1945年に滅びる日本を救って欲しいであります(未来知識チート)   作:火焔+

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月曜には間に合いませんでした。
多分、隔日投稿は確約出来ないと思います。
ご容赦下さい。


10. 1838年 樺太・千島列島の入植(2)

 

時代は1838年5月であります。

「樺太・千島列島の入植」の続きでありますよ。

 

・樺太・千島列島の入植(3枠)

・空気入りタイヤ(2枠)

・鋼鉄レール鉄道開発(2枠)(6か月)

・蒸気機関車(2枠)(6か月)

・鉄筋コンクリート「3枠」(6か月)

・パレンバンの産業振興(2枠)(第2段階)(6か月)

・バリクパパンの産業振興(2枠)(第2段階)(6か月)

・ロシア居留地開発(カムチャッカ半島、カラギンスキー島)(2枠)(11か月)

・内燃機関(5枠)(2年)

・蒸気式重機(3枠)(2年)

・無煙火薬(3枠)(1年8か月)

 

★研究専用13枠:科学+1

★研究専用13枠:文化+1

 

――――――――――――――――

 

●樺太入植

 

【田舎の奉行所】

 

 近くの農村で農業を営む田吾作と権太という二人の20代半ばくらいの農民が奉行所に訪れた。

 田吾作は農家の長男ではないため農地は継げず、小作農になるか新たな土地を開墾せねばならない。

 もしくは、職業訓練所で他の技能を身につけて他の職業へ転職するかだ。

 だが、田吾作は農家である事を決めたため、新たな地を求めて奉行所にやってきたのだ。

 

 奉行所の壁には2枚のポスターが飾られていた。

 「Boys be ambitious 大志を持つものよ北海道へ来たれ!」

 「New frontier 新天地の一番槍を征く者達よ!」

 これらは北海道と樺太への移住を募集するものであった。

 

「ん? 田吾作。いままで樺太さ、あったべか?」

 

「無かったと思うべ、お役人様さ聞いてみるべ。」

 

 二人は役人に樺太の移住の話を聞きに行く。

 役人は樺太における移民の内容を詳しく教えてくれた。

 役人には移住の件がまとまると、ボーナスが貰える事になっているため彼も真剣だ。

 

「――――と、北海道より北に位置するが故、補助は北海道より手厚いものとなっている。

 今回の目玉はなんと言っても蒸気機関のトラクターだ。

 最近発売したばかりで日本の技術の粋が集められている。

 その馬力は今までの畜力トラクターを凌駕する。

 見てくれ、この写真を――――

 

 っと、熱くなってしまったな。

 まぁ、悪くない募集要項だと思うぞ。」

 

 住む場所も作物が収穫できる一年は家賃がかからない。

 最新式の農機具の貸与もある。

 幾つか良く分からない所もあったが、北海道の悪い噂も聞かないし騙されているわけではないだろうと。

 

「オラ樺太さいってみるべ。」

 

「大丈夫か?田吾作。北海道の方が寒くねぇべ?」

 

 一番の問題であり、補助が手厚いのも日本の最北端ゆえに【寒い】、これに尽きるのだ。

 だが、田吾作が樺太を選ぶには理由がある。

 北海道の移住の時、先陣を切る勇気が無くチャンスを逃してしまっている。

 北海道も移住はできるが、残っているのは内地だけだ。

 

 北海道の物流、交通は主に船便。

 つまり、内地になればなるほど交通の便は格段に落ちるのだ。

 今の北海道は悪くはないが、沿岸部に比べれば結構悪いという位置づけになっている。

 

 つまり同じく船便を基本とする樺太の沿岸部に近い平野。

 寒さを除けば最もベターな選択となる。

 

「知ってるべか権太? 北海道の農地は一戸辺り5町(約5ha)もあるんだべ。」

 

「嘘だべ!そんな広さ農地、庄屋様でも余程持ってねぇべ。」

 

 江戸時代、普通の農家は1~2ha程の農地を持てば飢えずに暮らしていける。

 3ha持てば豪農と呼ばれ、庄屋ですら3~5ha。

 5haも持っていたら、名の在る庄屋なのだ。

 

 現代の農家ですら一戸辺り2.5ha程である(※正し北海道は一戸辺り25ha)。

 

 権太の言う通り5haなんて嘘っぱちと思うのは無理も無い。

 

「いや、その者の言う事は正しい。よく調べているな。」

 

 田吾作と権太の言い争いを役人が仲裁し、彼は北海道農業関連の資料を持ってくる。

 其処には北海道の総農地面積と、農家の戸籍数が記されていた。

 

「つまり、総農地面積から農家の戸籍数を割ると、一戸辺りの農地面積が約5haとなる。

 北海道は元々北の食糧基地として開拓が開始されたからな、

 農業がやりやすいように区画整備が行われている。

 こうやって、地図に表すと碁盤の目になるようにキッチリと作られているからな、

 非常に機械が入りやすく扱い易い土地になっているのだ。

 日本で最も区画整備がされている土地だといえよう。」

 

 現代の北海道十勝平野の様な農地が地図に描かれていた。

 

 

【挿絵表示】

 

[十勝平野500mスケール]

 

 

【挿絵表示】

 

[昔ながらの農地50mスケール]

 

 外国ばりの広大な正方形な農地となっていて、入り組んだ農地とは隔絶した効率重視な区画だということが分かるだろう。

 

「北国ゆえに水田には向かぬし、単位面積当たりの生産量は低くなるが、それを補って余りある広大な農地だ。

 作物収入は期待できるぞ。

 補助があるからといって安く買い叩かれるわけでないしな。

 日本で食いきれぬ分は輸出すれば良いし、北で育てる作物は酒になる作物も多いからな。

 酒の原料にすれば内需や露西亜との貿易材料ともなろう。

 使い道など幾らでもあるからな。」

 

 ちなみに北海道の農家には畜力トラクターをいくつも所有し、10haを超える農地を持つものも居ると付け加えておいた。

 それがダメ押しとなったのか、田吾作は新天地樺太へ向かう事を決めた。

 

 最初期の移住者として、今度こそ波に乗り遅れないようにと。

 

 

 

――――――――――――――――

 

【樺太道 豊原】

 

 

【挿絵表示】

 

 

 蒸気帆船に揺られて田吾作は樺太の豊原へとやってきた。

 住民登録の為に奉行所で順番待ちをしていると前に並んでいた奴が振り返り話しかけてきた。

 

「いやぁ、北国は初めてなんだけど寒いね!」

 

「んだな。んだども、今は春だべ。冬になったらもっとしばれるべ。」

 

「えぇ!!そうなのぉ!?

 参ったなぁ……。寒いのニガテなんだよね。今年中に毛皮のコート買わなきゃ……。」

 

「何で来たんだべ?」

 

 尤もな話だ。

 

「僕はこれでも蒸気機関の技師でね!

 僕たちの作った機械がどうやって使われているか知りたくて来たんだよ。

 ここなら確実に蒸気機関トラクターが触れるしね!

 ちなみ僕は効果確認でフィールドテストもしたことあるから、操縦は上手いよ。」

 

 饒舌に話し始める青年だが、実は金遣いが荒く、女に貢いだ結果借金をこさえて返済の為につれてこられた身だ。

 

「ふぃーるどてすと?」

 

「実際に使ってどれほどの効果があるか測ることだよ。

 耐寒性も十分だとは思うけど、何せ江戸でしか動かした事は無くてね。」

 

「おぉ!江戸っ子だべか?」

 

「そうだよ。っと自己紹介してなかったね。

 僕は江戸の蒸気機関技師の新八だよ。ま、元だけどね。よろしく。」

 

「オラは田吾作だ。弘前で農家をやってただ。」

 

 二人は握手を交わす。

 

「それにしても、田吾作もいい場所に目を付けたね。

 豊原は道庁になるって決まってるし、あそこに高台があるだろ?

 あそこには最新の技術で豊原城が建つ予定なんだ。

 此処は豊原城下町になるのさ。」

 

「新八は詳しいべな。流石江戸っ子だべ。」

 

 褒められた新八は機嫌を良くしてさらに情報をペラペラと喋っていく。

 

「まぁね。ちなみにね――――」

 

 新八は江戸で仕入れた樺太で行われる新しい農業形態と集団農業の手法について話し始める。

 田吾作も地元の奉行所で聞いていたが、難しい話で半分も分かってはいなかったのだ。

 

「つまり4つの農地に分けて、ライ麦、シロツメクサ、大麦や燕麦、じゃがいもや甜菜を作るということだべか?

 その農法区農法ってのは。」

 

「ノーフォーク農法ね。イギリスの最先端の農法なんだって。

 日本ではここ樺太で初めて行われる農法なんだよ。

 家畜の糞だけじゃなくてシロツメクサも窒素を農地に供給して土壌を豊かにするのさ。

 これだけ広いと金肥や化学肥料の量も馬鹿にならないしね。出来るだけローコストで生産性を上げようって寸法さ。

 で、次にね集団農業を株式会社化することで――――」

 

 さらに新八の話は続く。

 

「新八の言いたい事は10人くらいで集まって1つの大きな畑を耕して、作物を山分けするってことだべ?」

 

「流石だね、株式会社制度はまだ新しいのに。

 樺太では集団農場っていって、半官半民の農場型株式会社なんだ。

 基本的には民間が好きにやれるけど、たまに特定の作物を育てて欲しいって依頼があるくらいだね。

 あとは業績が振るわない場合、奉行所から査察が来るかな?

 それ以外は田吾作の言ったとおり、農作物は食べる分、来年の分を確保して売り払って税を納めた後は山分けだね。」

 

 農地の所有権云々は新八も良く知らないので話題にも上がらない。(土地の所有者は天領なので国だったりする)

 

「あ、そうそう。株式会社だから経費分は税の対象にはならないんだよ。」

 

「ん?何か違うんだべか?」

 

「大きく違うよ。例えば僕たちが100円分の農作物を作るとするだろ?

 普通なら40%が税で40円を納めるよね?」

 

「そうだべな。」

 

「だけど、50円のトラクターを経費で買った場合、残りの50円だけが税金の対象になるんだ。

 つまり税金は20円だけになるって事なんだよ。」

 

「税が半額になるべか!?

 お上はそれでええんだべか? 損してねえべか?」

 

「僕たちの生産した金額100円に【だけ】注目すると損はしてないんだよ。

 僕たちがトラクターを買うと作っている工場に50円の儲けが発生するよね?

 つまり、その50円に税金がかかって20円の税収が入る。

 

 僕たちが納める20円と工場が納める20円で結局40円の税がお上に入るのさ。

 ま、工場にも材料費があったり、色々複雑らしいけど。

 僕も専門家じゃないから詳しくはないけど、お上も僕らも損をしないって事さ。」

 

「なるほど、よくわがんねぇけど、おら達は損しねぇってことだな。」

 

「ま、そうだね。

 一戸で農家をやるとトラクターを買うのも大変だし、農地が大きくなるからトラクターで耕すのも大変。

 工場も職人も一人でやるわけじゃないんだし、理に適ってはいるよね。

 僕は蒸気機関の専門家だけど、農業は素人。田吾作はその逆だよね。

 この仕組みは適材適所で生産効率を高めるモノだと僕は考えているんだ。」

 

 幕府の狙いはその通りで、一人で全部の技術を満遍なく上げるより各工程の専門家が複数居た方が行程間の効率は向上する。

 二人の場合、新八がトラクターを操作して農地を耕して、農作物の育成は田吾作の指示の下、二人で働く。

 開墾、収穫は新八が主となり、作物の世話は田吾作が主となるのだ。

 

「おっと、もう僕たちの順番だね。

 田吾作とは気が合いそうだ。僕と組まない?」

 

「いいべ。新八は物知りだべな。」

 

 話している間に住民登録の順番が回ってきていた。

 二人は住民登録を終えて集団農業の講習を受けた。

 どうやら20人の集団で1km²(100ha)を耕す事になるらしい。

 20haを4つに分割して各作物を育てて、残りの20haはそれ以外の野菜を育てることになる。

 

 分割した農地では以下のような作物区分けとなった。

 1:ライ麦(秋に播き初夏に収穫する冬穀)

 2:白詰草(放牧地)

 3:大麦、燕麦(春に播き晩夏に収穫する夏穀)

 4:じゃがいも、甜菜(甜菜の絞り粕が飼料)

 

 

「100町……でなかった、100haも耕せるべか? 新八。」

 

 北海道並みに綺麗に区画整備された地図を見ながら、田吾作が今まで耕してきた農地の100倍にも相当する広さに困惑を隠せない。

 

「任せてよ!僕の作った蒸気機関を搭載したトラクターなら余裕さ。

 一週間もかからないパワフルさを見せてあげるよ!」

 

 100haの広さ、人力なら1年はかかるし畜力でも一月以上はかかる。

 蒸気トラクターの耕地能力はそれほどに高いのだ。

 

 有言実行とはこのことか、新八は一週間もかけずに100haの広大な農地を開拓し終えたのだ。

 そして新八がやったのなら、次は田吾作達農家の番だ。

 新八に負けじと土を作って大麦と燕麦を撒いていく、そして夏――――

 

 

 

「ハァッ!!つかれたぁ~~!!

 みんなはいつもこんな事やってたのぉ~~?」

 

「はははっ!新八は軟弱だべ!」

 

「草取り機があるから全然余裕だ!」

 

「威勢がいいのはトラクターに乗ってるときだけだな!」

 

 同じ農地を管理する仲間たちが顔を見合わせて笑う。

 技師と農家では根本的に体力が違うから仕方はないのだが。

 

「だけど、本当におら達だけでこんなに広い農地を管理できるとは思わなかっただ。」

 

「新八がトラクター使えたからだな。俺達だけじゃ無理だったと思う。」

 

「下げてるの!? 上げてるの!? どっち!?」

 

「「「わはははっっ!!」」」

 

 儲けるという1つの目標へ向かっていく仲間達は、幕府の想定した以上に友好的に時を重ねていった。

 

 

 

 そして収穫を終え季節が巡る。

 

 

 

「本当に冬は寒かったね! この毛皮のコートが無かったら凍死してたよ。」

 

「あぁ、雪国生まれの俺らでも厳しかったべ。

 ウチさ舶来品の薪ストーブ買っちまったべ!」

 

「俺、腕時計が前から欲しかったんだよね。日本の技術の粋っていうかさ――――憧れるよな。」

 

「蒸気トラクターも脱穀機も経費で買えたし、まだ俺達も余力あるよな?」

 

「もう100ha増やすか? 少し遠いけどトラクターは移動できるし、俺達は今年の売り上げで馬車でも買うか?」

 

 

 まだまだ彼らはやれる。

 激増した収入が彼らの背中を強く押すのだ。

 他の移住者達も我先にと農地の拡大を目指す。

 樺太は始まったばかりなのだ――――

 

 

 

――――――――――――――――

 

「ついに樺太が稼動開始しましたな。

 新天地であれば囲い込みして農地整備しなくても、ノーフォーク農法が簡単に始められるであります。

 ベビーブームが始まったので食料の需要はさらに増えていくでありますし、人口爆発の準備は整いつつあるであります。」

 

「また、4つの輪作というある程度の制限があれど、彼らはその中で特色を見せていくであります。

 例えば、全部の作物を平等に育てる平均型、

 燕麦は緑肥として畑の栄養として、他のライ麦、じゃがいも、甜菜、家畜をメインとする燕麦生贄型

 さらには燕麦、ライ麦の両方を緑肥として、単位面積の単価が高い甜菜と家畜の2極型など、バリエーションに富んでいくであります。」

 

「製紙業以外の酒蔵や甜菜糖の精製工場などの二次産業は、これからドンドン進出してくるであります。

 特にライ麦を使ったウォッカは、ロシアでは良いウォッカとして非常に人気があるため、外貨獲得手段にもなるでありますし普通にライ麦パンとしても食されているでありますよ。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「千島列島? 漁業が非常に盛んな田舎という扱いであります。

 漁場としてはオホーツク環流と親潮の養分で海産物は【非常に豊か】なのであります。

 ですが冷凍や缶詰、瓶詰めなどの保存技術が未熟であるため、干物、塩漬けくらいしか本土への輸出が出来ないのであります。

 もう少し技術が進めば、海産物の一大拠点(養殖も含む)となるのでありますが……。

 ない物ねだりをしても仕方ないでありますな。」

 

「忘れていましたが、樺太・千島列島の入植でも枠は+1であります。

 勿論、油井も建造中なので、樺太振興の閃きも継続であります。」

 

 

 

――――――――――――――――

 

【日本の技術レベル】

|科学:10(基本的な理学)(+1)

|工学:17(モノづくり)

|材料:15(素材、エネルギー)

|生物:16(農業・医学)

|電磁:04(電気製品・発電)

|環境:11(建築・自然保護)

|流通:04(物流や兵站)

|政経:10(政治経済や社会問題の解決力)

|文化:10(外交・異文化・芸術・娯楽)(+1)

|軍事:04(兵器開発・戦術)

 

※00を史実相当、30(Max)を2020年相当とします

 

 文化は継続でありますが、科学は一旦停止でありますな。

 電磁を10まで上げて、白熱球を作って明かりを火から電気へとシフトしていくでありますよ。

 

 一月しか経っていないので、余り変化はありませんな。

 

――――――――――――――――

 

【年表】

・1837年

 【徳川家慶 第12代征夷大将軍就任】

 【医学】予防接種の普及

 【??】和製活版印刷の開発

 【経済】オランダ提供の居留地開発

 【国家】育児補助令の施工

 【国家】保育園の開設

 

・1838年

 【経済】新貨条例

 【工学】スクリュー船の発明

 【教育】近代的教育制度の発令

 【国家】樺太、千島列島入植

 

 

 現代から見た考察

 19世紀中盤から20世紀へ至るまでの北海道、樺太、千島列島の開発史は非常に面白く、日本の発展を語る上で欠かせない。

 最初期に行われたのは、整備された農地区画による食糧の大規模な増産である。

 

 必要な一人当たりの食料生産力の増強は、産業革命に欠かせないものである事は西欧史を見て明らかだ。

 事実、食料生産力を一番に確保したイギリスは18~9世紀にかけて世界帝国と呼ばれるまでの力を得ている。

 農業に必要だった労働力が、他の産業へと移動できる事で産業革命が行えるためだ。

 

 当時の日本は北海道および、樺太でそれを実現したのだ。

 これだけが全てではないが、前年から興ったベビーブームによる食料需要を補って余りあるまでにしたのは北海道・樺太の力が大きかったのは間違いないだろう。

 

 勿論これだけではなく、石油から始まった北方の次のステージがあるのだが、此処で語るのは惜しく思えてしまうのは、

 北方領土(北海道、樺太、千島列島)が日本技術史の縮図となっているからであるのは間違いないのだろう。

 

 

――――――――――――――――

 

さて、次回予告ではありますが、空気入りタイヤでありますな。

 

★樺太・千島列島の入植(3枠)

・空気入りタイヤ(2枠)

・鋼鉄レール鉄道開発(2枠)(6か月)

・蒸気機関車(2枠)(6か月)

・鉄筋コンクリート「3枠」(6か月)

・パレンバンの産業振興(2枠)(第2段階)(6か月)

・バリクパパンの産業振興(2枠)(第2段階)(6か月)

・ロシア居留地開発(カムチャッカ半島、カラギンスキー島)(2枠)(11か月)

・内燃機関(5枠)(2年)

・蒸気式重機(3枠)(2年)

・無煙火薬(3枠)(1年8か月)

 

★研究専用13枠:科学+1

★研究専用13枠:文化+1

 

 次の閃き枠は6枠であります。

 樺太振興は確定として、近代水車、蒸気タービンなど発電関連も始めておかないと……

 重機→露天掘り→火力発電(石炭)

 重機→油井→火力発電(石油)

 重機→ダム→水力発電

 とスムーズに行け無さそうでありますな。

 

 ただ、内燃機関(ガソリンエンジン)→ディーゼル機関→ディーゼル機関車と交通の便を高めるには石油の開発も……

 どちらのルートを重視すべきか悩むでありますな。

 

 ……どちらのルートを通っても、レシプロ機関の装甲艦は秋津洲だけになりそうでありますな。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 


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