相手をねじ伏せる方法は何も腕力だけじゃ無い   作:赤いティントリップ (活動停止中)

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今回も繋ぎ回です。






第32話

 

 

相澤が主観

 

 

 

「なあ、読解、お前どこが非力で避けるスタイルだ、バリバリの武闘派じゃねぇか」

 

 

保健室に連れて行き、治癒が終わるなり、ベットに寝転ばした読解に少し非難の視線を向ける

 

 

「何言ってるんですか、バリバリの武闘派なら、相手の力を利用して弱点狙ってようやく気絶とか、コソコソ相手の死角通って攻撃とか、わざと爆煙に紛れて必死に相手の攻撃当たらないように避けてからの、首根っこ引っ掴んで地面に打ち付けてようやく勝利とかになるわけ無いでしょう、まあ、凄い卑怯な個性ガチ使いはわざと避けましたけど…」

 

「その、凄い卑怯な個性のガチ使いはどんな戦い方なんだ?」

 

 

また、俺が気になったことを俺よりも先に心操がすかさず質問する

 

 

「相手の世間に絶対に知られたくない情報を叫ぶって脅す」

 

「それは卑怯だな」

 

 

思ってた通りといえば通りの使い方で、普通に使われたくない使い方だ

 

 

「でも、絶対に知られたくない情報なんて、そんな個性でポンポン見つけられるのか?」

 

 

個性でどこまで分かるか分からないが、対戦中に呑気に個性で相手のことを探る余裕は無いはずなので、そこを不思議に思う

 

 

「一番は幼い頃の話ですね、昔そんなにお母さんのこと大好きだったんだー、家族が仲良しっていいねー、で大体動きが鈍ります

 

 

 

まあ、大人になった時に大衆の面前で昔のことを詳しく知られて暴露はかなり恥ずかしかろう

 

 

「まあ、猛者は理里ちゃんが俺の事をそんなに知ってくれてるなんて、女神だ、とか言いながら抱きついてきますが」

 

「それは大変だな、芸能人ってやつは」

 

「はい、まあ、仕方ないですよ、あー、後は今回使わなかったけど、一応非力だけどできる個性を使用した戦い方がありますね」

 

「どんなんだ?」

 

「相手の身体の中で弱点となっているツボを突いて終わり」

 

「なんで今回使わなかったんだ?」

 

「誰一人大人しく私に近寄らせてくれなかったからだよ」

 

「ああ、それもそうだな」

 

 

 

たしかに、あの面子に近接格闘は限りなく向いていない

 

 

 

「もう2度と戦いたく無いな、ヒーロー科の人達とは、やっぱロボットぶっ壊して入学した人らだから好戦的だし、何より怖い、常日頃ただでさえ多種多様なヴィランに襲われてるのに、その上どうして戦闘しないといけないんだ……」

 

 

死んだ目をした読解は心底面倒だと言うようように死んだ目で虚空をみつづけている

 

 

 

「でも、私の意思関係無しに爆豪は再戦を望むんだろうな」

 

 

もう何も知りたくないとでも言うかのようにベッドに寝転んだ

 

 

 

「分かってんじゃねーか、これから定期的に組手の相手を頼むな、お前の戦い方や教え方はとても良いからな」

 

「まあ、余裕があれば手伝いますよ、ただ、これからドラマにゲスト出演があったり、モデルとして表紙をする仕事がある上に、かなりややこしい問題に頭突っ込んでしまった為、殆ど時間は取れないですね」

 

「ややこしい問題?」

 

「まあ、いずれ分かりますよ、なので、今は知らない方がいいです」

 

 

意味深な笑みを浮かべた彼女がシーッと口元に手を当てた

 

 

 

「俺にも言えないのか?」

 

 

心操が少し不満そうに言うと、彼女は強い意志を灯した表情で、でも柔らかな笑みを浮かべて緩く横に首を振った

 

 

彼女は一体何を抱えているのか全く分からなかった






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