その後、
しかし時がたち、国王が変わり、他民族である『
「あーそういえば、子孫繁栄させたるて『
(神は見守ってるんじゃなかったかよ! 奴隷になってからもう王が何代か変わってるよ!)
王宮で育った男、
(挿絵予定)
二コラ・プッサン
彼は長じたのちに出生の秘密を知り、奴隷を助けるために、思わず王国兵士を殺してしまう。逃亡生活を続ける
かくして神は、『
「おい。俺様はオマエの先祖に約束した神だ。
「え、えっと、どちらさんで?」
「
「い、いや、私、く、口下手なもので、とても民を導くなんて……」
「そんなん
「でも……」
「オマエいい加減にしろよ。ブチコロすぞ」
(挿絵予定)
「Burning bush」セバスチャン・ブルドン
(中略)
そして始まる
神の力により、
(挿絵予定)
「エジプト第七の災い」ジョン・マーティン
(挿絵予定)
「エジプト最後の災い」エラストゥス・ソールズベリー・フィールド
変死
「もういいから出てってくれ」
かくして
この時、『
(挿絵予定)
「最後の晩餐」レオナルド・ダ・ヴィンチ
過越祭り(略奪記念祭)の風景
(王国《エジプト》の民衆側から見るとヒドイ。「お
しかし海辺に近づいた時に
「見た? 見た? 今のカッコよかったろ? こんなん俺様にしっかできねーだろ。コレで俺様の凄さが
(挿絵予定)
「The Crossing of the Red Sea」二コラ・プッサン
(挿絵予定)
「Pharaoh's army engulfed by the Red Sea」Frederick Arthur Bridgman
(神の凄さを見せつけるためだけのために、大地を荒らされ、王子と民の子と家畜の子が死んだ、
(中略)
神「オマエラあそこ行って全員虐殺してこい」
(コレはひどい。ラノベ脳で読んでると、カナンの先住民が、盗賊に襲われるエルフ村にしか見えない)
(中略)
「あ? 、ダレが偵察しろなんて言った? 俺様がいつそんなこと言った?」
「偵察に賛成した奴はダレだ? オマエか? オマエもか?」
「俺様が力を貸してやるつってんのに、勝手に偵察へ行ったってことは、俺様の力を信じてねえってことだな。ああ?」
「連帯責任で、全員40年の放浪だ。
(これもヒドイ。偵察は戦争の基本では? という人間の理屈は神には通じない)
(モーセもとばっちり。この辺から、モーセが無茶ブリ上司の下の中間管理職に見えてくる。経験者は胃がキリキリしてくる)
放浪中「こんなハズじゃなかった」「
神「聞こえてんぞ」「言った奴は死ね」どんどん減る『
(中略)
「もう放浪やめて、このへんで畑でも作って住めば都だよ」「肥沃そうだな」「んだんだ」
神「聞こえてんぞ」「言った奴は死ね」またどんどん減る『
(中略)
「あー腹減った」「ホント腹減った」「クソ不味い
神「ほー、腹が減ったと」「俺様が用意したメシが不味いと」「すまんな気づかなくて」「よっしゃ、オレ様がウマイモンを腹いっぱい食わせてやろう」
「やったーさすが神」「まさに神」「ステキ! 抱いて!」「肉だー」手のひら返す『
「もうおなかいっぱいだ」「こんなに食べたのは久しぶりだ」「肉だー」
「んー、聞こえんなー。腹が減ってたんだろ。もっと食べろよ。まだまだあるぞ。ホラ、俺様が食わせてやろう」
「ちょ、ン、ムググ.....」 ..... 「パーン」 さらにどんどん減る『
(中略)
神「んー聞こえんなー」