悪堕ちなえちゃんは諸悪の根源の補佐をするようです   作:日差丸

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突撃訪問! ガルシルド邸

『出たー! 必殺タクティクスアマゾンリバーウェーブ! フランス代表ローズグリフォン近づけません!』

『前線飛び出したのはキャプテンロニージョ! そしてここでストライクサンバ!』

『決まったぁぁ!! ここで試合終了! 勝ったのはブラジル代表ザ・キングダム! 決勝トーナメントに一位通過で殴り込みだ!』

 

 そこでプツンとテレビを消す。

 素晴らしい試合だったけど、今はそこじゃない。RHプログラムにつながる何かがあるかもって思ったけど、さっぱりそんなものは見当たらない。

 まああまり期待してなかったからいいけどさ。

 椅子から立ち上がり、背筋を伸ばしたあとにため息を吐く。

 

 『ザ・キングダム』。今大会で最も優勝に近いと言われているチームで、実力は今見た通りめちゃくちゃ高い。

 しかし彼らはBブロックの1位通過なので、次に当たるのは私たちじゃなくイナズマジャパンだ。

 じゃあなぜそんなチームのデータを見ているのか。

 それはここの監督があのガルシルドだからだ。

 

 前には私や総帥の上司のようなものだって説明したっけ。表向きはオイルカンパニーという石油会社を経営していて、このFFIの主催者兼大会会長でもある超大金持ち。なんなら『世界の経済を握る男』とまで言われており、その影響力を計り知れない。

 まあ私たちの上司って時点でロクな人間じゃないのは確定だね。実際あの男は相当腹黒く、裏社会でもその悪名を轟かせている。

 そして総帥を殺ったのはこいつだと、私は確信している。

 

 私くらい裏に浸かってれば犯人特定なんて容易い。そいつが以前どんな組織にいたとかもね。

 トカゲの尻尾切りというやつなのだろう。やつは総帥に無駄口を割らせないために事故を装って始末してきた。

 ……許せない。

 

 とはいえ、私にはもう殺人をする意欲はなかった。

 約束したから。サッカーで輝いてみせるって。

 だから刑務所にぶち込まれるわけにはいかない。目標を見失っては本末転倒だろう。

 

 だからこいつには生き地獄を味わわせてやる。具体的に言えば警察に逮捕させて終身刑に追い込む。

 幸い、それをできそうな材料を私は十分知っている。

 

 ほら、あれである。RHプログラム。人間を改造するプログラムだ。実際に受けてみたことがあるけど、あれは非人道的といって差し支えがない。実際に死者も大量に出てたみたいだしね。

 これと数々の犯罪の証拠を提出できれば、警察も動かざるを得なくなるだろう。

 

「ナエー! 練習が始まんぞー!」

 

 っと、外からブラージの声が聞こえてきた。

 今日の調査はここまでか。

 窓を見れば日の光が眩しいほど差し込んでいる。

 

 決勝トーナメントの準備期間、練習の合間を縫って調査をしてたけど、パソコンだけじゃ限界があるか。ハッキング技術とかには自信があったんだけど、あっちは専門家を雇ってるせいでデータも抜き出せないし。

 やっぱりガルシルド邸に侵入するしかないか。

 

 次の試合まで残り三日間。トーナメントが始まれば私もそっちに集中せざるを得ないし、大会が終わればガルシルドが国に帰ってしまう。やつ本来の拠点はライオコット島にある別荘とは比べ物にならないほど厳重だろう。

 やっぱりこの大会期間しかないのだ。あいつを逮捕するには。

 

 だったらまず準備をしなきゃね。

 潜入の基本は夜。今は朝だし、時間はたっぷりある。

 私はドアの奥のブラージに返事だけして、パソコンを動かし始めた。

 

 

 ♦︎

 

 

 はいやってきましたガルシルド邸。

 時刻は夜の10時。辺りはすでに周りが見えないほど真っ暗だ。

 私はトラップも見抜ける暗視ゴーグルを頭にかけ、黒いローブを身に纏って庭に潜伏している。

 

 トラップは……ないね。どうやら庭は警備員だけしか配置されていないようだ。

 でも簡単に中に入れるわけじゃない。正面扉などは警備が厳重だし、窓は機械の力で固く閉じられている。おまけに調べたところ、強引に開けると侵入者を知らせる仕掛けになっているようだ。

 アル●ックでもやってた方がいいんじゃないの?

 

 まずはあれを突破しなければ。

 てことでジャジャーン! ハッキングキット〜!

 サイズはスマホくらい。でもこれだけでたいていの機械をハッキングできるのだ。

 その性能、お見せしてしんぜよう。

 

 そうしてポチッと機械をいじろうとした時に、壁の方から突然物音がした。

 警備!? 急いで息を潜める。

 ドスンと何かが落ちる音が三つ。こっそり覗き、目に入ったのは……うん、見覚えのある三人組だった。

 

「うまく潜入できたようだね」

「ガッハッハ! やりゃ意外にできるもんだなぁ!」

「ばっ、バカ、声が大きいぞ……!」

「わ、わりぃ……」

 

 思わず目をこする。しかし目の前の現実はゴミと一緒に消えてくれない。

 いやいやいや! ありえんでしょ、なんで円堂君たちがここにいるわけ!?

 他のメンバーは2人。ヒロトとライデンである。異色の組み合わせだ。

 

 おまけに潜入とか言ってるけど君たちジャージだよね? イナズマシンボルばっちり映ったジャージだよね? 正体隠す気ほんとにあるのだろうか。

 

 あーあー、頭が痛くなってきた。

 どうしようか。なんかよくわかんないけど合流する? いや、さすがにそれはマズイでしょ。あれらといたら絶対バレる。

 

 さんざん悩んだ結果、今は放っておくことにした。

 い、いや、決してオトリに使ったわけではないよ? ただ一緒に行ってバレるくらいならどっか行くまで待とうと思ってだね……。

 心の中でごちゃごちゃ言ってると、円堂君の声が再び聞こえてくる。

 

「で、どうやって入るんだ?」

「正面は見張りがいるようだ……」

「だったら窓だな。行こうぜ!」

 

 まーそこも対策されてるんだけどね。

 締め切った窓はもちろん開かない。って、あんまりガチャガチャやんないでよ。見つかっちゃうじゃん。

 

「閉まってるぞ」

「ここは俺の出番のようだな。任せとけ!」

 

 腕をまくって土方が前へ出てくる。

 む? あの自信、もしかしてハッキングのスキルとか持ってたりするのかも。人は見かけによらないなぁと感心する。

 しかしそれは速攻で裏切られることとなる。

 

 土方は窓の枠を両手で掴む。そしてガニ股になって……。

 

「ふんぬゥゥゥゥッ!!」

 

 って、待て待て待てーいっ!!

 バカか? バカでしょこの人! 頭まで筋肉詰まってるんじゃないの!?

 セキュリティを脳筋戦法で解決してどうする!? このデジタル時代、そんなことすれば連絡行くに決まってるじゃん!

 というか、あれは道具なしで持ち上げられるものじゃ……。

 

 っと思ったのも束の間、バキッという音がした。

 

「……マジか」

 

 うそーん。

 開けちゃったよこのゴリラ。

 こいつ絶対人間じゃない。こんなのがいてたまるか。

 こんな猛獣も育てるなんて、沖縄はいつから魔鏡になったんだ。

 

 って、現実逃避してる場合じゃなかった!

 ブーブー! とアラームが鳴る。

 ほら言わんこっちゃない! いや口には出してないけどさ!

 

「ちょっと強引すぎたか?」

「ちょっとじゃないだろ!」

「突っ込んでる時間はなさそうだ。みんないくよ!」

 

 バレたのにも関わらず円堂君たちはその窓から屋敷内に入っていく。

 ……はあ。さすがにこれは手を貸さないとまずいか。

 円堂君たちは私のように裏のスキルを持っているわけではない。取り囲まれてしまえばたぶん捕まってしまうだろう。

 さすがにそれは私の望むところじゃないので、戦闘用の銃を太もものホルダーから取り出す。

 

「むっ、ここの窓が空いている! おそらく侵入者はもう中……ぐはっ!?」

「狙撃か! どこから……ガハッ!?」

 

 近寄ってくる警備兵たちを次々と撃ち抜いていく。

 あ、使ってるのは実弾じゃないよ。もう犯罪者は引退。せっかく無罪になったのに刑務所にぶち込まれたら総帥に申し訳ないしね。

 ……潜入は犯罪じゃないかって? それはそれ、これはこれである。

 

 一通りの雑魚を片付けたら、私も円堂君たちの後を追う。

 ガルシルドは血も涙もないクソ野郎だ。子ども相手に武器を向けることに躊躇いなんてないだろう。

 そうなる前になんとかしなくちゃ……。

 

「いたぞ、撃て!」

「ああもう邪魔だよ!」

 

 三人の警備が通路の角から現れて発砲してくる。

 それらを最小限の動きで全て避け、一番前にいる男の顔面に飛び膝蹴りをくらわせてやった。

 骨が砕け散る音とともに血の雨が降る。

 そしてその男の体を踏み台に跳び上がり、空中で一回転し、今度は横にいる男にかかと落とし。こちらも頭蓋骨が砕ける音がした。

 血に濡れた髪を整え、ゆっくりと振り返る。

 

「ひっ……ヒィッ! くるなっ、くるなぁぁぁぁっ!!」

「……アハッ」

 

 銃を撃とうと必死に伸ばされた腕を両手で掴み、思いっきり膝でへし折る。男の腕はVの字を逆さにしたように、グロテスクに折れた。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」

 

 言葉にならない悲痛な叫びがこだまする。

 それを無視し、空中で一回転したあと、回し蹴りを顔面にぶち当ててやった。男はボールのように吹っ飛び、ピクリとも動かなくなる。

 

 ……あっ。

 やばっ、つい現役の時みたいな動きしちゃった。

 生きてるよねこれ? なんか血の池ができあがっちゃってるけど。おまけに首とか人形みたいに変な方向向いてるし。

 ……いや、さすがに一般人じゃなくて警備員なんだから大丈夫でしょ。うん、そうに違いない。

 だから脈とか測らなくて大丈夫だよね? ねっ?

 

 というわけでスタコラサッサとこの場を去る。

 なえちゃんはクールに去るぜ……。

 幸いあれだけ悲鳴とか出されてたのに他の警備とは出くわさなかった。

 あんまりに酷い声だったから逃げたとか? だったらその方が都合がいい。

 

 そうやって走ってると、やっと円堂君たちの姿が見えた。

 ……後ろにヘンクタッカー君たちを引き連れながら。

 

「待ちなさーい! 今待ったら特別に許してあげますよー! ハァッ、ハァッ……!」

「それで許されたこと一回もないんだよ!」

「くそっ、太い体してるくせに意外と速いぞ!」

 

 ヘンクタッカー君あの体型でよく走るなぁ。円堂君たちと同レベルとか、壁山も見習ってほしいものである。

 って、感心してる場合じゃなかった。

 

 急いで駆け寄り、ヘンクタッカー君の横にある壁に飛びついた。

 

「チェストォォォッ!!」

「ひでぶっ!?」

 

 そして壁キックして方向転換するとともに加速。そのままライダーキックを顔面にぶち込んだら、窓を突き破って外まで吹っ飛んでしまった。

 

 闇にうごめく肉団子が窓の外に見える。

 どうやらあまりの痛さに足をジタバタしてるらしい。おまけに泣き声も聞こえた。

 

 ……また加減間違って蹴り叩き込んだつもりなんだけど……。絵面はともかくあれくらって気絶すらしてないとかすごいな。

 

 急に敵がいなくなって、円堂君たちは呆然としていた。

 しかし次に私の姿を見て、大いに驚く。

 

「な、なえ!? なんでここにいるんだ!?」

「それはこっちのセリフだよ。まあ今はとにかく急ごう。お話は走りながらでもできるし」

「わかった!」

 

 私が先導していき、彼らが後に続いていく。

 一本道なのに敵が来る気配はない。

 好都合だ。彼らの方に振り返り、声をかける。

 

「それで、なんでこんなところにいたの?」

「それが……」

 

 円堂君たちが話した内容は胸糞悪いものだった。

 なんでも、彼らは街を歩いている時に偶然、ミスをしてガルシルドの部下から処罰を受けているブラジルの選手を見たそうだ。

 予想できたことだけど、ブラジル代表はあの男の道具として利用され、限界を超えてサッカーをさせられ続けているらしい。中には潰れた選手もいるそうだ。

 円堂君たちはそんな彼らを救おうと、ガルシルドを失脚させるための手がかりを探してここにきたということだ。

 

 相変わらずヘドが出る男だ。目の前にいたのなら喋れなくなるまでアゴを砕いてやるのに。

 

「で、なえちゃんはどうしてここにいるんだい?」

「私の目的は概ね同じだよ。私もガルシルドを突き落としにここにきたの」

「そいつはいい! だったら俺たちと組もうぜ!」

「オーケー。……っと、どうやら着いたみたいだね」

 

 やけに一本道が続くなとは思ってたけど、突き当たりにあったのは明らかに雰囲気が違う扉だった。

 他のよりも一段と大きいし、なによりも装飾品が豪華だ。

 鍵は……かけられてるか。

 

「どうする? また俺がやってもいいが、ブザーが鳴るかもしれないぞ」

「……いや、どうせこの一本道にいることはバレてるし、こっちに来るのは時間の問題だよ」

「よし、じゃあ土方頼んだぞ」

「任せとけ! ……どっせぇぇぇぇいっ!!」

 

 土方がタックルを決めると、扉は壁に当たるほど勢いよく開いた。

 やっぱりこいつ人間じゃない。

 ……えっ、人のこと言えない? うっさい。

 

 慎重に中に侵入する。

 これは……コンピュータだ。しかもかなり大きい。一般人用に使われるものではないのは確かだろう。

 ヒロトと円堂君の2人はそれを触れる。

 

「……ビンゴだ」

「本当か!? さっそくいじってみようぜ!」

「ああ。ここは俺に任せてくれ」

「あれ、お前機械できるのか?」

「ああ。こう見えても吉良財閥の養子だからね。コンピュータの扱いもその時習ったんだ」

 

 あーわかる。私も幼少期にこういうのを詰め込まれたなぁ。おまけに総帥は使えないのに口うるさかったからイラッときたものだ。

 お互い保護者が悪人ということもあり、ちょっぴり親近感が湧いた。

 

「私にもやらせて。こういうのには慣れてる」

「そうか。じゃあ君はそっちのキーボードを使ってくれ」

 

 ヒロトはポケットに入れていたらしいUSBを差し込む。私は中にあるデータを高速で読み取り、必要そうなものを片っ端からそこに入れていく。

 

 ……油田の現状。武器開発。重要そうなデータがどんどん出てくるが、一番欲しいのはこれじゃない。

 どこだ……RHプログラムの情報はどこだ……? それさえあれば決定打になるのに……!

 

『そこにいるのはわかってます! 大人しく出ていきなさい!』

「ヤベェぞ円堂! あいつらが来やがった!」

「おいまだ終わらないのか!?」

「あともう少しだから! 二人は時間稼ぎを!」

 

 背後で扉がドンドン叩かれる音が聞こえる。

 鍵はさっき壊してしまったし、円堂君たちが押さえつけているのだろう。

 最後のファイルを開く。

 中にあったのは……取引先の情報。

 違う、これじゃない! でもここにあるものは全部抜き取った。じゃあまさか、プログラムのデータは他の場所に……。

 

「もう限界だっ!」

「っ、わかった! 私が退路を切り開くから、今すぐ脱出するよ!」

 

 円堂君たちが扉を離れると同時に、ヘンクタッカー君とその護衛たちが勢い余って中に入ってくる。それと同時に私は助走をつけて飛び膝蹴りをくらわせた。

 護衛たちを巻き込んでヘンクタッカー君は吹っ飛んでいく。

 

「今だよ!」

 

 倒れた彼の横を通り抜けて、私たちは元来た道を駆け出した。

 途中で他の警備が現れるも、視界に見えた瞬間に私が撃ち抜いて無力化していく。急な火器の登場に普段だったら驚くだろうが、今はわき目も振らずに走っていく。

 そして窓が見えたところでそれを蹴り砕き、外に出た。

 

「待ちなさーいっ!」

「ゲェッ!? なえの蹴りくらってまだ元気なんて、化け物かあいつ!」

「おまけに銃も避けてくるし! 何者だよあの人!」

 

 というかその巨体でどうやって避けてるのさ!?

 後ろに腕を向けて撃ってるけど掠りもしない。

 そうやって走っていると、ガルシルド邸内にある橋が見える。

 

「よしっ、ここなら……くらえ、スーパーしこふみ!」

 

 私たちが渡り切ったあと、土方は思いっきり地面にしこふみをした。

 すると気でできた巨大な足が落ち、橋が盛大に揺れる。それに耐えきれず、ヘンクタッカー君を含む敵さんは水路へ落ちた。

 ……まあ、あの体型にあの足じゃそうなるよね。

 

 円堂君が土方の背中を叩く。

 

「ナイスだ土方! 今のうちに行くぞ!」

「市街地まではもうすぐだ! あともう一踏ん張りだよ!」

 

 ヒロトの言葉通り、視界に先に市街地の灯りが見える。

 そしてようやく、私たちは街にたどり着くことができた。

 

 注意深く後ろを確認する。

 ガルシルドの警備たちはもう追ってきてはいない。あっちも人目が多い場所まではやってこれないだろうし、諦めたのだろう。

 映画にでもできそうな大脱出劇を経験して、私たちは大きく息を吐く。

 

 呼吸が収まったのか、円堂君がお礼を言ってくる。

 

「さっきは助かったぜなえ。おかげで怪我することなく帰ってこれた」

「ライバルだもの。死んじゃ私が困っちゃうし。でも、こういうのは今度からはプロに任せることだね。わかった?」

 

 少し怒気を込めて言う。

 

「うっ……わ、わかってるって。さすがにあんな目にあうのは二度とごめんだしな」

「ほんとだね。このスリルはちょっと心臓に悪すぎる」

「俺はけっこう楽しかったけどな!」

「……」

「じょ、冗談だって! だからそんな冷たい目で見んなよ!」

 

 まったく、この沖縄ゴリラが……。

 命をサッカー以外にかけるなんて彼らには似合わない。そういうのは、そういうことができるクズどもに任せるのが一番だ。

 これ以上説教すると雰囲気が悪くなりそうなので、方向転換に質問をする。

 

「で、これからどうするの?」

「とりあえず、このUSBの中身を見ることからだな。宿舎だったら開封できるはずだ」

「じゃあ私もついていっていい? 護衛代の代わりにさ」

「もちろんだ。みんなもいいよな?」

 

 ヒロトと土方も頷いてくれた。

 「じゃあ行こう」という彼の声を聞き、私たちは歩き出す。

 そして何事もないまま無事ブラジルエリアを抜け、ジャパンの宿舎にたどり着いた。




 やっぱりサッカーより戦闘シーン書いてる方が得意だなぁ。
 ヘンクタッカー君、地味に強化。実を言うと作者、ヘンクタッカー君はけっこうお気に入りです。ゲームでもチームに入れたりしてましたし。なんかあのお茶目なところが憎めないんですよね。

 あ、あとダークエンジェル編はもうちょっとお待ちください。時系列通りにしちゃうと裏ボスがブラジルやコトワールより弱いことになっちゃうので、出てくるのはもっと先になる予定です。
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