目が覚めたらオビ=ワンになっていたがアナキンがどこかおかしい件について(白目)   作:トロロ将軍

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真夜中の追跡劇

「うわぁ~~~!落ちるぅ!」

 

皆さんこんばんは。オビ=ワン・ケノービ(35)です。俺は現在コルサントの空を飛行ドロイド(絶叫マシン)にブラ=サガリ、楽しい?遊覧飛行中です。このシーンで悲鳴一つ上げなかった原作のオビ=ワンってかなり凄かったのではないだろうか?

 

ドロイドは俺のことを気にせず目的地に向け飛んでいく。だが待ってほしい、原作ではスピーダーで襲撃者とカーチェイスならぬスピーダーチェイスをおこなっていたはずだ。こうして俺がぶら下がっていてはスピーダーチェイスが起きないのでは?

 

そんなことを考えた瞬間、掴まっていたドロイドが狙撃された。衝撃で手が離れてしまった俺は地表へ向かって落下する。あっ、死んだわ俺。

 

しかしそこは我らがアナキン!ナイスタイミングで登場し、落下する俺をスピーダーに乗せる。アナキン愛してる!

 

「突然何を言い出すんですか師匠(マスター)!?」

 

あら?口に出してたらしい。俺は咳ばらいを一つするとアナキンに襲撃者を追うように指示を出す。正面にいるスピーダーが目標だ。アナキンは顔を赤くしながら「了解です」と言い、スピーダーを走らせた。

 

そこから道交法を無視した追いかけっこが開幕した。すれ違った一般スピーダーの運転手が驚いたようにこちらを振り返るのが見える。すまんね、文句は評議会が受け付けてくれるよきっと。

 

そんなこんなで襲撃者を追っていた俺達だったが、奴がトンネルに入った際に先回りしようとしたのが仇となった。奴のスピーダーを見失った俺達は周囲を見渡すが見つからない。ここまでか・・・。そう諦めかけた時、運転席のアナキンが奴のスピーダーを見つけた。下だ!

 

そのままスピーダーから飛び降りようとするアナキンを止める。おいおい正気か!?飛び降りるとか自殺行為だろ。

 

「行かせて下さい師匠(マスター)!」

 

「しかしアナキン!」

 

師匠(マスター)・・・僕を信じて下さい」

 

俺はアナキンを止めようとしたが、彼女の強い言葉に折れ許可を出す。アナキンは「ありがとうございます」と言ってスピーダーから飛び降りる。俺は運転席に移ると襲撃者のスピーダーを追った。

 

暫く襲撃者を追っていると前方からアナキンのライトセーバーが飛んできた。俺はフォースを使いキャッチすると助手席に置く。視線を前に戻した時、追っていた襲撃者のスピーダーが揚力を失い落ちていくのが見えた。

 

「上手くやったなアナキン」

 

俺は墜落地点に向かってスピーダーを降下させ、アナキンと合流する。

 

そこにはアナキンと墜落した襲撃者のスピーダー。そして仰向けで死んでいる襲撃者がいた。

 

「すみません師匠(マスター)。後一歩のところで・・・」

 

アナキンに状況を説明してもらうと、墜落したスピーダーから襲撃者を引きずり出した瞬間、何者かに襲撃者が殺されたらしい。口封じだな。

 

アナキンの説明を聞きつつ襲撃者の死体を調べると、首筋に吹き矢のような物が刺さっているのを発見する。

 

「結果はどうあれお前はよくやったよアナキン。少なくとも襲撃犯が複数人いるのがわかっただけでも収穫だ」

 

落ち込むアナキンの肩を叩き励ます。実際アナキンの頑張りが無ければ確実に取り逃がしていただろう。

 

「さあ、議員の元に戻ろう。別の襲撃者が再び襲ってくるかもしれないからな」

 

襲撃者の死体を駆けつけた警察に任せ、俺達はスピーダーに乗り大使館へと戻る。

 

「そういえば師匠(マスター)師匠(マスター)はパドメの寝室で僕の裸を見ましたよね?」

 

「事故だ」

 

唐突に始まった寝室での話しをバッサリ切って終わらせる。アナキンがジト目で俺を見てくるが、俺は目を合わせないよう運転に集中する。

 

大使館へ戻る車内は気まずい空気で満たされていた。誰か助けてくれ・・・。

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