美食の白兎 作:ドラ民具
癒しの国・ライフ
そこは自然の癒しを求めて世界中から重症患者や病気の者が訪れ集まる文字通りの癒しの国である。
健康や美容に良い食材もある為、美容目的で訪れる者もいるそんな国に一匹の黒竜が降り立つ。
ブラガドラゴンのヴァロド、僕ベル・クラネルのパートナーアニマルである。
「それじゃあ、行って来るから大人しくしててね。」
「ゴア」
僕の言葉に返事をしてグルメ界から人間界まで飛んできて疲れたのかヴァロドは眠りについた。
「よーし、デザートデザート!!」
そう言いながら僕は癒しの国の中にへと入っていくのだった。
療樹マザーウッド、別名『食の宿屋』とも呼ばれる国のシンボルであり百人以上の再生屋が宿を構える癒しの空間。
その空間の一室【与作】という看板が掲げられた部屋の中で一人の大男が葉巻樹を吸いながらこう言った。
「ありゃあ、ブラガドラゴンじゃねぇか。とすると、ベルの奴が来やがったな。」
そう言っている大男の名は与作、【赤い再生屋】とも【血塗れの与作】と呼ばれる再生屋。
「ここに来るとは丁度良い。会長からの呼び出しを伝えるためにグルメ界まで行かずに済んだぜ。」
そう言って与作は自身の作業部屋から出て、件の少年のもとへ向かうのだった。
パクパクパク、ムシャムシャゴックン
「おいしい~、ホワイトアップルのコンポート!!」
そう言いながら僕は三十人前のコンポートとクラッカーを食べていると前の席に座って来る人物と顔を合わせる。
「よぉ、久しぶりだなベル!」
「そうですね、お久しぶりです与作さん。」
そうやって挨拶を済ませると、与作さんがこう言って来る。
「相変わらず人間界とグルメ界を行き来してんのか?」
「はい、さっきもグルメ界から帰って来た所です。」
「そうか」
この二人は何気なく会話をしているが、内容は周りからすれば異常だ。聞かれているのであればだが。
「それで僕に何か用事でもあるんですか?」
「おう、一龍会長がお前の事を呼んでたぞ。」
与作さんを言葉を聞いて僕はこう言った。
「えっ、会長が・・・何の用なんですか?」
「さぁな、そこまでは俺も聞かされちゃいねぇ。」
「そうですか。」
会長からの呼び出しか、またどこかの調査なのかな。
そう思いながら追加で注文してあったホワイトアップルのコンポート三十人前を平らげるとヴァロドに乗って僕はIGO本部へと向かうのだった。
IGO、国際グルメ機関
主な役割は新たなグルメ食材の発見、その研究と開発、食の流通と治安維持で、全世界で数万人を超える職員が世界全土で働いている。
もともとは国際連合の一専門機関だったが、グルメ食材の需要に伴って主要機関となり、今では巨大な国際機関として独立し、現在の加盟国は360ヶ国であり国際連合の加盟国数をも大きく上回っている。
「一龍会長、ベル・クラネル氏がお見えになられました。」
「おぉ、来たか。」
職員の報告にIGO会長・一龍がそう言いながら湯飲みにお茶を入れる。
「こんにちは、一龍会長。今日は何の用ですか?」
僕がそう言いながらやって来ると、一龍会長はこう言って来る。
「うむ、まぁそう急くな。茶でも飲んでゆっくりするといい。」
そう言われて僕はソファーに座って出されたお茶を一口飲む。
「オゾン茶ですか、相変わらずの苦さですけど美味しいですね。」
「わっはっは、そうだろう。極楽米で作られたせんべいもあるぞい。」
「いただきます!」
そうして、僕と一龍会長は一時間程雑談した後本題に入る事にした。
「実はのぅベル、お主にやってもらいたい仕事があってのぅ。」
「何ですか、わざわざ僕を与作さんに呼びに越させようとするぐらいの依頼って。」
僕がそう言って質問をすると、一龍会長はこう言って来る。
「うむ、実はアイスヘル近海で正体不明の亀裂が発生したんじゃ。」
「亀裂ですか?」
「うむ。その亀裂はを調査しようにも怪鳥などが飛んでおってヘリでは近づけんからのぅ。グルメ界の猛獣であるブラガドラゴンをパートナーアニマルにしておるお主に任せたいんじゃ。」
そう言って来る会長に僕はこう言った。
「分かりました、今から行ってきますね。」
「そうか、すまんな。」
「気にしないでください、一龍会長には返しきれない程の恩がありますから僕が出来る事であれば力になりたいですから。それじゃあ行ってきます!!」
僕はそう言ってヴァロドに乗って目的の場所であるアイスヘル近海へと向かうのだった。
考えました結果、ダンまちとトリコを両立していけたらいいなと思っています。
感想や指摘をお待ちしております!!
ハーレムにしますか?
-
する
-
しない
-
どっちでもいい