維織様
ミスターサー様
SS_TAKERU様
ありがとうございます!貴方たちの感想が私を突き動かす!!
漸く、登場するトガちゃん!!
今までウニとジジィがハッスルする話と、ウニとペロペロおっさんが乳繰り合うお話書いちゃてごめんね!!!!!!もう大丈夫!トガちゃんが来た!!!
体作るためにめためた自傷行為を繰り返す出久君、彼と目が合った時から始まるハートフルストーリー!!
ヴィランモードオン!!
自傷して追い込んだ故か、それともお茶子ちゃんとデートしちゃったからか一周回って冷静に対応する出久きゅんと猛アピールするトガちゃん!!
ここまで書いておいて、追加する予定じゃなかった今日考えた見切り発車エピソードが始まる!!!
こんな娘が響ミソラと声優が同じだなんて信じらんないよぉ!
椅子に座り、コトの顛末を見守る。
「紹介料は頂くよ。黒霧さん」
「大物ブローカー義蘭、彼らが」
彼の後ろに控えていた2人のヴィランが姿を表す。
「片や、連続失血死事件の容疑者。未成年故にご丁寧にメディアが顔を守っている」
「トガです!!トガヒミコ。生きにくいです…生きやすい世の中になってほしいです!!ステ様になりたい!ステ様を殺したい!!」
「これは…」
「おいおい、破綻者かよ…お守りは嫌だぜ、大物ブローカー」
この子をヴィラン連合に入れていいものか悩む。まともに会話が通じないんじゃ足手纏いだ。
「会話は一応通じるさ。もう1人が…」
「ステインが協力していた組織だっていうから来てみれば…」
「こんな、手生やしたイカレたガキがリーダーかよ」
継ぎ接ぎの皮膚を貼り付けた男。初対面の弔くんに対して荼毘が口を開けば、出てくるのは嘲りの言葉。本当に何でこんな奴を連れてきた。
「お前はそこの破綻JKが出来てることすら出来ていない。名を名乗れ」
弔くんもよく耐えているが、呆れながら対応している。
「荼毘で通してる」
「通すな、本名だ」
「時がくれば話す」
それだけ言って、踵を返す。ハズレだったかな…?
「そういえばぁ…あなた…美味しそうな血の香りがしますね!」
こちらにずいっと近づくトガヒミコ。顔と顔が触れそうなぐらいの距離でまたぞろよくわからないことを言い放たれる。
「近い…離れてくれないかな?」
「そもそもボクは君を認めていない。君みたいなただの欲求だけで動く考え無しの人間を仲間とは認めない」
ボクの言葉にトガヒミコは、何が嬉しいのか、笑顔を浮かべる。
「えへへ…お話、たのしいねぇ…!!」
想像通りのイカレ具合だ。相手をするだけで、訓練より疲れる。
「はぁ…ちょっと外行ってくるね。弔くん」
「ここにいたら、頭が痛くなってくる…」
立ち上がり、バーを出る。こういう時は外の空気を吸うに限る。そうだ。新しく出来たショッピングモールに行こう。オールマイトの限定グッズが出ているらしい。
「あぁっ…待ってください!もっとお話しようよ!!」
後ろからかけられる言葉を無視して外へ出る。
「で、何でついてくるのさ」
しつこいことに、外まで付いて来て、横を歩かれる。近い、肩が触れ合いそうだ。
「どこにいくんですかぁー?私まだあなたの名前知りません!!」
「知らなくて良いよ。ボク、君に興味ないから」
イライラする。いや、落ち着け。ついて来るなって言うだけだ。しかし、仮にも紹介された人間だ。こいつを街中に放てば何をするかわからない。捕まってヴィラン連合の情報を漏らされたら厄介だ。
「えー!!ひどいです!わたし傷つきました!!」
「はぁ…めんどくさい…」
心の底から思ったことを伝える。それを聞いた彼女はふくれっ面になり、ボクを非難する
「駄目ですよー!女の子にそういうこと言っちゃったら」
「心配しなくとも、君以外には言わないよ」
だから、少しバカにしたようなニュアンスを含めて答える。答えてしまった。さらに彼女を乗らせる一言になってしまった。
「わたし…以外…!!」
ボクの言葉を都合よく捉えるイカレ女子高生。別にそういう意味で言ったんじゃないんだけどな。
「えへへっ…!わたし以外には…!!わたし以外には!!」
無駄に、以外を強調される。ここまであけすけに好意を向けられて、付き纏われて確信する。この子…絶対ストーカーとかやってくるよ…
仕方が無い。あまり視界に入れず目の届くところに居てもらおう。
「今からショッピングモールに行くけど勘違いしないでね。ボクは君を街に1人で放り出すと、すぐヒーローに捕まえられてヴィラン連合の情報を吐かされるのがオチだと思うから連れて行くけどね」
「守ってくれるんですかぁ!」
「守らない。ボクの邪魔をしないこと。ボクの目の届かない所にいかないこと。そのお喋りな口を慎むこと。あと話しかけない。これだけはやってくれ」
「それじゃ、つまんないのです!」
無視する。返答は聞かない。彼女を振り切るように早歩きをする。なんとかついてこれるぐらいの速さで歩く。
「追いかけっこです?待ってくださぁい!」
はぁ、これから先のことが思いやられるよ。と相も変わらずぺちゃくちゃと話しかけてくる声を無視して、そう愚痴った。
「このマッチョなおじさんが好きなんですか?」
ショッピングモールの中のオールマイト専門店。新しく開店した店にボクたちは居た。
「おじさんじゃなくて、オールマイトだよ」
「この、新しいデザインのコスチューム。一体どこの企業が開発したんだ?ブツブツ」
「むー…ここ、つまんないです」
彼女は店を出た。でも、ボクはそれに気づかなかった。
「やっぱり、ここか〜!っと、トガヒミコ、ボクの目の届かないとこには……」
周りを見渡す。どこにも彼女の姿は無かった。
「いない!!」
ボクは彼女を見つけるべく走り出した。
「このチョーカー…カァイイです」
わたしはショーケースの中のチョーカーをじっと見つめていました。
あの人が、おじさんに夢中になってる間に店を抜け出しました。相手の視界から消えるこの技術を使って気づかれないように。
わたしは、生きにくい世の中がヤなだけなのです。だって、わたしが初めて好きなものに出会った時、周りは気味悪い物を見るような目をするんですもん。異常だ、と周りは言いました。だから、我慢して普通を演じてました。
でも、駄目でした。わたしは普通の人になれませんでした。血が好きで、ボロボロな人が好きで、その人の真似をしたい!その人になりたい!殺したい!!
だから好きな子の血を吸って、逃げるように街を出てしばらくして、街頭のモニターで見た。ステ様の姿は綺麗に思えました!
ステ様になりたい!殺したい!
そう思って、ヴィラン連合の門を叩いたのです。その時、緑色の髪をした男の子に出会いました。運命でした!
鍛え上げられた体。意思の強そうな瞳。背はわたしと同じくらいだけど、その身にはとても、濃くて嗅ぐだけでクラクラしちゃうような血の匂いを放つ彼。きっと沢山、血を流す素敵なことをしてきたに違いありません!
「トガヒミコ!!」
わたしを呼ぶ声がします。声の主が駆け寄って来ました。おそらく、わたしがいなくなって焦って走って来たのでしょう。わたしを見るなり、その顔が怒りに染まります。えへへ…そんな顔もするんだぁ!
彼は最初に会った時、開口してすぐわたしが考え無しだから認められないって言ってました。魅力的な人にそんなこと言われて少し、寂しかったのです。つい困らせたくなっちゃっただけで、そこまで、怖い顔させたかったわけじゃないのです。
「駄目ですか…?やっぱりわたしのこと、認められないですか?」
あなたも、あの人たちと同じように否定するんですか。
「わたし、たしかに考え無しです。でも自分の気持ちに正直に生きたいだけです。でも、周りが許してくれなかった。否定されました」
「なんでそんな気持ちの悪いことを考えつくんだ、って言われました。ただ血が好きなだけなのに。だからわたし」
「この社会、嫌いです。壊したいです」
彼女の心の中の想いを聞いた。あぁ、ボクと一緒じゃないか。ゴミみたいに否定されて、自分の居場所を求めて進むその姿。
言葉に詰まる。彼女に伝える言葉を探す。でも、いくら探しても良い言葉が見つからない。ボクのあやふやな原点。それを見定め、必死に言葉を紡ぐ。
「トガヒミコ」
ボクはバカだ。
「ボクも、君と一緒なんだ。ボクも周りにゴミみたいに否定されて、ここに居る」
無個性はヒーローになれない。普通に。常識的に考えて。
彼女も周りに血が好きなのは異常だって言われた。普通じゃないって。
普通って、なんだよ…!
「決め手はオールマイトからの否定だったけれど、そのボクが」
否定をされた。打ち砕かれた。でも、彼女は自分がしたいことを優先した。普通に染まらなかった。自分を貫いた。
ボクは諦めた。
「彼と同じように君を否定してしまった」
怒りも燻っていたイライラも消えた。
何故だか、彼女がとても尊い存在で綺麗だ…って思った。
「ごめんね。ボクの名前は緑谷デク!もう怒ってないよ。許してくれないかな?」
ボクの謝罪に、目を大きく開かせ、笑顔になるも、目を逸らす。
「ちゃん付けしてくれないと、許しません…」
ちゃん付け!?
女子にちゃん付けなんてしたことがなくて、気恥ずかしくてどもる。
「えっ、えと、、その……」
期待に目を向ける彼女。
「ごめんね。トガちゃん」
「一緒にこの社会を壊そうね」
「はい!デクくん!」
その言葉を聞いた時の、彼女の可憐な笑顔に、ボクの心臓が高鳴る。
この日のことはたとえ、何があっても忘れないだろう。
「そういえば、トガちゃん。そのチョーカー、いつもつけてるけどさ、
イケてるね!」
ヴィラン連合の名前が超常解放戦線になったある日、仁くんに、チョーカーを褒められます。えへへ、カァイイですよね。これ。
「えへへ…!これは、彼からの大切な大切な贈り物ですから!」
「うわ!惚気!?妬けるねぇ。妬けねぇ!!」
ずーっとつけていると、彼と一緒に居ることを感じられるのです。
彼が頬を染めながら、慣れない手つきでわたしに付けてくれた、このチョーカー。
随分前に離脱してしまった、彼の分までわたしがこの社会を壊すのです!
トガちゃん可愛い!!!!!