あなたと奏でる物語   作:Clear2世

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はい、そんなわけで待望の3年生組が全員登場する話です!





















ってんなわけないだろぇー!
そんなわけけねーじゃん!
このSSがそんなテンポ言い訳ないだろいい加減にしろ!

はい、すみません。そんなわけでサブタイから察するにアニメ回です?
アニメ回ていうか、侑ちゃん回というか……当然ながら本編とは全く関係のないお話です。
すまぬ、エマさん、果林さん。今回(君たちの出番は)ないです

※12月4日22時追記。 確認したところ、文章上部に入っていないといけない箇所がなぜかまるごと下部に入っており流れが意味不明な字の文となっていました
現在は修正しましたので、その前に読んでいただいた皆様に混乱させてしまい、すみませんでした。


番外編
トキメキのはじまり?


「トキメキだよ!!」

 

開口一番目の前の女はそんな事を言ってきた。

新しい玩具を買い与えられ、家に帰ってから箱を開けるのが待ち遠しくて堪らない子供のように目を輝かせていた。

その隣には『ゴメン。止められなかったよ』と両手を合わせ申し訳なさそうな顔でいる少女が立っていた。

 

どちらも彼此れ10年来の付き合いだ。家はマンションの部屋が隣通し並び合っていて、互いの両親は学生からの付き合いがあり、その子である俺たちの仲が深まらないわけもなく……高2になった今も変わらず関係は良好……であるはずだ。多分。

 

 

俺達のような関係を幼馴染と世間一般には呼ばれているな。

幼馴染……それはアニメや漫画、ギャルゲーやらお子様ご禁制のむふふなゲームでかなりの割合で登場する設定だ。

物語開始時にこれでもかと言うくらいに主人公への好意が高く、朝は優しく体を揺すってくれて「おはよう。もう朝だよ〜朝ごはんできてるよー」なーんて朝食の準備もしてくれたり。

そのまま朝のお世話をしてもらった後は同じ学校へと仲良く通学し、偶然にも同じクラスでたまたま席が隣の幼馴染だった主人公君は午前中も同じ空間で時間を過ごす。

放課後はもちろん、同じ部活であろうがなかろうが下校時も当然一緒で、夕食は幼馴染と一緒に作ったり……そしてそのまま良い雰囲気になったりして食事の前に幼馴染を頂いたりする展開とかもあったり。

お風呂のアフターサービスだって当然あるさ。幼馴染だもん。

現実ではありえないようなスタイルをバスタオル一枚だけを巻き、扇情的な姿でやってきた幼馴染に背中を流してもらい、途中でスポンジで洗っていたと思っていたら実は別の物で洗っていたり……そのまままた良いムーディーになったら前もキレイキレイにしてもらったり。

長風呂でお互いのぼせ気味だけど、夜はまだ始まったばかり。主人公のベッドに腰を下ろし、二人の距離が肩がくっつくくらい近く、一つのスマホで動画を見たり。

「この恋人たちこんな事してるんだ……私たちも……する?」と風呂上がりだけが理由じゃないのぼせきった表情で幼馴染が提案してきて、そのまま幼馴染の肩を抱いて……昨晩はお楽しみでしたね!と母親から宿屋の店主みたいな台詞を言われたりなーんて。

 

とか色々と想像が膨らむあの幼馴染だ(世間一般的には)

中には主人公の顔を合わせただけでツバを吐かれたり、勇気を出して告白をしてみたら、あなたが幼馴染だというだけでも人生史上最大の汚点だわ!みたいな事を言われて振ってくる幼馴染もいるみたいだけどね?

……まぁ、今上げたものも全部創作の中の産物であるが。

 

そんな都合の良すぎる展開なんてありはしないのです。

現実は何時だってこんなんじゃないんだ!現実(リアル)は何時だってクソで妄想(バーチャル)はどんな時だっておれらの願いを叶えてくれているんだ!みたいな事をどっかの執務官みたいなやつが言っていたような気がする。

 

 

この目の前の黒髪……黒髪なのかコレ?先端が緑かかってるけど。いつぞやか本人に聞いてみたら「かわいいでしょ!トキメいちゃった?」と答えられたので、そうだねかわいいねと答えて考えるのをやめた。

こいつのトキメキ発言は今に始まったことじゃないが、未だに良くわからないので適当に流すに限る。

トキメキってなに?トキメキでメモリアルなの?トキメキがエスカレートなの?よくわかりません。

 

黒髪と仮定するとして、このツインテ幼馴染の方がさっき語った幼馴染の人種に属するかと聞かれたら、そんなことはないと言ってやる。

間違いなく美少女であるとは思うのだが……こいつの今朝の行動を振り替えて見るとしよう。

 

 

 

 

『朝だぞー起きろー!!歩夢の作ったご飯が冷めちゃうぞー。お、き、ろー!』

 

 

乱雑に掛け布団を取り去って、腹の上にダイビングし熱烈にシェイクしてきた(しかも自分ももう一人の幼馴染に起こしてもらっておいてだ)

 

『おいしー!やっぱ歩夢の作った卵焼きは最高だね!あ、総悟食べないの?じゃあ私が食べてあげる!……え?後で食べるつもりだったのにって?知ってるよー。総悟ってば好きな物を後にとっておくタイプだもんね。でもざんねーん私の目の前でのんびりしてるのがいけないんだよ〜。怒んない怒んない。ほら、私のソーセージ上げるから。はい、あーん』

 

後の楽しみにとっておいたおかずをかっさらっていきやがったり(その後もう片方の幼馴染から卵焼きを食べさせてもらった)

 

 

『……むぅ。ちょっとちょっと。何歩夢と二人で話してるのさー。私も仲間に入れてよ〜。……え?今日英単語の小テストがあるから出題範囲の確認をしてた?……そ、そっかー。それなら仕方ないね。邪魔しちゃ悪いね。うんうん。え?この単語の意味?えっと、desert?楽勝楽勝。馬鹿にしないでよね。デザート!(食後の)』

 

電車内でもう一人の幼馴染から英語の小テストについて聞かれたので、英単語帳を持った幼馴染と話していたらツインテの方が構ってちゃんオーラを出して引っ付いてきて邪魔してきたり(一応言っておくとdesertは砂漠である。デザートはdessertだ)

 

 

……あれ?もう一人の方が理想的な幼馴染じゃないか?

いや、言うまでもなかったな。彼女は天使だ。それは俺とツインテの共通認識である。

こっちのツインテの方はあれだな。幼馴染と言えども、強いていうとするなら――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか。よかったな」

 

 

――――悪友だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「トキメキだよ!!」

 

 

そして冒頭に戻る。

……わけではなく、場所は玄関前から移って我が自宅のリビング。

素早く判断を下し、速攻で閉めだそうとしたのだが……そこは長年付き合ってきた仲なのか、俺の行動は予測済みだったようで

 

 

 

『させるか!』←ドアの隙間にすかさず足を挟む

 

『くっ……猪口才な!』←追い返したいのに本気でやろうとすると万が一怪我されても困るので力加減を抑えている

 

『よし、今だよ歩夢!やっちゃって!』

 

『えぇ……私がやるの……?』

 

『ムカつくけど歩夢がするのが一番効果的だから!』

 

『うぅ……そ、総くん!』

 

『なんだ!歩夢もこいつにガツンと言ってやってくれ!』

 

『おねがい……ここをあけてくれないかな……?』←両手合わせの上目遣い

 

『……こふっ!(吐血)』

 

 

 

 

歩夢のおねだりには勝てなかったよ……くそぅ、歩夢を使うのはずるいだろ。昔から歩夢にはなんか弱いんだよな俺。

普段はほんわかとしてて人当たりが良く、自分の意見よりも俺ら幼馴染の意見を立てる傾向がある歩夢なのだが……今回は歩夢もウチに入る要件があった為、奴の思惑に乗ったようだが。その当人はエプロン(うさぎプリンツ)を制服の上から身につけ、キッチンにて手際よく料理している。さっき言った要件というのがコレだ。

週に何度かこうして歩夢が手料理を振る舞ってくれるのだ。俺的にはめちゃくちゃ美味いし有り難いのだが、自分の貴重な時間まで割いてもらってしてもらうのは少し気が引ける。

歩夢的には料理の勉強になるから、むしろ嬉しいと言っていたけど。食費はさすがにこちらが出しているが(俺というか俺の母親だが)

 

 

「もうね!あの時の感動と衝撃は未だかつてなかったよ!燃えるような熱い衝動がボーって湧き上がってきて、見ているだけで叫びたくなるくらいだった!」

 

 

そしてこちらの幼馴染……高咲侑はというと、テーブルの俺の対面に座りこちらに身を乗り出してくる勢いで本日起きた出来事を喜々として語っている。

こいつがここにいるのも俺と同じく、歩夢の手料理をご相伴に預かろうとしているからである。

 

 

「これまでのトキメキを遥かに上回るトキメキだったよ!」

 

「あぁ、はいはい。いつものトキメキ症候群ってわけね。あゆむー、今日のメニューは〜?」

 

「総くんの好きなクリームシチューだよー。もちろん、ジャガイモも多めにしてるからね」

 

「愛しているぜ歩夢」

 

「うぇぇっ!?も、もう……何を言ってるの。そんな……愛しているだなんて…………わ、私もあいしている……けどっ

 

「相思相愛だな。これはもう婚姻届を役所に提出するしか――――」

 

「コラーッ!私を放置してイチャつくんじゃなーい!それに歩夢は私のだから!総悟にだって渡さないんだからねっ」

 

「ちょ、侑ちゃん。今はお料理中だから危ないって……」

 

 

後ろから抱きつきにかかる侑を注意する歩夢だが、満更じゃなさそうな上にやめろとは言っていない。

火もちゃんと止めている辺り、嬉しいのは違いないな。

あまりにも仲が良すぎる為中学時代、この二人がデキているんじゃないかと一時期噂されることもあったな。本当に噂が立っていただけで、そんなことはなかったみたいだが(実際に本人たちに聞いてみたら、そんなわけないじゃんと顔真っ赤にして半ギレ気味で言われた)

 

 

「スクールアイドルねぇ……そういやニジガク(ウチ)にも同好会があったな」

 

「そう!そうなんだよ!優木せつ菜ちゃんって言うんだって。ほらほら、この動画がね――――」

 

そう言って今度はこちらにやってきて、身を寄せるようにしてスマホの動画を見せてくる。

その際にキッチンから「優木、せつ菜ちゃん!?」と悲痛染みた声が聞こえた。恐らく自分は呼び捨てなのに、ポットでの輩をちゃん呼びかなとはどういうことなの!とかそんな感じだろうか。

 

 

頬がお互いくっつく程の距離で動画内のスクールアイドルの事を楽しそうに説明をする侑。

やたらめったらトキメキがどうとかのたまって騒いでいるツインテは高咲侑。快活で頭で考えるよりも手が出る行動派タイプで、相手の求めている事を自然と行動できるコミュニケーション上手なクラスに一人はいるムードメーカーな奴かな。

 

俺、歩夢、侑の三人は幼稚園の頃からの付き合いがある。幼稚園、小、中、高からずっと同じ学校を通っていた。ずっと3人同じクラス……というわけではないが、遊ぶ時はだいたい三人セットでいることが多かった。

さすがに高校生になってからはお互いに人間関係やら勉学やら学園行事などで一緒にいる時間は減ったが、こうやって今日みたいに三人で飯を食ったりしている。

 

 

「はーい、付け合せの切り干し大根だよー」

 

「おっ、美味しそう!いただきまーす!」

 

「おい、それ俺の分だろうが」

 

「細かいことは気にしなーい。むぐむぐ…………うんまーーーい!歩夢!私のために毎朝お味噌汁を作って!」

 

「えっ!?う、うん。侑ちゃんが望むなら……いいよ」

 

どっからツッコメばいいかわからんかったので、いただきますと一言言い俺も頂くことにする。

侑の野郎が俺の皿から持ってきやがったので、俺も侑の皿から取る。

細かく切り刻まれた大根と人参それに油揚げを箸で摘んで口にひょいと入れる。

 

「ん……と、どう、かな?総くんもお嫁さんにしたいくらいには……美味しい?」

 

「美味いな。味が奥までしっかり染み込んでるし、食べてるとなんかホッとする優しい味わいって感じだな」

 

嫁云々には触れずに感想を伝える。

俺的には歩夢が嫁でも一切問題ないどころか、バッチコイなのだが、ここでんなことを言ってしまうと侑の奴がうっさくなるのは目に見えている。

 

 

「えへへ……そうかな?」

 

「あぁ。作り手の人格が現れてるんだな。真心とか大量に込められてる気がする」

 

「もちろんだよ!総くんと侑ちゃんへの愛情はいつもたーっぷりと凝縮しているもん」

 

「真心を二つか……つまりそれは二心を抱いているという宣言の他ならないわけであって……」

 

「あ~!そんなこというんだ。そんなイジワル言う総くんなんかクリームシチューの具抜きなんだからっ」

 

「おいまてそれただのホワイトソースだろ。白米にでもかくけろってか」

 

「そうだそうだー!コック長にイチャモン付けるクレーマーは切り干し大根もホワイトソースも白米も抜きの刑にしょーす!」

 

「もはや何もねぇじゃねぇか。なんだ?皿か?皿でも食えってか?」

 

「いや、お皿を食べる発想に行きついたことにびっくりだよ……」

 

 

なんてやりとりをしていたら、俺の分の皿に盛られた切り干し大根が全て侑の腹の中に吸収されていた。

そして自分の分の皿もちゃっかり回収し、平らげようとしていた。

 

……片や食い気が強い幼馴染で、片や家庭的で嫁力の高い幼馴染。

何気なく二人の顔を見比べてしまう。

……歩夢と侑。どっちも違ったタイプの可愛さを持つ美少女だろう。幼馴染フィルターを外してみても、間違いなく5本の指には入るレベルのルックスだろう。

クラスの男子からは二人ともかなり人気があるみたいだしな。

…………そして視線は少し下に落ち、おとこにはない部分へ。

片や制服越しだとなくはないが、あるとも言い難いくらいの膨らみが。片や制服エプロンと言うこれまたぐっとくる格好の上からでもわかる見事なおもちが二つ焼けましてーな物が。

……世の中とは常に無情で非情な物で固まっているんだな。

 

 

「(む、総悟から邪な視線を感じた!)今私と歩夢を見て比較したでしょ!」

 

「良くわかったな。歩夢の女子力は53万なのに侑の女子力はたったの5……いや、マイナス5か」

 

「なんで今言い直したの!?わ、私だって料理くらいできるやい!」

 

「俺は忘れないぞ。半年前、調理自習でお前と一緒の班になって食わされた代物の事を」

 

「(あ、侑ちゃん胸の事についてはぐらかされちゃってる。うん、黙っておこ。たまに侑ちゃんから親の敵でも見るような目で私の胸見てくる時あるし……)あれは……嫌な事件だったね」

 

「あ、あれは……た、たまたま!普段はもっと華麗に動けたし!」

 

「いや、動くもクソもお前米を洗剤で洗おうとしてたじゃねーか」

 

「……調理道具が私の手に馴染まなかったんだよ!私じゃないの。私は悪くない!」

 

「お前の料理の腕が悪いのはどう考えてもお前が悪い。さらに言うと侑が切った具材は細切れになってたな」

 

「うん……なってたね。………………………まな板ごと」

 

「いやぁーあの時総悟から貸してもらったる○剣にはまっちゃって~」

 

「だからって料理の時にやらないでも……」

 

「だって総悟はアバ〇ストラッシュって叫びながら斬ってたじゃん!私にだって九頭〇閃くらいできると思ったんだよ!トキメキを感じたんだよ!!」

 

「どこにトキメける要素があったの!?殺伐としかしてないよ文字の並びからして!」

 

「ア〇ンストラッシュじゃない、ソ〇ゴストラッシュだ」

 

「伏字にしてあたかも実在しているかのように言っちゃだめだよ!!」

 

「ま、やるにしてもせめて包丁の持ち方ぐらい覚えておけ。あんときスラム外の路地裏でストリートファイトしてるチンピラみたいな構え方してたろ」

 

「うぅ…………わ、私には歩夢がいるから料理なんてできなくたっていいんだーー!!」

 

「え、えぇ!?」

 

「開き直ったよこやつ」

 

 

からかいすぎたのか、歩夢の背中に回って顔だけを出してこちらを涙目で睨みつけてくる。

まぁ……侑が料理できない理由の一つとして、歩夢が甘やかしまくって侑に色々作って食べさせてやってたのもあるからなぁ。そりゃぁこんだけ料理上手の幼馴染がいて、身の回りのお世話も喜んでやろうとするんだから料理しようとは思わんわな。

そんでもって侑の母親も料理上手と来たら、やらないわな。

 

俺?俺は歩夢ほどではないが出来るぞ。元々知らないことは覚えたがる質だし、覚えておいて損はないしな。

ちなみにだが、当時の調理実習で最終的に俺たちの班がありつけたのはライスなし具なしカレーであった(要はルーのみ)

歩夢が班員にいてくれたら、もっとまともな食事にありつけれたと思っている。食材を無駄にしてしまったことでその時の評価は最低評価を下されていたが、漫画やアニメみたいなメシマズヒロインの料理が出来なかっただけ褒めてもらいたいとこだわ。

 

 

「総悟のばーかばーか!私と歩夢は仲良くオランダで暮らしてやるんだから。仲間に入れてって言っても入れてあげないんだからね!」

 

「英語すら喋れんやつが片腹痛いわ」

 

「ぐぬぬぬ……こ、こうなったら……歩夢やっちゃえ!先制攻撃だよ!」

 

「えぇ!?また私!?」

 

「歩夢ならやれるよ、出来る子だもん。さぁ、とびかかる攻撃だ!」

 

 

ポケットでモンスターなトレーナーみたいに、歩夢の後方に下がっていった侑は俺に指を向けて指示をくりだしていた。

 

▼ゆうのしじにあゆむはおどろきとまどっている!

 

 

「うぅぅ……と、とびかかれって言ったって……」

 

律儀にやろうとする歩夢。めちゃくちゃ恥ずかしそうにこちらをチラチラ見たり、もじもじと手を擦ったりしている。

 

 

「嫌なら嫌だと言って(トレーナー)の貧相な体をかみくだいてやってもいいんだぞ」

 

「ぷっちーん。怒りました。キレました。あたまにきました。頭に来たよあたしゃ!歩夢!とびかかるなんて生ぬるい手じゃダメ!おそいかかるこうげきよ!!」

 

「……もう侑ちゃんが自分でやったほうがいいんじゃないかな……」

 

 

うん。俺もその通りだと思う。

自慢のチャームポイントと自負していたツインテールは逆立ってツノみたいに見えるし、目はにらみつけるさんも裸足で逃げだしそうな程ギンッと吊り上がっていた。

 

でもなんだかんだいって、素直に侑の言うことを聞いちゃう歩夢であった。

恥ずかしそうに縮こまりながらも両手を怪獣のように構え、侑の頼みとはいえ羞恥がなくなるわけでもなく、ぷるぷると震え、両目をぎゅっと閉じて赤くなった顔で言い放ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「が、がおー……た、食べちゃうぞーっ」

 

 

「(かわいい)」

 

「(かわいい)」

 

 

今まさに侑と心がシンクロした瞬間であった。

取り合えず写メをパシャリと。うん、これは永久保存確定だな。

 

 

「あっ!今写真撮ったでしょ!?」

 

「かわいかったからな。ホントは動画に収めたかったんだが」

 

「あう……か、かわいいって……!そ、そんな言葉で納得しないんだからっ。画像消してー!」

 

「ナイス、総悟!その画像後で私にも送って!」

 

「300円」

 

「買ったー!」

 

 

ものすごい勢いで財布を取り出し、100円硬貨3枚手渡してきた。交渉成立である。

成立の証に先ほどの剣呑な雰囲気など嘘のように、握手を交わす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「買っちゃダメー!!!」

 

 

涙目で詰め寄ってきた歩夢により、画像を消さないとクリームシチューは食べさせないと言われたので大人しく画像を歩夢の目の前で消すのであった…………が、画像は既に侑のスマホに送信済みであった。

後ほど侑から歩夢がおーのポーズという題名で画像を送ってもらった。

クリームシチューは3人仲良く美味しくいただきました。




侑ちゃんがこれじゃない感があるのは作者のイメージが先行したからです。
本当はアニメに沿ったお話を書くつもりはなかったんですが、侑ちゃんと総悟君が同列世界にいて幼馴染だったらこんな関係になるかなーとか妄想してたらこんな話が出来てました。
正直、アニメ版はメンバー間と侑ちゃんだけで完結してる上にその間にオリシュー君である総悟君をぶっこんでも、ただのカカシになりかねない居ても居なかろうがあんま変わらないと思うんですよね。というか自分の技量では上手く書けないと思うんですよね。
そんなわけで続かないです。多分
侑ちゃんかわいいよ侑ちゃん。




でもキャラ紹介はするんぢゃ!


主人公 中橋総悟。おおまかな設定は本編と変わらないが、自分の目でライブを見たわけじゃないので、本編よりかはスクールアイドルへの関心は薄い。幼馴染が興味を持っているものなので、スクールアイドル……ふーん。まぁ、悪くないかな?といったくらい。
マンションの部屋割りは ぽむ 侑 総悟 といった感じ。

あゆぴょん あゆぴょんだぴょーん。でも今回は幼馴染怪獣あゆぴょんだがおー!
こんなかわいい怪獣にだったら襲われたい。衣装はデレマスのみゆさんみたいなエッロイやつで実装お願いします!
アニメと変わらず侑への性別の垣根を超えた思いは同じだが、それと負けじと総悟に対する好意も本編と変わらず重い……じゃなかった想いは高い。
3人でずっと一緒に過ごせたらなぁと切に願っている。

ズットイッショ……


アニメ版のあなたちゃん みんなで決めるアニメのあなたちゃん!作者は応募どころか投票すらしてません。高咲侑とかセンス良すぎ。
今回の話では作者のイメージのせいで料理下手とひんぬー、飯泥棒の称号を得てしまった。
アニメではあれ?そんな活躍してない……と思っていた作者がアホでした。メンバーの欲している言葉を迷いなくかけたり、些細な発言から重大なフラグを立てたりと有能さはゲームアニメと変わらず。
三人の子供のころからの関係性は侑と歩夢が二人手を繋いで横並びに走って、その前を総悟が二人の手を引いては走っている感じ。
過去が語られるどころか、そもそも現在の話すら語られるか怪しいが。

ソウゴストラッシュ 具材は死ぬ。良く斬れていたらしい
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