零余子日記   作:須達龍也

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ジャンプだから二部あるだろうと思ってましたが、どうも本当に終わるっぽい?
いろんなニュースになってて、鬼滅の刃すごいなと思ってます。



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 さあ、クリスマスが近づいて来ましたよ!

 

 実家では、まったくなじみのなかった催しですが、上星卿の邸宅では、息子の譲三君が小さかったこともあり、大々的にパーティーをやってましたよ。クリスマスツリーに、サンタさんの扮装をして、七面鳥を丸焼きにし、でっかいケーキもありました。

 山坊主と阿修羅もクリスマスは多分知らないだろうし、猗窩座様と悪霊も知らないでしょう?

 

(悪霊じゃないですー!)

 

 研究も順調だし、サプライズパーティーといきますかね?

 さすがに誰も食べられない七面鳥は焼きませんが、でっかいケーキは予約しましたよ。…大丈夫、長子ちゃんと一緒に綺麗に食べつくす自信はあります。

 地下室の一つをパーティー会場にし、数日前から三人でこそこそと飾り付けをやってます。後は当日ケーキを受け取りに行くだけです。

 藤の家紋の家で確認したところ、柱は全員こちら方面にはいませんし、そもそも関西方面に任務のある鬼殺隊士自体がいませんでした。

 

 無惨様への定期報告のあと、閉店前に取りに行きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 べべんっ!

 

 

「面を上げろ」

 

「はっ!」

 私の言葉に、零余子が顔を上げる。

 ニヘラッとした、まるで緊張感がない顔だ。最初の頃はもう少し緊張感があったというか、オドオドビクビクしていたくせに、ずいぶん調子に乗って来たものだ。

 

「青い彼岸花についてですが、そろそろできると思われます」

 

「ほう! 言ったな」

 

 私は推測でものを言われることが嫌いだ。…だが、こいつはそれをわかっている風で、こんなようなことを今までは言ったことがない。

「自慢になりますが、うちの研究所は世界最先端の設備が導入されております。

 先ごろ、彼岸花を赤くする遺伝子を見つけました。そして、それを取り除くことで紫の彼岸花が青くなるというわけです」

 

「なるほど」

 

「無惨様へのクリスマスプレゼントとして、できましたの報告が今回できれば良かったのですが、次回にはもっとはっきりとした報告ができるものと思います」

「そうか、期待しているぞ」

「はっ!」

 

 

 べべんっ!

 

 

「ふー」

 

 まだできてはいない。完成はしていない。…それでも、ようやくここまで来たかと思うと、感慨深いものがある。

 鬼になって千年、…そして、あの馬鹿を鬼にして十年、長いようで短かったようにも思える。

 

「…さて、今後はどうするかな…」

 

 太陽を克服した後のことを考える…はっきり言って、初めて考えると言っても過言ではない。

 これまでの思考は、全てどうやって太陽を克服するかに行きついており、それ以降のことを考える余裕など、まるでなかった。

 

「…くくく」

 

 そう言えば、あいつについて最初の頃は、癪に障ることばかりで、終わったらぶち殺してやろうと思っていたのが懐かしい気分になる。

 青い彼岸花を作った功績に対してそれでは、さすがにあまりにあまりだ。

 それにあいつは、非常に有用だ。処分するなどもったいない話だ。

 もう鬼を作る必要はなくなるだろうし、無駄な鬼は処分する必要があるだろう。…いやいや、その前に鬼殺隊をなんとかしないとな。

 

 青い彼岸花ができたら、今度は鬼殺隊の本部を探させるとするか。あいつにかかれば、さっさと見つけ出しそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

「…雪は、降らなさそうだなぁ」

 

 空を見上げて、嘆息する。

 クリスマスの夜に雪が降るなんて、いい感じだと思うのだが、天気ばかりはどうしようもない。

 

 月が綺麗だから、それで満足しないとね。

 

 予約していたホールのクリスマスケーキを手に、のんびりと京都の町を歩く。

 

 

「こんばんは。今日は月が綺麗ですね」

 

 

 

 いきなり、背後から声をかけられた。




フラグ回収です。
こちらもそろそろ完結が見えてきました。
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