうが、コロシアイ学園生活は終わらないよ!」
そうか、既にこのモノクマに自分たちの自由は奪われているのか…。
「じゃあオレたちはどうすれば…」
「あんたバカじゃないの? ちゃんと校則に書いてあるでしょ、ここを出たかったら誰かを殺せってね」
「まさか本気でそんなこと言ってるわけじゃないよね?」
「まぁまぁ落ち着いて…」
大混乱、という言葉がこの場面にぴったりだった。このモノクマの言動、電子生徒手帳に記載された校則。これがまさに混乱の原因である。
「うぷぷ、じゃあしばらくゆっくりしててクマ。学園が近づいてきたら、ボクがお知らせしてあげるクマよ。『まもなく3番線に絶望エクスプレスが参ります。黄色い線の内側までお下がりください』なんつって、おっと、これは駅のアナウンスだったクマね」
「あの学園長にわかだ」
「うるさい! ほら、さっさと誰かを手にかけて待ってな!」
そう言って、モノクマは消えた。
どこへ、というか、本当にすっとその場から消えた。
≪次回へ続く≫
どうも、MOGIぴーです。
次回にPrologue3話目と、生徒名簿を投稿する予定です。