男の少ないデレマス世界で……   作:猫仔猫

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公式生配信 3月

3月第4土曜日の午後4時、346プロアイドル部門公式生配信が行われる。

 

「はい、皆さんこんにちは。346プロアイドル部門公式生配信のお時間です」

 

「アシスタントの千川ちひろです」

 

「俺の自己紹介が終わってないんだけど? ……まぁ良いか。さて3月も終わりが近づき、桜の花も咲き始めていますね」

 

「来週あたりが花見ごろでしょうね」

 

「そういえばさ、学園物の漫画やゲームなんかでは卒業式に桜が満開なんだけど、あれって何処の地方だろうね? 少なくとも東京じゃ3月中旬に満開にはならないでしょ」

 

たしかに

あーだよねー

九州でも開化するかどうかだなぁ

 

「もしかしたら八丈島かも知れないじゃないですか」

 

「ほほう。ちっひーは八丈島に高層ビルやターミナル駅が有るとでも?」

 

「純君こそ八丈島をバカにしているでしょ? 何で無いと言い切れるんですか!」

 

いやいや、どう考えて無理があるだろう!? 何でむきになっているんだ?

 

なにこれ?

何で八丈島の事で言い争っているんだwww

 

「純君良いですか? その作品はフィクションであり、現実のものではありません。なら八丈島が大発展していてもおかしくは無いのですよ」

 

「フィクションなら仕方ないね。でもそんなに八丈島推しなの?」

 

「いえ、別になんとなく言ってみただけですよ。名前くらいしか知りませんし。麻理菜さんなら詳しいかもしれませんね」

 

ちょっwww

ちっひーw

たしかにマリナルなら行ってそう

 

「そういうわけで今日のゲストですが、346プロで桜と言えば、櫻井桃華」

 

「桜と一緒に桃の花も咲く季節でもありますからね」

 

側に控えていた桃華に向かって手招きすると、ゆっくりと寄ってきた。

そしてカメラの方へ向くと、スカートを摘まみ挨拶をした。

 

「みな様ごきげんよう。櫻井桃華ですわ」

 

桃華ちゃんカワ(・∀・)イイ!!

流石お嬢様

不自然じゃないのが凄い!

 

「中学校に進学しての1年間はどうだった?」

 

「まぁ、アイドルとしてではなくて、中学校の事ですの? 授業の内容が難しくなった事と……殿方を校内で見かけなくなってしまいたのが残念ですわ」

 

「学校に通っている純君が特殊ですからね」

 

「でも運命の殿方は此処で見つけておりますので、後はレディとしての魅力を磨いていくだけですの」

 

此方を見て微笑んでいるけど、気付かないふりだ。反応したら負けだ。

 

わぁお

だ い た ん

世界中の人が見る配信でアッピール

 

「じゃあ、アイドルとしての1年はどうだったかな?」

 

逃げた

逃げたね

 

コメントうるさいよ!

 

「そうですわね。アイドルとしてなら――」

 

 

 

 

この1年について聞いた後は近況などの話を聞いて時間が過ぎていった。

 

 

「ここでお知らせですが、来月4月8日は桃華の誕生日で、ライブが行われます」

 

「そのライブですが、なんと346プロ初めてのライブ生配信が行われます。有料のWEBチケットが必要になりますが、人数制限はありませんので宜しくお願いします」

 

「ちなみにWEBチケットを買うと、10日間は何度でもアーカイブを見る事が出来るようです。時間が合わない人でも安心ですよ」

 

おぉー

太っ腹!

ライブに行くしWEBチケも買うよ!

当選者が居たぞ囲め囲め

モニタ前でサイリウム振っちゃうよ

 

「よろしくお願い致しますわ、それでは皆様ごきげんよう」

 

「はい、今日のゲストは桃華でした。……で、どうでも良い事なんだけどさ。電報でサクラサクとかサクラチルとか有ったらしいじゃん? 文字数で値段変わると言ってもゴウカク、フゴウカクじゃダメだったのかな?」

 

さくらつながりw

ほんとどうでも良いし全く関係ない

何で今それを言おうと思ったのか

 

「それは濁点、半濁点も1文字の扱いだったからですね。片仮名でコ゛ウカクだと5文字、フコ゛ウカクだと6文字になりますから。それにその言い回しは某大学発祥で、他の大学は別の言い回しがあったとも言われています」

 

「おー、そうなんだ。流石年のこ……一流大学出身だね!」

 

「純君のその軽い口にはお仕置きが必要かもしれないですね」

 

ヒエッ

菩薩の微笑み(ぇ

じゅんくん にげてー ちょーにげてー

ガクガクブルブル

 

 

 

 

「はい、色々ありましたが終わりの時間になりました。最後に重大なお知らせです。1年間やってきたこの公式生配信ですが今回で最終回になります」

 

うそだよね!?

そんなぁ

これを楽しみに一週間頑張れたのに

やめないでー!!

いやぁぁぁぁぁ

 

「純君は高校3年になり、受験勉強が大詰めになります。ですので残念でしょうけど応援してあげてくださいね」

 

じゅんくんの方が大事だから仕方ない

悲しいけどこれ現実なのよね

がんばえ~

大学合格祈願(-人-)

 

「来月からは不定期にアイドルたちが346プロの様子を放送する予定ですので、こちらもよろしくお願いします」

 

「今のバイトも終わりになるけど、加蓮やまゆ、藍子に雫なんかの大学受験組と、蘭子、幸子たち高校受験組の勉強を教えに346本社に来る事になっているので、もしかしたらその様子が映っちゃうかもね」

 

「それに、受験が終わったら戻って来て欲しいとみんなから言われているようですからね。1年後にはまた見れるかもしれませんよ」

 

「確約は出来ないけどね。それじゃあ……1年間見てくれてありがとうございました」

 

お疲れ様ぁぁぁぁ

まってるからね~

じゅんくんまたねぇ~

(´;ω;`)/~~~

 

 

 

「はい、配信終了で~す。お疲れさまでした~」

 

スタッフさんの声を聞いて力を抜いて、近くにあった椅子に座り込んだ。

 

「終わっちゃいましたね。1年間お疲れ様した」

 

「ちっひーもお疲れ様。ちっひーは終わってくれて一安心って感じ?」

 

「事務員の仕事ではありませんでしたからね。……でも楽しかったですよ?」

 

そう言って微笑んだちひろに思わず含み笑いをしてしまうと、ちひろもつられたのかクスクス笑いだした。

なんだかんだ言っても、楽しめた1年だったよね。

 

 

 

 




これにて終了。読んでくださいましてありがとうございます。

この後はネタが浮かんだらサザエさん時空での時系列関係無しで書くと思います。



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