デスを食らった男   作:もっち~!

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チーターの仲間入り

---ダン---

 

納得出来ない。アリスが『JK化』なるスキルを造り出した。これは、対象相手を女子高生相当の身体に変えるスキルであり、効果時間は2時間だそうだ。

 

テストとして、レンとユーゴーで試したのだが、効果が切れる前に行為が終わらないと、惨劇になる。レンの身体から抜けなくなったり、ユーゴーの場合は後ろの穴だったり…俺のトラウマが増えていく。

 

「う~ん、これは改良しないとダメですね」

 

アリスが唸っていた。あぁいう行為って、時間きっかりに終わる訳も無く…カラオケボックスのように、残り5分でアラートなりがあっても良いと思う。

 

「痛いです。早く抜いてください…」

 

目の前では改良後のテストとしてサリーが実験台になったのだが…残り5分の時点で抜けないって…

 

「では残り30分辺りで、アラートを出しましょうか?」

 

「いや、時間切れになったら、強制排出させてくれないか」

 

「では、その方向で改良をしてみます」

 

アリスの能力で俺はサリーから強制排出してもらった。俺的には、アズライトとレイレイ、アスカだけでいいんだけど。

 

アスカは、実の兄妹と言う括りから脱却して、俺と為さることに躊躇しなくなっていた。アリス曰く、「死後の世界ですから、子供は出来ませんよ」との言葉に行為を推奨されたと思ったのか、感化されたと言うか…はぁ~。俺、草食系男子なんだけど…基本ボッチ系で一人の時間は考え事をしたのだけど。

 

 

シャワーを浴びて、食堂へ行くと、ミトが男をつれこんでいた。

 

「早速ナンパか?」

 

冬眠明けにフレイヤと百合三昧だったしなぁ。男が恋しい年頃かな。

 

「違います!私の生前の知り合いで、ジョブが商人なんですよ。ご主人様は、仲間に商人が欲しいって、言っていたでしょ」

 

あぁ、言った。商人が仲間にいれば、売りたい物を売れて、買いたい物が買えるからな。現状、シガ王国と上手くいっていない俺達は、王都や公都で大々的に商いが出来ていないのだ。

 

「って、コイツ、チート勇者じゃないのか?」

 

メイプルのはどう砲で散った勇者だ。

 

「その節は…あれは、マジ、死ぬかと思いましたよ」

 

アレを食らって死なないお前は、チーターだと思うぞ。軍艦クマをデスったあの攻撃で生き残るとは…

 

「後輩氏…ミトから、あなた方の立ち位置を聞きました。召喚者がメインの集団だそうで」

 

ミトを後輩だと言う勇者、サトゥー。見た目、ミトの方が歳上である。

 

「今後の作戦の内容も聞いたわ。で、私達はどうすれば良いの?」

 

「ミト、公都か王都に拠点が欲しいんだけど。住むのはここでいいけど、買い物をするのに、ここは不便過ぎる。この街は出歩きたくない」

 

迷宮都市は、物騒である。毎朝、税金の取り立てに来るし。まぁ、取り立て屋は、罠でダンジョンに落としているけど。そうそう、罠の術式も改良してみた。落下というか吸引中に、装備、金目の物などを『強奪』するようにした。これなら、俺がいなくても、迷惑料として、金目の物を貰えるだろう。

 

「そうね…王都になら、ミト・ミツクニ公爵名義の屋敷があるけど…今もあるのかな?」

 

女性に歳の話はタブーなので、一体何百年前の話なのか、訊いてはいない。まぁ、王祖の屋敷であるなら、歴史的建造物として、残っているのだろうな。

 

「そこを使うには、現国王の許可が要るわね」

 

今の世の中に、王祖の知り合いが生き残っているとは思えない。どうやって、証明するつもりなんだ?

 

「私達が、王様への謁見を手配します」

 

リーンとセーラが声を上げた。あぁ、そうだった。この二人は国王の孫娘に当たるだったな。

 

「って、リーンは生死不明状態で、セーラは人質だろ?手配できるのか?」

 

「はい。してみせます。ご主人様の為になることですから」

 

「こうやって、セーラと一緒に暮らせる日々を頂け、感謝しています。私達にお任せください」

 

「じゃ、今夜、王都を襲撃する。メンバーは俺とミトとサトゥー、リーンとセーラにする」

 

「私も行きたいです」

 

ピシッと手を挙げているメイプル。やらかしそうである。過剰戦力である。多分、俺とミトで王都は制圧できると思う。俺の使い魔のアリスとカエデがいるんだし。

 

「たまにはクランマスターとして働きますよ」

 

う~ん、クランマスターとして…かぁ~。たまにはで無くて、基本代表者をして欲しいんだけどなぁ~。無理かな?

 

「戦わないよ」

 

「ダンさんを護りきるのは、私のお仕事でしゅ…あっ、かんだ…」

 

真っ赤な顔で俯くメイプル。

 

 

セーラとリーンが王都に滞在しているオーユゴック公爵と会い、国王との謁見を予約してくれた。玉間に三人が入ると、その傍に転移した俺達。

 

「ま、ま、まさか…王祖、ヤマト様ですか…」

 

国王は、玉間に飾られている1枚の絵を指差して動揺している。その絵画は、ミトの顔を描いた物のようだ。

 

「あ、シャロリックくんが描いてくれた絵だね。まだ残っていたんだ」

 

ミトは懐かしそうな目で…目尻には輝く物がうっすらと湧き出ていた。

 

「流石にシャロリックくんは生きていないよね?」

 

「はい…二代目国王は既に…」

 

一体、ミトは何代前の王なんだ?

 

「で、話し合いに来た。毎日、税の取り立てをするほど、この国の財政は疲弊しているのかな?」

 

「いえ…そんなことは無いのですが…一部の領主達が…その…私腹の為に…」

 

この国王は正直なのか?策士なのか?実情を話しているようだぞ。王都を見ても、公都を見ても、この国の財政は疲弊はしていない。貧富の差はあるが、たぶん住民の90%くらいは、平民以上の生活はしていた。

 

「国王令で、取り締まれないのかな?そういう貴族達の立ち振る舞いをさぁ。ご主人様は、迷宮核を所有しているんだ。その意味が分からなくは無いよね?」

 

「国としての見解は、無税として、歳入の年3%くらいを返還しようと思っております」

 

「だってさ。どうするんだい?」

 

ミトが俺に話を振ってきた。

 

「ミト名義の王都の屋敷を使いたい」

 

「勿論です。新居としてお使いください」

 

うん?ミトが俺を主人と呼んだから、俺をミトの伴侶と誤解しているのか?まぁ、いいか。

 

「で、あの小うるさい貴族はどうしてくれる?セーリュー伯爵とアシネン侯爵だっけ?」

 

「爵位を剥奪の上、底辺からやり直しさせます」

 

「それだと、逆恨みを受けないか?」

 

逆恨みで仲間に危害はカンベンして欲しい。

 

 

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