男の少ないデレマス世界で……   作:猫仔猫

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オリ主不在の女子飲み会。
シモなネタがありますので、苦手な人は注意してください。


この設定をベースとした物語を始めました(R18につき注意)
https://syosetu.org/novel/229242/



閑話 とある日の女子飲み会

とある日の夜、都内某所にある居酒屋の個室で、5人の女性が仕事の打ち上げを行っていた。

始めて1時間以上経過している為、食事の手も止まり良い感じに酔い始めていた。

 

仕事の感触だの愚痴だのを語り合っていたが、皆の口が止まり一瞬の静寂が生じた。

その中で普段は寡黙で口数が少なく、今日も周りの人たちに流されていた鷺沢文香が口を開いた。

 

「……あの、楓さん……は、アイドルになる前から純さんと会っていたんですよね?」

 

「えぇ、そうですよー。初めて会ったのは大学に入学した年なので、7年ちょっと前ですね」

 

尋ねられた高垣楓は、日本酒を飲みながらニコニコと笑顔で答えた。好きなお酒を飲んでいるせいか、少し陽気になっているようだ。

 

「純君の小さい頃かぁ……。見てみたかったなぁ」

 

「そうですよね。小さい頃を知っていたら、菜々もこんなに弄られずに済んでいると思うんです!」

 

楓の言葉を聞き、呟いたのは新田美波。小さい頃の純を想像しているのか、瞼を閉じている。

小さな頃を知っていたら弄られなかったはずだと、声を荒げたのは安部菜々。

 

ちなみに成人年齢と共に飲酒可能年齢も18歳に引き下げられているので、文香も美波も法律違反ではない。

菜々は()()()()()なので、セーフである。

 

「私は4年前だから、中学生だったのよね。小学生の頃を知っている楓ちゃんはズルいわ」

 

そう言って楓の頬を突っついたのは川島瑞樹。幼馴染の加蓮と奏を除けば、楓の次に純と知り合ってからの期間が長い。

瑞樹はズルいと言うが、男性と知り合い尚且つ肉体関係にある此処の面子は、この世界では十分勝ち組である。

 

「うーん、仕方ないですね」

 

楓はそう言って鞄からスマホを取り出して操作した後に、みんなに見えるようにテーブルの上へと置いた。

画面に表示されているのはビキニ姿の楓と、小学四年生の時の純の姿だった。

 

楓のモデルとしての初仕事――ファッション雑誌の今夏の新作水着特集――の時に写した、記念であり特別でもある写真だ。

ちなみにその次は、そのビキニ姿で純を後ろから抱きしめている写真だ。まだ身長が低くて楓の胸に純の後頭部が埋まっており、純と楓二人とも顔は笑顔だが、お互いに胸がドキドキしていた所を写した1枚である。

 

 

「……これが、小学生の頃の純さんですか」

 

「可愛いですね」

 

「この時なら菜々は身長で勝ててましたねっ!」

 

「こんな写真があるだなんて、やっぱり楓ちゃんはズルいわっ!」

 

素面の前半二人と、酔いが回り始めている後半二人の反応の差が酷い。

 

「可愛いと言えば、楓さんが配信で言った『小さくて可愛くて』って、このくらいの頃ですか?」

 

親指と人差し指でCの形を作って、美波はそう言った。どうやらあまり言動に現れていなかったが、美波も酔いが回り始めていたようだ。

 

「ふふっ、そうですよ。この後に百合枝さん――部長さんに打ち上げで温泉に連れて行ってもらって、3人で家族風呂に入りました♪ それで、その時に体を洗わせて貰ったんですけど――」

 

右手を握った後、人差し指の爪先を親指の1つ目の関節の位置まで動かした。

 

「右手に丁度納まるくらいだったんです。今では頭がはみ出しちゃいますけどね」

 

「純さんの純さんが、右手と同じくらい……はふぅ」

 

その右手を見て懐かしむような楓と、その手から何を想像したのか顔を赤くする文香だった。

そんな二人を横目に、グラスに残っていたビールを飲みほして菜々が口を開く。

 

「でも、そのくらいが良いと思うんですよ。菜々みたいに小さいと大変なので」

 

「何が小さくて大変なんですか? 菜々さん胸は大きいから、純君喜んでくれますよね?」

 

「甘えて吸ったり揉んできたりするのよねぇ」

 

「あと、挟んであげると凄く喜んでくれますよ」

 

「わかるわぁ」

 

美波と瑞樹の二人は菜々の主張からはずれて、純との行為について話し始めてしまった。

 

「なんですか? 菜々の事スルーですか? 背が低くてシックスナインの体勢が無理だったのも、口が小さくて初めて含んだ時に歯を当ててしまったのも、全部体が小さいからじゃないですかぁ。…………あっ……菜々、今何か言いました?」

 

勢いで口に出してしまった内容を思い出したのだろうか、菜々の赤みがかっていた顔色が一気に青ざめていった。

 

「菜々さんは積極的なのですね。……お口でしたり、シッ……シックス…………(きゅう~)」

 

その言葉を口に出すのが恥ずかしかったのか、文香は言い淀んでダウンしてしまった。

 

「あらあら、文香ちゃんはうぶだったんですねぇ」

 

「文香ちゃんはまだ1回だけみたいですから」

 

そんな文香を見て楓が感想を漏らすと、美波はフォローどころか文香の経験回数を暴露してしまった。

 

「温泉に連れて行ってもらってまだ1年でしょ。これからよ、これから。……ちなみに美波ちゃんは?」

 

瑞樹が怖い笑顔で美波へ問いかける。

この1年の間、純と美波が一緒に居るところをよく見かけていたのだ。純に甘え、好きという感情を隠さないアーニャも一緒とはいえ、それだけでは無いと瑞樹の女の勘が囁くのである。

 

美波は瑞樹の迫力に負けて、指を3本立てて口を開いた。

 

「さ、三回ほど?」

 

「えーっ! 菜々、まだ2回なんですけど!!」

 

「わ、私だってまだ5回よ。高校卒業したら一人暮らしをするって言ってたから、それまではゆっくりと考えていたけど……。もっと積極的にいくべきかしら?」

 

美波の回答で回数で負けている事を知ってしまった菜々はショックを受け、瑞樹は回数はまだ負けていないが、ペース的に追い越される事を危惧して考え込んでしまった。

回数を過少申告すればよかったかなと思うが、その前に瑞樹と行為のあれこれを話していたのだ。誤魔化しきれたとは思えないので、仕方ないと諦めたようだった。

 

負の空気が漂い始めた間で、楓は一人笑みを浮かべたまま手酌で酒を飲み続けていた。

美波はそんな楓に話題を振る。

 

「その……楓さんは、どうなんですか?」

 

「私ですか? 私は……年に数回ほどでしょうか」

 

「もう、正妻の余裕を見せつけてくれるわね」

 

瑞樹はそう言って、再び楓の頬を突き始めた。

それを嫌がらないあたり、これが二人のコミュニケーションなのだろう。

 

「そんな、正妻だなんて。……でも、そうなれたら嬉しいですね」

 

そう話す楓の顔は、この日一番の優しげな微笑みだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ね、年に数回……? 菜々は3年で2回なのに……」

 

そして菜々はさらに落ち込んでしまっていた――

 




誕生日に合わせての楓回の予定が何故こうなった……


楓「初仕事と純君に会った記念に、一緒に写真いいですか?」
純「んー、今夜温泉で背中流してくれるなら。……なんちゃって」
楓「喜んで!」

結果、背中どころか全身洗ってもらったとさ

純「まだ、この世界の女性を甘く見てたぜ」
楓「男の子の方から体を洗って欲しいだなんて、もしかしちゃうのかしら(ドキドキ)」


あ、ウサミンの回数が少ないのは、仕事が無い日にカフェのバイトを入れているのために、スケジュールが合わないのが原因で、避けられてるとかではないです。
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