美食の白兎 作:ドラ民具
楽しんで戴けたら幸いです。
エイナさんから逃げた僕はダンジョンに潜り、魔石と
「ヴォオオオオオオオオッ!!」
「フッ!!」
「やっぱりこれだけじゃ足りないよね・・・」
そういいながらさっきまで集めていた魔石と
そう、10個もの大きな麻袋の中にギチギチに詰め込まれている魔石と
「よし、これを一旦換金してからもう一回集めにこよう。今度は麻袋二十袋用意しよう」
そう言いながら僕は換金のためにギルドに向かうのだった。
換金を終えると、総額1690万ヴァリスを手に入れた僕だがやっぱり足りない。
「よし、もう一回行こう」
そう決めた僕だが、大金を持ってダンジョンに行く気にはなれず一度
地上に戻ってくると日が完全に暮れていて夜になっていたため今日の所はこれくらいにしておくことにした。
「ただいま戻りました」
そう言って
「おかえりベル君、初めてのダンジョンはどうだったい?」
「そうですね、モンスターは動きや対応が単調で狩りやすいです」
「そうか、それはよかったね」
僕の言葉にヘスティア様はそう言い机の方を指差しながらこう言ってくる。
「今日はバイトでまかないを貰ってきたんだ、一緒に食べよう!!」
「はい、ヘスティア様」
そうして、晩餐はものの数分で終わった。
「いや、早い、早すぎるよベル君!!そんなに急いで食べちゃ喉詰まらせるよ!?」
「いえ、このくらいは僕の中では遅いくらいなんですけど・・・」
「そ、そうなのかい・・・。まぁ、君が満足してくれたなら・・・」
ぐぅううううううううううううううう・・・。
ヘスティア様がそう言いながら大きな腹の虫がなる。
「やっぱりこれっぽちじゃ小腹も満たされませんね」
「なん・・・だと・・・」
ヘスティアは戦慄した、この兎のような相貌からは想像だにできないほどの大食漢である自分の眷族に。
「そういえばスキルのことで気になっているところがあったんですよね」
そう、僕のスキルの一つ【美食世界を行き交う者】のことだ。
効果内容が美食世界に自由に行けると記されていることから前にいた世界に行くことが出来るのではないかとお考えた。
「なるほどね、それでその美食世界に行けたとして何をするんだい?」
「決まってるじゃないですか、食材を捕獲してくるんです。それにもしこれが解釈がこれで合っているんだったら食費はタダも同然ですから」
「最高じゃないか、ベル君!!」
こうして、僕のスキルによる実験が始まるのだった。
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