デスを食らった男   作:もっち~!

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リベンジ

 

---メイプル---

 

リベンジを果たした。転移直後に、機械神からのロケットブースターで接近をし、迫り来るダイヤモンドの微粒子を盾に暴食させ、最後はシールドバッシュ一発である。勝つには勝ったが、盾に隠れていた首と胴体は取り敢えず繋がり、盾を持った左手だけが残った状態であった。とっても痛いんですがぁぁぁぁぁ~!

 

「良い作戦であるが、戦場だと死んでいるぞ。敵が一人とは限らない」

 

そうだよね。痛いのが嫌なので、防御力を上げたのに、痛かったよぉぉぉぉぉぉ~。肉の爆ぜる感覚…思い出したくも無い。

 

リベンジを果たした翌朝、なぜだかレベルが上がっていた。あの戦闘で経験値を得たのかな。増えたスキルポイントは総て防振りした。これで、硬くなったかな。もう痛いのは嫌だよ~!

 

「メイプルより、ダンの方が戦闘センスが良いな」

 

「俺は単なる料理人ですよ」

 

シュウさんとダンさんの会話を聞くと、あの女性にダンさんは勝ったらしい。ほぼ、無傷で…なんで?どうして?試練を受けていないのに??ズルい…

 

 

 

---サリー---

 

私達のリベンジをダンさんがしてくれた。相変わらず、稼いだ経験値はメイプルにポイしていた。明朝、メイプルはレベルアップに気づいて、防振りするのかな?硬いだけじゃダメだと思うんだけど…

 

ダンさんの作戦はシンプルだった。いつものウッドオクトパスによる狙撃だ。それも足の裏から心臓を目掛けて。エグいって。戦闘フィールドに転移した時点でウッドオクトパスを発動し、開始と同時に発動していた。多少ダイヤモンドの洗礼を受けたが、フルカウンターと再生能力で乗り切っていた。

 

彼女は約束通り、攻略ビデオを貸してくれた。それは、気の遠くなるような攻撃で、地道に首を切り落としていた。胴体は無敵でも首はそうじゃ無いみたいだ。ただ、シュウさんの方は再生能力を使っていた。そうなるとダンさんには倒せても、再生能力が無いメイプルじゃ無理なんだろうな。

 

「サリー、メイプルに巻き込まれて、初デスペナか?」

 

「いえ…幽霊階層は実質デスペナですよ」

 

死んだ今でも、幽霊はダメである。足がすくんで動けなくなる。メイプルがいないと越えられなかっただろうな。なので自分では、あの幽霊しか出ない階層はデスペナだと思っている。

 

「試練の方はどうだ?」

 

ダンさんは、モンスターハウスの試練を終えたそうだ。いつ、試練を熟しているんだ?あんなに忙しそうなのに。

 

「誰と試練を受けているんですか?」

 

「クマ兄さんと聖騎士と辛口エンブリオだけど」

 

何げにバランスの良いパーティーでは無いだろうか?

 

「バランスがいいですね。あれ?アリスさんは?」

 

「俺との謁見禁止中…」

 

あぁ、メイプルへの罰のとばっちりですね。でも、カエデという盾もいるし…小技は無いが一発逆転の大技遣いの聖騎士もいるし…

 

「バランスの良さだと、アスナ、リーファ、シノン、ミィ、フレデリカ、ミザリーの方がバランスがいいと思うよ」

 

剣士2魔法2回復1に狙撃1かぁ。

 

「あと、マリー、ビースリー、アスカ、アズライト、リリアーナ、レイレイも健闘しているようだよ」

 

わぁ~。色者パーティーですか?狙撃2盾1剣士1騎士1触るな危険が1って…そうなると4パーティーで挑んでいるのか。

 

「カスミ、イズ達は様子見みたいだよ。まずは、こっちでの生活になれないとね」

 

この世界って、エンドレスでゲーム内にいる感じですものね。転生したばかりだと戸惑うかな。

 

 

 

---ダン---

 

シュウがカナデと大盾遣い男をサルベージして来てくれた。これで、<楓の木>のメンバーは揃ったかな?

 

現在、村長の家でサトゥーを交えて商談中である。日本から食材を仕入れ、原発を魔石発電所にする商談を進めていた。魔石のエネルギーを利用して、タービンを回転させ電力を得る。クリーンなシステムである。

 

「1号機を福島に設置する予定です。付近の放射能汚染は、シュウが回収して、時間加速能力で無害化するらしいです」

 

日本との通商を担当しているサトゥー。

 

「まずは米だな。コシヒカリがいいなぁ」

 

異世界にも米はあるが、銘柄米は無い。米は米である。異世界の基本はパンとエールであるので、大麦、小麦の改良はされているらしい。

 

「あきたこまちも捨てがたい。酢飯にするならササニシキかな」

 

「後、問題は行き来の方法です。三崎から出航して大島経由でシャーシャトーという航路が一番かと思います。空路は不可らしいです。シュウは人間をあまり信用していないみたいで…」

 

まぁ、人間が起こした世界破滅と言え無くも無い。人間至上主義なんて言うのもあるし…異世界で恐れるのは、戦闘機と長距離ミサイルか?

 

「使節団を受け入れて、様子見って感じです。その際、俺とミト、ダンが随行します。戦闘能力も転移術も使えますから」

 

村長は随行員には向かないらしい。あくまで農民って立場だそうだ。戦闘力は、シュウ、伯斗に次いでダントツだろ思うのだが。

 

「行程はシャーシャトーに1泊、ラビの村に1泊、シガ王国オーユゴック領公都に1泊で良いですか?」

 

クボォーク王国は宿泊しても見所が無いしなぁ。そもそも宿泊施設がない。基本持ち家かテントだし。迷宮都市は治安が悪いし。

 

「いいんじゃ無いかな。で、使節団のメンバーは?」

 

「総理と各政党のトップと財界のトップだそうです」

 

利権優先のメンバーか。揉めそうだな。まぁ、揉めたら、コチラの法で裁くだけだな。

 

「武装は無しを徹底してくれ。揉めごとは好ましくない」

 

まぁ、問題が拗れれば、シュウの怒りの鉄拳が炸裂かな?

 

 

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