目が覚めたらオビ=ワンになっていたがアナキンがどこかおかしい件について(白目) 作:トロロ将軍
目が覚めたら・・・
知らない天井だった。
昨日はTVで一挙放送されていた大好きなスターウォーズを全て観てからベッドに潜ったはずだったが、目が覚めると知らない部屋の知らないベッドで寝ていた。
「どこなんだここは?」
ベッドから起き上がり部屋を見て回るも見知った物は何一つない。それどころか昨日は酒を飲みながらスターウォーズを観ていた為、二日酔いで頭が痛くて部屋の探索に集中できない。
まずはこの二日酔いの頭痛を何とかしなくてはと思い、部屋に備え付けられていた洗面台で顔を洗おうとしたとき、ふと洗面台の鏡が目に入った。
鏡に映るのは長年見慣れた平凡な日本人顔ではなく、外国人風の整った短髪のイケメン顔。
「ユ〇ン・マクレガーじゃん・・・」
何かのドッキリかと思って自分の顔を触ってみると鏡に映る間抜け面のユ○ンも同じ動きをする。
「マジかよ・・・ん?」
衝撃の事態に唖然としていると、頭の右側から細い三つ編みが垂れ下がっているのを見つけた。
何処か見覚えのある三つ編み、短髪のユ〇ン顔・・・俺の身に何が起きているのかさっぱりわからない。
二日酔いの頭痛も忘れて部屋を歩き回る。
ふと部屋の窓にカーテンが掛かっているのが目に入る。
(外を見れば俺が今何処にいるのか解るかもしれない!)
そう思った俺は窓に掛かっていたカーテンを思い切り開けた。
窓の外には天までそびえ立つ摩天楼、そして空を飛ぶ無数の車のような飛行物体だった。
こんな光景は日本どころか世界にだってない。しかしこの光景に俺は見覚えがあった。
そして全てが繋がる。
短髪で三つ編みのユ〇ン・マクレガー、そびえ立つ摩天楼に空飛ぶ車・・・。
「ここ、コルサントじゃん・・・」
コルサントとはスターウォーズに出てくる星の一つでジェダイ・テンプルや共和国元老院がある銀河共和国の中心。窓に映る景色がリアルな映像でなければ間違いなくここはスターウォーズの世界だ。
そしてスターウォーズに出てくるユ〇ン・マクレガーと言えば・・・。
「俺、オビ=ワン・ケノービになっちゃったの!?」
衝撃の事態に意識を手放しそうになったのを何とか踏みとどまり、昨日寝るまでの間に何か特別なことをしたか思い出そうとする。しかし1日部屋から出ないで酒とスターウォーズ見ることしかしていなく、特別なことは何一つしていない。
そしてこの状況が今ネット小説で流行りの異世界転生系だとしても神様にあった記憶がない。ていうかそもそも転生じゃなく憑依である。憑依でも神様に会うのだろうか?
「いったい何でこんなことに・・・」
悪い夢かと思ったが頬を抓っても痛みがある。
今日から俺はオビ=ワン・ケノービ(パダワンVer)になったらしい。
どうしよう・・・。