俺の人生にこんな彩りがあるとは思わなかった   作:猫ノ助

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気付いたら赤バーになってました(^∇^)

これも皆様の応援があってのことなので、期待に添えられるよう、懸命に真摯になって取り組んでいきたいと思います。
本当にありがとうございました!


努力しても報われるとは限らないけど、やり過ぎは危険なので休みましょう【後編】

 気張り過ぎな羽沢を見ていられなくなった俺は、彼女に午後からの授業を放り出して気分をリフレッシュさせに行こうと提案した。

 

 

 当然、真面目なんだろう羽沢は恐る恐るといった感じで断りを入れた。

 

 

 どうにも俺の言い方も悪かったのかもしれない。いきなりサボろう宣言は警戒心を持たれたとしても致し方のないことだ。

 

 

 というわけで……。

 

 

「─────さよならストロベリー、goodbye goodbye♪」

「フゥ!」

 

 

 ───二人揃って絶賛、カラオケ中である。

 

 

「って、違うッ!!」

 

 

 【さよならストロベリー】という曲で九八点オーバーというハイスコアを叩き出した羽沢は、歌い切った感慨に浸るわけではなく、突然我に返ったように叫んだ。

 

 

「結局授業サボっちゃった私も私だけど、別にサボる必要はなかったよねッ!? 放課後にリフレッシュできるような場所に行けばよかったと思うんだけど!?」

「おぉ〜! 羽沢って思ったより歌唱力高いんだな。やるじゃん」

「あ、ありがとう……じゃなくて!? もう……はぐらかそうとしないで真面目に答えて!?」

 

 

 話題を逸らすため、サラッと褒め言葉を紡いだ俺に対し、いっときは顔を赤らめて喜色に満足していた羽沢。しかし、やはり根が真面目なのだろう。彼女は咄嗟のところで正気を取り戻す。

 

 

 因みに。あわよくば、とは思っていたが、称賛は心の底から湧いて出たものなので嘘ではない。

 彼女はその難儀な性格故に、それを世辞だと思っているかもしれないが……。

 

 

「授業をサボった理由、ねぇ……」

 

 

 俺は頬杖を付き、続いての曲を選択しながら言った。

 

 

「このまま授業を受けたところで意味がないから……って言ったら信じるか?」

「え?」

 

 

 俺の解答に合点がいかない様子の羽沢は、困惑の呟きが漏れる。

 

 

「ま、信じてもらう他ないんだけどさ……羽沢が今の状況で授業を受けたって、板書もままならないままボォーっと時間を使うのが関の山だと思う」

 

 

 本人は気付いていないかったかもしれないが、羽沢のピアノへの取り組み姿勢や集中力は半端なものではなかった。つまり、それだけ疲労が蓄積されているわけだ。

 

 

 特に、音楽での疲労感は精神的に蓄積されることが多い。加えて、羽沢の場合は様々な事情が織り成していて体力面で野垂れる可能性も拭いきれない。

 

 

 故に、俺は羽沢を強引に学外から連れ出して、その心の内に溜まった異物という名のストレスを発散させる方針に出たのだ。

 

 

「そ、そんなことないよ……!」

「随分前から無理してたんだろ? じゃなきゃ、あんな風に深く悩んだりしてないだろ」

「うっ……!」

 

 

 図星を突かれた羽沢は喉を痙攣らせてたじろぐ。

 

 

 ……わかりやすい性格だな。

 

 

 そんな愛らしい姿に思わず笑みが溢れそうになるのを堪える。

 こんなところで微笑って変態扱いされる訳にはいかない。正直、羽沢のような可憐な女子に蔑まされて耐えられる強心臓は携えていない。

 

 

 俺は一回だけ咳払いしてから、マイクを取る。どうやら、俺の版らしい。聴き馴染みのある前奏が流れ出した。

 

 

「羽沢が真面目なのはわかるけどさ、時々、こうして規則に囚われずはっちゃけるた方が、気が紛れていいもんだ」

「そう……かな?」

「そうさ」

 

 

 不安げな瞳を向けてくる羽沢に、微笑みかけながら頷く。

 そうこうしてる間に前奏が終わりを告げて、曲が始まる。マイクに口を近づけ、息を吸い込んで───歌う!

 

 

「泣き虫を笑って〜……♪」

「ブフゥ!?」

 

 

 歌手のAimerさんが歌う【コイワズライ】を歌い始めたが、やはり歌唱能力は俺には皆無に等しいらしい。羽沢は俺の歌声を聴くなり盛大に吹き出してピクピクと身体を震わせてしまった。

 

 

 ……そこまで笑わなくてもいいのに。

 

 

 少し……いや、かなりのショックを受け涙を心の中で懸命に堪えながら、歌い続けるが、それでも羽沢の様子は一向に落ち着くことはない。ずっと笑っぱなしだ。

 

 

 いや、笑ってくれるのはいいんだ。そもそもそういう目的で連れ出したのだから、それはそれでいい。

 ただ……もう少しオブラートに包んでお淑やかに笑ってくれ。さすがにそこまで笑われると、傷つく……。

 

 

 その後、歌い終わった後、点数が画面に表示されたが……うん。人には得手不得手があるものだ。点数などなんの価値もない。だから気にする必要などないんだ。QED.

 

 

 

 日神 剣の弱点、その一。演奏家としての素質はあっても、歌手としての才能は一切無い。

 

 

 

 

☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎

 

 

 

 

 歌いまくって二時間が過ぎた後、カラオケ店から移動した俺たちは、先日訪れたばかりのショッピングモールへと足を運んでいた。

 

 

 その内部にある有名衣服屋。そこに備え付けられた試着室にて。

 

 

「ど、どうかな……? 似合ってる?」

 

 

 顔を赤らめながら、くるっと一回転するという演出を加えた羽沢は、自身の身なりについて訊ねた。

 

 

 清楚感溢れる白のワンピースと知的さと清涼感を与える薄青のカーディガンが、彼女の優しくて大人しそうな容姿にこれ以上なく当てはまっている。 

 

 

 控えめに言って、超超可愛い。

 

 

「お、おう……す、凄え似合ってるぞ」

 

 

 気恥ずかしさからか、どうしても吃ってしまう。

 熱に浮かされた思考はポワポワとしている。

 ……ダメだな。浮かれすぎている頭を何度か横振して正気を保つ。

 ここまで狼狽してしまうとは、なんとも情け無い。

 俺は、自身の不甲斐なさに内心で叱責する。

 こんなことでは、羽沢に呆れられてしまう───そんなことを考えていたのだが……

 

 

「そ、そっか……似合ってるんだ…………あ、ありがとう」

 

 

 俺以上に茹っていた。

 

 

 そこまで照れることなのか? そんな疑問を抱くも、その疑問はすぐに晴れる。

 

 

 たしか、彼女は去年まで女子校だった羽丘に通う中学生だった筈だ。それならば、おそらく同世代の男子と関わりを持つこと自体が少なかっただろう。

 だとすれば、俺以上に異性の耐性がないのも理解できる。

 

 

「じゃあ、これ買っちゃおっかな?」

 

 

 火照る頬をパタパタと仰いだ羽沢は、照れ笑いを浮かべて、冗談めかしてそう言った。

 

 

「でも、値段が高いから今回は保留にするね」

「それなら俺が払うよ」

「え!? そ、そんな……! さすがにそれは悪いよ! だって、これとか全部で二、三万円もするのに……!」

「気にするな。ちょっと特殊なバイトしてるから蓄えは結構あるんだ。ほら、レジに持って行こう」

「……はっ! ダメダメっ!? やっぱりそんなのダメだよ!!」

 

 

 スタスタとレジに向かった俺に、呆然と立ち尽くしていた羽沢が正気に戻って慌てて俺を止めに入る。

 懸命に断りを入れる姿は……悶死しそうなぐらい尊いものだった。

 

 

「はは、ただの冗句だよ」

「だ、だよね……はぁ〜、よかったぁ〜」

「羽沢にはもっと高い服の方が似合うかもしれないし、それを見に行こうか」

「それも冗句だよね!?」

 

 

 羽沢は揶揄いがいがあるな。

 彼女の慌てた様子は、一種の癒しと潤いを与えてくれる。ただし、この場合、俺は完全な悪なわけだが。

 

 

「ま、待って日神君!」

 

 

 別にそれでもいいだろう。

 そう思えるぐらいに、今の彼女とのやり取りが、俺にとって非常に心安らぐものだったのだ。

 

 

 勿論、高級衣服は購入しなかった。

 

 

 

 

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 その後も、適当にモール内を歩き回り、互いに目移りしたところで立ち止まったりして過ごしていた。

 

 

 こういう気兼ねないやり取りが青春というモノなんだろう。と、柄にもなく考えてしまうあたり、俺がこうして誰かと一緒になって青春みたいなことを謳歌したかっただけなのかもしれない。

 

 

 羽沢も羽沢で、先程までの徒労感は感じられず心労もそれなりに発散されているようだ。

 

 

 今では、すっかり憑き物が取れたように血色が良い。

 

 

 やっぱり無理して抱え込みすぎだったんだろうな。

 頑張り屋はいいところでもあるが、時に真っ直ぐ前にしか目が行かなくなることが多くあるのが欠点だ。

 人より懸命に前を向く姿は健気で尊ぶべきモノだが、自暴自棄になっていては話にならない。

 

 

 だからこうして、連れ出したのは正解だったのだろう。結果的に彼女は悲壮感が霧散し、明るく健気なただの女の子として振る舞えている。

 

 

「あの……」

 

 

 アクセサリーショップで様々な装飾品を見て回っていた羽沢が、唐突に振り向いて小さな声で呼んだ。

 ……今更、何を言い辛そうにモジモジしているのだろうか?

 

 

「なんだ? もしかして、トイレか? トイレならここから出て左手のところにあったと思うけど?」

「ち、違うよ!」

 

 

 さすがにデリカシーがなさすぎたか。顔を真っ赤にした羽沢に怒られる

 けど、違うのならなんなのだろう? 今更、このアクセサリー似合うかな? って訊くのに遠慮なんてないだろうに。

 羽沢は、そのまま気まずそうにしてから訊ねる。

 

 

「……どうして、日神君は私にピアノを教えてくれるの?」

「……」

 

 

 突然訊ねられた羽沢の疑問に、俺の思考が硬直する。

 

 

「自分でも結構強引だったと思うぐらいに勢い任せに教えてもらいに行ったけど、日神君も若干めんどくさそうな雰囲気だしてた割には案外すぐに折れたよね? それがずっと引っかかって……」

 

 

 そこまで聞いて漸く、俺の思考能力は正常な形に戻った。

 ……あぁ、なるほど。唐突だが、不思議がられても仕方のないことだろうとは思う。本当、突然すぎるが。

 

 

 そして、その羽沢の疑問に対しての解答を、俺は一応だが持ち合わせている。

 恥ずかしい限りの答えだ。正直、答えたくないと言うのが本心。

 とはいえ、黙りっぱなしと言うわけにもいくまい。

 

 

 はぁ……、と深い溜息を一つ吐いて、羽沢に向き直る。

 

 

「……呆れないって約束できるなら話すよ」

「呆れないよ」

 

 

 即答。それだけに、彼女が俺の真意を知りたいのだと、ありありとその気持ちが伝わってきた。

 誠意を見せた相手に何も語らずして背を向けるなど言語両断。時代が時代なら即死刑ものだろう。

 表情を羞恥に染め上げながらも、俺は口を開いた。

 

 

「…………羽沢が妹みたいだったから……だな」

「……え?」

 

 

 俺の解答に一間空けて羽沢は疑問符を浮かべた。

 いきなりこんなこと言われてもよくわからないのは、誰だってそうだろう。だから、膠着する羽沢を置いて話を続ける。

 

 

「正確には妹じゃなくて、妹分が正しいな。もう十年以上会ってないけど、昔は何処かほっとけない昔馴染みがいてな。そいつと羽沢が何故か被ったんだ」

 

 

 性格や考え方なんて全然違うのに、どうしてか羽沢が頼み込んできた時“あの子”が被った。

 聞き分けが悪くて、気まま勝手に彷徨いて、時には危険なマネまでして……色々とやばい奴だったが、それでも俺のことを慕ってくれる可愛い一面があった妹分であった。

 羽沢にとっては傍迷惑ななんとも話だろう。勝手に他人に重ねられるとか、不愉快もいいところなはずだ。

 全くと言って正反対に等しい彼女達の面影。

 それでも、重ねてしまうのは俺の目がおかしくなってしまったのか。

 

 

 だけど……。

 

 

「だから、俺は羽沢の頼みを聞いてやりたくなったのかもしれない」

 

 

 言い終えてから暫くの間、俺達の間に沈黙が過ぎる。

 

 

 やはり呆れられるか。話すべきではなかったか……と、そんな後悔ばかりが浮かび滲ませていると……。

 

 

「ぷっ、あははは……!」

 

 

 ……羽沢が盛然と弾けたように笑っていた。

 

 

「ちょっ、今の、そんな笑うことないだろ!?」

「ははは……! ご、ごめんね? でも、凄い真面目に恥ずかしいこと言ってるからおかしくて……っ!」

 

 

 は、恥ずかしいことって……ッ。

 自分でもわかっていたことだが人に言われると何倍も心を抉られる。

 正直、今すぐ布団に包まりたい気分だ。

 

 

 そんな風に身悶えていると羽沢は、ふっと可憐に微笑った。

 

 

「ふふ……お兄ちゃん、色々と気遣ってくれてありがとう!」

「っ!」

 

 

 また重なる。あの頃の記憶は殆ど残っていない。だが、彼女のことだけは微かに憶えている。

 その姿見と、羽沢の笑顔が重なる───

 

 

 そうか……。

 

 

 どうしてここまで羽沢に肩入れするのか自分自身でもよくわかっていなかった。慥かに、過去の少女と重ねて見えたのも理由の一つだろう。だが、俺が何よりも叶えたかったのは……。

 

 

 ふと胸に落ちる。“僕”はこの笑顔を守りたかったんだ……と、心が弾む。

 

 

 だから、俺は微笑って“───”の昔馴染みとして、兄として口を開いた。

 

 

「どういたしまして!」

 

 羽沢は一瞬だけキョトンとしたものの、すぐに微笑んだ。

 俺もそんな彼女の笑みに釣られて笑う。

 

 

「ははは……!」

「ふふふ……!」

 

 

 

 こうして、二人して一頻りに笑い合って短い兄妹関係が終わったのだった。

 

 

 

 

☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎ ☀︎

 

 

 

 

「ふんふふ〜ん♫」

 

 

 帰宅してから数時間後。

 茜色に染まり始めていた夕空はすっかり闇夜に包まれて静寂の時を連れてきていた頃。

 

 

 私は溜まっていた疲労感と汗を流すためにお風呂に入浴した後、こうしてベッドに寝転がりながら機嫌良く鼻唄を歌っていた。

 

 

 今日は凄く楽しくて充実してたなぁ。

 普段は絶対にしないし、これからはするつもりもないけど、授業を抜け出して男の子と二人きりで遊びに出掛けるのってなんだか罪悪感の他にも解放感みたいなものがあって新鮮だった。

 

 

 学校から電話のあった両親や、突然私がいなくなって心配してくれた幼馴染には悪いことをしたなぁって気持ちでいっぱいになったけど。それでも、それを補って余りあるぐらいには発散できたと思う。

 

 

「お兄ちゃん……かぁ」

 

 

 私の目の前にあるのはスマホを眺めながら呟いた。

 画面に写っているのは、私と、疲れていた私を連れ出してくれた男の子───日神 剣君のツーショット写真だ。

 

 

 彼は学内ではかなりの問題児として噂されていて、慥かに見た目は少し怖いかもしれない。

 けど、その中身は親切で優しくてピアノが上手なただの男の子だ。

 

 

 確かにちょっと我の強いところはあるけど、それだって自分自身を表現するのに必要なものなんじゃないかな?

 

 

 とにかく、悪い人じゃないことはあの日、彼のピアノの音を聴いた日からわかっていたことだ。

 

 

 そして、今日の彼の発言で考えてしまう。もし、私にお兄ちゃんがいたらどんなだろう? と……。 

 

 

 別に両親に頑張ってほしいと、とてもじゃないけど強請れるわけじゃなきけど。兄妹がいる人達にちょっとだけ嫉妬してたりする。

 

 

「日神君みたいな人がお兄ちゃんだったらいいのになぁ……って、私何言ってんだろっ」

 

 

 ポツリと一人でに口にしてしまった言葉にかぁぁっと周知に悶える私。

 

 

 うぅ……ホント、何考えてるんだろう。

 

 

 うつ伏せになって恥ずかしさから意識を逸らす為、枕に顔を埋めてバタバタと足を何度も暴れさせる。

 

 

 それからちょっと落ち着いた頃合いに、もう一度画面に写る日神君に向かって……

 

 

「……お兄ちゃん」

 

 

 ……ぼそりとお兄ちゃん呼びしてみる。

 

 

 勿論、画面の中にある彼から返事が返ってくるはずもないけど、それでも私は不思議な充足感に心を跳ねさせた。

 

 

 ……ダメだ。頭も心もおかしくなっちゃってる。

 

 

 このままだと引き返せないところまで行っちゃいそうで、ちょっぴりだけ怖かったから、早々に寝ることにした。

 

 

 消灯して布団の中に入った私は、抑えきれない欲求からもう一度だけ写真を見る。

 

 

「おやすみなさい、お兄ちゃん」

 

 

 そう括って、高鳴る高揚感と満ちる幸福感で身体を火照らせながら瞳を閉じ、意識を徐々に手放した。




作者が赤バーになっていることに気がついた時の反応。


作者「ファッ⁉︎ ∑(゚Д゚)」

弟「どうかした?」

作者「気づいたら、オラの小説が赤バーになっとる!?」

弟「ホントだ。よかったじゃん」

作者「オマエ、感想が淡白すぎん? もうちょっとだけでも喜んでくれよ( *`ω´)」

弟「知らね。それより、朝飯作っといたから食ったら皿洗っといて。俺、今から日用品の買い物行くから」

作者「……あい(´;Д;`)」


私生活では、弟の尻に敷かれる兄でした。

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