いやー、つっこみどころが満載でしたね。
むしろ、つっこみどころしかなかったw
ばっと振り向くと、一人の少女が佇んでいた。…蝶の髪飾りを頭につけた、小柄な少女だった。
「…うーん、不思議な感じですね。あんまり食べてないんでしょうか?」
鬼殺隊だ。…それも、かなり強い。
「…こっちの方に来てるなんて、珍しいですね…」
関西方面への任務を持っている隊士は…それも、強い剣士はいないはずだった。
「…あー、内緒で来たんですよ。しー…です」
口元で人差し指を立てて、茶目っ気たっぷりにニコニコと笑っているが、もちろん、こちらとしては、全然笑えない。
「…下弦の肆、…成宮さんが言っていた方ですよね? 可愛いお嬢さん」
体格は同じか、向こうの方が小さいくらい。
「…大阪で会ったって聞いてますよ? 鳴柱さんです。…元…が、ついちゃいましたけどね」
…多分、…いや、絶対に勝てない!
手に持っていたケーキの箱を投げつけて、逃走する。…まっすぐに、全力で!
「…もちろん、逃がしませんよ」
強さならともかく、速さなら…
…蟲の呼吸 蜻蛉ノ舞 複眼六角(せいれいのまい ふくがんろっかく)…
「…ぁがっ!」
やすやすと追いつかれ、背後から六回の突きを食らった。…そのうちの一つは、心臓を破っている。…まずい!
「…待っ、…わた…」
べべんっ!
さらなる攻撃を受ける前に、無限城へと呼び寄せた。
「…かはっ…はひゅ…」
立っていられないようで、へたり込んでいる。呼吸もままならないようだ。…そして、顔色は真っ白を大きく通り越して、紫色になっている。…毒、なのか?
ドギュ…
首筋に触手を突き立てる。
ドクン…ドクン…
「血を分けてやる。それで毒の分解をしろ!」
鬼にも効果があるなんて、どんな毒なのかはわからない。…ただ、どんな毒であっても、私の血を濃くすれば分解することができるはずだ。
「…あっ、まっ…がひゅっ…」
「…………は?」
…何が起こった?
…どういうことだ?
…毒のせいなのか、あるいは、血に適応しきれなかったのか…
「…そんな…ばかな…」
…ぐじゅぐじゅと広がっている、コレはなんだ?
「…そんな、馬鹿な話が…」
…頭の中がまっしろになる。…こんなことが、ありえていいはずがない。
…次回にはもっとはっきりとした報告ができるものと思います…
「…は、はは…ははは…」
…あと少し…あともう少しだったんだ…
「…あ、猗窩座ぁぁああぁぁぁーーー!!!」
…こうならないよう…こんな馬鹿なことにならないように、猗窩座の奴をつけていたはずだ! …あいつは一体何をして!!
「…猗窩座が…いない!?」
京都にいるはずの、猗窩座を認識できなかった。
さてさて、猗窩座様はどこにいったのか?
そもそも、零余子ちゃんはどうなったのか?
いずれも次回、最終回!! …か、その一個前くらいw