が、頑張ります!
青い彼岸花がないのなら、何の意味もない。
「…はぁーーー…」
だから、こいつとの会話はもう必要ない。
「さあ、猗窩座先生、やっちゃってください!」
「…お前、なんかいろいろすごいなあ…」
苦笑しながら、猗窩座様が私の前に出る。
「…もちろん、生贄になるつもりはない」
…術式展開…
「…さあ、その強さを試させてくれ」
猗窩座様がニヤリと笑って言った。
「かかか」
無造作に奴が猗窩座様に向かい、大きく左腕を振り上げる。
ブオンッ!
こちらにまで音が聞こえるような強烈な一撃、だけど…
ガッ…
猗窩座様が右腕で受けて…そのまま、受け流すように回転し、奴に背中を向けると…
…破壊殺・脚式・冠先割…
阿修羅を跳ね飛ばした蹴り技が、奴の顎に突き刺さる!
「…え」
顎に入ったから少し上を向いた程度で、跳ね飛ばされるどころか、奴の体はビクともしていない。
左手で顎にある猗窩座様の右足首をつかむと…
ブオンッ…
ドカァッ!!
造作もなく猗窩座様を持ち上げて、叩きつけた。
「…ぐっ」
更にもう一度持ち上げようとしたところを…
…闇月・宵の宮…
阿修羅の六刀が振るわれる。
「…なっ」
阿修羅の六刀は、奴の首を左右から、五鈷鈴を持つ右手首、猗窩座様の足をつかんでいる左手首、胴体を左右から、綺麗に入り…
…そのまま止まっていた。
まるでギリギリで寸止めをしたかのように、血の一滴も出ていない。
ブンッ…
六刀を受けたまま、阿修羅に向かって猗窩座様を投げつける。
「…はぁぁああぁぁ」
その脇を駆け抜けるように山坊主が向かう。合わせて、私も走り出す。
コォオォォーン!
「…不動金縛りの術!」
無造作に立ったままだった奴に、山坊主の術が入る。
合わせて、背後から十手を奴の両耳の穴に突っ込む。
バチィ…
私にできる最大級の電気を叩きこむと、そのまま奴の首元に噛みつく。
「…っ!!」
…歯が刺さらない…肉どころか、皮膚一枚貫けない…というか、これって…
「…がっ」
頭を思いっきりつかまれて、そのまま持ち上げられ…
…ベキョ…
「…かごっ!」
「…はっ」
頭を再生して、辺りを伺う。
目の前には、心配そうな山坊主の顔があった。
「…どうなった?」
「…そんなには経っておらん。
お主の頭を砕いた後、儂に投げつけて来たのを、なんとか受け止めたところだ」
見れば、猗窩座様と阿修羅が、奴に攻撃を加えていた。
だが、その攻撃を避けもしなければ、受けもしない。
阿修羅の刀は刃がついていないかのように、奴を叩くのみだし、猗窩座様の攻撃ですら、何の痛痒も与えてなさそうだった。
「…あいつの体、私達とまるで違う」
さっき、血を吸おうとしてはっきりわかった。
その見た目は、私達と同じ、人間のような体、生き物のようにしか見えなかったが…
「…やつの体は、なんだかわからない、ただただ固いものだった。皮膚もなければ、その下に肉もない。血が通っている熱もなかった」
筋肉がないから、山坊主の不動金縛りの術は効かない。
内臓も脳もないから、私が電気を叩きこんでも、意識を失わない。
血が通ってないから、血を吸うこともできないので、魅了にかけることもできない。
ブンッ!
回避も防御もしないが、攻撃もただただ左腕を振り回すだけ。
こちら側の攻撃が効いているようには見えないが、向こうの攻撃も当たるようには見えない。
ブオンッ!!
単純に振り回しているだけ…でも、その風を斬りさく音は、当たればただでは済まないことを物語っていた。
…これ、勝てるの?
そう思った瞬間、奴がこっちを見た。
「…今、恐怖したな…」
この岡山旅行編、脳内プロットがなんとなくできたところで書き始めたんですが…
いろいろとどうしようか、迷い出してます。
ちょっと手探りで、これからどうなるかは行き当たりばったりですw