デスを食らった男   作:もっち~!

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本日2本目


ギルド対抗戦 Part2

予定より早く起こされた。

 

「なぁ、アレ、ここに出せないかな?」

 

って、イズ。

 

「アレって?」

 

「移動式ギルドホームよ」

 

まぁ、移動式だものな。アイテムボックス内の収納リストを見ると、収納されているようだ。外へ出て、出してみた。

 

「おぉ、イベント会場にも移動出来るんだな。ダン、防衛を頼むぞ!」

 

イズ、カスミ、サリー、マイ、ユイ、メイプルが、移動式ギルドホームへと雪崩れ込んでいく。

 

「アスカはいいのか?」

 

妹が俺の隣に来た。

 

「一人しか入れないんだ。最後の方が待たないだろ?」

 

まぁ、休憩所って言っても、洞窟内だし。身体は汗と埃と返り血塗れだものな。洗い流してすっきりしたのだろう。

 

のんびりとした時間。イベント2日目のお昼くらいかな?オーブをアイテムボックスにいれ、ギルドホームをテイクオフさせた。これで、しばらく戦場からトンズラだ。

 

「なぁ、これって、飛行機形態だけでなく、キャンピングカー形態にも、船にもなるみたい。」

 

真っ先に温泉に入ったイズが、コクピットから説明書を手にしてやってきた。

 

「イベント毎の宿代わりに使うんじゃないのかな?」

 

あぁ、なるほど…アスカが焼いたパンケーキとコーヒーを持って来てくれた。キッチンがあるって、珈琲ブレイクが出来るってことだな。平和な時間が流れ行く。なんか、家にいるより寛げるのは何故?

 

「今後の作戦はどうするの?」

 

「今日は、ここで休息も悪くないかな?夜の部は出撃するけどね」

 

サリーの声はまったりしている。湯上がりのお昼寝タイムか?アスカは、窓を開けて、何かを狙撃している。

 

「一応、イベント会場内の周回コースをオートパイロットさせているから、飛行ユニットのメイプルちゃんとダンは、奇襲をして来てもいいわよ」

 

って、イズ。俺もコクピットへ向かい、レーダーの使い方を覚え、作動させた。すると、群がっている場所を見つけた。ここって、ミィのところか?俺とメイプル、アスカが、そこへ向かってダイブした。

 

 

炎帝ノ国に群がる中規模ギルド達。いや、集う聖剣もいる。弱っている処を一気に潰すってことか?

 

「ペイン、みっけ!」

 

アスカが狙撃した。ペインの頭が弾け、その瞬間メッセージウィンドウにメッセージが流れた。

 

『集う聖剣のギルドマスター、ペイン、5デスの為、集う聖剣は失格になりました』

 

「何?」

 

「ウソだろ?」

 

集う聖剣と戦っていたヤツラが、炎帝ノ国に群がっていく。まるで、ハイエナみたいなヤツラだ。

 

「「ヒドラ!」」

 

二人のメイプルが、毒竜ダブル攻撃をかました。ハイエナ集団のいる辺り一面が紫色の沼になっていく。

 

「何?メイプルだと…」

 

突然、いるはずの無いメイプルの攻撃に響めき、息絶えていくハイエナ達。

 

俺はミィとフレデリカを、毒殺に巻き込まれないような安全な場所に救い出し、俺自身は毒の沼に攻め込んだ。アスカは、沼の畔で、ライトセーバー感覚で、敵を切り倒している。メイプルとカエデはシールドアタックで、息の根を止めている。で、俺は拳を撃ち込んでいく。

 

メッセージウィンドウに色々なギルドの失格情報が流れていく。失格ってことは、ハイエナ達のギルマスが5デスのようだ。次から次に乱入してくる敵、ここに群がってきているようだ。ここが最終決戦の場かもしれない。

 

【全武装展開】

 

メイプルが奥の手を出した。初見の者達が固まっていく。ガチャガチャと何かが組み上がっていく音…

 

【暴虐】【捕食者】

 

カエデも奥の手を出した。じゃ、俺も…【機龍】

 

決戦の舞台は、人間対3大怪獣の決戦に様変わりしていく。俺のテールスタンプで、潰れてデスする者が多数。メイプルの主砲で、地形ごと壊されていく者多数。捕食者達に喰われている者もいれば、暴虐に焼かれている者もいる。これが地獄絵図って物だろうか?

 

 

 

----運営スタッフルーム---

 

イベント開始1日半にして、イベントが終焉を迎えていた。5日間を予定していのに…

 

「今回は我我が煽りすぎたんですよ。彼らは悪くない」

 

ダンのファンであるスタッフが庇う。

 

「あんなランキングをリアルタイムで配信するから、彼らの動きが筒抜けだったのでは無いですか?」

 

カウンターが止まれば、防衛体制になったと分かるし、カウンターがうなぎ登りであれば、進撃中って分かる。

 

「それにしても速すぎるだろ?」

 

2日目にして、全順位は確定した。残っているギルド数は2である。そのうちの1つは、ギルドマスターを人質に取られている。

 

「リスポーンエリアの安全対策をしていなかった、我我のせいですよ。彼らは、ルール無視はしていない」

 

重苦しい空気が運営陣を飲み込んで行く。

 

「では、ハイライトシーンを編集しましょう」

 

重苦しい空気の中、映像の編集をしてみたのだが、その編集されたシーンの八割近くは、楓の木絡みになっていく。

 

「たった1つの小規模ギルドにやられたんだな…」

 

運営リーダーが肩を落としながら、目は笑っていた。次の課金メニューが浮かんだのだ。『打倒!メイプルセット』とか…

 

 

 

---フレデリカ---

 

何、これ?

 

ダンさん達の移動式ギルドホームへ招き入れて貰った。温泉…キッチン完備。あの戦闘に参加していない人達は、優雅にティータイムを楽しんでいた。

 

「まぁ、温泉でも入って、リラックスしていって」

 

サリーさんがユニットバスに案内してくれた。いいなぁ…洞窟で過ごしていたのは、苦行だったのか…お風呂上がりに、ケーキと紅茶…まったりとして時間がそこにあった。

 

「イベント期間って、後3日あるけど、どうなるのかな?」

 

残りギルド数は2つである。楓の木と炎帝ノ国である。ポイント的に楓の木が優勝であると思う。ミィはここにいて、既に戦意が無いし。

 

「なぁ、フレデリカ。移籍しないか?」

 

ダンさんに誘われた。

 

「やはり、全うな魔法使いは一人必要だと思うんだよ」

 

うん?全うな?一人必要?

 

「でも広域魔法の使い手がいますよね?」

 

「え?誰のこと?このギルドには、カナデしか魔法使いはいないけど…」

 

「ボクは広域魔法は使えませんよ。覚えていないし。誰の事を言っているんですかね?」

 

あれ?なんで、いないの?

 

「まさか、メイプル…あんた、またやらかしたの?」

 

「え?う~ん…やらかしていないかな」

 

いないみたいだ。じゃ、あれは誰の魔法だ?

 

「あっ!」

 

イズさんが何かに気づいたようだ。

 

「う~ん、これは、移籍後じゃないと話せないわね~」

 

もったいぶるんだ…極秘ネタなのか?

 

「ギルドマスターを辞められたら、移籍したい」

 

ミィさんが爆弾発言…

 

「ミィ、炎帝はミィあっての炎帝だ。辞めなくても、イベント前後で無ければ問題は少ないから、遊びに来いよ」

 

「いいんですか…ダンさん…」

 

ダンさんの胸に顔を埋めているミィさん。なんか出遅れた感がある…

 

「私も移籍したいです」

 

「じゃ、イベント終了後にね」

 

サリーさんの冷たい視線。信用されていないのか?スパイ疑惑があったからか?

 

 

 

---とある掲示板---

 

780名前:名無しの大盾使い

やあ、どうだった?

 

 

781名前:名無しの槍使い

おう動画見たぞ

 

 

782名前:名無しの弓使い

まさか、ラストシーンが、クロムの入浴映像とは…

あんな場所ってあったか?

 

 

783名前:名無しの大剣使い

あれって、露天風呂じゃなく内風呂だよな?

 

 

784名前:名無しの大盾使い

あぁ、あれなぁ…うちのガチャマニアが大当たりを引いてだな

移動式ギルドホームって言うのを当てたんだよ

 

 

785名前:名無しの魔法使い

怪獣大戦争といい、イベントに内風呂を持ち込むとか

どうやったらあぁなれるかご教授願いたい

 

 

786名前:名無しの大盾使い

だから本当電光石火なんだよ

ほんの一日だけ目を離したらその瞬間に、あの二人は何かやらかすんだよ

 

 

787名前:名無しの槍使い

二人?全員で無いのか?

 

 

788名前:名無しの大剣使い

単になにかやらかすレベルでは無く、突然変異クラスだろう

 

 

789名前:名無しの弓使い

と言うか楓の木は全員まともじゃないぞ

クロムの映像見て確信したぞ

 

 

790名前:名無しの大盾使い

そうか?

 

 

791名前:名無しの弓使い

そう

クロムもメイプル色に染まっている

 

 

792名前:名無しの大剣使い

メイプルちゃんとダンがやばすぎて相対的に普通に見えてしまうだけでなあ

ただそれを考慮してもサリーちゃんと双子ちゃんとビームサーベルの子はおかしい側

 

 

793名前:名無しの魔法使い

俺楓の木の轢き逃げにあってるからな

暗闇で急に空を舞う感覚は分かるまい

 

 

794名前:名無しの弓使い

前衛を鉄球数発とかな

これメイプルちゃんの系譜だろ

明らかに足遅かったし

 

 

795名前:名無しの槍使い

だろうな

まあメイプルちゃんよりはマシな感じはしてるけど

 

っていうかメイプルちゃんが二人いないか?

 

 

796名前:名無しの大盾使い

メイプルちゃん双子説か?

まぁ、双子はいるけどな

 

 

797名前:名無しの大剣使い

は?

メイプルちゃんって双子がいるの?

 

 

798名前:名無しの魔法使い

ちがうの?

じゃあれは他人の空似?

能力を含めてさぁ

 

 

799名前:名無しの槍使い

動画を見る限りカスミちゃん以外、みんなおかしいだろ?

なんだよ、あのカウンターの上がるペースは?

 

 

800名前:名無しの大剣使い

一対一で勝てる気がするメンバーがいない件

ヤバい奴集団か?

 

 

801名前:名無しの大盾使い

まじめな話サリーちゃんに一対一で勝てる奴はすごいぞ

まぁ、ダンとアスカくらいだと思うが

 

 

802名前:名無しの弓使い

躱すんだっけか?

動画で見た感じだともう少しでって感じなんだがな

 

 

803名前:名無しの大盾使い

噂も広まってると思うがマジで噂のままだからな

ただただ攻撃が当たらない

あのダンも攻撃が当たらないからな

 

 

804名前:名無しの大剣使い

楓の木の噂というか話?

溢れ返ってるからな

特に今回のイベントでの動画がインパクト強すぎ

 

 

805名前:名無しの槍使い

神魔大戦とか怪獣大戦争とか終末の日とかまあ凄まじい呼ばれ方してる

5日日程が1日半で終わらせる殺戮集団だろ?

 

 

806名前:名無しの大盾使い

殺戮に関してはPKコンビの所業だ

殺戮にはメイプルちゃんは関わって居ないと思いたい

 

 

807名前:名無しの弓使い

絶無の希望がひとつまみの希望になるだけで大した差はないです

 

 

808名前:名無しの魔法使い

ペインが5デスした瞬間、背筋が凍り付いたぞ

最強プレイヤーもデスするんだなって

 

 

809名前:名無しの槍使い

てかメイプルちゃんはあれだ

何で確定耐えスキル持ってんの?

メイプルちゃんを削った奴が以前にもいんの?

 

 

810名前:名無しの大盾使い

いるなあ

うちのギルドにいるぞ

メイプルキラーが

 

 

811名前:名無しの弓使い

まだ上がってんの?

もう既にこれ以上必要ないレベルだろ

 

て、メイプルキラーがいるのか?

 

 

812名前:名無しの大盾使い

リベンジに燃えているメイプルちゃん

最近聞いたら5桁が見えていると

そうおっしゃいまして

私も意識飛びかけましたよ本当もう

 

 

813名前:名無しの大剣使い

既にVITは俺のSTRの50倍くらいなんだが

メイプルキラーのSTRってどんだけ?

 

 

814名前:名無しの魔法使い

そうなるとあれかもう他のステータスには振りたくない気分になってきたと

 

 

815名前:名無しの弓使い

楽しんでくれて何よりです

というか他のステータスに振り始めると手がつけられなくなる

普通の速さで歩けるようになるだけで超強化とかうけるわ

 

 

816名前:名無しの大盾使い

メイプルちゃんは効率とか考えてないのか考えてるのかよく分からん

とにかくダンに勝ちたいそうだ

 

 

817名前:名無しの魔法使い

ガチガチに考えてないから強くなった説を推しておこう

 

 

818名前:名無しの槍使い

普通の思考では毛玉になって降下時のクッションは思いつかんわな

 

 

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