1945年に滅びる日本を救って欲しいであります(未来知識チート) 作:火焔+
時代は1837年11月のままであります。
今回は「ベビーブーム」でありますよ!
■パレンバンの産業振興
■バリクパパンの産業振興
★ベビーブーム(2枠)
・新貨条例(2か月)
・ヨーゼフ・レッセルの出島招待とスクリュープロペラの開発「3枠」(5か月)
・寺子屋の近代化および教育の義務化(小中高633制導入)「2枠」(5か月)
・樺太・千島列島の入植(3枠)(6か月)
・鋼鉄レール鉄道開発(2枠)(1年)
・蒸気機関車(2枠)(1年)
・鉄筋コンクリート「3枠」(1年)
・内燃機関(5枠)(2年6か月)
★研究専用13枠:文化+1
★研究専用13枠:文化+1
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●育児補助
【江戸城】
「――――と言う様に、古代ローマが行った様な政策を行うことで、人口増加は行えるかと存じます。」
古代ローマでは、少子化対策として子の居る家族>既婚者>独身と市民を区分けして左記ほど優遇していた。
独身にいたっては2000万円以上の資産を持てない、議員になれない、子の居る議員が優遇されるなど結構シビアだった。
有史以来、平和になり娯楽に富むと少子化に悩むモノなのかも知れない。
「うむ、そうせい。」
今代の征夷大将軍、徳川家慶は老中方の新たな政策に対して施行の許可を出す。
天保の改革の一環として、人口増加政策がこれより実施されるのだ。
1つ、12歳になるまで(元服)の子供に毎年10円(現代にして約20万円)の育児補助を幕府が行う。
※第6子以降倍額
1つ、七五三を迎える毎に、幕府が祝い金を送る(年齢×10円)。
1つ、新たな子を出産して1才の誕生日を迎えた場合、第何子かに応じて祝い金を幕府が送る。
※第一子なら10円、第二子なら20円、第三子なら30円(3人産んだ場合、合計60円(120万円))
1つ、12歳になるまで予防接種は無料とする。
1つ、子の居らぬ武家は10年で御取り潰しとする。
※病気で亡くなった場合、養子に出した場合は例外とする。
1つ、二人以上子の居らぬ者は、高位の役職に就くことは出来ない。
これまた金に頼った政策ではあるが、男の考える政策だ。この様なものなのだろう。
とりあえずお金があれば食うには困らないし、医者にも罹れるので、一概に悪手とは言えない。
また、最後の2つは養子でも問題ないため、余程愚か者で無い限りあり得ない話だが、絶対に安泰ではないという意思表示である。
上記の政策を聞いた一般農民家族が奉行所に訪れた。
彼の一家は農家で2男2女の6人家族であった。
1830年以降、農作物が十分に収穫できたため、口減らしなどの悪習は殆どなくなり人口は増加の一方を辿っていた。
「ウチの家は長男が10才、次男が6才、長女が7才、次女が2才です。
檀那寺(帰属する寺。当時は住民票的somethingは寺が管理していた。)から頂いてきた宗旨改帳(住民票)です。
我が家は幕府から補助金を頂けるのでしょうか?」
こんな制度、今まで存在しなかったため市民ですら困惑気味だ。
「うむ。宗旨改帳を確認した。
所定の手続きを踏めば元服前の子供4人、7才を迎える子供で40+70=110円(220万円)を渡そう。」
この一家は偶然7才になる長女が居たため、かなりの金額の補助金が出る事となった。
当時でも職によって年収は大きく、彼は成長著しい養蚕業を営む農家であったため、年収250円程あった。
それだとしても、年収の半分近くもらえるのは非常にありがたい事であった。
「ほ、本当にそんなに頂けるんですかい?」
「ああ、当家も5人の子がいるからな。既に、補助金は幕府から頂戴している。」
お役人も既に貰っていると聞いて、一般農民男性は本当にもらえるのだと安堵する。
現代であれば、そんなにばら撒いてインフレしないのかと【悩むが貰う】所だが、江戸は昔から物価が乱高下するため気にしていないし、
そんな壮大な事はお上が考えていればいいという気質だ。
「やったぞ! お金を貰ったら美味しいものを食べに行こう。後、養蚕道具を最新式に――――」
「あぁ――――一応、子供たちの養育費だからな。使い道に余り文句は言わんが立派に育てるのだぞ。
各村の上役には、育児放棄がないか確認する仕事も割り当てられている。
そういう者達には補助が出なくなるから気をつけるように。」
急な現金収入が入ると使いたくなるものだ。
一応、役人は釘を刺しておく。それも仕事の内だ。
「へ、へぇ……気をつけやす。」
ともあれ、末端まで金を使えば経済も回るし、良い機械を買えば生産効率が上がるのも事実。
そこまでガチガチの監視を行うわけでもない。
現在幕府主導で学校なるものを建設している。そこで養育に異常が無いかくらいは確認も出来る。
(お上は未来の日本国への投資と言っていたが、一体どこまで行くのだろうな。
10年後には俺達の在り方も変わってるかも知れんな。)
役人はそう思いつつ、一般農民家族を見送るのだった。
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この政策によって育児の金銭的な不安はかなり解消されたでありますな。
先ほどの家族にもう一人家族が増えた場合、12歳になるまでには(10*12)+30+50+70+50=320円(640万円)となりますな。
ちなみに、現代でも児童手当というやつで14才まで月額10,000~15,000円が貰えるでありますよ。
出産育児一時金などもあって、その辺りを江戸時代に持って来たであります。
江戸時代では間引きなどがあった【らしい】ので、正確な数はわからないであります。
なので一人の女性が何人の子を産むかは、1970年のフィリピン辺りを参考にして一人当たりの出生率は6人にしておくであります。
多分、130年前はもうちょっと多いかもしれないでありますが、それでも人口増加率が3.0%もあるので……。
人口増加率3.0%と言うのは24年で人口が倍になるであります……。
万が一上記のまま1930年になった場合、日本人口は【5億人】、2020年で【70~80億人】であります。
皆様の現代世界がほぼ全員純日本人になるという計算であります(2019年時点で77億1500万人)
3.0%が常軌を逸した人口増加率である事が分かって頂けると思うでありますよ。
ただ医療の関係上、乳児死亡率は現代より高いはずなので人口増加率は2.5%としておきましょう。
1830年の日本人口が3,200万人ほど、天保の大飢饉が無く食料生産増加により人口が増加した場合、
増加率1.5%として1838年は3,600万くらいとするといいでありましょうな。
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●大奥整理
「これは
「はい。先代(家斉)の目を盗んで、このような事を行っていた事が捕えた僧侶から判明しました。」
大奥と僧侶が徳川家斉時代に乱交を極めていた事件が、老中である阿部正弘の耳に入った。
実際に目を盗んでいたのか、家斉は知っていて放置したのかは定かではないし掘り下げるべきでない事も正弘は理解している。
家斉の非が表に出ていい事など一つもない。
「これを知る者はどのくらいか?」
「私と側近の少数でございます。」
家慶は父親の代の不祥事に頭を抱えて、何とか表に出ない様に正弘に指示する。
「畏まりました。上様は何も知らず、私の権限による裁断で行った事にしておく様お願い申し上げます。」
「うむ、そうせい。頼むぞ正弘」
正弘は僧侶達を内々に処断し真実を闇に葬った。
そして、大奥の処分に関しては如何すべきか頭を悩ませていた。
女の事は女に聞くべきと、正弘は事情を知る自身の相談役である通称「おばば」に相談する事にした。
「若は確か、育児に関する政策に関わっておりましたな?
そして、先代で大きくなり過ぎた大奥の対応も手がけておられる」
「うむ、それと今回の案件にどのような関係があるのだ?」
家斉は徳川歴代最高とも言えるほどの子孫を残している。
なんと、家斉は一代で53人の子をもうけた無類の女好きで絶倫だった。
そのため、側室の数も多く、結果大奥の規模も大きくなったのだ。
家慶は自身にはそこまでは不要だと判断しているため、金を食う大奥の規模を縮小しようとして正弘に任せている。
「今回の件と併せて、希望者には持参金を持たせて他の武家に嫁がせると良いでしょう。
今なら大奥出身と言う箔をつけて送り出しても良い。
そう持ちかけるのです。」
今なら希望退職にしておく、と言うやつだ。
ついでに他の大奥もまとめて送り出すという案だ。
「うむ。悪くはないが、もう一つ足りない気がするな。」
「はい。そこで育児に関する政策です。
大奥出身者は各藩の有力者に嫁ぐ事になるでしょう。
そこに育児を補助する役職を作らせるのです。」
所謂、保育所というものを城内に設けると言う事だ。
嫁ぐ女中には補佐する者、さらには年寄り勢もいるため育児の助言も出来る。
子を預ける武家の女性は、旦那の補助をより強固に行えるし育児の困りごとも相談できる。
それに、幼い内から藩内の武家同士で知己を作る事は藩の結束を強くする役割も持つ。
更には教育の均一化も行えるのだ。
有力者の妻が取り仕切るとなれば箔としても十分だ。
困難な事ではあるが、大奥に召し上げられる程の女性ならば器量(知も美も)としても十分である
「うむ、それでやってみよう。
運営にかかる費用は女中達の給金として支払えばよい。
大奥で養うより安く上がるだろうし、幕府の権威も高まるはずだ」
その結果、家斉の代の半分くらいには規模を縮小する事が出来た。
とはいえ、家斉の代でかなり増やしたので、今までより少し減らせた程度ではある。
それでも大奥出身者の天下り先が出来たのは良い事だ。
側室や将軍のお手つきになれなかった大奥出身者の女中達も、器量を浪費する事無く発揮する場が出来たため悪くない提案だった。
城内で成功を収めた保育所兼、育児相談所は市井にも広がり、財閥の様な金がある組織または、各藩が施設を立ち上げた。
そこで才ある者達は藩士や財閥の奉公人として召し抱えられるという青田買いの側面も持っていたが、それはどうでもいいことだ(如何でも良くはない)。
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大奥と僧侶乱交は史実でも実際にあった出来事で、それを上手く処理した阿部正弘は家慶に目を掛けられるようになったらしいであります。
今回は、ベビーブームにも使わせて頂いたであります。
大奥は幕府の収入の2~3割を食い潰すほどの金食い虫であったでありますからな、1割でも公共事業として置き換えられるのであれば万々歳でありますな。
今回の補助金をきっかけに、育児のための食料不足による飢餓の可能性はかなり減り、医者に罹る金額の心配も無くなったであります。
また、保育園の設立により、育児の負担、不安も軽減されたであります。
結果、人口増加率が2.5%になったでありますよ。
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【日本の技術レベル】
|科学:03(基本的な理学)
|工学:17(モノづくり)
|材料:15(素材、エネルギー)
|生物:16(農業・医学)
|電磁:02(電気製品・発電)
|環境:11(建築・自然保護)
|流通:03(物流や兵站)
|政経:09(政治経済や社会問題の解決力)
|文化:04(外交・異文化・芸術・娯楽)(+2)
|軍事:04(兵器開発・戦術)
※00を史実相当、30(Max)を2020年相当とします
大体Lv15でWW1の時代なので、既にハーバー・ボッシュ法の実用化が閃けるとは……。
化学肥料が出来たら、重機も必要でありますな。
とはいえ、とあるイベントの為、1840年までに文化Lvが15必要なので研究枠1つは文化専用ですね。
科学については、存在を持て余し気味ですね。
基礎的なのを上げても効果は目に見えては分かり辛いからでありますかね?
ということで、緊急案件で【科学】は国民の知識レベル、および各技術を100%引き出すための地力という感じにしましょう。
ゲームで言うベーススキルみたいな感じにするであります。
つまり、工学Lvは17ですが、科学(地力)が低すぎてWW1未満(Lv15未満)に落ちるであります。
(技術レベルの半分を下回ると足を引っ張るようになる。)
ただし、閃きが出来るか否かには影響しない(天才はどこにでもいるため)であります。
プラス要因としては科学が高い場合、低いレベルの技術にブーストがかかるであります。
仮に科学がLv10だった場合、電磁、流通、政経、文化、軍事は表示以上のレベルで処理させるであります。
軍事については原作のように、勝手に装甲艦を作り始めるなど、枠不要で閃きが発動する
文化についても勝手に文化爆弾を仕掛けるなどでありますね。
後は、大学効果が【科学】よりも低い技術は+2する。くらいですかね?
要するに、発明するだけなら今まで通り、実用化するためには【科学】もある程度必要。
【科学】が高いと閃き使わずに勝手に閃く、大学効果が+2になる。
と言う事になるであります。
ということで【科学】は重要技術に早変わりであります。
工学に全力を発揮させるためにはLv9が必須であります。
科学と文化に決定でありますな。
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【年表】
・1837年
【徳川家慶 第12代征夷大将軍就任】
【医学】予防接種の普及
【??】和製活版印刷の開発
【経済】オランダ提供の居留地開発
【国家】育児補助令の施工
【国家】保育園の開設
現代から見た考察
当時、オランダから提供された東南アジアの「パレンバン」は現在、スマトラ島で最も発展した都市の1つとなっている。
当時の農業地区はほぼ工業地帯となり、石油産業を軸とした製造業の工場が立ち並んでいる。
オフィスビルは摩天楼として立ち並び、シンガポールと双璧をなす商業の拠点となっている。
「バリクパパン」はボルネオ島の南部の主要都市として重要な位置を占めている。
こちらも石油産業を軸とした工業団地があり、近隣の住民は工場を中心としたスマートシティを形成している。
どちらも当時は農業主体の開拓を進めており、石油を採掘し始めるのはもう少し後のことだった。
ただ、調査拠点のはずであったがどちらの都市も大規模な石油資源が眠っていたのは偶然なのか、はたまた意図的なのか現在でも当時の資料に何か情報が残されていないか研究中である。
育児補助制度については、時代が進むに連れて金額や補助内容のアレンジがされているものの根幹はこの時に築かれたものである。
現代の日本の国力を他国と比較した場合、やはり人は国家である事を改めて認識させてくれる。
この政策は、征夷大将軍就任前から徳川家慶が主導していた事が後年になって分かり、
1838年の近代学業の成立と共に幕府による【次世代の育成】は家慶の大きな功績の一つとして必ず学校の教科書に記載されている。
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さて、次回予告ではありますが
・新貨条例(2か月)
・ヨーゼフ・レッセルの出島招待とスクリュープロペラの開発「3枠」(5か月)
・寺子屋の近代化および教育の義務化(小中高633制導入)「2枠」(5か月)
・樺太・千島列島の入植(3枠)(6か月)
・鋼鉄レール鉄道開発(2枠)(1年)
・蒸気機関車(2枠)(1年)
・鉄筋コンクリート「3枠」(1年)
・内燃機関(5枠)(2年6か月)
+空気入りタイヤ(2枠)(6か月)
+パレンバンの産業振興(2枠)(第2段階)(1年)
+バリクパパンの産業振興(2枠)(第2段階)(1年)
+研究専用13枠:科学+2
+研究専用13枠:文化+2
オランダ居留地の開発は続投であります。
まだまだ、発展の余地はありますからな。
もう2枠は空気タイヤの発明でありますな。
馬車に用いる事で、搬送による振動を軽減して商品の破損を減らせるであります。
自転車やリヤカーは――――出来るかもでありますが、ベロシペードというペダルが前輪についたものになるでありましょうな。
後は鉄がまだ高いので、高価な道具になりそうでありますな。
それでも馬車や高い農機具よりも安く、駆け出し商人の目指すアイテムになりそうであります。
研究は先ほど述べましたな。
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「あんた達……社会主義(社会民主主義)でも始めるつもりなの?
ウチに飛び火させないでよね。」
[警戒するオランダ]
「全く以って資本主義のつもりでありますよ?」
[身に覚えが無い日本]
「育児補助って奴、完全に富の再分配による平等を目指すって奴じゃない」
「全く違うでありますよ。人が増えれば経済活動が更に活発になり、市場規模が増加するであります。
資本経済の強化が目的であって、平等は目的では無いであります。
ま、先行投資でありますな。
成人した国民たちが、補助金以上に納税してくれれば何の問題も無いであります。
成人まで補助までして面倒見る気は更々無いでありますよ。」
[働け]
「なるほど、先行投資か……面白い発想ね。ウチも内紛で疲弊してるしやってみようかしら?
市場規模の増加も本国だけじゃなく、植民地の人口を増やすように仕組めば(ロマンス)多少なり増加しそうだし。
――――という事で債券買う気無い?」
[納得のオランダ]
「構わないでありますが、既に随分な量でありますよ?
不履行になるとは思ってないでありますが……」
(国威的に大丈夫でありましょうか……?
下手にコケられるのも迷惑であります)
[心配する日本]
「大丈夫よ。債権の総量は毎年結構減ってるのよ。」
(まぁ、結構日本の債権購入割合高いけど、大丈夫でしょ!)
[余裕なオランダ]