目が覚めたらオビ=ワンになっていたがアナキンがどこかおかしい件について(白目)   作:トロロ将軍

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歴史の分岐点

バリアを挟んでダース・モールとの睨み合いが続く。俺達はこの束の間の休戦時間を利用し、呼吸を整えていく。

 

「オビ=ワン、バリアが消えた瞬間に一気に行くぞ」

 

「はい師匠(マスター)

 

もうすぐバリアが消える。奴との死闘が再開されることをフォースが伝えてくる。俺はライトセーバーを起動させ、その時に備える。

 

通路のバリアが消えた。その瞬間に俺達はダース・モールに切り掛かる。

 

エネルギー発生室は中央に大きなダクトの穴があるため広くはないが、それでもさっきの通路よりは広い。俺達は空間を利用しダース・モールの前後左右から攻撃を仕掛ける。しかし空間の広さは奴にも利があり、俺達の攻撃は悉く防がれる。

 

ダース・モールは1人ずつ仕留める作戦に変更したのか、俺を集中して狙ってくる。しかし俺を狙うということは師匠(マスター)がフリーになるということだ。俺は奴の攻撃を捌くことに専念し、攻撃を師匠(マスター)に任せる。奴は師匠(マスター)の攻撃を防ぎながら俺に猛攻を仕掛けてくる。俺はその猛攻を何とか防ぎながら耐えるが、力を込めた強力な一撃を受け止めきれず後ろへ飛ばされてしまった。その瞬間、奴は後ろから切り掛かろうとしていた師匠(マスター)をフォースで吹き飛ばす。吹き飛ばされた師匠(マスター)は壁に激突し、そのまま立ち上がることはなかった。恐らく壁にぶつかった際に頭を打ち付け気絶したのだろう。

 

師匠(マスター)がやられた。それを見た瞬間俺の頭に血が上るのを感じた。俺は怒りの感情を光刃に乗せダース・モールに切り掛かる。その動きは自分でも驚くほど速く、奴の目に驚きが浮かぶのが見えた。

 

怒りの力。それは暗黒面に繋がると師匠(マスター)から教わっている。ジェダイは常に感情を制御し、冷静さを保たなくてはならない。だがそんなことは今の俺には関係ない!

 

俺はありったけの力を込めて奴を攻撃する。青と赤の光刃が何度も交わる。しかしそれでもダース・モールは強かった。奴は俺の力を乗せた連撃を全て防ぐと、俺の体勢を崩し、中央に開いたダクトへと蹴り落とす。

 

俺は落とされた瞬間、ダクトの出っ張りを掴みぶら下がる。下を見ると深すぎてそこが見えない。落ちたら確実に死ぬだろう。

 

ダース・モールはそんな俺を見下ろし冷たい笑みを浮かべている。そして蹴られた際に床に落とした俺のライトセーバーをダクトに蹴り落とした。

 

ヤバい、殺される。

 

しかしダース・モールはダクトにぶら下がる俺に背を向け、師匠(マスター)の方へ歩いて行く。落ちかけの弟子(オビ=ワン)よりも脅威度の高い師匠(クワイ=ガン)を先に殺す気だろう。

 

このままでは師匠(マスター)が殺される。しかしこの状態でどうすれば?

 

最悪の未来を想像し焦りが生まれる。どうすればいい?どうしたらいい!?

 

その瞬間、俺の中から焦りが消え、感覚が研ぎ澄まされるのを感じた。気絶した師匠(マスター)の位置、ダース・モールの一挙一動、床に落ちている埃の位置まで感じることができる。今までよりも強くフォースを感じることができる!

 

俺は全身にフォースを纏い高く跳躍する。俺の強いフォースを感じたのか、ダース・モールが俺に振り向くのが見える。俺は空中で師匠(クワイ=ガン)のライトセーバーをフォースで引き寄せ、奴の頭上を飛び越えて背後に着地し、そのままの師匠(クワイ=ガン)のライトセーバーを横薙ぎに振るった。

 

俺の振るった緑の光刃は奴の首を切り落とす。切り落とされた奴の頭部が床に落ち、遅れて身体が倒れる。

 

闘いは終わった。俺は倒れる師匠(マスター)へと駆け寄る。

 

「よかった、息がある」

 

師匠(マスター)が生きていることに安堵した瞬間、武装した警備隊の面々が俺達の元に駆けつける。どうやらヌート・ガンレイ捕縛は成功したらしい。

 

俺は師匠(マスター)を警備隊に任せると床に落ちていたダース・モールのダブル=ブレード・ライトセーバーを拾う。これは評議会へ提出するシス復活の証拠だ。必ず持ち帰らなくては。

 

奴の身体は警備隊に任せ、俺は師匠(マスター)が運ばれた医務室へと向かうのだった。

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