問 以下の問に答えなさい。
マザーグースの歌の中で
『スパイスと素敵なもので出来ている』と
表現されているのは何でしょう?
姫路瑞希の答え
『女の子』
教師のコメント
正解です。さすがですね、姫路さん。
女の子の材料は、砂糖とスパイスと素敵なもので、男の子の材料はカエルとカタツムリと仔犬のしっぽと歌われています。
岡崎大悟の答え
『体育館倉庫の中で二人っきりの体操着姿をした幼なじみ系美少女(中学二年生←ここ重要!)』
教師のコメント
限定的かつ危険な香りのする答えはやめましょう。
吉井明久の答え
『カレーライス』
教師のコメント
女の子は食べ物じゃありません。
ーー大悟視点ーー
「そうか。姫路の転校か‥‥‥」
「そりゃあまた、難題だな」
俺と雄二は、何とか鉄人とヤンデレシスターズの追撃を振り切り、Fクラスへと戻ってきた。そして島田から詳しい事情を訊いて言葉を漏らす。
「そうなると、喫茶店の成功だけでは不十分だな」
「不十分? どうして?」
明久がそう尋ねると、雄二は姫路の父親が転校をさせようとしてる要因は三つあると告げた。
それが以下の三つだ。
・ござとミカン箱という快適な学習環境とはほど遠い設備
・老朽化した教室での健康被害の恐れ
・レベルの低いクラスメートによって姫路の成長が望めない
「まあ、たかだが学園祭の売り上げなんざたかがしれてる。ござとミカン箱なら何とかなるかもしれねぇが、学校の設備の改修となると相当難しいな」
「ああ。それに学力ってのは同級生との切磋琢磨によって向上するといっても過言じゃない。能力を伸ばす為には姫路と同等の成績を持つヤツが必要なんだが‥‥‥このクラスじゃあ無理だ」
社会科目や保健体育だけなら俺やムッツリーニがいるが‥‥‥流石にそれだけじゃ不十分だしな。
「参ったね。随分と問題だらけだ」
「そうじゃな。一つ目だけならともかく、二つ目と三つ目は厳しいのう」
もういっそのこと姫路の父親に『姫路さんの転校を考え直して下さい』って頼み込むのもアリだな。そうなったらこの俺の自慢の伝統的懇願方法『DO☆GE☆ZA』をお目にかけよう。
まあ、それで小学生に通報されたんだけどな。
「いや、そうでもないさ。三つ目の方は既に姫路と島田で対策を練っているんだろう?」
「? そうなのか?」
聞くと、どうやら姫路と島田で組んで召喚大会での優勝を狙うつもりらしい。確かにそれが出来れば姫路の父親に『Fクラスでもここまでの成績を残せる』という結果を突きつけることが出来る。それなら競争相手の件は無事解決というワケだな。
「ああ、だからさっき『お父さんの鼻をあかしたい』とか言ってたのか」
「この前、瑞希に頼まれちゃったからね。『どうしても転校したくないから協力して下さい』って。召喚大会なんて見世物にされるみたいで嫌だったけど、あそこまで必死に頼まれたら、ね?」
成る程な。それなら断れないのも無理は無い。
「翔子や木下姉が参加するようだと優勝は厳しいが、アイツはこういった行事には無関心だしな。そうだろ、大悟?」
「まあ、そうだな。優勝賞品でもありゃあ別だが‥‥‥優子はちょっとやそっとのモンじゃ動かされねぇと思うし、姫路と島田でも十分優勝を狙えるぜ」
「そうだね。二人ならきっとなんとかなるよ」
「本当なら姫路抜きで優勝するのが好ましいけどな」
「それは言いっこなしだよ」
他の連中なら速攻負けるな。なにせ馬鹿の集まりだから。
それに姫路達が優勝すれば喫茶店の宣伝効果にも繋がるし、一石二鳥だな。
「で、坂本。それはそうと、二つ目の問題はどうするの?」
「どうするも何も、学園長に直訴したらいいだけだろ?」
「おいおい雄二。学園長ってあの婆さんだろ? アレが素直に受け入れてくれると思ってんのかよ?」
あの婆さんの事だ。例え雄二や明久が頼んでも『ガタガタ抜かすんじゃないよ、なまっちろいガキども』とか言われて終いだろう。
この学校の方針は、学力が全て、その一つのみだからな。教室の設備を良くしたいんだったら勉強して力をつけ、戦争に勝つのみしか方法は無い。いくら成績優秀な姫路の為とは言っても、よし、それなら分かった、と二つ返事で了承するほど、あの婆さんは甘くない。
「あのな。ここは曲なりにも教育機関だぞ? いくら方針とは言え、生徒の健康に害を及ぼす状態であるなら、改善要求は当然の権利だ」
「それなら、早速学園長に会いに行こうよ」
「そうだな。学園長室に乗り込むか。大悟も来るか?」
「あー‥‥‥いや、やめとくわ。大人数で行ったってしょうがねぇ」
それに、あの婆さん苦手なんだよな。妙な威圧感があるっつうかよ‥‥‥伊達にこの文月のトップはやってねぇって感じなんだよな。
「じゃあ、三人は学園祭の準備計画でも考えておいてくれ」
「分かった。鉄人には見つかんなよ。それと、もし途中で優子を見つけたら俺は先に帰ったと言っておいてくれ」
「分かった。伝えておこう」
「アキ、坂本。しっかりやってきなさいよ」
「オッケー。任せといてよ」
そして、明久と雄二は立ち上がり、教室を出ていった。
はてさて、あの婆さんをどう言いくるめるか、雄二の交渉術がどこまで通用するかね。
ーーー
放課後。すっかり人のいなくなったFクラス教室で、俺、秀吉、島田、ムッツリーニの四人は学園祭の出し物である中華喫茶店についての準備計画についての会議を行っていた。
どうやら既に役割と人選は決まっているらしく、客の接待をするホール班と料理をする厨房班の二つがあるとのこと。
そして、姫路と島田、秀吉の三人がホール班で、須川とムッツリーニが厨房を担当するらしい。取り敢えず言えることは姫路をホール班にしたヤツ、よくやった!
だが、発案者の須川はともかく、同志ムッツリーニが料理が出来るとは思わなかった。訊くところによると『紳士の嗜み』らしい。まあ同志のことだ。チャイナドレス見たさに中華料理店に通っているうちに見よう見真似で覚えたんだろうな。流石同志だ!
「で、俺は何をしたらいいんだ?」
「それなんだけど、岡崎には喫茶店の料理長をやってほしいの」
「料理長?」
島田の言葉に俺は思わず聞き返してしまった。
「何故俺が料理長なんかを?」
「木下から訊いたの。なんでも岡崎って料理も出来るらしいじゃない。しかも実家が中華料理屋さんなんでしょ?」
どうやら秀吉が俺のことを結構喋ってしまったようだ。ヤツの方を見ると『済まぬ』といった表情をしていた。
島田の言う通り、俺の家は中華料理店を経営している。でもそれは代々続いてきたとかそういう訳じゃなく、俺の母さんが最初に店を開いたのが始まりだ。小さい店だが味は評判が高く、しかも母さんが一人で切り盛りしているということもあり、結構な人気店として地元でも有名らしい。
そんな俺も小さい頃から店に出て厨房での手伝いをしていた為、自然と料理の腕が上達していったのだ。だから何度かは秀吉や優子、明久達にも手料理を振る舞ったこともあり、その時は全員が口を揃えて旨い、と言っていた。
「勝手に喋ってしまったことは謝る。じゃが大悟の腕はかなりのものじゃ。儂が保証しよう」
「‥‥‥‥‥流石同志(コクリ)」
「ホント凄いわよね。その見た目で絵も上手いし料理上手っていうんだから驚きだわ」
三人が俺を称賛する。全く、コイツらは何を言っているんだか。
「チッチッチッ。お前らは何も分かっていない。いいか? 料理上手はハーレム系主人公にとっての基本スキルだぞ? 幼なじみの同級生やツンデレの先輩、ちょっと小生意気な後輩にヤンデレの妹‥‥‥その対象は様々であり、その全てを満足させるレベルの腕前を持っていることは当然と言えよう。そして『お、美味しい‥‥‥』って照れながら彼女達は言うわけですよ! そんなん見たらもう辛抱たまりませんわ! そしてその後は念願のお楽しみタイムに突入するワケだ! 場所は浴室か自分の部屋のベッドの上だ!」
「‥‥‥‥‥成る程(ダラー)」
「そ、そうなのね。よく分からないけど‥‥‥あと土屋、鼻血出てるわよ?」
それに、いつ俺の所に妹属性を持つ女の子が現れて『大悟お兄ちゃん、お腹空いた!』と言われるかも分からないからな。準備に越した事は無いだろう。早くそんな子が来てくれることを心から願います。
「じゃあ、引き受けてくれるってことでいいかしら、岡崎?」
「良いだろう。この俺に任せておけ。やるぞ、同志」
「‥‥‥‥‥(コクリ)」
そんな感じで、俺が厨房班のリーダー兼料理長へと任命された。となると、まずはメニューを決めないといけないな。後で須川も呼んで三人でじっくり話し合うとするか。
「そういや、明久達はまだ帰ってこないのか?」
「そういえば、行ってからだいぶ経つわね。もうすぐ戻ってくるんじゃないかしら?」
姫路の転校を何とか食い止めるため、教室の設備の改修を頼みに学園長室へと向かった二人。もうあれから結構な時間が過ぎているにも関わらず、まだ帰ってきていない。交渉が難航しているのだろうか?
「ま、目的が教室の修繕だからな。あの婆さんもそう簡単に首を縦には振らねぇんだろうよ」
ここの学園長はそういった規則に対しては人一倍厳しい人間だ。しかもわざわざ学力最底辺のFクラスの生徒一人の為に教室の設備を良くしようなんてことは、あの婆さんに限っては望みは薄いと言っても良いだろう。
「そこは雄二の交渉術に任せるしかないじゃろう。あやつはそういったことに関しては頭一つ抜き出ておるからの」
「そうね‥‥‥」
そう言ってると、廊下からこちらへと向かってくる足音が聞こえ、教室の扉が開かれた。入ってきたのは明久達だった。
「皆、今戻ったぞ」
「おう、二人ともお疲れさん」
「それで、話はどう纏まったのじゃ?」
「うん、それなんだけどねーー」
ーーー
「ーーってことなんだよ」
明久は学園長との交渉結果を俺達に話した。その内容というのがまあ特殊で、学園祭で執り行われるイベント『試験召喚大会』にて、学園長が知らない間に優勝者には賞品が与えられるらしかった。そしてそのうちの一つ『如月ハイランドパークオープンチケット』を明久達で回収してくれば、設備の件をなんとかするといったものだった。
それも優勝者から奪ったり譲ってもらうのでは無く、自分達の力で優勝して勝ち取らなくてはならないと。
「成る程な。話は大体分かった。そんで‥‥‥なんで雄二はさっきから教室の隅っこでブツブツ独り言呟いてんだ?」
「それが雄二のヤツ、霧島さんと約束してたみたいなんだ。もし如月ハイランドパークのチケットが手に入ったら一緒に行ってやるってさ」
「‥‥‥もし破ったら?」
「霧島さんと結婚だってさ」
どうやら明久曰く、この如月ハイランドパークのチケットには、来場してきたカップルを半ば強引に結婚までプロデュースするという企業の力が働いているらしい。如月ハイランドパークに来たカップルには必ず幸せな未来が訪れるというジンクスを作れば集客効果にもなるし、試験召喚システムという話題性たっぷりの文月からカップルが出来れば文月にとっても如月グループにとっても利益には申し分ないということか。
「‥‥‥おい、それって優勝したら結婚。でも約束破ったら罰として結婚。優勝出来なかったら設備の改修は白紙だろ? もう雄二に逃げ道ねぇじゃねえか」
「そうなんだよね。全く‥‥‥雄二はすぐに安請け合いするからこんなことになるんだよ」
「‥‥‥‥‥自業自得」
残念ながら今回に関しては完全に雄二自身が招いた種だ。俺達がどうするべきことではない。
「ま、雄二には諦めて結婚してもらうか。そうだ、どうせなら友人代表のスピーチを俺が考えてやってもーー」
ピピピッピピピピッ
と、突然に俺の携帯からメールの着信音が鳴った。
誰だ? また迷惑メールかな? と思い俺は携帯電話を取り出してメールを開く。
【Message From 木下優子】
来週の日曜日、空けておいてね? 今日逃げた罰も兼ねて一緒に如月ハイランドパークにデートに行って貰うから♪
なんでもそこに来たカップルは幸せになれるらしいの。私達にピッタリじゃない?
それに、チケットなら当てがあるから心配しなくていいわ。というわけだから、よろしくね、ダーリン♪
P.S もし約束を破ったら‥‥‥どうなるか分かってるわね?
ーーーえ?
「そういえば、そのチケットって二組分あるらしいんだ。良かったね大悟。もし雄二と同じような真似してたら木下さんに連れていかれる所だったもんね」
「そうじゃのう。姉上はおそらく大悟を縛り付けてでも連れていくと思うしのう」
「‥‥‥‥‥危機一髪」
ーーーえぇ?
あはは、おかしいなぁ。俺はどうやら疲れが溜まっているようだ。だってメールの送信元の名前が俺の親友の姉と同じ名前をしているように見えるんだからな。全く、最近俺も睡眠時間が減っているもんな。まさか迷惑メールの送信元の名前が優子と瓜二つに見えちゃうんなんだもんなぁ。
でも、ちゃんと深呼吸をして意識をしっかり保て。そうすれば大丈夫に決まってーー
【Message From 木下優子】
「ウェエイトォオオー!!」
俺は変な声を上げながら口からなんか出した。
「うわっ! ビックリした!」
「なんじゃ大悟、いきなり大声を出しおって?」
落ち着け。落ち着くんだ岡崎大悟! 冷静に考えろ。よくみればごくごく普通の内容だろう? それに優子がそんか危険な匂いのするメールを打つわけが無いじゃないか。ほら、よく目を凝らせばわざわざそこまで取り乱す程でもーー
【もし約束を破ったら‥‥‥どうなるか分かってるわね?】
ご覧ください! なんて可愛らしい脅迫文でしょう!
「三次元なんて嫌だああああぁぁぁぁぁああああ!!!」
「えっ!? 何!? 大悟が急に叫びながら壁に頭を打ち付け始めたんだけど!?」
「よく分からないけど、早く岡崎を止めるのよ!」
そして、発狂しながら壁にガンガン頭を叩きつける俺を明久達が止めようとする。
「大悟落ち着くのじゃ! そんな早まった真似をするでない!」
「そうだよ! 一体君に何があったっていうんだ!」
「離してくれお前ら! 三次元に人生を狂わされるぐらいなら、今ここで俺は命を絶ってやる!」
そして俺は死後の世界で可愛い女神様に出会って異世界に飛ばされてその世界の女の子達といちゃラブしながら魔王討伐の旅に出るんだぁぁああ!!
俺はそう自分に言い聞かせながら、ひたすら壁に向かって頭を打ち付け続けた。
ーーー
「‥‥‥成る程のう。大悟はこれを見てあんな真似をしおったのか。しかし、姉上の執着っぷりも筋金入りじゃのう‥‥‥」
「なんていうか‥‥‥良かったね。木下さんに好かれてるみたいで」
「‥‥‥‥‥恋は盲目」
秀吉達が俺に送られてきた携帯のメールを見て納得したような表情になる。俺はというと、暴走を止めるために明久とムッツリーニが取り出したスタンガンを数回くらったことによってどうにか落ち着きを取り戻していた。痺れで体動かねぇけど。ちなみに島田は夕飯の支度があると言って先に帰った。
「ちっとも良くねぇ! ヤンデレなんて二次元の中だけで十分間に合ってんだよぉ‥‥‥」
さて、こうなってはもう他人事では無くなった。優子のメールにあるアテというのは恐らく試験召喚大会の優勝賞品のチケットのことだろう。しかもご丁寧にカップル二組分あるということは、同じ目的を持つ霧島と組んで出場するのは間違いない。
「絶対にアイツは参加してなにがなんでも優勝を狙ってくるに違ぇねぇ‥‥‥そんな最強コンビに勝てる奴らなんざそうそういねぇ‥‥‥。行けば間違いなく人生の墓場まっしぐら、行かなかったら罰として‥‥‥結婚? 軟禁? それとも心中? どう転んでも俺の人生はバッドエンドしかねぇ‥‥‥
いや、もうこれバッドエンドってよりデッドエンドに近いかもしれない。身体的にも、社会的にも。
「もうさ、大悟も雄二も諦めて結婚を受け入れたらどう? 二人ともいいお嫁さんになってくれると思うけど」
「「恐ろしいことを言うな!」」
明久の言葉に思わず雄二とハモってしまった。
「結婚なんざ冗談じゃねえ! 俺は二次元を愛する男だ! 三次元なんぞに人生メチャクチャにされてたまるか! 俺の親友が義理の弟になるとか耐えられねぇ!」
「そうだ! 俺だってまだもっと自由に生きたいんだ! 翔子と結婚なんざやってられねぇ!」
「雄二! 今ならお前の気持ちが分かるぜ! 今まで済まなかった!」
「分かってくれるんだな、大悟!」
「雄二!」
「大悟!」
「「うぉぉぉおおおおっ!!」」
俺と雄二は互いに抱き合い、感極まって涙を流した。やっぱり持つべきものはダチなんだな!
「なんというか、二人とも色々と難儀じゃのう‥‥‥」
「‥‥‥‥‥でも、学園長にとっては悪い話じゃない」
「うむ。しかし、何故学園長はわざわざ明久達にチケットを回収させようとするのじゃろうな?」
「うーん‥‥‥、それは分からないなぁ」
どうやら学園長は、チケットの回収自体が目的では無いようだ。だが秀吉の言う通り、何故わざわざ明久達にそんな任務を課したのだろうか? 確実に目的を果たしたいならFクラスの二人じゃなく、Aクラスにでも頼みそうなもんだが。それに聞いたところ、どうやら譲歩として対戦科目の決定権は明久達が持っているらしい。普通ならそんなことをあの婆さんが呑むとは考えにくい。
つまりどうしても学園長は明久達に優勝して欲しいのと、この条件の達成には頭の良い悪いは関係なく『明久と雄二』じゃなきゃいけない理由があるのだろう。
「だが、こうなっちまったら仕方ねぇ! 俺と雄二の貞操と明日への自由を守るため、喜んで協力してやる!」
「本当か!? 助かるぜ大悟!」
「馬鹿野郎! ダチが困ってんなら助けるのがダチってもんだぜ!」
「流石大悟だね! 兄貴と呼ぶに相応しいよ!」
「なら、儂も手伝わせて貰うぞい。霧島はともかく、姉上のことは儂にも責任があるからの」
「‥‥‥‥‥(グッ)」
「秀吉にムッツリーニまで‥‥‥友情って素晴らしいね!」
そして、俺達五人は肩を組み合う。
「いいか野郎共、こうなったら俺達が目指すのはただ一つ、大会での優勝だ! その為にはどんな手を使ってでも勝ちにいくぞ! 最悪相手をボコしてでも、絶対に俺達は優勝を掴み取る! いくぞ野郎共! 姫路の転校阻止、そして俺と大悟の未来の為にだ!」
「「「「おおっ!!」」」」
雄二の宣言に全員が大きな返事をする。ヤツの目はマジだった。言葉通りどんな卑怯で汚い手を使ってでもやる気だろう。だが今回だけは俺もそのつもりだ。綺麗事? 正々堂々? それがどうした? 最終的にーー勝てばよかろうなのだぁぁぁあああ!!
「‥‥‥まあ、雄二も大悟も、そのうち霧島さんや木下さんと一緒になる気がするけどね」
「確かに、お主らは女子にはとことん弱いからのう‥‥‥」
「‥‥‥‥‥同意(コクリ)」
「「どういう意味だオイ!?」」
解せない。その幻想をぶち殺す!
結構前回のネタが分かる人が多くてびっくりしました。当時から結構時も経ってるし、マイナーだと思ったんですけどね。
あとそろそろ前置きのバカテストの問題がネタが尽きそうになっています。頑張らないと‥‥‥。
原作七巻の野球大会編、入れるかどうか迷ってるんですけどどうしましょう?
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入れろ、絶対に
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別に入れなくてもいいよ