美食の白兎 作:ドラ民具
懐かしい、最初に草の匂いを嗅いだ時何故かそう思った。
何故そう思ったのかは分からない、でも酷く懐かしい感覚が心に沁み渡ってきた。
眼を開けば、僕は森の中にいた。
「ここはどこだろう、僕は確か一龍会長の依頼で亀裂の調査に・・・。」
寝転がったまま記憶を呼び起こしてると、向こうの草むらからガサリという物音が聞こえ僕は飛び起きて臨戦態勢に入る。
「猛獣かな。でも、獣臭にしては変わった匂いだな」
そう言いながら待ち構えていると、草むらから出てきたのは全長5M程ある紅色の肉食恐竜の様な猛獣だった。
「へぇ、初めて見る猛獣だな。どんな味がするのか楽しみだ。」
そう言った後、僕は舌なめずりながら戦闘態勢に入る。
猛獣が大口を開けて噛みついて来るのに対して、僕は半歩下がって躱した後鼻先に向かって鼻先を殴ったその瞬間、衝撃でその猛獣は灰と化して一つまみ程度の小石を残さず消え去ってしまった。
「・・・え?」
あまりの出来事に僕は呆然としてしまった、まさか食材が消えてしまうとは思わなかったからだ。
「もしかして、特殊調理食材だったのかな?」
そんな事を考えていてもしょうがない為、まずはこの森を抜ける事にした僕は光の強い方向へと向かって走り出した。
案外すぐに森を抜ける事が出来た僕の目に入ってきたのは堅牢かつ巨大な城壁のような壁に囲われた都市だった。
「良かった、思ったより近くに街があって。」
そう言いながら僕は走ってその街にへと近付いて行く。
すると、僕の目に驚きの光景が飛び込んできた。
理由は街に入る為に並んでいる一部の人達に動物の耳や尻尾が生えていたからだ。
それでも驚きはしてもあまり動揺していない自分が居た為、平静を装う事が出来た。
そうしている内に検問を受け、僕は街に中にへと入った。
検問を受ける間、担当してくれた男性からいろいろと聞ける事は聞いておいた。
この都市の名は迷宮都市オラリオ、夢に名声などを求めて冒険者が集う都市であること。
冒険者は
これではっきりした事がある、それはあの亀裂の中に吸い込まれた僕は今までの常識が通用しない『異世界』に迷い込んでしまったという事だ。
でも、始めて聞く言葉なはずなのに
そう思いながらもダンジョンを探索する為、僕の事を入れて貰える
だが、この時僕はまだ知らなかった。
僕以外にも異世界にへと渡って来ている
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ニトロ