目が覚めたらオビ=ワンになっていたがアナキンがどこかおかしい件について(白目)   作:トロロ将軍

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アナキンの悪夢

「その暗殺者を突き止めよオビ=ワン」

 

パドメが襲われた翌日、俺達は事の詳細を報告するためにジェダイ・テンプルにある評議会の間を訪れていた。そこで俺は襲撃者を口封じした者『暗殺者』の捜索を、アナキンはパドメをナブーまで護衛する任務をマスター・ヨーダから新たに命じられた。

 

一礼し評議会の間を退室した後、アナキンはパルパティーン議長に会いに行くと言い俺と別れた。以前から議長と仲の良いアナキンに対し何度か付き合いを考えるよう忠告はしている。原作通りならばパルパティーン議長は暗黒卿『ダース・シディアス』だろう。態々アナキンに危険な人物に近づいて欲しくはない。しかしアナキンはパルパティーン議長を友人と呼び今日まで友好的に接している。証拠がない以上アナキンにパルパティーン議長が暗黒卿だと伝える訳にはいかないし、仮にアナキンや評議会が俺の言葉を信じたとしても、民意で選ばれた元老院の最高議長をジェダイが独断で排除するわけにはいかない。仮にそんなことをしてしまえばジェダイは共和国から排除されてしまうだろう。

 

今はまだその時ではない。パルパティーン議長が野心を見せた時が排除の時だ、それまでは待つしかない。俺は今後の展開を考えつつ、暗殺者が使用した吹き矢を調べる為に古き友人が営む飲食店に向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ数日悪夢を見る。母が僕に助けを求める夢だ。母が僕の名前を呼ぶところで目が覚める。

 

「・・・ママ」

 

悪夢の後はいつも汗だくだ。僕はシャワーを浴びるためにベッドから起き上がる。

 

「こんなに同じ夢を見るのは初めてだ・・・師匠(マスター)に相談してみよう」

 

毎晩同じ悪夢を見るのは何か原因があるはずだ。師匠(マスター)なら絶対に何とかしてくれる。僕はシャワーを浴び終えローブに着替えると、師匠(マスター)の元へ向かった。

 

朝早くだというのに師匠(マスター)は僕を部屋に入れてくれた。僕は師匠(マスター)にここ数日母の苦しんでいる夢を見ることを相談した。師匠は少し悩んだ後、僕を真っすぐ見つめる。

 

「アナキン、フォースは時に予言のようなものを伝えてくることがある。恐らくお前の見た夢は、母親に何か事が起きたのをフォースが知らせているのだろう」

 

師匠(マスター)の言葉を聞いた時、僕は頭が真っ白になった。母に何か危険なことが起きている。すぐに助けに行かなきゃ!

 

しかしすぐに思い留まる。僕は今日パドメの護衛でナブーに向かわなくてはならない。ジェダイとしての任務がある。放り出す訳にはいかない。

 

僕は今複雑な表情をしているだろう。そんな僕を見て師匠(マスター)は何かを決めたような表情で僕を見る。

 

「アナキン、お前に試練を与える」

 

師匠(マスター)の試練・・・恐らく母を見捨てろというものだろう。普通のジェダイは親の顔を知らない。僕がジェダイとして異例なのだ。

 

しかし、師匠(マスター)の言葉は僕の予想とは違うものだった。

 

「タトゥイーンへ向かい、シミ・スカイウォーカーの安否を確認しろ。何らかの危機にあるのなら解決して来い。要人救出の訓練だと思え」

 

僕は師匠(マスター)の言葉に耳を疑った。

 

「パドメの護衛はどうするんですか!?」

 

「議員の護衛は私が引き受けよう。お前はタトゥイーンの件が解決しだいナブーへ向かえ。そこで護衛を交代しよう」

 

そんなの評議会が許すはずない。僕がそう言うと師匠(マスター)は「バレなきゃ命令違反じゃないよ」とほほ笑む。評議会に忠実な師匠(マスター)とは思えない言葉だった。でも・・・嬉しかった。

 

僕は師匠(マスター)に一礼するとすぐにタトゥイーンへ向かう準備をし、発着場へ向かう。待ってて、すぐに助けに行くから。

 

僕は師匠(マスター)が使うはずだったジェダイ・ファイターに乗り込む。そしてエンジンを起動させ、タトゥイーンへ向け最高速で飛ぶのであった。

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