あなたと奏でる物語   作:Clear2世

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サンタせっつー……気が付いたら4000近くあった石が800近くに……
あれ、おかしいな。お知らせ当初は引く気なかったはずなのに……あるぇ~?








それはともかくとして、今度こそ本編の続きです。
同好会全員揃うまでようやく現実味を帯びてきた……
ガチャ結果?虹演出一つすら見れなかったよ……


9話 其の三

「こんにちは〜みんな久しぶり!元気にしてた〜?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このっこのー!先輩に対して偽名を名乗るとはどういう了見だー!」

 

「ぶひゃっははははははっははは!お、俺は悪くねぇですからね!むしろ目が覚めたら知らない人が横で寝ていたとかどんなホラーですかと言いたいくらいで!」

 

「ほほーう?まだそんな生意気な事言うんだー。かすみちゃーん、しずくちゃーん」

 

「す、すみません先輩。失礼します」

 

「にっしっしー。かすみんのくすぐりテクニックセンパイに披露しちゃいますよー!」

 

「こ、後輩を洗脳するなんて見損なったぞカーネぶわっはははははははははは!ちょっ、ストップストップ!ステイステうははははっははははははっっ!て、てめっ宮下どさくさに紛れて参加してんじゃねー!」

 

「ほれほれー。ここがええんかー?こちょこちょこちょー!」

 

「いいぞーみんなー。やっちゃえー。彼方ちゃんの事を名前で呼ぶまでやめないぞー」

 

「そうだそうだー!カナちゃんと私とりなりーも名前で呼べー!いつまで名字で呼ぶんだこのー」

 

「ひぃっひぃっ……お、俺は脅しやテロになんて屈しない!要求を飲むくらいなら死んだほうがマシだ」

 

「……中橋先輩そんなに私達の事名前で呼びたくないんだ」

 

「よーしお望みどおり(笑い)殺してあげる。みんなーやっちゃえー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わぁ!みんなとっても楽しそう。私も混ざっていいかな?」

 

「えっと……今は落ち着く待ったほうがいいかも……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近江先輩――――じゃねーや。彼方先輩と先輩の忠実な下僕達からの拘束くすぐり攻撃が終わり、俺はなんとか彼方先輩たちの許しを得ることができた。

お互いの事を名前で呼ぶ事(どさくさに紛れて宮下と天王寺も)が条件とされてしまったが……くすぐりには勝てなかったよ。

まさか現実でくっころを使う日が来るとはな……男の俺が。

 

 

「わたし、スイスに一時帰国していただけなんだけど……手紙置いていったよ?」

 

「えっ、あれ……あれもしかして、エマ先輩の置き手紙だったんですか!?……かすみんてっきりライバルからの怪文書かと」

 

 

俺がくすぐられている最中に何時の間にかやってきていた女子生徒。

同好会メンバーの一人であるエマ・ヴェルデ先輩から同好会を離れていた理由を現在かすみたち初期メンバーが聞いていた。

俺?みんなから離れたとこで身だしなみを整えています。

くそぅあいつら、遠慮なしにくすぐってきやがって……いやそれにしては妙に制服の乱れが多いような気がしてならないんだが……最終的に天王寺―――いや、璃奈か。なんかなれねーわ。

璃奈と歩夢も参加していたみたいだし。

結束力が高まるのはいいことだけど、何もヘイトを俺に集めた時に発揮しなくてもいいと思うんだ。

 

 

「あーん!ごめんなさーい!かすみんの早とちりでしたー!」

 

「エマさんは戻ってきてくれたし、全然いいよ。結果オーライだよ」

 

 

ふぅ、こんなもんか。ネクタイは……めんどいから外すか。

外そうとしたら歩夢が正面に来て、ネクタイを直してくれた。

うーん、この新妻力よ。

あまりの自然な動作に他のメンバーが口を開きっぱなしじゃないか。

 

……でだ。聞いている限りだと、エマ・ヴェルデ先輩は同好会を辞めていたわけではなく、故郷のスイスに一時的に帰国していただけだという。

生粋の外国人か……全国どころか、世界からも生徒を募集している虹ヶ咲学園からすれば珍しいことじゃないけど、改めて見ると日本人離れした容姿だな。

めっちゃ肌白いな。背も高いし。どんな服を着ても似合いそうだが、和服を着てみてもイケそうな気がする。

こう……和と洋が混ざりあったコンストラストも趣があるといいますか。

……あ、目が合った。ニコッと人懐っこそうな笑顔を浮かべ両手を広げこちらに走ってきた。

……え、両手?

 

 

 

「エストイコンテンタ!やっとあえたよ~」

 

「ファ!?」

 

 

そしてそのまま熱いハグを交わしてきた!

デカーい!説明不要!……いや、この状況に説明がほしいのだけれども!

突然のことに後退り、後ろに倒れそうになったがなんとか踏ん張る。

え、何々?どういうこと?なんでこの人は急に抱きしめにきたんだ!?というか、俺今日一日だけで何回抱きつかれているの?

なんかすっげー良い匂いするし、今までに見たことがないほどの凶器を押し当てられて頭がどうにかなりそうだったが、なんとか平静を保つ。

目の前の先輩はもう離さないと言わんばかりに強く抱きしめてくる。

 

 

「あの時はありがとー。あなたが助けてくれなかったら、お昼抜きになるところだったよ~」

 

「あの時って…………あ」

 

 

思い……だした。

赤髪のおさげ。色白の肌。うっすらと付いたそばかすに……昼抜きという単語でピンときた。

あれはたしか食堂で――――

 

 

「券売機の前で困ってた人?」

 

「せいかーい。思い出してくれたんだね」

 

 

抱きついたままにっこりと至近距離でこちらを見つめてくる。

邪気なんていっさいないようなくりくりとした綺麗な瞳だ。そんなに話したことはないんだが、雰囲気からして小さい子供に好かれそうな優しいお姉さん的なオーラが感じ取れるな。

今までに俺の周囲にはいないタイプの人種だ。

 

 

「本当にありがとうね。初めて使う機械だったから、買い方全然わからなくて~」

 

「いえいえ、別にお礼言われるようなことでもないですし……」

 

「きみからしたら大したことじゃないのかもしれないけど、わたしからしたらすくいのいって?だったんだよ。後ろに並んでる人はいっぱいいて、早く買わないとって気持ちですっごく焦ってたんだよね。周りの人も教えてくれなかったし、ほんとどうしようもなくって……それでもあなたはわざわざわたしのとこに来てくれて教えてくれたよね。すっごく嬉しかった」

 

 

大事なものを両手で救い上げるようにゆっくりと当時の想いをまっすぐにぶつけてくる。

う……な、なんだこれ。なんかめっちゃ顔が熱い。こんなドストレートに気持ちを伝えてくるなんて……これも文化の違いなんですか!?

教えてくれ安〇先生!

 

 

『人はそれを愛と呼ぶのですよ。ベッドイン(ゴール)はすぐ目の前ですよ』

 

 

あ、あん〇いせんせーい!?

教師たるものがそんな不純異性交遊を進めるような事を言っていいんですか!?

雲の向こうで親指を立てている安〇先生は俺の知っている安西〇生よりも脂ぎっていた。

 

 

「そういえばあなたの名前まだ聞いていなかったね。なんて言うの?」

 

「な、中橋総悟です」

 

「総悟くんだね。よろしくね!わたしの事はエマって呼んでね~」

 

「よ、よろしくっす。ヴェルデ先輩」

 

「エマでいいって〜」

 

「……先輩」

 

「エ・マ〜」

 

「…………エマ先輩」

 

「うん!えへへ、総悟君あったかいなぁ。弟たちよりもあったかくて、きもちがいいよ」

 

 

さらに抱きしめる力が強くなり、胸元に顔をうずめてくるエマ先輩。

な、なんなんだこれ!この少女漫画に出てくるイケメン美男子が主人公に甘い言葉をささやくシーンを見ているかのようなぞわぞわとするような甘酸っぱい空気は!

エマ先輩は俺の方が温かいとか言っているが、俺からしたら彼女の方が温かい。

俺から抱きしめることはまたあらぬ誤解が生じかねないので、両手は上げたままだが。

ゆっくりと顔を上げてきたエマ先輩の目はとろんと何かに浮かれたような熱を帯びており、何かを期待するような……色白の肌も朱に帯びていた。

この世界には俺とエマ先輩の二人しかにいないような。まるで固有結界でも張られているような―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こらー!かすみんたちを放って二人きりの世界に入らないでくださーい!!」

 

「そうだぞ〜。エマちゃんだけずーるーい〜。彼方ちゃんにも湯たんぽを使わせろ〜」

 

錯覚をしていただけだった!

 

「ふぇ?あ、ご、ごめんねー!あなたの顔を見たら、どうも我慢ができなくなっちゃって」

 

第三者等の介入により、展開されていたEMフィールドは消失しエマ先輩もハッとし、正気に戻ったようだった。

俺から離れ、申し訳なさそうに謝ってくる。

この人見た目によらずグイグイと押してくるタイプなのかもしれないな。

 

 

「い、いえ。びっくりはしましたけど、嫌ではなかったので……」

 

「そ、そう?……それならもう一回ギューーーッてしてもいいかな?ダメ……?」

 

 

ぐっ……!その捨てられた子羊のような上目遣いはずるい!

いや、やってる本人には自覚がないのだろうけども。前屈みになっているせいで、先程まで俺の体に押しつぶされていた物体が強調され、非常に目のやり場に困る……!

落ち着け俺!落ち着けもう一人の僕!!歩夢から以前聞いた言葉を思い出せ!

 

 

『女の人は男性が思っている以上に視線に敏感なんだよ?いやらしい視線とか邪な感情がある時は特に。……え?具体的にどこかって?も、もうっ!そ、そんなの言わなくてもわかるでしょっ。とにかく、必要以上に女の人をジロジロと見るのはだめっなんだからね?……………わ、わたしならいくらでも見ても……いいんだよ?総くんにだけなら』

 

 

歩夢と映画館にて少女と雪の女王を見た後、帰る時間にはまだ早いってことで街をぶらぶらと二人でぶらついている時、やたらと肌の露出が凄く彩りも目に悪くなるような色のボディコンを着た、スタイルがとんでもなく良いお姉さんが街中を歩いていたのを見かけた。

周りの男どもは隣に彼女がいようが、子供を肩車していようが関係なくその女性に目を奪われ鼻の下をだらしなく伸ばしていた。彼女持ちのリア充はその後彼女に耳を思いっきり引っ張られたり、足の指を踏まれたりしていた。ざまぁ。

 

俺はというと、まっ昼間からあんなド派手な服を着ていて恥ずかしくないのだろうか?とか、ここを歌舞伎町やネオンの凄い夜の街かと勘違いしてるんじゃないのかと別の意味でその人に釘付けだった。

歩夢にはそれが、俺も嫌らしく鼻の下を伸ばしている野郎どもの一人と思ったのか、かわいらしく頬を膨らませて先程の様な事を言ってきた。

 

私怒っているんだよ?でも遊びに誘った手前私が不機嫌そうにしちゃ悪いし……顔に出さずに顔に出さずに……なーんて結局顔に出ちゃってる幼馴染かわいい!

頬が緩むのを自分で感じながらも歩夢に

 

 

『俺は露出の多い服よりかは肌面積が少ない清楚な服とかの方が好みだから。あんな街中で不特定多数に見られかねない服装の方はちょっと……痴女だろあんなん』

 

 

と言った。

露出狂を見るぶんにはなんら問題ないが、自分の好きな人にはあんまやっておいてほしくはないな。

それが生き甲斐だというのなら、俺は受け入れるだろうが……

 

 

まぁ、そんなわけで。歩夢に教わった共感を活かし、俺はエマ先輩から視線をそらすことに成功した(ダイス値1クリティカル!)

視線の先には歩夢がなんとも言えないような顔でこっちを見ていた。

うん、あれは恐らく幼馴染が人気者で嬉しい気持ちがある反面自分の元から離れていくような消失感……そんな大事なお兄ちゃんを学園のマドンナに取られつつある妹のような気持ちなんだろうな、うん。

後で帰りにクレープでも奢ってやるか。めちゃくちゃにトッピングされた高いやつ。

 

 

「ちょちょちょっとエマ先輩!センパイを独り占めするのはダメですよ!センパイはかすみんだけの……じゃなかった。私の専属マネージャー……でもなくて。(今は)みんなのセンパイなんですからねっ」

 

「???あ、そっか。かすみちゃんも寂しかったんだね。だいじょーぶ!私もかすみちゃんのこと大好きだよ〜。ほら、ぎゅーってしちゃう」

 

「うぇ?い、いえ。センパイはセンパイであってエマ先輩の事を指すわけじゃむぎゅっ!」

 

 

「うーん……ぬくぬく〜。エマちゃんの気持ちも彼方ちゃんわかるなぁ。真也君……じゃなかった。総悟君あったかーい。一家に一人は欲しいよ〜……zzzz」

 

「か、彼方さん。あんまり先輩を抱き枕代わりにするのは失礼じゃ……」

 

「zzz……ん〜?それなら、しずくちゃんを枕にしちゃお〜」

 

「え?あ、あわわわ!彼方さん!?」

 

 

俺に引っ付いていた先輩2名は後輩の尊い犠牲によって離れ、新たな抱き枕へと引き寄せられれ行くのであった。

……さっきまでの暖かで柔らかな感触がいざなくなるとなんか寂しい気持ちがあるような。

 

 

「もうちょっと抱きつかれていたかったとか、そんな事考えているっしょ」

 

「んなことねーよ」

 

 

エスパータイプかこいつは。

腰に手をやってどこかつまらなそうにしている宮下……いや、愛か。

こいつとは歩夢を除いた異性で言えば、学園内で二番目に付き合いが長いやつになるんだよな。

 

 

 

「どーだかー。アタシは嫌だぞー。副カイチョーがヘンタイチョーなんて」

 

「虹ヶ咲学園生徒会副変態長……うん、すっごいヤダ」

 

「俺も嫌だわ」

 

 

変態会長はゴリラだな。

いや、ゴリラは今はどうでもいいんだ。重要じゃない。

脳内ですり寄ってくるゴリラを脳外へバナナを投げて退場させる。

……さすがに一年以上付き合いのある友人的なやつを他人行儀で呼ぶのは良くなかったか?

い、いや距離感近いギャルとはいえ異性を気安く名前で呼ぶのは俺の心情に反するし……今さらすぎるか。

 

 

「まったく、何を気にしてんのか知らんが愛も璃奈も全員落ち着け。今から軽くミーティングをすんぞ」

 

 

騒ぎの元凶であるお前が言うなって言われそうだったが、皆特に何も言わずこちらに注目する。

その中で愛は屈託のない笑顔を浮かべ、璃奈は璃奈ちゃんボードで照れを表現していた。

うーむ、女子を名前呼びするのは避けていたつもりだったんだけどな。歩夢を除いた同好会メンバー、名字で呼んでたはずが全員名前呼びですよ。

名前を呼びあえば友達だってな○はさんじゅうきゅうさいが言っていたから、避けていたんだが……男女間の友情は成立しないもんだと思っているのでね。

 

 

「これでメンバーは8人だね!こんなにも早く集まるだなんて思ってなかったよ」

 

「うむ。我が同好会の誇るスクールアイドルはこれでセブン。お台場セブンスシスターズと名乗ってもいいかもしれないな」

 

「先輩。その発言はぎりぎりすぎるかも……」

 

「うん?そうか?まぁ、気にすんな」

 

「(先輩、ナチュラルに自分を数えていないね……)」

 

「(これはメンバーが集まったら逃げるパターンだよしず子。どんな手を使ってでもセンパイを引き止めなきゃ!)」

 

 

某アイドル育成ゲーを引き合いに出してみたのだが、ゲームネタに強い璃奈は口元をへの字に、目元が逆ハの字の璃奈ちゃんボードを掲げていた。

しずくとかすみはひそひそと話し合ってる。あの二人初期メンバー勢で学年も同じだから、タイプは違えど仲は良いのかもな。

 

 

「そんなわけで規定の人数まで後二人となったわけだが……うん、歩夢を誘ってからと言うもののかなり順調なペースで事が運んでいるな。一番初めに歩夢に声をかけたのは正解だったな。ありがとな歩夢」

 

「そんな……私はなにもしてないよ。……でもあなたがそう言ってくれて本当に嬉しい……」

 

「先輩方!安心するのはまだ早いですよ。次はせつ菜先輩の説得に行きましょう!これだけ人数がいれば戻ってきてくれますって」

 

「んー……いや、優木せつ菜の説得はまだ早い。後もう一人メンバーが加わってからにしたほうが……都合は良さそうだしな」

 

「都合って……誰の?」

 

 

歩夢の問いかけには答えず、視線を移動し扉へと向ける。

正確には扉の向こう側へといるであろう人物なのだが……皆が視線を向けるよりも少し早く、廊下を走り去るような足音が聞こえてきた。

 

「今のって……」

 

「もしかして、入部希望者じゃないですかね!?今からでも捕まえ――――ぐにゅぇっ!」

 

「まぁ待て。ステイだ」

 

駆け出そうとしたかすみの襟元を掴み、留まらせる。

スクールアイドルにあるまじき鈍い声が出たが大した問題じゃない。

 

「大問題ですよ!かすみんのかわいらしいキュートボイスが発せなくなったらどうしてくれるんですかぁ!」

 

「素で心を読むな。安心しろ。かすみのラブリーなボイスは風邪で鼻声になってもかわいいから無問題だ」

 

「そ、そうですか?それなら許してあげなくもないです」

 

なんかかすみの扱い方がわかってきた気がする。

 

 

「誰が盗み聞きしようとしてなかろうと今の俺たちがすることは変わらない。と言うわけで、今回は新たに勧誘しようと思うんだが……心辺りある人は挙手願います」

 

「はーい!わたし入ってくれそうな人に心辺りあるよ〜」

 

「本当ですか!?」

 

「今から会えたりしますかね?」

 

「待っててね。今聞いてみるから」

 

元気よく挙手してくれたのはエマ先輩だった。

嬉しそうに声を上げる歩夢に続き、かすみがアポを取れるか確認する。

 

「どんな人なんでしょうか?」

 

「えっとね、朝香果林ちゃんって言ってねわたしの友達で、とっても綺麗で素敵な娘なんだ〜」

 

「あ!愛さん知ってる!確かドクモやってる先輩っしょ?」

 

メッセージアプリでやりとりをしているであろうエマ先輩は手元を動かしながら、しずくへと返答をする。

しかし、読者モデルときたか……個性的なメンバーが集まる傾向があるとは思っていたがここまで来るとなんらかの意思が働いているようにしか思えないな。

 

 

「ドクモ、どくも……毒蜘蛛?」

 

「読者モデル。ファッション雑誌なんかの特集でモデルをする人の事」

 

よくわかっていそうにない彼方先輩にフォローをする璃奈。

 

「モデル経験者ってことは知名度もそれなりにあるはず。そんな人物が加入してくれれば、それは大きなアドバンテージを得れる事だろう」

 

ルックスやスタイルも相当良いはずだろうしな……とは言わないが。

 

 

「今美人なんだろうな〜とか期待してたでしょ?」

 

「んなことねぇよ」

 

やっぱこいつエスパータイプだよ。間違いねぇよ。人が良すぎるとこもあるしエスパータイプだって。

いやでもさ、モデル経験ありって言われたらそう思うだろ普通。誰だって推測できることではあるじゃん。

そもそもさ――――

 

「ここにいる全員が美人、美少女にカテゴライズされるメンバーだろ。普段からかわいいって連呼しているかすみはかわいさの追求してるせいか可愛いってとこがあると思うし、愛だって周囲の人間と話している時楽しそうに笑うとことか自分のダジャレを笑顔で披露する姿とか見ているこっちまで楽しくなるしな」

 

 

スクールアイドルになろうとしてる時点でルックスは皆高いんだよなぁ……動画でスクールアイドルを見たりしてみたが、美少女美女の割合が高いという。

正直テレビに出てる芸能人有名人なんか軽く凌駕する程まである。

スクールアイドルだからなのか、美少女だからスクールアイドルなのかどっちかはわからんが。

 

 

「う……あ……」

 

 

今までに見たことがないほど愛の顔が赤くなっていた。

他のみんなを見てみると愛と同じように顔が真っ赤になっていた。かすみのやつはなんか後ろを向いていたが、耳がめっちゃ赤くなっていた。

思った事を言っただけなのに、なんでそんな嬉し恥ずかしそうにしてるんだか。

これからスクールアイドルになって、ファンにわーきゃー崇め褒め讃えられる偶像になるわけだってのに、そんな耐性で大丈夫か?

 

 

「OKだって〜今から会えるってさ」

 

「よし、善は急げです。その朝香果林という人を勧誘しに行きましょう」

 

「うん!……あれ、みんなどうしたの?顔すっごいまっかだけど……」

 

スマホでやりとりをしていたエマ先輩の耳には入っていないようだったのか、首を傾げていた。

 




みんな大好きエマーマ参戦回。
アニメでもそうだったけど、エママにお世話されたい人生だった……
次回はもう言わないでもわかるよね?
リンボーボコれる機会が来たせいで、一切執筆してないけど仕方ないよね。
12月って色々ゲームの販売やらソシャゲーのイベントラッシュとかで忙しいんや……
そういやまだアニメの水着回すら見てないや。早く見ないとー(´・ω・`)




エママ スクスタでエマさんの家族の話が出るたびに、ワイも弟になって甘やかされまくりたいと毎回思ったりする。
アニメ放映前は編入時、見慣れない外国人がきょろきょろと学園入り口前にいたところを総悟君が声をかけて……みたいな展開を考えていたのですが、その役割は果林さんがやっていたので主人公君のお役目はサヨナラバイバイとなり、今回のような感じに。
どうしようもなく困っている所に救世主がやってきてくれるとめっちゃ嬉しいと思ったり。それが異国の地ならなおさら。

どっかのSSで、同好会が廃部寸前になっている時に同好会を守っていたのがかすみんだけで、先輩である彼方ちゃんは何をしていたの?とエマ先輩がまじおこになっている作品を見て結構ビビった覚えがあったり……


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