零余子日記   作:須達龍也

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大阪観光をしていたら、鬼殺隊の柱とエンカウントしてしまった!

ラダドームの城近辺をうろうろしていたら、ダースドラゴンとエンカウントした感じ。
…たとえが古いか?



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 …は、柱…はしら、だ…

 

 大阪観光の最後に、とんでもないものと出くわしてしまった!

 

 ガタガタと震えながらも、荷物から十手を取り出す。

 

「しゃああぁぁーーーー!!!」

 

 阿修羅が右腕の再生と共に、四本の腕を生やす。

 それはそうだろう。手の内を隠しておける余裕なんてないはずだ。

 

 私では勝てない。…というよりも、戦いにならない。

 

 はたから見ていたというのに、阿修羅の右腕を斬り飛ばした攻撃が、見えなかった。

 

 

 …そう、見えなかったのだ…

 

 

 勝つ負ける以前に、相手の動きが見えないんだ。戦いにすらならない。

 

 それでも、せめて、牽制くらいはしよう。

 眼中に入って、ちょろちょろと目障りになろう。

 

「あっ…」

 

 阿修羅は、六本の腕を駆使して、戦っている。…戦えている。そう思ってた…のに…

 

 六本の腕のうち、四本を首の防御に使い、二本で攻撃をしている。…というよりも、やみくもにただ振り回しているだけだ。

 簡単にあしらわれ、払われ、斬り飛ばされている。

 

 阿修羅は強い。…少なくとも、私の数段は上の実力をしている。

 

 

 でも、あの鳴柱は、その阿修羅よりも断然上、格が違う。

 

 

 

 これが柱、…鬼殺隊を支える…最強の剣士…

 

 

 

「零余子ーー!!」

 

 びくっ!

 

 腕を斬り飛ばされる度に再生し、再生する先から斬り飛ばされている阿修羅が、私を呼んだ。

 

「あれを使ってくれ! このままじゃ、無理だ!」

 

 あれ、…あれだろう。…あれしかない。でも…

 

「無理!! あれを使う余裕なんて…」

 

「くっ…」

 私の返答に、阿修羅が苦悶の声をあげる。

 私の言っている意味が、理解できたのだろう。当然だ、入れ替わりの血戦の相手として、見ていたのだから。

 あれは…魅了の暴走は、時間がかかる。…かかってしまうのだ。

 入れ替わりの血戦ならば、できる。所詮試合だから待ってもらえる。でも、実戦ではそうはいかない。だって、殺し合いなんだから。

 

「うぉぉおおおおぉぉぉーーーー!!!!」

 

 阿修羅が六本の腕を振り回し、後ろに下がって距離を取る。

 

 

「血鬼術、月剣擬!!」

 

 

「…ほう」

 

 

 

 …闇月・宵の宮…

 

 

 

 …雷の呼吸 弐ノ型 稲魂(いなだま)…

 

 

 

 阿修羅の奥の手が、鳴柱の必殺技と打ち合った。

 

「…すごいな。これで下弦の陸か…」

 

 すごい! 鳴柱の頬に傷をつけた。阿修羅の血鬼術ならば、渡り合える!

 

 

 

 …闇月・宵の宮…

 

 

 

 …雷の呼吸 肆ノ型 遠雷(えんらい)…

 

 

 

 再びぶつかり合う。…今度は、阿修羅の首に傷がつく。

 

 

 

 …闇月・宵の宮…

 

 

 

 …雷の呼吸 参ノ型 聚蚊成雷(しゅうぶんせいらい)…

 

 

 

 あ、阿修羅の腕が…

 

「…見ているだけでは、暇だろう?」

 

「ひっ…」

 

 声が聞こえたと思ったら、既に眼前にいた。あわてて、十手を交差して首の防御を…

 

「…あ」

 

 視界が傾く。

 

 

 あああああぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!

 

 

 右手は…ない、左手であわてて、ちぎれかかっていた頭を押さえる。

 

「…んっ? …仕留めきれなかった?」

 

 死ぬ…

 

 ペタンとしりもちをつく。

 

 死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ…

 

 

 

 …闇月・宵の宮…

 

 

 

 …雷の呼吸 伍ノ型 熱界雷(ねっかいらい)…

 

 

 

 私を救おうと、阿修羅が繰り出した必殺技が、跳ね上げられる。…腕も、二本ほど同時に…斬り飛ばされる。

 

「…すごい剣だが、さすがに、慣れた」

 

 …終わり…だ…

 

 

 …もう…勝てない…

 

 

 

 …死ぬ…ん…だ…




こっちのラリホーは効かないのに、なんでダースドラゴンのラリホーは効くのん?

HPはレッドゾーンに突入して、ラリホーで眠らさせられたような感じです。
…たとえが古いな。
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