「貴様、魔法少女だったのか」
「違ぇよ。俺は男。これはただの自衛手段だ」
こんな世界で巻き込まれ、攫われ体質のある意味トラブルメーカーの俺だ。自衛手段を持っておかないと命がいくつあっても足りない。
「おかしなことを。その見た目と服装で誰が男だと信じる?」
「うっさい!気にしてるし、服もこれが今持ってる中で一番露出が少ないんだよ!」
だからこの姿になるのは嫌だったんだ。
今回は結界のおかげで人目がないからいいけど、ただでさえ護られる系のヒロイン扱いが酷いのにこんな姿見られたら間違いなく戦えるヒロイン扱いが加速する。そんなの俺の男としてのプライドが死ぬ。
けど、降りかかる火の粉は払わないといけないし、女に暴力を振るって平気なヤローははっきり言って大っ嫌いだ。
「くくく、面白い女だな。気に入った。お前、今日から俺様の女にしてやる。光栄に思え。見た目の良さも俺様に相応しい」
「だが断る。ていうか超嫌」
無論即答。何をトチ狂ったのか知らんが平気で女を殴る蹴るような奴の彼女とか無理無理。
ていうかそれ以前にこいつも俺が男だって信じねーのかよ。まあこういうこと言い出す馬鹿は割と多いし心の底から嫌だったせいか、言葉もスムーズに出た。まさか幹部クラスに言われるのは正直予想してなかったけど。
「この俺様を拒否するか。ますます気に入った。ならば力づくで俺に服従を誓わせてやる」
「言ってろ。こっちはその態度が改まらない限りフルボッコの予定だから覚悟しろよ」
「覚悟をするのは貴様の方だ!」
唐突にイケメンヤローが普通なら目に見えないような速度で俺との距離を詰める。そう、
「マジカルフルスイング!」
ごっすぅ!!!
手ごたえあり!
ただし、身体能力が向上している俺にはちゃんと見えていた。俺でなきゃ見逃しちゃうね。
全力で振り抜いた魔法のステッキがイケメンヤローの顔面を捉え、鈍く、重い音を上げて、バトルアニメ張りに綺麗に吹っ飛んでいき。
べしゃ。
自ら作った結界に張り付いた。
「ナイスショット」
もしゴルフだったら300ヤードは堅いな。ちょー気持ちいい。
「くっ、貴様ぁ、やってくれたなぁ!しかもわざと俺様の自慢の顔を!」
おー、さすが四天王だっけ?丈夫い。顔はー……わざとじゃないよ?うん。決してイケメン滅ぶべし!とか思ってないから。
「しかしすっかり騙されたわ。見た目からして遠距離タイプかと思いきや近接戦タイプだったとは。だがそれがわかってしまえば対処も容易い」
「2倍」
俺はイケメンヤローの台詞を聞き流しながら呟く。
イケメンヤローはと言うと、周囲に無数の野球のボールサイズの黒い球体を出現させる。
うーん、影響どころか気づいてすらいない模様。やっぱあれだけ強いと2倍なんて誤差なのか?
「さあ、この量の攻撃をどうする?避けてもいいが、そうするとお前の後ろで倒れている連中に当たるかもなぁ!」
嬉しそうに説明ありがとう。大丈夫、避けないから。
「ほら、やめて欲しかったら言うべき言葉と態度があるだろう?」
何を勘違いしてるのかドヤ顔決めたイケメンヤローが何かわめいている。
「いや別に?」
「もういい!貴様などいらん!そこの連中共々死んで塵になれ!」
あ、キレた。なんていうか、こういう連中って沸点がクッソ低いな。
イケメンヤローが合図をすると、黒い球体が一斉にこっちへ向かって飛んでくる。まあ無駄なんだけど。
「吸引」
俺がそういうと、魔法のステッキの先にある紫色の宝玉が淡く輝いて、飛んでくる黒い球体を次々に吸い込む。ダイ○ンも真っ青の吸引力。合言葉を口にしてステッキを向けるだけの簡単なお仕事です。
「なんだと!?この俺様の攻撃を吸収しているだとぉ!?」
イケメンヤローめっちゃ悔しそうです。ざまぁ。
ついでだ、これも受け取っておけ。
「マジカルピッチャーライナー!」
俺は最後の1球だけわざと魔法のステッキで打ち返してやった。
「へぶぁ」
猛スピードでイケメンヤローを強襲した弾丸は見事顔面に直撃。うっは、痛そう。草生える。
「ぷっくす。へぶぁ、だって。自信満々の攻撃返されて自慢の顔強打した挙句にへぶぁ、だって。超かっこ悪ぅ」
空中で顔面を抑えてぷるぷるしてたイケメンヤローが思いっきり殺意を込めた目で睨んでくる。
「くっ、くっくっくっ。そ、そんな挑発にのるか!馬鹿め!馬鹿め!!!」
めっちゃ乗ってるし。むしろノリノリだし。煽り耐性かけらもないなー。
「この俺様を本気で怒らせたことを後悔しろ!」
はい、自分激おこなの自白しましたー。やっぱ馬鹿だこいつ。
とか思ってたらイケメンヤローが地面に降りて、影が増える。その影からイケメンヤローそっくりってかほぼ同じやつが出てきた。その数ざっと10人くらい。
影分身とかどこの世界のニンジャだよ。
「「「楽に死ねると思うなよ」」」
見事に声がハモる。こいつ合唱とかさせたらうまそうだな。ま、それは置いといて。
「5倍」
「「「ぐ、なんだ?」」」
イケメン軍団が揃って膝をつく。
今度はちゃんと反応した。というか効果も目に見えて出たな。しかも元が同じせいか、全員に付与されてるみたいだ。
「「「貴様ぁ、何をした!」」」
俺が何かしたっていうのはわかってるらしい。ま、別に隠してる訳でもないし。
「世間的には言えばデバフってやつだ。今お前にかかってる重力を倍加させてんの」
「「「な!?」」」
何か信じられないようなものを見る目で見られた。
「いやお前、相手の能力も分からずに突っ込んでくるとかどんだけ自信過剰なんだよ。まさかその辺無警戒っていうかそれ含めて簡単にねじ伏せられるとか思ってたわけ?」
半分呆れながら言うと無言で睨みつけられた。どうやら図星だったらしい。
「「「舐めるなよ!この程度でっ!」」」
うーん、5倍で動けるとか元気だな。とはいえ。
「くっ、なぜ当たらん!?」
「おのれちょこまかと!」
「体が思うように動かん!」
そんな攻撃が当たる訳がない。スローすぎてあくびが出る。
「足元がお留守ですよ」
「ぬあっ!?」
適当なやつに足を引っ掛けてやったら殆どのやつ巻き込んで盛大にこけた。草生える。
「「「おのれおのれおのれおのれぇぇぇぇ!」」」
たこ足配線並みのこんがらがり状態で立ち上がれずに喚き散らすイケメンヤローさん。ウケる。
「10倍」
「「「ぐぅぅぅ!」」」
思い切って一気に増やしたら潰れたカエルみたいになって分身が消えた。
でもよかった、
しかし普通の怪人程度ならミートソースになるような重力下でこれで済んでる辺り、さすが四天王は伊達じゃないなーとか思う。まあフラグ的にも実力的にも俺程度にこんな醜態晒してるんだから「ヤツは四天王の中でも最弱」なんだろうけど。
「この俺様をここまでコケにしやがって……ただで、すむと、思うなよ……」
いや、その状態でよくそんな言葉が出るな。逆に感心するわ。どこぞの野菜の王子並にプライド高い。ま、プライドじゃこの状況は覆らないけど。
俺は潰れながらも必死で顔をこっちに向けて睨む四天王のイケメンヤローの目の前でしゃがむ。
「はいはい、そんな姿で凄まれても全然怖くねーよ。お前は俺に手も足も出ずに負けたんだよ敗者。夢だと思うだろ?ところがどっこい……夢じゃありません……! 現実です……! これが現実…!」
一回言ってみたかったんだよねこの台詞。こんなこと言えるタイミングなんて滅多にないから結構気持ちいい。ちょっとゾクゾクして癖になりそう。まあこれくらいの役得があってもいいよな。
とまあ俺は悦に浸っているけどイケメンヤローの反応がイマイチ。
「どうした?あんまり反応しないけど悔しくねーの?俺みたいな弱そうなのにあっさり倒されたってのに。あん?いったいどこを見て……」
こいつなら血管切れそうなくらいムカ着火ファイアーしそうなのにとか思って様子を見たら、いつのまにか視線は俺の顔から外れてもっと下……
「……黒」
!!!????
俺は慌てて立ち上がってスカートを抑える。こっ、この野郎……!!
「死ねぇ!!!」
「がっ!?」
思わず全力で蹴り抜いた。
「あっ!?」
やっちまった!
気づいた時にはもう遅かった。
俺の蹴りは見事に顔面を捉えて、10倍の重力がかかってるはずのイケメンヤローが石ころみたいに吹っ飛んで建物を貫通していった。
やっべ、死んでないよな?……ああいや、別に死んでもいいのか?見た目人間みたいだったけど怪人だったんだろうし。
「助けてくれてありがとー!!!」
どーん
「うわあああ!?」
何事!?
「君のおかげで助かったよー。あ、私フェアリアルエレメンツのフェアリーピンク。よろしくね!」
いや知ってる!ファンだから!いやそうじゃなくてなんで俺ファンのヒロインに抱きつかれてるの!?
「ピンク!彼女が困ってるだろう。誰彼構わず飛びつく癖は直せと何度……」
「んもう、せいちゃんは堅い!堅すぎるよー!」
「いやー初対面であれはキッツイと思うわー」
「むう、キーちゃんまで。だって仲良くなりたいんだもん」
「普通、そういうのは仲良くなってからでしょ?」
「ええー!?みどりちゃんまで!?」
ええー!?ヒロイン戦隊のみなさん!?なんか全然元気そうなんですけど!?イケメンヤローにやられたんじゃ?
「ともかく一旦離れろ」
「ヤダ」
「……」
「……」
うおおおお!?なんかピンクと青色の子の空気の温度が急激に下がってる気がするんだけど!?ちょっと、
「二人ともようやるわ」
「飽きないねぇ二人とも」
うおおおおい!和んどる場合か!恩人大絶賛ピンチ中なんですけど!?
「あ、パンツ覗き魔」
その時、本当に偶然に、俺の強化された視界は生まれたての子鹿みたくプルプルしながら立ち上がろうとするイケメンヤローを捉えた。え?あの蹴りくらってまだ生きてるっていうか立てるの?
「パンツ覗き魔!?」
「変態ね」
「カスやな」
「殺しましょう」
思わず思ったことが声に出たのをしっかりと聞かれて関心が全部そっちに移った。ていうかヘイトがすげぇ。
「女の敵、滅ぶべし!みんな、いくよ!」
「「「ええ!」」」
みんなそれぞれに武器を掲げる。ピンクは剣、青色の子は弓、黄色の子は手甲、緑の子は銃。
「ほら、君も」
「え?俺も?」
「もちろん」
「うん」
「せや」
「おいで〜」
「あ、はい」
俺は流されるままに合流して魔法のステッキを掲げる。
「「「レインボーサイクロン!!」」」
「ブフゥ!」
その名前はダメじゃね!?たまたま被っただけかもしれないけどそれもう使われてるから!どっかのナルシーな魔闘家の必殺技だから!そもそもレインボーに黒は入らない!
そんな俺の心のツッコミを無視して4人は光撃、じゃない、攻撃を撃ったあと。あーもう!どうにでもなれ!
一歩遅れて俺も重力波、どっかの花の名前を冠した戦艦が撃つようなビームを放つ。
俺たちが撃ったそれぞれ自分と同じ色をした光線は収束して束になって渦を巻きながらイケメンヤローに迫る。そして。
「うがああああああああああああああああ!!!!」
叫び声と共に光の柱が上がる。その柱が粒子になって消えて晴れていくと同時に、張ってあった結界が音を立てて崩れていく。どうやら無事(?)にあのイケメンヤローを倒せたようだ。
わああああああ
「へ?」
嘘!?結界が消えた先に結構な人がいる!やっべぇ!俺って絶対バレたくないから結構外見変えてあるけど絶対とは言い切れない。だから人目も避けてたんだし。とにかく逃げ
「やったぁぁぁ!」
どーん
またピンクちゃんに捕まった!?
「私たちあの四天王の一体を倒したんだよ!正義殺しの異名を持つあのヨシオを倒したんだよ!?」
名前が凡庸すぎて逆に新鮮だな!?異名に名前負けしすぎだろぉ!あれ?でも確か勇者にも凡庸な名前のやつがいたような……
いや今それはどうでもいい。
「あのヨシオを倒したって!?フェアリアルエレメンツすげー!」
「あれ?一人多くないか?」
「か、可愛い」
「新メンバー?」
「5人目、だと?」
おいいい!ギャラリーの方々が勘違いなさってるだろう!
「ちょ、ピンク離して!逃げれ、じゃない、みんなメンバーと勘違いしてるから!」
思わず本音が出そうになったけど慌てて訂正する。
「いいじゃない。このまま私たちの仲間にならない?」
「ええなそれ」
「さんせーい」
「異議はない」
「ちょー!?」
待て待て待て待て!
「なりません!俺、じゃなかった、私はヒロインなんて柄じゃない!」
「えー?似合ってるよ?」
「強いし」
「かわええしな」
「性格も良さそうだしね」
あかん、全員勧誘モードや。
フェアリアルエレメンツはすごく好きだけど別にメンバーになりたかったわけじゃない。ファン側でいいんだよ俺は。ヒロイン扱いされるなんて絶対に嫌だ。
「ごめんなさい、無理!絶対に無理!」
「えー?そんなに私たちのこと嫌い?」
「違っ」
「傷つくわぁ」
「ショックです」
「ダメだ、もう立ち直れないかもしれない」
「違います!違いますからね!?」
素晴らしい連携だ。そこも好きな理由の一つなんだけどこのタイミングで見たくはなかったよチクショー!
まずい、ただでさえ多くの人にこの姿見られてるから逃げたいのに、このままだと強引というか流れというか勢いで加入させられかねない。クーリングオフなんてないだろうし言質だけでも取られたら即アウトだ。
「俺っ子だと!?」
「しかもいじられキャラ!」
「途中参加でしかも色が黒!絶対強いやつやん!」
「かわいすぎ!あんな妹欲しい!」
「俺早速ファンになった!」
いかん!外堀まで埋まり始めた!
こうなったら仕方がない。
「影移動」
「えっ?わわわっ!?」
俺はそのまま影に沈んでいき……
「ピンク、後ろ!」
「えっ?」
ピンクちゃんの後ろ、正確には影から出る。
「逃がさないよ。みんな!」
「「「ええ!」」」
その言葉をきっかけにかわいい女の子たちが一斉に俺を捕まえようと迫ってくる。言葉だけ聞けば夢のような状況なのに。だが俺はここで捕まるわけにはいかない!
「影分身の術!」
ボフフフン
「「「えええええええ!?」」」
実は俺も使えるのだ、影分身。術って言ったのは、まあ例のあのアニメの影響だけど。
フェアリアルエレメンツの面々もギャラリーもずいぶん困惑したようだ。俺はこのチャンスを逃さない。
「「「戦術的撤退!」」」
数十人に増えた俺は一斉に四方八方へと逃走を開始。
「え?え?どれが本物?」
「捕また!」
ぼふん
「って消えた!?これ分身!?」
「厄介な」
「どないするんこれ?」
場はどんどんカオスと化していく。
よし、この混乱と分身に紛れて脱出……う…そ……
「りゅ!?」
りゅーじぃぃぃぃぃぃぃ!?
思わず声に出そうなのをなんとか止める。今、俺の目の前にいるのはイケメンの親友で見られたくないヤツトップ3の一人。
バレませんよーに!バレませんよーに!!バレませんよーに!!!
「……可憐だ」
……ほわっつ?
こいつ今なんつった?カレン?花蓮?狩れん?
「あ、あの、よ、よかったら俺と、少し、お話しません、か?」
「ごめんなさい」
膝から崩れ落ちる親友。
あ、ごめん。ついいつもの癖で。
と、とりあえずバレてはないようだ。けどお前、いつもと様子が違いすぎない?
「あ、あそこ!動きの止まってるのがいる!」
「よっしゃ、任せとき!」
やっべ、気づかれた!
まあどうせこの姿で会うことももうないだろ。声でバレないようにモノマネレパートリーからかわいい声優さんの声をチョイスして。
「こんな状況だからまた今度会えたら、ね?」
俺はりゅーじの横を走り抜けながら声をかけた。そしてスマホを取り出してタップすると、持っていた魔法のステッキが箒に変化。俺はそれに跨がると全力で空中へと舞い上がりその場を離脱した。
翌日。
俺の周りはある話題一色だった。
珍しく平和だった登校中も休み時間も、耳に入ってくるのは黒い魔法少女の噂ばかり。ダメだ、完全にヒロイン認定された。
「ねーねー聞いた?新しいヒロインの話。ってどしたの、うみ?」
「めぐみん……いや、ちょっと軽く死にたくなって」
お昼休み、めぐみんに声をかけられた。けど今の俺の精神は瀕死状態だ。理由は言わずもがな。もし俺のステータスとか見れるのならそのウインドウはきっとオレンジや赤色をしてるに違いない。
「何があったの?よかったら相談に乗るよ?」
「……ありがと。でも理由は言えない」
「そっか。まあ気が変わったらいつでも言ってね。私はうみの味方だよ」
「……うん」
やばい。めぐみんの優しさがめっちゃ心に沁みる。今声優の勧誘されたらオッケーしちゃうかもしれない。
「なあウミ」
「ん?」
この声、今度はりゅーじか。
「お前、噂になってる黒い魔法少女のことなんか知らないか?」
りゅーじ、お前もか。いやでもなんかいつもと雰囲気が違う。
「知らない」
「……そか。なんか落ち込んでる時にすまなかったな。めぐみは?」
「え?噂程度のことくらいしか……」
「そうか……」
それだけ言うと、りゅーじは俺たちから離れて別のやつに同じ質問を繰り返してた。
「あいつどうしたんだろ?」
俺は思わず顔を上げてめぐみんと顔を合わせる。
「さぁ?もしかして惚れたとか?」
「まさか」
ないない。あいつモテるけど特定の誰かが好きとか付き合ったとかそういう浮いた話がぜんぜんないからな。
「めぐみさん、うみちゃん、聞きました?」
あやや、待て、まさかあややも……
「新しいヒロインの話ですよ」
うわああああああああ!!!
俺はとうとう我慢できなくなって立ち上がり、教室から飛び出して屋上にたどり着く。そこで溜まった鬱憤を晴らすべく、
「勝手に人をヒロインにすんなぁぁぁぁぁぁ!!!」
力いっぱい叫んだ。
ちなみにヒロインズが無事だった理由は癒しの魔法が使える緑ちゃんがみんなを回復させたから。
人物図鑑その1
名前:天地 海(あまち うみ)
性別:男
外見:見た目は美少女。妹系。身長148cm 体重43キロ 髪は黒色ですっきりショート、目は黒色で普通だけどよく怒っているのでつり目のイメージがある。アニメ声。
変身後は正体を隠すため髪がセミロングになる。
プロフィール
明青中学3年生の転生者。見た目と巻き込まれ、拐われ体質と相まってよくヒロイン扱いをされるが本人はコンプレックス。
性格は基本的に平和主義者で真面目。ただしその分人見知りで友達は少ない。
転生前も含めて中級のヲタ。そのためアニメのシーンの再現が好きでモノマネを得意としている。
明青中学の3大女神の1柱。
こんな世界で致命的な体質のため、身を守る手段を探した結果、変身できるアプリを見つけて危険な時に使用している。
実は変身中はTS化しているが本人は気づいていない。