1945年に滅びる日本を救って欲しいであります(未来知識チート)   作:火焔+

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超!お待たせしました。
一度中断すると、再開にはパワーが要りますね……


37. 1840年 装甲艦 秋津洲

時代は1840年11月であります。

「薩英戦争」から一月後でありますよ

 

★【防護巡洋艦】秋津洲建造(2枠)

★飛行機開発(4枠)

・日本銀行の設立、および管理通貨制度(2枠)(2ヶ月)

・WW1相当の陸軍兵器開発、およびドクトリン開発(5枠)(3ヶ月)

・新江戸城建設(2枠)(7ヶ月)

・サラワク藩産業振興(7ヶ月)

・ディーゼル機関車実用化(3枠)(7ヶ月)

 

★研究専用13枠:科学+5

★研究専用13枠:工学+5

★研究専用13枠:生物+5

★研究専用13枠:環境+5

 

 

――――――――――――――――

 

【砲塔】

 

●江田島海軍兵学校 近海

 

 ここは現在の広島県、江田島にある海軍兵学校。

 神戸にあった海軍操練所ではオランダ、ロシア、イギリスの船が多く出入りするようになったため

 外国船の来ない瀬戸内海へと学校を移設した。

 

 そして今、最新の木鉄混合船の戦列艦を用いて砲撃演習が行われていた。

 

「中々仕上がってきたネ」

 

 戦列艦から放たれる砲弾は弧を描き瀬戸内海に沈んでいった。

 勝海舟が指定した地点におおよそ収束し、海兵の練度の高さが窺い知れる。

 

「だが、必要とはいえ

 貴重な鋼鉄が回収できない海の底に沈んでいく。

 おかしいとは思わないか? キミ?」

 

「あっ、はい。

 しかし、実戦を想定した海上から目標海域への砲撃演習は必要であると

 海舟殿も仰られたではありませんか。」

 

「そうなんだけどネ……」

 

 海舟も極力鋼鉄の消費を抑えるため、陸上での対地砲撃訓練を最初に行う

 この訓練で好成績を収めたものが、次の段階である海上からの対地砲撃訓練へと進める。

 ここまでならば、砲弾は地上に落ちるため回収はできる。

 

 しかし、次段階の対艦砲撃訓練はどうしても海上の的を狙わねばならない。

 この場合、どうしても砲弾は回収できなくなる

 やらなければならない事はわかっているのだが……。

 というのが海舟の想いだ。

 

 

「若にご相談申し上げるか。

 俺たち侍ではわからないかもしれないケド、

 若ならば知見が広い。」

 

 勝海舟は征夷大将軍 徳川家慶の実子、五男慶昌(よしまさ)の元・遊び相手、現・側近の地位にいる。

 慶昌も御三卿・一橋徳川家の当主となっている。

 それ故に徳川幕府の中枢と、かなり近い位置にいるのだ。

 

 

 

●江戸

 

「――――というわけでして、若は何かご存じでしょうか?」

 

「そうだな……。」

 

 慶昌は思案する。

 心当たりはもちろんある。

 その使い方を考えているのだ。

 

「心当たりはある、伝手を当たってみよう。

 ご苦労だった海舟。

 必要は発明の母という。確かに鋼鉄を節約できるに越したことはない。」

 

 慶昌は一計を案じるのだった。

 

 

 

 慶昌は江戸城に参じ、兄である家定の元へ足を運ぶ。

 

「なるほど、お主の側近がその様な報せを」

 

「はい、兄上。

 次代将軍の功績としては悪くないものと想い」

 

「あぁ、助かるぞ。

 祖父(家斉)も、父も、大きな功績を遺しておられる。

 私も次代として功績を残さねば器を問われてしまうからな。」

 

 慶昌は兄の家定に功績を立てさせて、次代の地位を安泰にすべきと判断したのだ。

 自身が功績を立ててしまえば慶昌を将軍にと画策するものが現れることを危惧した。

 

「では、奴を召喚するか。」

 

 徳川、そして大砲といえば――――

 二人の脳裏に一人の人物が浮かび上がる

 

 

 

――――――――――――――――

 

「――――若におかれましては、ご機嫌麗しゅう。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「うむ、楽にせい」

 

 徳川家に連なり、薩英戦争の切り札となった天保野砲を開発した者

 松平やらない夫が呼ばれるのは必然だった。

 

「先ほど言った通り、軍船用の新たな大砲を求めている。

 要件は現有の火力を落とさず、砲弾の使用量を減らすことだ」

 

「はっ、御下命承りました」

 

 やらない夫は嫌な顔一つせず家定の命を拝命する。

 消費を減らして戦力を維持など普通は無茶難題。

 

 普通なら――――

 

 

 

 やらない夫は退出し、江戸城の通路を歩いていると――――

 

「麒麟児殿にはご迷惑を――――」

 

 廊下を曲がった先に勝海舟が控えていた。

 自分の提案が上位者である松平の者を動かす羽目になってしまったからだ。

 その謝罪をするために控えていたのだ。

 

「いや、構わないさ。

 若も俺も腹案があるからこうなっただけだ。

 それに俺も海軍の上層部である海舟殿と知己になれたのは僥倖だ。

 貴殿が気にする必要はない」

 

「かたじけない。

 して――――腹案とは?

 ご教授願えぬだろうか?」

 

 海舟とやらない夫は廊下を歩きながら話す。

 

 

 

「簡単さ。

 ほら、そこの窓から見てみろ。」

 

 やらない夫が指で示すと、櫓から3インチ天保野砲を大口径化した6インチ天保砲が顔を覗かせていた。

 海舟が他の櫓も確認すると、何処もかしこも大口径の大砲があり鉄壁の要塞と化した江戸城になっていることに気が付いた。

 

(※3インチ天保野砲は、M1897[75mm野砲]と同じ口径)

 

「いつの間にこれほどの……」

 

 海舟は、余りの物々しさにたじろいでいると

 

「ははっ!まるで要塞だろ?

 俺も過剰戦力だとは思うけどな。ここまで敵が来る前に何らかの形で停戦している。

 だが、上様がお住まいになられている以上、今できる最高の防衛をする必要がある。

 ここが終わったら、皇居、その次に御三家がお住まいの水戸城、和歌山城、

 そして俺も居る名古屋城と順次改修が始まる手はずになっている。」

 

「なるほど、あの大砲を船に乗せるのですね?

 ですがあの大砲、我々が使用している大砲と然程口径が変わらぬ様に感じられますが。

 何か絡繰りがあるので?」

 

「勿論だ。無煙火薬と駐退機がついているだけじゃあない。

 少し見ていてみろ」

 

 やらない夫がそう言ってから数分後――――

 

「こ、こいつ……! 動くぞ……!!」

 

「そうだ。アレは砲塔といって、仰角15度・俯角3度、縦方向に角度を変えることが出来る

 そして、旋回角度は左右150°で300°とほぼ全方位を狙う事が可能だ。

 

 従来の艦砲は大砲そのものを動かすことが『事実上』できなかった。

 それが100門級など、大量の砲門を持つ軍船を生んできた理由だ。

 だったら動くようにすればいい。そうすれば砲門の数も減らすことが出来よう。

 上様はそうお考えだったが故に、砲塔の発明者である俺をお呼びになられたのだろうな。

 

 ま、欠点を挙げるならば、火力が高すぎるが故に現行の木造船では甲板の強度が足らず砲撃の反動で船が壊れるということだ。

 これが搭載可能なのは、例のアレだけだな。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「口径を3インチまで抑えつつ甲板を鉄板で補強すれば、木鉄船でも搭載できるのではございませんか?」

 

「ま、そうなんだがな。

 面倒なのは船体の重心や重量やらが今までの設計とは大きく異なることだ。

 砲塔は砲身の下にも構造物があるから、砲門は最上部の甲板に置くことになる。

 現状の戦列艦を改装して無理やり砲塔を取り付けるくらいなら、

 戦列艦を沿岸警備に回して、新規の船を作った方がコストパフォーマンスが高いくらいだ。」

 

「うまくはいかぬものですな。」

 

「改修ではどうにもならないという事は、それだけ進歩しているという事だ。

 金と人と資源があれば、悪くないさ。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「まぁ、あればな……」

 

 

【挿絵表示】

 

 

(鉄の輸入をイギリス依存から脱却するには……

 朝鮮の生産力を上げねばならんな。

 日本の英知の結晶を見て売り渋る可能性もある。)

 

 

 

――――――――――――――――

 

 という感じで砲塔は秋津洲の前提条件として開発されたでありますよ。

 

 徳川家定に関しましては実父であり当代将軍の家慶が器量を心配して

 一橋(徳川)慶喜を第13代に指名しようとしたくらいであります。

 この世界ではどうなるかはわかりませんが、多少はマシになったであります。

 

 それより徳川の世が1853年(家慶薨去)まで続くかが分かりませんでありますしな。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 後は、やらない夫の懸念通り

 鉄鉱石輸入を70%近くをイギリス領オーストラリアに依存しているのを改善しようとする動きが起こったであります。

 ロシアの鉄鉱石はおもにヨーロッパ地方にあるので簡単にはいかないでありましょう。

 とすると、埋蔵量10億t以上(推定30億t)は確定している茂山鉱山を持つ朝鮮に白羽の矢が立つのは当然でありますな。

 輸送コストも安いでありますし。

 

 当面の目標は朝鮮に1840年代欧州レベルの採掘能力を目指してほしいであります。

 問題はどうやって李氏朝鮮上層部の思考を誘導するかでありますな。

 国策を「鉱山開発」にまで思考誘導はしたのでありますが次が大変でありますな。

 

 

 

――――――――――――――――

 

【装甲艦 秋津洲】

 

「家定様の命により、俺たちは次世代の軍船――――

 いや、軍艦を作ることになった。」

 

 やらない夫の命で集められた技術者たちは大学で研究者として活動しているものが多く

 大学という教育機関が若いが故に、必然的に若いものが多くなっていた。

 そして鋼鉄だけで作られる軍艦の構想の説明を受けどよめく。

 

「麒麟児殿、鋼鉄船の第一人者と言えば『発明王』の姿が見られませぬが……」

 

「やる夫は招集していない。

 (あいつを軍に関わらせるつもりはないし)

 別のデカい事をやっているからな。」

 

 発言した者は余りの大事に自信なさげだ。

 その者だけでなく、口には出さぬが不安げにしているものも多い。

 

「そうでしたか……。我々だけで力不足とならなければよいのですが……」

 

「そうか?

 俺は力不足の者など招集した記憶はないが?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 やらない夫も船舶工学、材料工学など様々な分野から『一流だけ』を招集している。

 実力に申し分はない。

 ただ、実績が追いついていないから自信が持てない。それだけの事だった。

 

 その様子を見て一人の中年男性が笑い声をあげた。

 

「ハッハッハ!!

 麒麟児殿は面白いことを仰る。

 まさしくその通り、力はあるが自信がない。

 若造が及び腰でどうするのだ?

 俺がケツを叩かねばならぬなら、いくらでも叩いてやるぞ!」

 

 そう謳うは『からくり儀右衛門』こと田中久重(41)。

 彼もまた、やる夫と共に鋼鉄船を発明した人物。

 招集されないはずがないのだ。

 

「不要です! 我々はガキじゃあり申せん!

 麒麟児殿、儀右衛門殿が目を見張るものを作り上げましょうぞ!」

 

 やらない夫と田中久重に発破をかけられて彼らにも火がともる。

 大学まで進んで勉学に励む者の多くは武士の家系なのだ。

 プライドと家名にかけて奮起しないものは少ない。

 

 

「いいだろう! 俺の想像を越えろ!

 俺たち科学者は最高の兵器を戦場に送ることが使命!!

 今、この場こそが戦場だ!!

 この戦場で『名乗り』を上げて見せろ!!」

 

 

「「「応!!!」」」

 

 

 田中久重が上手くフォローしてくれたおかげで、

 装甲艦建造計画は幸先のいいスタートを切ることが出来たのだった

 

 

 

――――――――――――――――

 

【性能はいかほど?】

 

「して麒麟児殿、鋼鉄船の要件は如何程なのか?」

 

「家定様からの要件は1つ。

 火力を落とさず継戦能力を向上させる事だ」

 

 弾薬の消費量を減らせば必然的にそうなるので

 節約のためというよりは、継戦能力向上の方が聞こえはいいだろうと言葉を選んだのだ

 

「わりと大雑把ですな。

 御上の仕事は大きな方針を決める事でありますから、そのくらいがいいのでしょうか。」

 

「ま、そうだな。下手に細かく決められるより自由度は高いだろう。」

 

「して、やらない夫殿の腹案は?」

 

「俺としてはこんな感じを想定している。

 この船が対スペインの切り札となる手はずだ。」

 

 

排水量:3,000~3,500トン

機 関:蒸気タービン式

速 力:20kt以上(時速37km)

兵 装:6インチ天保砲×6基(片舷2基ずつ、船首、船尾1基)

装 甲:6インチ天保砲を戦闘距離(約5km)で3発以上の直撃に耐えられる事

 

 

「総評的には船体重量はさほど変わらず、

 火力と速力、防御力を向上させた型式という事でしょうか

 まさしく、従来の船とは一線を画すると言えますな。」

 

「さらっというとそうだな。

 排水量はイギリスで建造中のヴァンガード級戦列艦と同じくらいではあるが

 形状はクリッパー船に寄せて、全長90m、全幅13mを想定している。

 速力の向上も兼ねてだな。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 イギリスのヴァンガード級は80門2等戦列艦で全長60m、全幅17m。

 1832年建造が始められ、最後の船の進水は1848年と現在の主力戦列艦である。

 この情報も日本の諜報機関からもたらされたものだ。

 

「機関については些か疑問があります。

 速力を重視しての蒸気タービンでしょうか?

 継戦能力重視でしたらディーゼル機関も十分に効果があるかと」

 

「その意見も最もだ。

 だが、ディーゼル機関を採用した場合、致命的な弱点が1つある。

 それはこの艦がどこまで侵攻しなくてはいけないかを考えたときに気が付いた。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「なるほど、スペインまでの補給が無いと」

 

「あぁ、石炭であればイギリスから有償の補給を得られる算段は付いた。

 だが、石油はな……

 隠蔽して採掘していたとしても、隠蔽しているものを譲ってくれるわけがない。

 ウチだってそうだろう?

 日本と東南アジアの防衛任務のみを行う艦であれば、ディーゼル機関も十分に採用の余地はあるんだがな……

 もしくは、日本が中東、アフリカに植民地を得るかだ。」

 

「無い袖は振れませんからな。」

 

「全くだ」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「速力については装甲との兼ね合いだが、第一戦速20ktは確保したいな。

 帆船の戦列艦では最大戦速10ktだが

 この船には相手が隠し持つ切り札を切らせるという重大な責務がある。

 そういう意味では、火力、速力、装甲の全てで戦列艦を陳腐化させなければならん。」

 

「相手の切り札? スペインの事でしょうか?」

 

「そうだ。俺たちが作れるという事は相手も作れると考えた方がいい。

 イギリスに世界帝国の座を奪われたとはいえ、無敵艦隊を擁するスペインだ。

 装甲艦を持っていてもおかしくはない。」

 

「スペインが全力を出してきた場合、この船が如何に精強であろうと厳しい戦いを強いられそうですね。」

 

「俺はスペインがアジアに全戦力を投入できないと思っている。

 欧州の本土を空にしてアジアまで来るなんて、今の欧州情勢では自殺行為だからだ。」

 

「確かに。フランスやイギリスなどの列強が国威高揚の為に食い物にしそうですね。」

 

「あぁ。フィリピンの植民地資源が大事だろうと、本国と天秤にかけられんだろう

 っと話が脱線したな。

 

 ともかくだ。

 この船は日本の英知の結晶で、欧州の切り札を引きずり出せるだけの代物になる。

 その為にもお前たちの力が必要だ。頼むぞ。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

――――――――――――――――

 

【装甲艦 秋津洲】

 

 1840年11月。

 名古屋港のある伊勢湾に、一隻の巨大な鉄の塊が海上を走っていた。

 

「わははっ!

 もう何度言ったかわからぬが、三度でも四度でも言わせてもらおう!

 

 これは凄いな!!!」

 

 秋津洲の艦橋からその偉大さを見ているのは

 超ハイテンションな老中首座の水野忠邦、老中阿部正弘、そして――――

 

「これが――――日本の、我が国の船なのか。」

 

 第12代征夷大将軍、徳川家慶の3名だった。

 老中二人はともかく、家慶は周囲に止められたが珍しく家慶が自分の意見を押し通したのだ。

 

 やらない夫もエスコートの為に、この場に同席している。

 

「上様、これからこの艦の砲撃演習が行われます。

 是非、我が国の、日本人の努力の結晶をご覧ください

 始めてもよろしいでしょうか?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「うむ、そうせい。」

 

 

 家慶の許可を受けてから数分後――――

 

 廃船予定の商船が5km先に浮かんでいる。

 その船に向けて、片舷2基、船首、船尾1基の4基の砲塔から艦砲射撃が行われた。

 放たれた砲弾は内2発が廃船に直撃した。

 水柱を上げて沈む船を家慶たちは双眼鏡で確認する。その様子からは子供のような興奮した様子が見て取れた。

 

「この軍艦ならば征けるぞ!」

 

「亜細亜に覇を唱える事は勿論、西欧諸国にも引けを取らないに違いありません!」

 

「うむ! 興奮してきたぞ!

 して、この艦の名は?」

 

「上様、まだ決まっておりませぬ。

 如何でしょう?

 上様がお決めくだされば、製造に関わった皆も喜ぶ事でしょう。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「そうか?

 そうだな。やはり日本に関する名が善いな

 日本、大和――――、扶桑――――

 

 『秋津洲』

 

 うむ! この艦は日本の化身『秋津洲』だ!」

 

 

「畏まりました。本日よりこの艦は『秋津洲』

 上様の治める日本の刀となり、鎧となりましょう!」

 

「うむ! 頼むぞ!!」

 

 

「ハッ!」

 

 

――――――――――――――――

 

【日本の技術レベル】

|科学:25(基本的な理学)(+5)

|工学:29(モノづくり)(+5)

|材料:24(素材、エネルギー)

|生物:29(農業・医学)(+5)

|電磁:20(電気製品・発電)

|環境:22(建築・自然保護)(+5)

|流通:10(物流や兵站)

|政経:10(政治経済や社会問題の解決力)

|文化:16(外交・異文化・芸術・娯楽)

|軍事:21(兵器開発・戦術)

 

※00を史実相当、30(Max)を2020年相当とします

 

 工学、生物は2014年、現代相当までレベルアップしたであります。

 農業は遺伝子組み換え、現代レベルの品種改良まで閃こうと思えば可能であります。

 医学も再生医療まで? 現代ってどこまででありましょうな……。

 とりあえずはペニシリンが閃き待ちでありましょうか。

 

 環境に関しては東京タワー(1958年末竣工)を建設できる技量であります。

 どちらにしろ電磁レベルが高くないと全力を発揮できないでありますな。

 

――――――――――――――――

 

【年表】

・1837年

 【徳川家慶 第12代征夷大将軍就任】

 【医学】予防接種の普及

 【??】和製活版印刷の開発

 【経済】オランダ提供の居留地開発

 【国家】育児補助令の施工

 【国家】保育園の開設

 

・1838年

 【経済】新貨条例

 【工学】スクリュー船の発明

 【教育】近代的教育制度の発令

 【国家】樺太、千島列島入植

 【工学】空気入りタイヤの発明

 【建設】鉄筋コンクリート

 【経済】鉄道開通(横浜―新宿)

 

・1839年

 【経済】ロシア提供の居留地開発

 【農業】窒素肥料の工業化

 

・1840年

 【国家】サラワク獲得

 【軍事】次世代兵装の開発

 【全て】内燃機関の実用化

 【全て】蒸気タービンの実用化

 【経済】日本列島改造計画開始

 【経済】合成染料、合成塗料の実用化

 【軍事】薩英戦争

 【軍事】装甲艦秋津洲就航

 

 

 世界初の装甲艦が1840年末に名古屋で就航した。

 当時は極秘計画であったため、外国船が立ち入れない伊勢湾で建造されることとなった。

 

 当時の史料によると徳川幕府はイギリス、フランスなどの列強は勿論の事、

 スペインも装甲艦を所有していると誤った情報を信じていた。

 その為、幕府は『秋津洲』を筆頭に『松島』『厳島』『橋立』の4隻を続けて建造した。

 

 この過剰戦力が、後に戦列艦が主力であった世界に大きな衝撃を与えることとなったのだった。

 

 

――――――――――――――――

 

★【防護巡洋艦】秋津洲建造(2枠)

★飛行機開発(4枠)

・日本銀行の設立、および管理通貨制度(2枠)(2ヶ月)

・WW1相当の陸軍兵器開発、およびドクトリン開発(5枠)(3ヶ月)

・新江戸城建設(2枠)(7ヶ月)

・サラワク藩産業振興(7ヶ月)

・ディーゼル機関車実用化(3枠)(7ヶ月)

 

★研究専用13枠:科学+5

★研究専用13枠:工学+5

★研究専用13枠:生物+5

★研究専用13枠:環境+5

 

次回は動力動力による初めての有人飛行でありますよ。

日本で初めて空を飛んだとされる人物、浮田幸吉が登場『予定』でありますよ!

 


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