1945年に滅びる日本を救って欲しいであります(未来知識チート)   作:火焔+

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43. 1841年 自動小銃と戦う車

 

時代は1841年2月であります。

「W1相当の陸軍兵器開発、およびドクトリン開発」でありますよ

主に兵器開発だとは思うでありますが

 

【実行】 

★WW1相当の陸軍兵器開発、およびドクトリン開発(5枠)

 

【4ヶ月】

・新江戸城建設(2枠)

・サラワク藩産業振興 

・ディーゼル機関車実用化(3枠)

 

【9ヶ月】

・昭和世代の食糧品種改良(2枠)

・保存食の量産(2枠)

 

【11ヶ月】

・タイ、ベトナム国交開設(2枠)

 

【2年9ヶ月】

・【防護巡洋艦】松島、厳島、橋立建造(2枠)

 

【2年11ヶ月】

・大政奉還(2枠)

 

【研究】

★研究専用13枠:電磁+1

★研究専用13枠:流通+1

★研究専用13枠:政経+1

★研究専用13枠:文化+1

 

閃きの並びをちょっと変えて見たであります。

折り返しがあって地味に見辛いとは思っていたのでありますよ。

 

 

――――――――――――――――

 

【AK型自動小銃】

 

●名古屋帝国(幕府)大学 兵器開発研究室

 

 本研究室では、西欧に対抗するため

 新たな兵器の研究が日夜行われていた。

 

尾張の麒麟児(やらない夫)殿は、

 駐退機なるものを開発し、大砲の性能を飛躍的に向上させた。

 其れならば、この有坂銃でも――――

 とは思ったのだが、製造コストが嵩むばかりだな。」

 

 

【挿絵表示】

 

[有坂一族の化身]

[うちはイタチ:NARUTO]

 

 やらない夫から有坂と呼ばれている彼は

 有坂銃を改良するために駐退機の機構を小銃に組み込もうとしていたが

 性能面でもコスト面でも難航していた。

 

「やはり大砲の機構を小型化して――――

 というのは難しそうだ。

 となると、異なるアプローチをしなくては。

 

 銃を撃つとき、弾丸を飛ばす力と同等の力が後方にかかる。

 駐退機はそれを相殺するためにクッションの役割をする。

 有坂銃では天保砲ほど大きな力はかからぬ。

 ともすれば、その力で薬莢の排出など戦闘力を高める方向は如何か?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 有坂は駐退機を諦めた事が功を奏し、

 射撃の反動を抑えるのではなく利用するという逆の発想に至ることとなる。

 そして反動で薬莢を排出する試作品を作成することになる。

 

「部品精度に問題は無いと思うが、

 何分新しい試みだ。

 引き金は遠くから糸で引いた方がいいな。」

 

 新たな有坂銃は台座に固定され、

 数メートル離れた所から引き金が引かれた。

 するとどういうことか、引き金を引いた瞬間に銃が暴発してしまったのだ。

 

「そうか。直ぐに薬莢を排出しようとしたから暴発したのか。

 弾丸にかかる圧力と同じだけの力が薬莢にかかるのだ。

 これでは自身を銃撃してると変わらぬか。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「ならば、一定時間薬莢が下がらぬよう機構を変更し、

 銃身内のガス圧が低下した後、薬莢を排出すれば――――」

 

 有坂は試験結果をフィードバックし、

 試作を繰り返し完成度を高めていく。

 そして最終的には「ロングストロークピストン式」と呼ばれる「ガスピストン方式」へと進化することとなる。

 

 

「ふむ。これならばボルトアクション式より装填速度が格段に向上するな。

 だが、まだこの機構は余力がありそうだ。

 このまま弾薬の装填まで出来たりはしないだろうか?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 凝り性なのが良い事なのか、悪い事なのかわからないが

 有坂は装填まで自動で行ってしまう小銃を作り出してしまったのだ。

 

「良いモノになった。これならば、有坂銃の進化系と自信を持って言えるだろう。

 だが、製造コストも良いモノになってしまったな……

 排出機構だけでも既存の有坂銃の1.5倍、装填機構まで組み入れると2倍か……。

 既存の有坂銃2丁と新型の有坂銃1丁、どちらが優れているだろうか。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 コストが上がれば配備が遅くなる。

 配備が遅れれば、戦力強化が遅れる。

 性能が良ければいいというモノでは無いのだ。

 

「私ではこれ以上のコスト削減は難しそうだ。

 麒麟児殿の意見を拝聴すべきだな。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 既存のボルトアクション式のままにするのか、

 薬莢排出だけを取り入れるか

 自動小銃とするかをやらない夫と相談することに決めたのだ。

 

 

 

●名古屋城

 

 やらない夫は有坂から受け取った新しい銃のスペックシートを確認し、

 試射の様子を見せてもらっていた。

 

「有坂銃の時も度肝を抜かれたが、今回はそれ以上だな……

 秒間2発(120発/分)とかいったい何と戦う気だよ。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「西欧です」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「そ、そうか……。

 そうだよな。

 西欧は強い。

 ならば、俺たちは出来る限りの準備をしなくちゃならない」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 西欧からすればオーバーキルなど生易しい程の兵器性能差があるが

 やらない夫含む日本人はそんなこと知るはずもなく

 自動小銃ですら十分とは感じていないのだ。

 

「兎も角、採用するのは薬莢の排出から、次弾装填まで出来る最も高性能なライフルだ。

 コストの面は確かに痛手だが、これを装備した小隊の戦闘力が2倍を超える以上

 大きな問題にはなるまい。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「私としては嬉しい限りですが、

 配備が遅れる事に問題は無いのでしょうか?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「あぁ、直ぐにスペインと事を構えるわけじゃない

 それまでならば配備も整うだろう。

 それに、散兵戦術を採用する都合上

 戦列歩兵の様な火力の集中が難しく、敵に対する圧力が心許無かったんだ。

 発射間隔が半分以下になれば、火力の集中、そして分散が行いやすくなる。

 2倍のコストは十分許容できるぞ。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「なるほど。

 瞬間火力を向上させて敵陣形の破壊、および突破を安易にすると」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「あぁ、打てる手が増えれば戦いやすくなるしな。

 天保野砲とコレならば確実に戦列歩兵を壊滅に追いやれる。

 

 そうだ。

 新型の自動小銃は何て名前なんだ?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「まだ決めておりません。

 どれが採用になるか測りかねたもので。

 どのような名称が宜しいでしょうか?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「この銃の試作Noは?」

 

「7番です」

 

「そうだな。ならAK-7なんてどうだ?

 ArisaKa式7型自動小銃の略称なんだが」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「素晴らしい名です。

 再び私の名を冠して頂けるとは――――

 ありがたき幸せ。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「こちらこそだ。

 この自動小銃を見て俺のシナプスがバチバチにシグナル送ってるぜ。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 有坂のAK-7を見て刺激を受けたやらない夫は

 後れを取るべからずと新たな兵器開発に没頭することになる。

 

 

【AK-7】

 口  径:7.62mm

 重  量:8.0kg

 装弾数 :20発(箱型弾倉)

 発射速度:120発/分

 有効射程:512m

 

(※ブローニングM1918自動小銃(BAR)とほぼ、同スペック)

 

――――――――――――――――

 

●M1重機関銃

 

 AK-7の開発から暫し時間が過ぎ――――

 

「よし!これならAK-7の支援火器として恥じない性能だろJK(常識的に考えて)。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 やらない夫はAK-7を参考に制圧射撃特化型の機関銃を開発するに至った。

 初めから分隊で扱う事を前提とし、重量とトレードオフで連射能力を手に入れる事にしたのだ。

 

 その発射間隔は驚異の600発/分。

 

 AK-7でもこの時代では機関銃と言われてもいいくらいなのに、その5倍なのだ。

 絶対強い。

 

「それを可能にしたのは、弾丸を数珠繋ぎに出来るベルトリンク(弾帯)のお陰だろ。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 マガジン式では、どうしても装填数に限界がある為、

 折角の連射速度が活かせない。

 ということで、弾丸を外部供給にすることにした。

 これも複数人で1丁を扱う前提で作られたから出来る事だ。

 

 効果確認をするため、有坂を呼び試射した結果――――

 

「麒麟児殿は、相変わらず私の遥か上を御行に成される」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「お前のお陰さ。

 これはAK-7を最大限に活かすための支援火器だ。

 小銃を作る才覚はお前の方が高い。

 だが、武器はそれだけじゃない。

 俺は俺の得意な分野で成果を出すだけさ。」

 

「そこまで私を買って下さるとは……

 ご期待に添える様、全身全霊を以って兵器開発に当たらせて頂きます。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「私はガタイが良くありませんので。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「俺もだ」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「して、この兵器の名は?」

 

 

 

M(Matsudaira式)1(1型)重機関銃だ。」

 

 

 

 

【M1重機関銃】

 口  径:7.62mm

 重  量:14kg

 装弾数 :250発(ベルトリンク)

 発射速度:600発/分

 有効射程:1,300m

 

(ブローニングM1919重機関銃とほぼ同スペック)

 

 

 

――――――――――――――――

 

●戦う車

 

 天保野砲、AK-7、M1重機関銃と

 第1次世界大戦相当の兵器が続々と出揃う中、

 やらない夫と有坂は兵器運用について話し合っていた。

 

「こいつら、1つ1つのスペックは西欧とも渡り合えるはずの代物だ。

 少なくとも俺はそう思っている。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「若を疑うわけではありませんが――――

 その心は如何に?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「まず、ロシア十字軍の事は知っているな?

 その戦いですべての列強はマスケットを中心とした戦術を採っている

 敢えて散兵戦術未満を採用する理由は分かるか?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「1つはインド兵という、練度の高くない言わば肉壁を使用している都合上、散兵戦術の様な練度を要する戦術を採る事が出来ない。

 1つはどの列強も散兵戦術を隠し玉としている

 という事でしょうか?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「俺も概ねその考えだ。

 ドイツで(実験的に)使用しているボルトアクション式すら出さないのは

 ボルトアクション式が本命。

 自動小銃を切り札だと睨んでいる。

 もし、それ以上の兵器があるのならボルトアクション式を捨て駒に出来る筈なんだ。

 態々古すぎる兵器を作るのもコストがかかるしな。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「確かに――――言い得て妙ですね。

 とすると、兵器の質ではかなり近接していると

 そう驕ってしまってもよろしいので?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「あぁ。若干、質は劣るとしてもな。

 だからこそ、この兵器の運用方法を習熟しなければならない。

 武器の質の次は、戦術の質、そして兵の質だ。

 如何に兵が精強であれど、戦術がお粗末であれば勝てるものも勝てぬ。

 まぁ、極稀に兵器の質を超えてくる奴もいるがな……」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「島津――――ですね」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「あぁ、旧式の兵器でイギリス艦隊の一部を破るとか

 常軌を逸してるよな……」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「まぁ、例外は置いといて

 AK-7、M1重機関銃と天保砲を上手く運用することは

 極東に日本ありと西欧に知らしめるために避けて通れんだろJK」

 

「とすると、同質の兵器を持つ軍とのミラーマッチを想定すべきですね」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「そうだな。

 戦列歩兵など、天保砲で陣形を崩し、M1で制圧射撃、AK-7で掃討および占領。

 コレで終わりだろJK」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「実現できる光景が浮かぶのが恐ろしいですね。

 とすると圧倒的な火力を防ぐ、イギリスの艦砲を防いだ島津の用いた塹壕は防衛に向いています」

 

「散兵戦術には、棘や刃物を取り付けた鉄のワイヤー(有刺鉄線)を塹壕の前に幾重にも敷く(鉄条網)。

 そうすれば塹壕への進軍を止めれる。

 止まればM1で蜂の巣だ。

 これならば大したコストもかからんし、戦後に回収することさえできる。」

 

 それは塹壕戦。

 奇しくも日本軍が『旅順攻囲戦(203高地)』で多大な犠牲を払い世界に知らしめた機関銃による歩兵の殲滅そのものだった。

 

「考えてみては何ですが……

 どうやって突破すればいいのでしょうか。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「それな」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 WW1の膠着。

 それは防御側に恐ろしく有利な状況に陥ってしまったから。

 突破は困難。それは歴史が証明している。

 そう、歴史が証明している。

 

 

     突破方法を

 

 

 そのピースは既にある。

 

 

 

「俺は自分の才能が恐ろしい。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「何かいい案があるのでしょうか?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「あぁ、有坂。

 そのヒントはお前も乗ったことがあるはずだ。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「自動車――――ですね?

 なるほど、前面に装甲を増設した。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「正解だ。

 自動車に装甲を取り付け、

 さらには天保砲を主砲に、

 極めつけに悪路にも対応するため、無限軌道なんてどうだ?

 最近重機で使われてるアレだ。

 

 名は、そう――――

 

 戦う車

 

 戦車なんてどうだろうか?」

 

 

 やらない夫が、さらさらとイメージ図を描いていく。

 その絵は『ルノー FT-17 軽戦車』に酷似していた。

 ただ主砲は天保砲に――――

 口径が37mmから75mmと確実に対戦車を想定してはいたが。

 

 

【十二式軽戦車】

 全  長:5.00m

 重  量:6.5t

 速  度:7.6~20km/h

 装  甲:最大16mm

 主  砲:75mm速射砲(天保砲)

 発射速度:15発/分

 

 天保12年に正式採用された軽戦車

 (当時は明治時代と同様に皇紀ではなく元号を用いた)

 

 

「いやはや。

 貴方の発想には驚かされてばかり。

 私も精進を重ねなければなりませぬな。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「ただモノを知っているだけだ。

 俺はそれを組み合わせただけに過ぎない。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 確かに装甲板も無限軌道も大砲も自動車もある。

 ただ、普通はそこに辿り着かない。

 辿り着くからこそ『麒麟児』たるのであろう。

 

「では、そういう事にしておきましょうか。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

――――――――――――――――

 

 ●戦術

 

「戦車ならば歩兵の盾となり、鉄条網を踏みつぶして塹壕までたどり着けるな。

 あわよくば戦車砲で機関銃の台座、そして同じく戦車を潰せれれば御の字だろうな。

 といっても――――」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「コストを試算しても

 そうそう安易に配備することは難しいですね。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 現代であっても高級車が一億円を超える事は極稀だ。

 その中で10式戦車は10億円。61式では1億円。

 

 この当時、普通の自動車でも相当の高級品なのだ。

 戦車となれば目玉が飛び出るほど高い。

 

 そして補給の心配も。

 

「まさしく虎の子だな。

 コレをアテにした戦術は切り札だろう。

 とすれば、歩兵で突破する術が必要となるな。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「そうですね。

 先ほど仰られた、対戦列歩兵用の戦術は悪くないのでは?

 密集してないとはいえ、砲撃による敵兵の混乱は誘えるでしょう。

 そして、機関銃による制圧射撃と敵方の意識を機関銃へ向けさせる。

 その間に、歩兵が陣の弱い所を見つけ、突破、そして侵入。

 それを可能にするのは兵の一気投入。

 瞬間的に絶大な火力を以ってすれば為せるでしょう」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 それはWW1に蕾が芽吹いた『浸透』と呼ばれる戦術に近い。

 

「今までの戦争とは、まったく様相が異なるな。

 だが新たな兵器は全て弾薬、燃料を格段に消費する。

 十全に使うためには、補給こそが肝となるのやもしれん。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「まさしく。

 鉄道、バス、トラックと言うのは戦争に不可欠となって行くのでしょう」

 

 プロイセンが北ドイツ連邦に至る際、オーストリア、フランスに対して優位に立てたのは

 鉄道を用いた迅速な物資、兵士の補給。これに尽きた。

 でなければ将が劣っていたわけでない二国が叩きのめされるのは不自然なのだ。

 戦略的に敗北した。それゆえに敗北したのだ。

 

 

「それだけの攻撃を受け止めるには――――

 突破されることを想定とした防衛線を引くべきだろうな。

 幸いM1重機関銃もそこまで重くない。複数人で担いで撤退するのは困難ではないだろうしな。

 それに鉄条網、塹壕ならば要塞を作るより安易だ(簡単とは言ってない)

 

 その様な塹壕陣地を幾重にも配備し、敵方の出血と弾薬の消費を強いる。

 これだな」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 攻撃の『浸透』防御の『縦深防御』

 1800年代中盤でこれを超える戦術は恐らく存在しないだろう。

 何せ、20世紀序盤の戦術なのだから。

 兵器も概念も何もかもが足りていない。

 

 

「後はこれを十全に用いる事が出来る様、訓練あるのみですね。」

 

「そうだな。最後はやはり兵の練度がそのまま差になる。

 いやはや。

 考える事を怠らなくて正解だったな。

 今まで通りの戦い方では屍を築くだけだった。」

 

「えぇ。戦術を疎かにすれば

 スペインで日本人の屍の山と血の海が出来てしまう事だったでしょう」

 

 

 どう考えても出来るのは『スペイン人の』なのだが、

 彼らがそれを知るのは暫く先になる――――

 

 

 

――――――――――――――――

 

 というわけで、

 黎明期の自動小銃、機関銃、戦車が発明されましたな。

 戦車の活躍はスペイン戦までお預けですが、

 自動小銃、機関銃は数年以内に出番があるでありましょうな。

 

 後は有刺鉄線(針タイプ、剃刀タイプ両方)、浸透戦術、縦深防御の発明でありましょう。

 原作の様にパラメータがあるならば、戦列歩兵に対して1000%の攻撃補正とかあってもおかしくないでありましょう。

 

 どこかの幼女が「実弾演習!ある種のマンハント!ボーイスカウトを蹴とばす様なものだ!」とか言いそうでありますな。

 

 

【挿絵表示】

 

[どこかの幼女]

 

 

 ともあれ、各種開発により「軍事」技術が+1でありますよ

 +1は低いと思うかもしれませんが、

 『毒ガス兵器』『電撃戦』『主力戦車』『戦闘機』『ジェット戦闘機』『弩級戦艦』『超弩級戦艦』『ミサイル』『イージスシステム』『エアランドバトル』『核兵器』等々

 ぱっと思いつくものだけでも30をオーバーしてしまうでありますしな。

 

 とりあえずここまで閃けば、vsスペインは大した問題ではなくなりますな。

 防護巡洋艦の完成を待てば、秋津洲をスペインに送っても日本の海上防衛に穴は無くなるでありますし。

 

 

 

――――――――――――――――

 

【日本の技術レベル】

|科学:25(基本的な理学)

|工学:★★(モノづくり)

|材料:24(素材、エネルギー)

|生物:★★(農業・医学)

|電磁:21(電気製品・発電)(+1)

|環境:22(建築・自然保護)

|流通:15(物流や兵站)(+1)

|政経:15(政治経済や社会問題の解決力)(+1)

|文化:19(外交・異文化・芸術・娯楽)(+1)

|軍事:22(兵器開発・戦術)(+1)

 

※00を史実相当、30(Max)を2020年相当とします

 

 期間が短いので、対して変化はありませぬな。

 引き続き下段の非科学系技術のレベルアップを図るであります。

 

 

 

――――――――――――――――

 

【年表】

・1837年

 【徳川家慶 第12代征夷大将軍就任】

 【医学】予防接種の普及

 【??】和製活版印刷の開発

 【経済】オランダ提供の居留地開発

 【国家】育児補助令の施工

 【国家】保育園の開設

 

・1838年

 【経済】新貨条例

 【工学】スクリュー船の発明

 【教育】近代的教育制度の発令

 【国家】樺太、千島列島入植

 【工学】空気入りタイヤの発明

 【建設】鉄筋コンクリート

 【経済】鉄道開通(横浜―新宿)

 

・1839年

 【経済】ロシア提供の居留地開発

 【農業】窒素肥料の工業化

 

・1840年

 【国家】サラワク獲得

 【軍事】次世代兵装の開発

 【全て】内燃機関の実用化

 【全て】蒸気タービンの実用化

 【経済】日本列島改造計画開始

 【経済】合成染料、合成塗料の実用化

 【軍事】薩英戦争

 【軍事】装甲艦秋津洲就航

 【工学】有人動力飛行の成功

 

・1841年

 【経済】管理通貨制度の採用、日本銀行設立

 【軍事】戦車、機関銃、自動小銃の開発

 

 自動車を戦争に使おうとする考えは、やはり誰もが思う事なのだろう。

 圧倒的な質量が迫ってくる様は脅威以外の何物でもないのだから。

 しかし、戦車が表に出てくるのは意外にも遅く、

 日西戦争(フィリピン解放戦争)になるまで待つことになる。

 

 ただ歴史の裏では戦車を調達するための資金繰りに苦心している様が

 当時の日記からいくつも見つかっている。

 これは、この頃から戦争には莫大な金がかかるという事が見て取れる貴重な資料となっている。

 

 

――――――――――――――――

 

【4ヶ月】

・新江戸城建設(2枠)

・サラワク藩産業振興 

・ディーゼル機関車実用化(3枠)

 

【9ヶ月】

・昭和世代の食糧品種改良(2枠)

・保存食の量産(2枠)

 

【11ヶ月】

・タイ、ベトナム国交開設(2枠)

 

【2年9ヶ月】

・【防護巡洋艦】松島、厳島、橋立建造(2枠)

 

【2年11ヶ月】

・大政奉還(2枠)

 

【新規】

+大量生産方式(2枠)(2年)

+佐久間ダム建設(2枠)(3年)

+国家備蓄量増加(1枠)(11ヶ月)

 

★研究専用13枠:環境+2→電磁+2

★研究専用13枠:流通+4

★研究専用13枠:政経+4

★研究専用13枠:文化+4

 

 新規閃きは、大量生産、佐久間ダム、国家備蓄であります。

 

 大量生産は

 「T型フォードを買う人はどの色でも好きに選べる――それが黒色である限りは」

 「小さな仕事に分けてしまえば、何事も特に難しいことはない」を示し

 史実と同様に高級品である自動車のコストを下げるためでありますな。

 

 皆様の様な現代では時代遅れでありますが

 この時代では車という概念(モノ)を知ってもらう事から始めないといけないでありますしな。

 もしかしたら、後進国には現代でも有用なのかもしれないでありますが。

 

 佐久間ダムは電気の始まり(治水も)でありますな。

 

 国家備蓄は増え続ける人口を干ばつ時に救う為、あとは『ジャガイモ飢饉』で打つための作戦でもあります。

 

 

 次回は新江戸城、他2本でお送りするであります。

 

 

 

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