これで終わり、なんでしょうか?
べべんっ!
平伏して待つ。
本日は、お約束の一か月後です。
べべんっ!
「面を上げろ」
「はっ!」
「…さて、どこまで調べられた?」
無惨様のそのお言葉で、試験が開始しました。
「ははっ!
青い彼岸花につきまして、かつて平安の都がありました…京都にて、調査を致しました」
「…なるほど。着眼点は悪くないな」
出だしは好調です。
「とにかく人海戦術で、広く浅く、わずかにでも、かすかにでも、青い彼岸花に関わりがある…あるかもしれない人物を、捜索しました」
「…手掛かりは少ない。とにかく数多く当たる必要はあるな。…ちなみに、どれくらいの人数に当たった?」
「…そうですね。この一か月で、…大体五千人ほどになります」
「…ご、ごせっ…」
一日平均で百を超える人数の血を吸った。その前の一年間の十倍にあたる人数の血を、わずか一か月で吸ったことになる。
京都の人口は大体五十万人くらいだから、ざっと一パーセントに当たる。…そう計算すると少ないなあ。
「…いや、少なくはない、…と思うぞ」
あれ? 口に出してたっけ?
「…それで、見つかったか?」
「…まるで違う道筋で、三人。…文書などで、六点の記述を見つけました」
「なんだとっ!」
無惨様が身を乗り出してこられた。
「ただ…」
「ただ、なんだ?」
かなり期待されている無惨様には申し訳ないが、告げなければならない。
「…どうも、珍本、奇本の類でして、かなりトンデモな内容になっておりまして…」
「…どんな内容だ?」
「…”不老不死の霊薬”について、そう言った内容で…」
「…それだっ!!!」
…食い気味に来られた。
「青い彼岸花の場所は書いてあったか? あるいは作成方法は? 他には何が書いてあった!?」
無理やり引っ立てられて、肩をつかまれ、ガックンガックンされる。
「…あわわ、まだです! まだ記述を見つけただけでっ、…それらについては何も調べてません!」
「…それもそうか」
すとんと、畳の上に下ろされる。ちょっと目が回っている。
「だが、悪くない。その方向でいい。その本をよく調べろ。手は足りているか? 六点の記述と言っていたな、全てその本に書いてあるのか?」
地面に下ろされはしたが、食い気味なのは変わってない。
「いえ、青い彼岸花の記述があった本が、六点です」
「そうか! それはいいな! 全て調べろ!」
「了解致しました」
「では、次の報告を期待しているぞ!」
べべんっ!
「…えっと、次の報告…って、一か月後で、…いいんだよね?」
…一週間後でした…
本編では触れられなかった青い彼岸花、ここでは推測と捏造に基づいて書いちゃいます。