1945年に滅びる日本を救って欲しいであります(未来知識チート) 作:火焔+
時代は1839年4月であります。
「ロシア居留地開発」でありますよ。
・ロシア居留地開発(カムチャッカ半島、カラギンスキー島)(2枠)
・樺太、千島列島の産業振興(2枠)(第2段階)(1ヶ月)
・ブルネイ帝国との交易(8ヶ月)
・無煙火薬(3枠)(9か月)
・駐退機の開発(2枠)(9か月)
・内燃機関(5枠)(1年1ヶ月)
・蒸気式重機(3枠)(1年1ヶ月)
・近代水車(2枠)(1年1ヶ月)
・合成染料の開発(1年1ヶ月)
★研究専用13枠:材料+5
★研究専用13枠:材料+2→科学+3
★研究専用13枠:工学+5
★大学枠:軍事+2
あ、登場する偉人は全て広く知られた名で登場します。
じゃないと西郷さんとか名前変りすぎて出せなくなっちゃうでありますからな。
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●北極海の試練
【北極海】
流氷が流れる中、幕府、各藩のエースとも言える海軍部隊が単縦陣で航海していた。
装備は最新の木鉄帆汽船の戦列艦。一部の軍船のみ大砲が付いていて、大半は大砲が顔を覗かせる側面扉が閉じていた。
海軍演習? それは副次的なものに過ぎない。
それらの船にはロシアへ送る大量の食料が積まれているのだ。
「勝! 帆を閉じろ! 風向きで船速が変るのは、北極海では自殺行為だ!」
「はい!!」
先頭を走る幕府艦隊の中に、勝海舟はいた。
徳川家慶の5男、徳川慶昌の家臣として仕えていた海舟は慶昌の勧めで経験を詰む為、この艦隊に搭乗したのだ。
「2時方向に流氷あり! 次、10時方向!!」
双眼鏡で流氷群を報告する仲間を尻目に、海舟は必死で帆を畳んで行く。
操船を誤り流氷が船体にぶつかれば最新船といえども沈没し、北極海に投げ出されるからだ。
その先の事は考えたくない。
他藩の船も概ねそんな感じだった。
北極海に到達するまでは、当藩の海軍力を幕府に他藩に見せ付けるため、
動力と帆を併用し、鍛えた操船技術で如何に早く目的地に着くかレースの如き様相であった。
だが、北極海に近づき流氷が見えてからは様子が変った。
もう少し流氷の数が少ないと誰もが思っていたからだ。
この期に及んで先頭を走ろうなどという愚かなものはいなかった。
誇りと命を天秤にかけて、少しばかり悩みはしたが……
「船を一番先に沈めた藩が最も操船技術が低いのではないか?」
誰が言ったかその言葉で「
誇りと命が両取り出来るなら誰だってそっちを選ぶ。
レースは直ぐ様終わり、幕府海軍を中心としてそれなりに統率が取られるようになった。
(ロシアさんはこんな中でも船を出すのかい。
殿に海軍の強化を進言しないといけねぇな……。)
ロシアでもこんな状況で船は出さないが、荷運びしてくれというくらいなのだから、ロシアではやっているのだろうと海舟は間違って捉えてしまった。
他の面々もロシア、マジヤバイ。そんな事を考えつつ何とか脱落者も無くロシアの港「アルハンゲリスク」へと何とかたどり着いた。
[アルハンゲリスクと居留地]
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この後、勝海舟の進言によって動いた徳川慶昌が長崎海軍伝習所を設立するであります。
長崎海軍伝習所ではオランダから西欧海軍のイロハを学び、夏季演習ではロシアへの物資輸送を兼ねて北極海行軍という地獄を毎年執り行ったであります。
生半可な気持ちで入学すると死ぬ伝習所ともっぱらの噂でありますな。
その代わり冬は東南アジアで過ごすため天国であったらしいであります。
こうして日本海軍はメキメキと汽船における操船技術を向上させていくであります。
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●アルハンゲリスク
「よく来てくれた。ロシアは日本を歓迎しよう。」
アルハンゲリスクに着いた日本海軍をロシアは歓迎してくれた。
「ありがとうございます。無事、食料を運ぶ事が出来て我々も一安心です。」
ロシアの不作(?)による飢饉を救うべく日本からの大量の穀物がロシアの地へと降ろされて行く。
黒パンやウォッカの原料となるライ麦をメインに、その他麦類、そしてじゃがいも、そばなど、ロシアに馴染み深いものばかりだ。
そして何故か強く推された、ライ麦のウォッカも積まれていた。
何故かって? ロシア人はウォッカの中でもライ麦のウォッカを好むからだ。
戦争に赴くのだから、尚更ウォッカが必要なのだ。
これらの代金はロシア国債にて賄われ、日本が金、銀を持って帰る事はない。
「ロシアとしても日本を手ぶらで返すのは面目が立たぬのでな。
あちらにロシアで採掘された鉄鉱石を運ばせておいた。
必要な分、債権からの支払いという事で売ろう。」
ロシア西部では尋常ではない程の鉄が産出する。
ウクライナ東部が未だロシアの一部であるが故にロシアは世界一の鉄鉱石埋蔵量を誇る。
だが、製鉄能力が列強一低いため、自国で製鉄出来ないというジレンマも抱えている。
輸出したら間違いなく、西欧の国力を増加させるからだ。
「これはかたじけない。」
日本にとっても予想外の慶事。
輸送費はオーストラリア、朝鮮より遙かにかさむが、元々穀物を送るだけだったのだから、積荷が無いよりはかなりいい。
しかもこの遠征費用は幕府持ちだから、各藩にはデメリットは無きに等しい。
「可能であれば、次来る時には鉄道レールも持ってきてくれると助かるよ。
ここから各地へ運ぶのにもあるに越した事はない。」
「正しく。分かり申した、お上にはその様な申し出があった事を伝えておきましょう。」
ロシア、資源というエサでうまい事日本を釣り上げた。
日本にとっても鉄の供給源が増えるのは喜ばしい事だから、やはりWIN-WINなのだろう。
「本題から逸れてしまったな。居留地への移民団であるが、集めておいたので日本に戻る時に載せて行ってくれ。」
食料の提供の他にもう1つの主命。それはロシア移民を居留地へ招待する事だ。
「畏まりました。その方々はどちらに?」
ロシア外交官が向かう先には、失礼だが結構ボロい長屋の建物だった。
そのうちの一軒に入ると――――
「え?」
部屋にはボロ切れを纏った妙齢の女性しかいなかった。
「流石に老いぼれやガキをそちらに送る訳にも行かないからな。」
口減らしするならば老人→子供→女→男の順番だ。
最も労働力になる男を棄てれば、不作から回復しても育てる労働力を確保できなくなるという悪循環が発生する。
そしてロシアもどうせ棄てるのであれば、日本にいい印象を与えたほうが、穀物をせびり易くなるとの思惑もある。
別にロシア人じゃないから、ロシアにとっては兵士となる【男以外】なら誰でもいいのだ。
「なるほど……確かに男手を送っては本末転倒……」
だとしてもココまで極端だとは日本人外交官も想定外だった。
理論的には間違ってないのだが、感情的には複雑だ。
「貴方が新しい領主様ですか……?」
「領主ではありませんが、貴女を迎えに来たものです。」
努めて冷静に答える。
動揺しては相手に不安を与えてしまう。
「が、頑張って働きますので、棄てないで下さい……!」
「だ、大丈夫ですよ。働いて頂ければしっかりお給金も支払いますので。
生活基盤が整うまでは食事の配給も致しますし。」
(まぁ、考え方によっては働ける年齢層の方が助かるか。)
幼い子供や老齢の方々に働けとは言い辛いのは事実。
(え? 配給なんてあるの?)
(え? 配給なんてあるの?)
農奴の女性もロシア人外交官もそちらの方に驚いた。
(やはり暖かい土地では食料調達も安易なのか。)
ロシア人外交官はそう思う。
ここまで食料に余裕があるのは品種改良の結果であるが、ロシアより暖かいというのも間違いはない。
「それでは、この者達を貴国の居留地へ搬送してもらえるかな?」
「畏まりました。」
こうして非ロシア系のロシア農奴2,000人と載せられるだけの鉄鉱石を軍船に載せて日本へと舵を取るのだった。
――――――――――――――――
『ロシア居留地は君を求めている!』
そんな文字が書かれたポスターと共に、1つの噂が流れていた。
――――曰く、居留地に行けばロシア人女性と結婚出来るらしい――――
流石にそれは嘘だろうと誰もが思ったが、ポスターの絵とロシアへ補給物資を送った軍関係者や居留地の住居建設に携わった者達の話から
――――本当かもしれない
と、そう思うものが出てきたのも事実。
西洋人と結婚するなど、現代ですら国際的なインテリというイメージがある。
当時の西洋信仰は、西洋技術を取り入れて進化に近い発展を遂げているこの時代ではそれ以上のもの。
なんだかんだでその噂に唆されて、初期移住計画の2,000人は問題なく集まる事となる。
――――――――――――――――
【カラギンスキー島】
島西部の入植地では樺太島で結果を残した、広大な農地を集団で開発する手法が取り入れられた。
ここで育てるのはロシア向けの穀物が中心だ。
農業、漁業に関しては問題ない。
そう、それに関しては――――
「えっと、だから領主じゃないんだけどなぁ……」
問題はロシア人移住者が日本人との生活に慣れていないところだった。
「頑張りますので追い出さないで下さい……」
日本人男性は頭をかく。
(ここ来るまでの船旅で役人から聞いていたけど、これ程とはなぁ……)
日本で強引に例えると豪農であった「名主」と、自分の土地を持たず名主の田畑を耕した「名子」。
その内の「名子」に相当するらしいと役人は説明していた。
ロシアで人捨てが必要なほどの飢饉があり、労働力になりえる女性を身請けしたのだと。
ちなみに日本で名子のような小作人は急激に数を減らしている。
急激に発展する日本の技術に対して人口が少なく、そんなことで遊ばせている労働力が「勿体無い」のだ。
「そんな湿気た顔しなさんな!
ここが軌道に乗るまでは幕府の支援があらあ。
ちゃんとウォッカだって用意されてんだぜ。
ロシア人は好きなんだよな?」
「ウォッカ……飲んでもいいんですか?」
「あぁ! その代わり、元気出してくれよ!」
(困った時は助け合いだものな!)
時間はかかるだろうが、交流は順調に進んでいくだろう。
――――――――――――――――
ロシア居留地も開拓が始まりましたな。
鉱山経営をする前に、農業、畜産、漁業などの一次産業を築いて基盤を整えるでありますな。
また、日本人とロシア人農奴の関係は上手く行っているでありますよ。
またロシア人農奴も既に自由民であります。彼女らの処遇は日本に任されているでありますからな。
暫くすれば普通に結婚しているであります。
そうすれば正式に日本人へと帰化するでありますよ。
忘れていましたでありますが、アルハンゲリスクへの物資輸送は夏季限定の交易に変るであります。
人道支援である食糧を運ぶついでに、良質の鉄鉱石が手に入るのであればやらない理由は無いでありますからな。
●日露貿易
輸入:毛皮、木材、石炭、ウォッカ(失)、鉄鉱石(New)
輸出:焼酎、日本酒、ウォッカ(New)、火縄銃、絹製品などの日本製品、穀物(New)
ロシアからの輸入は鉄鉱石が品目に増え、戦争のためウォッカが品目から減りました。
また人道支援の為に格安で穀物の輸出を始めましたであります。
普通にロシア極東にも輸出を始めたであります。穀物の生産能力は日本の方が段違いに高いでありますからな。
忘れていたであります。2つの居留地開拓で閃き2つ増加であります。
また「ロシア居留地開発(その2)」も閃き解禁でありますよ
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【日本の技術レベル】
|科学:13(基本的な理学)(+3)
|工学:23(モノづくり)(+5)
|材料:22(素材、エネルギー)(+7)
|生物:16(農業・医学)
|電磁:10(電気製品・発電)
|環境:13(建築・自然保護)
|流通:06(物流や兵站)
|政経:10(政治経済や社会問題の解決力)
|文化:15(外交・異文化・芸術・娯楽)
|軍事:06(兵器開発・戦術)(+2)
※00を史実相当、30(Max)を2020年相当とします
材料はハーバー・ボッシュ法によるアンモニア精製まで届いたであります。
また、合成ゴム、ステンレス鋼、ジュラルミンも長年掛からない閃き圏内に入ったであります。
そして、ガラスの近代精製法のソルベー法が技術レベルによって自動で開発されたであります。
多分、何処かの大学で発見されたのでありましょう。
さらに工学、材料のレベルにより蒸気タービンも射程圏内になったでありますよ。
またライト兄弟が作ったレベルの飛行機も1年で閃ける範囲に入ったであります。
20世紀前半の発明は数が多すぎでありますな……。
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【年表】
・1837年
【徳川家慶 第12代征夷大将軍就任】
【医学】予防接種の普及
【??】和製活版印刷の開発
【経済】オランダ提供の居留地開発
【国家】育児補助令の施工
【国家】保育園の開設
・1838年
【経済】新貨条例
【工学】スクリュー船の発明
【教育】近代的教育制度の発令
【国家】樺太、千島列島入植
【工学】空気入りタイヤの発明
【建設】鉄筋コンクリート
【経済】鉄道開通(横浜―新宿)
・1839年
【経済】ロシア提供の居留地開発
現代から見た考察
オランダ居留地と並行して開拓されていたロシア居留地。
1840年代からカムチャッカ半島の居留地では金、カラギンスキー島では銅が採掘された。
しかし、世界のゴールドラッシュや南米、北米、豪州などの銅に押され、次第に鉱山としての役目は終えていった。
現在では極東地域で早期に発展し、ペトロパブロフスク・カムチャツキーという一大都市を近場にもつ利点を活かし
リゾート地としての役目を果たしている。
特にカラギンスキー島では野生のトドやトナカイが近場で見られ、都市近郊にもかかわらず自然も豊かで非常に人気がある。
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さて、次回予告ではありますが、「樺太、千島列島の産業振興」であります。
・樺太、千島列島の産業振興(2枠)(第2段階)(1ヶ月)
・ブルネイ帝国との交易(8ヶ月)
・無煙火薬(3枠)(9か月)
・駐退機の開発(2枠)(9か月)
・内燃機関(5枠)(1年1ヶ月)
・蒸気式重機(3枠)(1年1ヶ月)
・近代水車(2枠)(1年1ヶ月)
・合成染料の開発(1年1ヶ月)
+ハーバー・ボッシュ法(2枠)(6ヶ月)
+蒸気タービン(2枠)(1年1ヶ月)
+研究専用13枠:軍事+1
+研究専用13枠:軍事+1
+研究専用13枠:軍事+1
1ヶ月で次の閃きでありますし、13枠はばらさず継続であります。
居留地開拓は少しおやすみでありますな。
ま、13枠バラしたら直ぐに再開でありますが。
1つ目のハーバー・ボッシュ法は冷蔵庫のエーテル原料として、また肥料、黒色火薬の原料として大活躍でありますな。
2つ目は蒸気タービンであります。軍艦にも、発電にも大事でありますし、蒸気系技術をコンプリートしておいた方が管理が楽であります……
……メタな発言でありましたな。
研究枠に関してはバラすか少し悩みどころであります。
実の所、内燃機関……5枠も使って3年もかけたでありますが、今の工学レベルだと1枠1年で閃けるであります。
今回のように材料に集中など特化した方が最終的にコストパフォーマンスがいい様な気がしてきて……
原作でも『途中でやっぱ止め』みたいなのはなかったので、内燃機関はこのまま続行ではありますが、そういう方針のほうがいいかもしれません。
という事で欧州がキナ臭くなって来たので軍事をレベル20まで(WW2超)まで上げて最短の1枠1年で装甲艦を仕上げるであります。
こちらに飛び火は無いでありましょうが、念のための秘密兵器であります。
とりあえず、無煙火薬式天保銃、散兵戦術、駐退機搭載の大砲、装甲艦があればクリミア戦争あたりまではかなり優勢に事を運べるでありましょうからな。
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●ロシアでは
「陛下、日本との交易が無事終了しました。」
「うむ。まさか、本当に来るとは些か想定外だったな。
まぁいい。ロシアにとっては利しかない。」
「真に御座います。
また、陛下のご指示であった鉄鉱石、日本は非常に喜んでおりました。
穀物の対価では十分載せきれず気落ちしておりましたので、鉄道レールまたはマスケット銃を船一杯に持って来れば幾らでも積んで行って良いと伝えておきました。」
アルハンゲリスクに運び込まれた鉄鉱石はニコライ1世の計らいによるものであった。
もちろん善意などではなく、手っ取り早く武器を手に入れるため。
そしてイギリス、オランダに依存している鉄鉱石にロシアを絡ませる事で万が一イギリスが手を引いたときに日本を上手く使うためだ。
「資源が(輸出できるほど)無い国は大変だな。」
「全くに御座います」
ロシアで資源が逼迫するなんて事はありえない。
精製できれば……だが。
「して、マッチロック式からパーカッションロック式への改造はどうなっている?」
「はっ!真に申し上げにくいのですが……」
側近は冷や汗をかき顔が青くなる。
それだけでどういう状況かはわかろうというもの。
「皆まで言わなくともよい。
仕方ない、これ以上壊すわけにも行かん。
壊れたマスケット銃は鉄くずとしてポーランドにでも送っておけ。」
「はっ!畏まりました。」
「さて、そろそろ頃合だな。エジプトも動く頃だろう。」
【ポーランドのとある場所】
ここには壊れたマスケット銃が山のように積まれていた。
「これを使ってもいいと……?」
結構な量のマスケット銃にポーランド人はたじろぐ。
「あぁ。直せるなら修復して貰っても構わない。」
ポーランドへは鉄くずとして運ばれ、輸送時の扱いも雑だった。
それ故、イギリスであろうとマスケットが運び込まれているとは気付けない。
ロシアでは直せないからポーランドに丸投げなのだが、幸いポーランドの技術力ならば修復できる。
「助かる。」
その言葉を聞いたロシア人は頷いてからこの場を去る。
(まさか此処まで本気だとは……)
ロシア的には失敗したから丸投げしただけだが、ポーランド側からすれば徹底した証拠隠滅をした上で支援されたと受け取ることが出来る。
間違いなくドイツ諸侯は想定を遙かに上回るポーランドの力に混乱するだろう。
(だが、何故イギリスから運ばれたマスケットと同じ構造をしているのだ……?)
製造元は日本なのだからそりゃあ一緒なのだが、ポーランドは知る由もない。
(列強同士反目はしあうが、それとは別にドイツの力は削ぎたいというところだろうか……?
まぁいい。先ずは祖国を取り戻す、それからだ。)
ポーランドもマスケット銃を整えつつ、ひっそりと影に沈む。
その時まで――――