魔法科高校とチート転生者   作:カトポン

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どうも、おはこんばんにちは。
今回、とうとうお気に入りが400人となりました。これからも「魔法科高校とチート転生者」を宜しくお願いします。
それでは、第7話をどうぞ。


第7話 The 2nd Day

 朝の鍛錬も終わった俺達は、達也と深雪と一緒に登校していた。

 

「それじゃあ、二科はあっちだから」

「はい。それではまた」

「じゃあな、達也」

 

 一科と二科では昇降階段も違うという区別っぷりの為、此処で必然的に別れてしまう。隣に居る深雪を見ても何処か名残り惜しそうだった。

 

「深雪、此処に居たら通る人の邪魔になるしそろそろ行こうか」

「はい」

 

 俺と深雪は自分達のクラスである1ーAの教室に向かう。昇降階段を昇り1ーAの教室に入るとザワザワと騒ぎ出した。

 

「おはようございます」

 

 深雪はこんな状況でもクラス全員に向けて挨拶する。俺は親しい人にしか挨拶とかしないから。

 

「総代の司波さんだ」

「やっぱりこのクラスだったんだ」

「見ろよ、あいつ。司波さんと一緒にいるぞ」

「う、羨ましい」

「ねぇ、司波さんの隣に居る人カッコ良くない?私、めっちゃタイプなんだけど」

「分かる。彼女とか居たりするのかな?」

「それこそ司波さんと付き合ってたりして」

 

 何かボソボソと話し声が聞こえるが、唯一聞こえた「それこそ司波さんと付き合ってたりして」は絶対にあり得ないからな。深雪と付き合ってるなんて知られたらあのシスコン兄さんに消されます。というか、深雪が超が付く程のブラコンなので攻略不可能です。

 

「私はこの列の1番後ろですね。悠馬さんは?」

「俺は後ろから2番目の所だから、深雪の前だな」

「悠馬さんの近くで良かったです」

「俺も深雪が近くで良かったよ」

 

 深雪と親しげに話していたからか男子からの嫉妬の視線が俺に突き刺さってくる。この様子だと同性の人と仲良くなれそうに無いなと思いながら自分の席に向かうのだった。

 

◇◇◇

 

 司波さんと悠馬さんが入って来た教室内はザワザワと騒ぎ出していた。

 悠馬さんとは、もう仲良くなれたけど、司波さんとも仲良くなれたら良いな〜なんて思ってたら

 

「あ、司波さんか悠馬さん、私の後ろかもしれない」

「えっ!?」

 

 雫の言葉に私はドキッとしたけど

 

「そそそう言うことは早く言ってよ雫〜!」

「ごめん、今気づいた」

 

 すぐに私は冷静でいられなくなった。

 ど、どうしよう。なっ、なんか気の利いた挨拶をすれば良いのかな?

 

『その髪飾り素敵ですね』

 

 ・・・だ、駄目だめだよこんなの。なれなれしずぎてナンパだって思われかねないよ。

 そ、それなら・・・

 

『ファンです』

 

 ・・・さっきよりも意味不明だよ。なら、他には・・・って考えてる間にもう目の前だよ〜!

 私の心情なんて知らないだろう司波さんと悠馬さんは私に気づくと

 

「おはよう、ほのか」

 

 と悠馬さんは笑顔で私に挨拶した。その笑顔は1ーAにいる全ての女子(雫と司波さんを除く)のハートを打ち抜いていた。

 司波さんも私にニコッと微笑むと今度は1ーAに居る全ての男子(悠馬さんを除く)と私のハートを打ち抜いていた。

 私は魂でも抜けたかのように力が抜けて後ろに倒れるけど雫に支えられると私の耳に小さな声で雫がアドバイスをくれた。

 

「ほのか。自己紹介のチャンスだよ」

 

 そ、そうだよ。昨日あんなに自己紹介のシュミレーションしたじゃない!やれるよほのか!ファイトだよ!

 

「あ、あの司波さ・・・」

 

 私は意を決して自分の席に座ってる司波さんの所へ行くが・・・

 

「はわわわっ」

 

 司波さんに声をかけようと司波さんの所へ向かうが自分の足に引っかかってバランスを崩してしまう。

 

「ぶっ!」

 

 そのまま頭から盛大に転んでしまった。余りの出来事に教室がしーんと静まる。

 周りからヒソヒソと聞こえるのがつらいよ・・・。

 

「大丈夫ですか?」

 

 声を掛けられた私が顔を上げると司波さんが私に手を差し伸べてくれた。

 私は司波さんの手に自分の手を乗せて起き上がる。

 

「あ、ありがとう司波さん」

「どう致しまして。あの・・・」

「光井です!光井ほのかです!」

「司波深雪です。光井さん仲良くしてくださいね」

「!こちらこそ!」

 

 結果オーライじゃない!転んだ事は嬉しくないけどやったよ〜!

 それからは雫と悠馬さんも加わって4人で仲良くお話しした。

 

◇◇◇

 

 ほのかが転んで深雪がほのかに手を差し伸べて仲良くなったりして俺と深雪とほのかと雫と4人で仲良く話してるんだけどね、めちゃくちゃ視線が痛いです。主に男子の嫉妬の視線が・・・。

 しかも、言う程、俺は喋って無いぞ。

 

『ただいまよりオリエンテーションを開始します。生徒の皆さんは席についてください』

 

 その放送が入るが教室に居る生徒は全員自分の席に座る。放送マジありがとう、お陰で嫉妬の視線から解放されたよ。

 それから教室の扉が開き1人の教員が入って来た。

 

「皆さん入学おめでとう。1ーA指導教官の百舌谷です。難関である一高の中でもA組は特に優秀な成績で試験を通過した方達により構成されています。主席の司波さんだけでなく皆さん全員が優等生であり期待を背負っている事を忘れないでください」

 

 百舌谷先生は一息付いて話を続ける。

 

「此処では、図書館や情報端末で学外秘の豊富な知識にアクセスでき、実際にに魔法師として活躍している先生の貴重な授業を受ける事が出来ます。これらの権利はまだまだ不足しているため一科生だけにしかありません。皆さんはこの機会に利用して大いに学んでください」

 

 いやいやいや。確かに一科生の授業のみ教員がいるけどさ、ニ科生も図書館や情報端末でアクセス出来るぞ。此処の学校の教員なんだから理解してろよ。

 

「この後は専門授業の見学です。午前中は基礎魔法学と応用魔法学、午後は魔法実技演習の見学を予定してますので希望者は10分後に1階ロビーに集合してください。他に見学したい授業があれば自主的に行動しても構いません。では私は次の授業がありますので」

 

 そう言って百舌谷先生は教室から出て行くと、ザワザワと騒ぎ出した。

 

「あの、悠馬さん」

「どうした?」

「授業見学一緒に行きませんか?」

「良いよ。ほのかと雫も誘うか?」

「良いですよ、そうしま「ちょっと良いですか?司波さん!」・・・なんでしょう?」

 

 深雪は、俺と話してる最中に声を掛けられて一瞬不機嫌な顔になる。まぁ、気持ちは分かるけどね。

 

「あの・・・」

「どうしました?」

「もし良かったら私達と一緒に行きませんか?」

 

 と俺に近づいて来た女子生徒の1人がたずねて来た。後ろからゾロゾロとやって来た女子生徒の数も含めてその数なんと7人!多すぎるわ!!

 

「すみません。別の人達と行く約束をしているんです」

「分かりました」

 

 女子生徒達はズーンと落ち込みながら離れて行った。ごめんな、深雪達と一緒に行く約束が無くても流石に女子7人はキツイから。

 

「悠馬さん」

「雫か。どうした?」

「私達と一緒に行くんでしょ?ほのかが司波さんを連れ出したから呼びに来たよ」

「ありがとう。案内頼めるか?」

「うん。付いて来て、悠馬さん」

 

 雫に案内されて向かった先には深雪とほのかが待っていた。

 

「ごめん、待たせて」

「大丈夫ですよ。それよりも悠馬さんも絡まれてましたけど大丈夫でしたか?」

「深雪のよりかは大丈夫かな。しっかり理由言ったら諦めてくれたし。それこそ、深雪は大丈夫だったのか?」

「光井さんに助けて貰いました」

 

 なんでも、深雪を誘って来た男子生徒は強引に誘おうとしていた所をほのかが割り込んで回避したらしい。はぁ、深雪となんとしても一緒に周りたいからなのかもしれないがそんな事をすれば深雪が嫌がるとは思わなかなかったのかね。

 それから俺達は集合場所の1階ロビーに向かい、授業見学が始まった。

 授業の内容は放射系統魔法の基礎を学ぶものであった。

 

「放射系統魔法の性質を説明出来る人は居ますか?」

 

 見学だけだと思っていた者達が大半だったようで「質問なんてあるのかよ」とか「そんなの聞いてない」みたいなのがちらほら聞こえる。

 

「はい、先生」

「森崎くんですか。どうぞ」

 

 森崎と呼ばれた男子生徒は一瞬、深雪をチラッと見た。深雪に良い所を見せて興味を引こうとしてるのか。まぁ、そんなんで深雪の興味を引けないだろうけど。

 

「放射線を操作する魔法ですか?」

「間違いではありませんが不正解です。それから質問に対する回答に疑問形を用いるのは辞めるように。では・・・九島さんどうですか?」

 

 え?まさかの俺?てっきり深雪が当てられると思ってたんだがな。

 

「素粒子及び複合粒子の運動と相互作用に干渉する魔法です」

「簡潔にまとめられた中々良い回答です」

「ありがとうございます」

 

 ザワザワ煩いな。主に女子が。

 

「昼の休憩は12時20分より午後の見学は13時40分から行います。希望者は校庭側の実技棟入口に集合してください」

「「ありがとうございました!」」

 

 午前の見学が終わりほっと息をつくのも束の間俺と深雪は絡まれていた。

 

「あの・・・司波さん、九島さん。お昼はどうされます」

「学食に行くつもりですが・・・」

「ご一緒しても良いですか?」

「席が空いていれば・・・」

「では埋まらないうちに急ぎましょう!」

 

 さっきの森、森・・・・なんだっけ?とりあえず森なんたらがいきなり仕切り出して俺達は男子女子両方のクラスメイトに囲まれながら食堂に向かうと、食堂は既に多くの生徒で混雑していた。

 

「深雪〜っ、悠馬〜っ、こっちだよ〜!」

「エリカ!美月!お兄様!」

 

 エリカが俺達の為に席を空けてくれていたらしく、空いてる椅子が2つ用意されていた。

 俺と深雪は別にクラスメイトとの交流を阻むような偏屈な性格ではないが、クラスメイトか達也達かどっちを取るかと言われたら俺達2人は考える事なく達也達を選んだが、此処から全てがおかしくなってしまったのかもしれない。

 

「おい、キミ達。此処の席を譲ってくれないか」

 

 第一高校入学2日目。早くも波乱の予感が巻き起こるのだった・・・。




如何でしたか?魔法科高校の席順の法則がよく分からないのとストーリーの都合上席の場所はこのようにさせていただきました。
今回、放射魔法の授業があった訳ですが未元物質ってどの系統になるんですかね。あれって存在しない物質を生み出すのであって物理法則の変化は副次的なので作者には判別しかねています。ですので、コメントで教えていただけると助かります。
それでは、また次回お会いしましょう。
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