相手をねじ伏せる方法は何も腕力だけじゃ無い   作:赤いティントリップ (活動停止中)

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そーいえば、凄い今更なんですけど、この作品ではC組の担任をハウンドドック先生って事にさせてもらってます。
理由は確実なものは無いです、が、ただ、雄英の先生陣の中ではまだ有りそうな方かなって思って抜擢させて貰いました。
今後、公式の方で担任が確定した場合は、あたかも初めからそうであったかのように続きは担任を変えて書きます。



第49話

49話

 

 

 

side・山田 ひざし

 

 

 

 

「おい、起きろ」

 

 

消太が声をかけると、直ぐにゆっくりと目が開いた

 

 

「あれ、人使は?」

 

 

あくびをしながら消太に背中を支えられるままに起き上がり、ゆったりと周りを見渡して、この場から退出させられた人のことを聞いた

 

 

「教室に戻ってもらった、爆豪や拳藤もだ」

 

 

「そうだったんですね、爆豪はちゃんと説明してくれてますね、やっぱり言動は荒いけど育ちや頭がいいからしっかりした説明ですね」

 

 

「眠気はマシになったか?」

 

 

 

問いに対して頷きながらグググッと伸びをして大きなあくびを一度だけすると、もう眠たそうだった目がパッチリと開いていた

 

 

 

「はい、だいぶ楽になりました、なんで、追加説明させてもらいますね、まず、今読んだ感じ物間は後10分ほどで起きます、ので、その時までに先生方は私と一緒に彼の処分について話しましょう」

 

 

 

先生方と言いつつ、しっかりと校長先生だけを見つめている姿は寝起きとは思えないほどの芯の強さを感じさせる

 

 

 

「被害者は君だから主に君の判断に委ねるよ」

 

 

「校長先生ありがとうございます、では、私が求める処分の説明を取り敢えずさせて頂きます。

 

まず、今回の事が起こった事の発端は体育祭の前に私や普通科の皆がA組に宣戦布告をしに行った時です」

 

 

処罰についての説明の前に、発端から話し始めるのは読解の丁寧な性格がよく現れている

 

 

 

「だいぶ遡るわね」

 

 

「はい、その時に私はヒーロー科から皆を引き摺り下ろすという意味合いの事を宣言し、実際体育祭では予選を誰よりも好成績で通過しました」

 

 

 

そんな宣言をしていたのは知らなかったが、予選を好成績で通過してたのは解説席からちゃんと見てた

 

 

 

「あれには思わず歓声を上げてしまったわ」

 

 

「俺も普通科の読解が予選の総合結果誰よりも良かったのにはシビレたぜー!」

 

 

「あの時はただ勉強ができるだけのやつだと思っていたからかなり驚いた」

 

 

 

主審のミッドナイト、俺、消太がその時の感想を簡単に伝える

 

 

 

「まあ、役作りで身体鍛えてるのはもちろん、私の地位や名声に嫉妬してのヴィランの襲撃とかの対応をしてるうちに強くなったのと、後は強いヒーローの格闘経験を個性で読んでの利用とかもできるので同い年では基本的に相手になりませんよ」

 

 

「経験や知識、慣れなどは強い戦闘能力になるからな」

 

 

 

確かに、力が強いや、体が大きい、なども強い戦闘能力にはなるが、それらを有効活用する為には豊富な経験や知識、そして自分の力を発揮しきる為の慣れなども大変重要だ

 

 

 

「はい、で、B組やA組、特にB組が、主にA組が襲われたという事件があったこと、おまけレベルで、オールマイトの娘の私が居るという理由によってヒーローが警護により注意を向けて居られるようにという理由から通過人数が大幅に減らされた事の煽りをモロに受け、思うように体育祭で結果が残せませんでした」

 

 

「インターンに呼ぶための学生を見ていたらその分警備が手薄になるから、数を減らすだけでヒーローの注意力がグッと上がるのよ」

 

 

「オールマイトは貴方が娘と知らなかったけど、ヴィランの中にはそう言ったことを知れる個性の奴が居るかもしれないし、オールマイトの血縁者はそれだけで非常に狙われやすいからね」

 

 

 

なんたって、No. 1ヒーロー、多くの人から信頼される反面、憎悪を向けられることもやっぱり多い

 

 

 

「本当にね、体育祭で世間的に私がそうだって広まってから面白いくらいにヴィランに襲われるよ、特に一番死ぬかもしれないと思ったのは脳無に追いかけられた時だね、背中の切り傷だけで済んだのはエンデヴァー のお陰だよ、ほんとエンデヴァー 大好き」

 

 

「エンデヴァー にお礼の手紙を送っておくよ」

 

 

それは、父親として感謝の手紙を送るって事だろうか、それならやめたほうがいいと思うぜ、オールマイト

 

 

「自分でメールしたし、電話もしたからいらない」

 

 

「私も君の連絡先知らないのにエンデヴァー は知ってるのかい!?」

 

 

「うん」

 

 

 

ゲーンッというのかエフェクトが見えそうなほどオールマイトは落ち込んでしまっている

 

 

 

 

「おい、読解、オールマイトが泣きそうだぞ」

 

 

「エンデヴァー は10年以上前にヴィランから助けてくれて以来ずっとファンなの、と言うのが表向きの理由で、本当は普通に事務所がしっかりしててサイドキックとの連携具合とかが、ヒーローは仕事って感じがして好きなんだけどね」

 

 

 

暗にオールマイトのサイドキックがいない環境をディスってるのだろうか

 

 

 

「トドメを刺してやるな」

 

 

どんよりとした影が差し、いい歳した大人のオールマイトのその姿は居心地のいい姿では無い

 

 

「ついでにオールマイトは私の事ををチャチャッとエンデヴァー に押し付けてヴィランの退治に向かった、それが最適だったとはいえ、酷いよね、誰狙いか分からなかったとはいえ、ヴィランの最優先殺害対象の私から離れるなんて」

 

 

「えっ!?そんな事をしてしまっていたのかい!?もしかしてそれが原因で私の事を嫌いに!?」

 

 

「いや、あの時は確かにそれも原因で嫌いだと感じたけど、今考えるとオールマイトは結局ヴィランを倒したし、あれは状況的に仕方なかったって思うから特になんとも」

 

 

あっさりとした否定はあんなけ話しておきながら本当になんとも思ってないという感じなのでなんというか拍子抜けだ

 

 

「相性ってあるよね、ヴィランとっていうよりも事件発生時の環境っていうか」

 

 

「君が無事で良かったよ、でも、ならどうしてオールマイトの事が嫌いなのかな?」

 

 

 

校長がベッドの上にもしょもしょ上がろうとしながら聞くので、未だに重たい影を背負ったオールマイトの方に皆して視線を向ける

 

 

 

「……………No. 1、心当たりとかないですか?」

 

 

「……………な、ない…」

 

 

顔を背け、明後日の方向を向いてしまったオールマイト、それはあるって言ってるような仕草だぜー?

 

 

「その返答は流石に心が読めなくてもあるってわかりますよ、オールマイト」

 

 

「まあ、いずれ話してくれるんじゃないですかね、まあ、今はそんな事はどうでもいいんで、物間の話に戻ります」

 

 

 

脱線していた話題を力技で読解がささっと戻したので、またオールマイトに行っていた注目が読解に集まる

 

 

 

「ああ、で、脱落者が多く出るような第1種目の何がいけなかったんだ?」

 

 

「先生方は知らなかったかもしれませんが、B組、実はクラスのほぼ全員で協力して第1種目の突破を狙ってました」

 

 

A組の個人でクリアっていうのに比べ、B組は結構協力している人が居た

 

 

「ああ、みたいだな」

 

 

「でも、結果はその協力に参加しなかった人と普通科に利用されたやつと通過、ほんの一部だけが通過、そして物間や拳藤自身も何気に通過、これ、先導してたやつからしたらかなりの責任ですよ」

 

 

「確かにな」

 

 

先導しておいて、ほとんどの人は脱落、でも先導していた人はしれっとクリア、まあ、協力してたなら、譲ってもらったりしての結果だと思うが、あまりいい話ではない

 

 

「まあ、ヒーロー科は全体的にお優しいからきっと正面切ってお前の責任だって詰る奴はいないと思うんですけど、それでも先導してた物間からしたらかなりの重圧を感じてしまう案件です

 

 

「って事は、精神がまだ未熟なのに、ケアを怠った大人の責任は重たいって訳だな」

 

 

今度はオールマイトではなくブラドが重たい影を背負った

 

 

「そゆこと、正直本人への罰はこのぶっ倒れたのと、死ぬほどキツイ夏合宿の補修でいいんじゃない?このぶっ倒れ、後に引くし、今後個性を使っていく上でかなりのトラウマだよ」

 

 

ハハッと乾いた笑い声を上げている姿は普通にちょっと怖い

 

 

「ああ、情報収集をする事は自分が有利に立つ為に大事だと教えておきながら、それが裏目に出てしまう処置を取ったのは教師である俺の責任だからな」

 

 

「それも、体育祭だけではなく期末試験も情報収集が仇になりそうですしね、まあ、今回はA組の方へも話が通ってるので条件は同じですが」

 

 

「ああ、A組の奴らも頭を使う気になったのか」

 

 

消太がどこか感心したように言うが、その言い方なんか、貶してるみたいだぞ

 

 

「そんなあの子達が馬鹿みたいな言い方やめないよ、相澤くん、自分のクラスでしょ」

 

 

「まあ、頭を使いすぎても下手打ってしまうって言う無駄な難易度の高さというか、その、脳筋具合は結構この学校ありますよね」

 

 

「まあ!否定はできないよね!」

 

 

校長はハッハー!と笑い飛ばしたが、あんまり笑える内容ではない

 

 

「まあ、期末は頭使う方の戦闘試験ですし、脳筋なだけじゃ無いですよね」

 

 

「当たり前なのさ!」

 

 

今度は小さな手で胸を叩いた、これはいい内容だな

 

 

「じゃあ、私もう今日はこのままここで寝ますね、そろそろ物間起きると思いますし、彼には特別な処罰はなし、これから先絶対に風当たりが強くなる事自体と私の個性の反動でぶっ倒れた事が罰と伝えておいてください」

 

 

 

そう言って起き上がっていた布団に戻り、一瞬で寝転んで寝息を立て始めた

 

 

 

「最早早業ね、相澤くんと一緒だわ」

 

 

「俺、こんな、説明だけしてさよならって感じじゃな……いや、割とこうだな」

 

 

「終礼まで寝かしといてやるか」

 

 

 

そう言っている内に物間が軽く呻いて目をゆっくりと開けた









もうそろそろ楽しい明るい話書きたい!
シリアスなんてもうしんどい!
もうちょっとで、楽しい話を私は書くんや!!
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