「ダメっ、止まってよ、私!」
そして、世界は改変された。そこには、鹿目まどかと、クラスメイトたちの姿。
平和に毎日を過ごし、いつまでもこのままだと思っていた。
そう、この仮染の平和をいつまでも謳歌できる、そう思っていた。
しかし、そんな平和は長くは続かない。
忘れてはいけない記憶。
そう、あの子との思い出。
取り戻すために、私は戰う。
全然関係ないんですケド、コロナやばいですね。
大したことないでしょ、とか思ってるうちにどんどん大事になって…。
よりにもよって、マギレコ放送中っていうのがまた、皮肉ですよねェ…。
相変わらず、まどマギは厄災をもたらすんですね…。
湿気た話はここまでにして、このお話について…。
マギレコやってるのはいいんですケド、そろそろ本編の続きがみたいなァ…って思うわけです。
悪魔さんにも救済がほしいってなるわけじゃないですか。
ツンツンして、まどかを裂いて、寄せ付けないオーラ出しといて、最後にデレデレになるトコ、みたいじゃないですか!
と、いうことで…。
勝手に、こうなったらいいのになァ…っていうのを考えたんです。
だから、設定がガバガバだったり、なんでそこでそうなるんだよ、おかしいだろ、っていうところも多々あるんですケド…。
まァ、そういうことです。ハイ。
ようは、愛と正義が勝つストーリーってヤツです。
では、紹介ともいえない紹介はここまでにして…。
本編、どうぞ!
「ほむらちゃん!ほむらちゃん!」
「ま…どか…。」
「このっ、このっ…止まってよ、私!」
「ダメよ…!来ては…ダメ…!私は裁かれなければいけない…。」
「でもっ!このままじゃほむらちゃんが死んじゃうよ!いいかげん止まってよ、私!」
「…がぁぁっ!ううっ…!?」
「ほむらちゃん!?ああもう!」
「…ま…どか…あなたは…幸せになって…くうっ…!」
「最期に…これだけは…まどか、私は…あなたのこと…あい…!」
「がはっ…!」
「ほむらちゃぁぁ!!」
「はっ…夢ぇ…?」
また、この夢。
大事な何かを失ってしまう、あの夢。
いやにリアルな夢で、とても強い喪失感に襲われる。
しかし、時間が経つほど、そのほとぼりは冷めていく。
数分もすれば、どうしてあんな喪失感を感じていたのかすらわからなくなっていた。
ふいに、時計を確認する。
「って、もうこんな時間!?急がなきゃ!」
「おー、まどか。遅かったじゃん。」
ママはもう歯磨きを終えて、メイクをしていた。
「変な夢見てて…。」
「変な夢?」
「そう。上手く思い出せないんだけど、凄く悲しい気持ちになって、大事な何かを失っちゃったみたいな…。」
「へぇ…。ま、今は急いで支度しなきゃな!リボン、赤と黄色、どっちにする?」
「うーん…赤かな!」
なぜか、黄色いリボンを選んではいけない気がした。よくわからないけど、ここで選んでしまったら、この先何かが出来なくなってしまう気がしたのだ。
「まどかにしては派手なの選んだねぇ…まどかにも春が来たのかい?」
「そんなんじゃないよぉ!なんとなく、こっちにしないとだめな気がして…。」
「そ。じゃあ、朝ご飯食べて、学校に行ってこい!」
「え?ママは食べないの?」
「もう時間が時間だからね。あたしはもう行かないと。」
時計を見れば、もう8時。
さやかちゃんたちとの集合時間まで、そんなに時間がない。
「え!?わ、私ももう行かなきゃ!」
急いで支度を終え、学校に向かおうとする。
「まどか、パン一枚くらいは食べていって!」
「は、はーい!いってきます!」
パンをくわえたまま、学校へと向かう。
「おっはよー!ごめん、遅れちゃった!」
「おっそーい!早くしないと遅刻しちゃうよ!」
「まぁまぁ…そんなに責め立ててはまどかさんが可哀想ですわ。」
「むぅ。まぁ、いっか!さ、行こう!」
「うんっ!」
私はさやかちゃんに手を引かれ、学校に向かう。
「はぁっ!ギリギリセーフ!」
教室に入ったのは、ホームルームの十分前。
「はぁ…はぁ…ひどいよ、さやかちゃぁん…。いきなり速度をあげるなんてぇ…。」
私はさやかちゃんに悪態をつきつつ、席に座る。
そして、無意識に一番前の右から二番目の席を眺める。
その席は、空席だった。
「…あれ?あの席って誰もいなかったっけ?」
「うん。ずっと、誰もいなかったよ?」
どうしてだろうか、あの席が空席なことにとても強い違和感を感じる。
誰かが…私にとって、とても大切な誰かがあそこにいたような。
「まどか、何ぼーっとしてんのよ?」
「え?えっと、なんでもないよ。」
気にしたらだめだ、と自分に言い聞かせるが、どうしても忘れられない。
違和感が無くならない。
「はーい!皆さん揃ってますか?それじゃあ、出席取りますねー!」
一番の人の名前が呼ばれるが、そこでも違和感を覚える。
…本当に一番の人は、この人だったっけ?
数学の授業が始まった。
今日の問題は、いつもよりも難しめ。でも、 ちゃんなら…。
え…?
ちゃんって、誰…?
思い出せない。すごく大事なこと。
絶対に忘れちゃいけないはずの、あの子。
私の名前を呼んで、笑ってくれる、あの子。
なのに、思い出せない。
また、強い喪失感に襲われる。
次は体育の授業。
「今日は県内新記録でるのかな?」
「け、県内新記録?誰がそんなの出せるの?」
「え、え?どうして私、そんなことを…?」
誰かが県内新記録を出したことがある。そんなふうに思っていたのが口に出てしまったようだ。
…でも、そんな人はいないらしい。
しかし、確かにいたはずなのだ。走り高跳びで県内新記録を出した人がいたはずなのだ。
たぶん、その人は、 ちゃんのはず。
どうしても拭えない違和感が、頭にいつまでも残る。
何かが欠落している。でも、そのことに気がついている人は誰もいないようだった。
まるで、世界はもとからこうだったのだ、と言わんばかりに。
「まーどかー?どーしたの?」
「あ、ううん、なんでもない!」
「はぁ…。」
「どうしたんですの、まどかさん?」
「ううん、なんでもないよ…。」
「そうですか?ならいいのですが…。」
やっぱり、何かが足りない。
今日はさやかちゃんと仁美ちゃんと私の三人だけど、本当はもう一人いたはず。
さやかちゃんがふざけて、その誰かがツッコミをして、私たちは笑ってて…。
そうだったはずなのだ。
なのに、それは違う、というふうに私の目の前には二人しか人はいない。
「さっきからずっとこんなふうなんだけどさ、なんかあったのかな?」
「さぁ…?」
「そういえば、今日のまどかはおしゃれだよね。赤いリボンなんてつけちゃって!」
「も、もう!からかわないでよぉ!」
赤い、リボン。
私のお気に入り。
だって ちゃんがくれた、リボンだから。
…あれ?
赤いリボンは、私が元から持ってたはずなのに…?
赤いリボン。これは、 ちゃんとの、約束のリボン。
ちゃんは、何度も傷つきながら、私のために頑張っていた人。私にとって、 ちゃんは、大好きで、とっても大切な人。
でも… ちゃんって、誰…?
絶対に忘れちゃいけない、大切なこと。
でも。
思い出すことができない。記憶に鍵がかかってしまったみたいに、その大切な名前が出てこない。
声が、顔が、思い出が。
全部に鍵がかかってしまっている。
その時、声が聞こえた気がした。
『思い出してはダメ…私のことは、忘れたままでいいから…!』
『あなたはあなたとして、この世界で生きて…あなた自身の幸せを守っていって…!』
『だから…!』
そこで、声は聞こえなくなってしまった。
とても悲しそうで、今にも崩れてしまいそうな、か細い声。
きっと、今のが、忘れちゃいけない人の声。
初めて聞いた声のはずなのに、とても懐かしい。
心地がいい。
なのに、思い出せない。
「誰…なの…?」
「まどか?」
「あなたは…誰なの!?私が絶対に忘れちゃいけない…あなたは…!」
「どうしたの…?」
私はさやかちゃんの心配する声も気にせず、立ち上がる。
「ちょ、ちょっと、まどか!何処に行くのさ!?」
「…私の大切な思い出を返してもらいに行くの…!」
「大切な思い出…?」
「そう。私にとって、どんなものよりも大切な、何かを…思い出さなきゃいけないの!」
「もう…どうしちゃったのさ…ほら、早く食べよう?時間なくなるよ?」
「ごめん、私、早退する!行かなきゃいけないの!今行かないと、もう一生思い出せない気がするから!」
「…はぁ…あんたはいつまで経っても、あの悪魔のことを忘れられない、か。」
「え…?」
「悪いけど、あたしも行かせてもらうよ。仁美、あとはお願い。」
「え?ええ…。」
さやかちゃんの目は、さっきとは違い、凄く大人びた目をしていた。
まるで、いろいろなことを知りすぎて、子供ではいられなくなってしまった。そんなふうだった。
「…さて、まどか。どこまで思い出したの?あいつのこと。」
「よく、分からないんだ…。あの子がなんなのか…。でも、これだけは分かる。私にとって、凄く大切な人。絶対に、失いたくない人。」
「…やっぱ、あんたはまどかのことを何も理解してなかったんだよ…。」
さやかちゃんは、空を見上げてそう言って、笑った。
「でも、ここを通すわけにはいかないよ。これは、円環の理の決定だからね。まどかが干渉すれば、この世界がくずれる。それだけは避けないといけないんだよね。」
「円環の…理…?」
「どうしても、っていうなら、あたしを倒していくしかない。ただ、手加減はしないよ。」
いつの間にかさやかちゃんの手には、剣が握られていた。
その剣の切っ先は、私に向いていた。
「な、なんで?どうして?どうしちゃったの、さやかちゃん!」
「…。」
その瞳には、殺意が渦巻いていた。いよいよ殺される、そう思ったその時、空から紫色の矢が降り注いだ。
「なっ…!あいつ、まだそんな力が!?」
よくわからないが、今しかない。
そう思った私は、走り出した。
「…はぁ、自分自身の意思に逆らうって、何なんなのよ…。自分勝手がすぎるっての。」
「さて、これからどうするんです?円環の理さん?」
「はぁ…はぁ…ここまでくれば…!」
私は後ろを振り返る。
さやかちゃんはいなかった。
「なんで、あんなこと…。」
さやかちゃんのあの瞳を思い出し、背筋が凍る。
「…とにかく、今は探さなきゃ!」
とはいっても、まったくあてがない。その子のことを何も覚えていないのだから、わからないのも当然なのだが。
でも、ここで諦めるわけにはいかない。
私が進もうとすると、声が聞こえた。
『…あなたは、その人を助けたいですか?』
「え…?」
『あなたにとって、その人は、神に叛逆してまでも助けなければならない人ですか?』
「…誰かは知らないけど、そうだよ。」
「私はその人を助けたい!たとえ、世界が、宇宙が、神様が敵になったとしても!!」
『ならば、もう止めません。私は待っています。貴方がここに来ることを…。』
声が聞こえなくなったあと、次に行かなければならない場所がどこなのか、手に取るように分かった。
「ここが…その場所…。」
そこにあったのは、家。
表札も何もない、ただの家。
でも、ここに何かがある。そう、教えてくれた。
ドアノブに手を掛ける。
ドアは私を歓迎するように、いとも簡単に開く。
中は殺風景で、人が住んでいるとは到底思えない。
しかし、真ん中に置かれた机には、リボンが置かれていた。
それは、赤いリボン。
紛れもなく、私のリボン。
少し古ぼけてはいるけど、ひと目で分かる。
そのリボンを手に持つと、付け替えなければいけないという使命感に襲われる。
そして、そのリボンに付け替えると、私の中に記憶が流れ込んで来る。
今まで忘れていたこと。
私が何者なのか。
この世界がなんなのか。
そして、あの子の名前。
そう。ほむらちゃん。
私にとって、世界で一番…いや、宇宙で一番大切な人。
どんな障害があったとしても、私が助けなきゃいけない人。
やっと、思い出した。
「ごめんね。ずっとずっと、忘れちゃってて…。」
「でも、もう忘れない。絶対に、取り戻してみせる。」
「だから…待ってて。ほむらちゃん!」
「ようやく思い出したか…。ったく、あいつも何を考えてるんだか…。自分で誘導するなんてさ。この世界を維持したいのか、破壊させたいのか…。」
「まぁ、どっちに転んだとしても、そんなに悪い未来じゃないと思うけどね。…まどかがどうなのかは知らないけど…。」
「ま、あたしは所詮、鞄持ちですから…。まどかの望みを達成するしかないんですけどね。」
「…さて、次に起こる事象は、と…。」
さやかは闇の中へと消えていった。
「こんなに近くに、次元の狭間があったなんて…。」
それがあったのは、私の家の机の引き出しの中。
まるで猫型ロボットみたいだな、とか思いながら、先に進もうとする。
また、声が聞こえる。
『ダメ…。こっちに来てはダメよ…。あなたはあなたのままで…。私のことを忘れて、幸せになって…。」
『それが私のたった一つの望みだから…。』
「ほむらちゃん!?ほむらちゃん!?」
『お願い、もう、探さないで…!」
こちらからの声が聞こえないようだ。
「そんな…悲しいこと言わないでよ…!」
「ほむらちゃんがいない世界なんて、幸せでもなんでもないって、なんで分からないのかなぁ…。」
「本当は助けてほしいはずなのに…自分勝手だよ、ほむらちゃんは…。」
『あぁ…まどか…来てはダメ…!』
『まどかっ…!』
私はその瞬間、闇へと吸い込まれた。
「ん…ここは…?」
私がいる場所。それは、無、そのものだった。
時の流れ、音、光、方向。
そこには何もない。無、があるのだ。
『…ついに、ここまで来てしまいましたね。暁美ほむらを救いたければ、私のもとまで辿り着いてみせなさい。たとえ、どんな試練があったとしても。』
「そんなの、当たり前だよ!どんな試練があったとしても、私はほむらちゃんを救い出してみる!」
『良い返事ですね…。それでこそです。』
私は前に進む。
試練と呼ばれたそれを乗り越えなければならない。
でも、不安や、恐怖はなかった。
私が魔法少女としての強い力を持っているのは、このためなのかもしれない。
そんなふうに思えてきて、少しだけ嬉しかった。
いつまでもついて回る魔法少女の力を、ほむらちゃんのために使えるのだから。
そんなことを考えているうちに、広い空間に出た。
そこにいたのは。
「マミ…さん…。」
「ひさしぶりね、鹿目さん。」
「まさか、試練って、マミさんのことなの…?」
「そうみたいね。」
「なんで、なんで?どうしてそんなことするの…?マミさんだって、ほむらちゃんを救いたいでしょ…?」
「ええ、でも、私はヒトである前に魔法少女なの。だから、円環の理の命令は絶対よ。」
「…戦うしか、ないんですね。」
「ええ。」
私は変身する。
この手に握られた弓を引き、矢を放つ。
「甘いわ、鹿目さん!」
マミさんは軽い身のこなしでかわしてみせる。
マスケット銃を次々と生成し、一斉射をしてくる。
「くぅっ…!」
「そんな甘い覚悟で、円環の理から暁美さんを連れ戻せると思ったら大間違いよ!」
「さぁ、終わりにしてあげる!ティロ·フィナーレ!」
「きゃぁぁぁ!!」
「だから言ったのよ。覚悟が甘いって。」
覚悟。
私にいつだって足りなかったもの。
あれだけほむらちゃんを救うためなら、とか言っていたのに、マミさんを見ただけで、崩れてしまった。
「戦いたくない、でも、そんなことは通用しないわ!」
「あなたはここまで来てしまった。それなら、死ぬか、暁美さんを救い出すか。どちらか二択しかないのよ!」
「さぁ、あなたはどっちなの!?鹿目まどか!!」
私はもう一度立ち上がる。
「私は…私は…!」
もう一度、弓を引く。
今度は、強く、よく狙って。
「ほむらちゃんを…救い出してみせるっ!!」
矢が放たれ、マミさんのソウルジェムを貫通する。
『よくやったわね。それでこそ、私の自慢の後輩よ。』
『さぁ、先に進みなさい。試練はまだ終わりではないわ。必ず、暁美さんを救うのよ。』
「マミさんっ…!」
マミさんは、チリとなって消えていった。
先に進む途中、また声が聞こえてくる。
『まどか…まどかっ…!』
「ほむらちゃん!?」
『あぁ…来てしまったのね…。』
「うん!私、ほむらちゃんを助けに来たんだ!」
『…どうして…どうして、あなたは…そんなにも…!』
『もう…引き返せない…でも、貴方が死にそうになったとしたら、私の命と引き換えに助けてみせるわ。だから…』
「やめてよ!!」
『まどか…?』
「そんな、自分の命を粗末なものにしないでよ!私のこと、信じてよ!」
「もっと、私のことも頼りにしてよ!!」
『…ごめんなさい。でも、それはできないの。』
『私は、もうすぐ裁かれる。あと少しで、私は死ぬの。そう、円環の理に呪いをかけられた。』
「そ、そんな…!!」
『だから、ここまでよ…。今、まどかを元に戻して…』
『しかし、その呪いを解く、たった一つの希望があるのです。』
新たな声が割り込んでくる。
『それは…鹿目まどか。貴方なのです。』
『貴方だけが、暁美ほむらを救えるのです。』
『やめなさい、円環の理!まどかに何を…!』
「やる…私、やってみせる!!」
「私が希望になれるのなら、なんだって…!」
『まどか…!ダメ、ダメよっ…!!」
『それでこそです。さあ、進むのです。その先にある希望を信じて…。』
次の試練として待っていたのは。
「杏子ちゃん…。」
「よっ、まどか。なんか、あたしも試練ってのになれって言われたんだけどさ…。」
「ようは…まどかをぶっ潰したらいいんだよな?」
「…っ!」
杏子ちゃんは素早く変身し、突撃してきた。
「ほら、早くしないと、あたしに殺されるよ!」
私も変身し、弓を構える。
しかし、杏子ちゃんは分身していた。
どれが本物なのか、区別がつかない。
「ほむらを救うんじゃ、なかったのかよっ!」
杏子ちゃんが一人になって、私を攻撃する。
「くっ…!」
「ほらほら、早くしないと、ほむらが死んじまうよ!」
また分身し、私を攻撃しようとしてくる。
「本物はどれ…!?」
私は矢を引いて、空に打ち上げた。
矢はいくつにも分かれ、杏子ちゃんを貫く。
「残念!どれも不正解だ!」
「きゃぁぁぁ!!」
後ろからもろに攻撃をもらい、倒れ込む。
どうやったらいいのか、分からない。
このままじゃ、倒すことができない。
「もう…ダメなの…?」
「杏子ちゃんを倒せないの…?」
「私は…ここまでみたい…。ごめんね、ほむらちゃん…。」
「諦めんのかよ!?」
杏子ちゃんが、大きな声で叫んでくる。
「絶対にほむらを助けるんじゃなかったのかよ!?あたしを倒して、先に進むんじゃなかったのかよ!?」
「あいつは、お前が助けに来るのを待ってる!口では嫌がってても、助けてほしいって思ってる!」
「それを…裏切るのかよ!?」
「さぁ、立てよ!あたしを倒して、先に進んでみせろ!!」
「…そうだ…!私は、ほむらちゃんを…!」
「救うんだ…!こんなところで、挫けるわけには…いかない!!」
私は立ち上がる。
ほむらちゃんが、私に力をくれる。
「へへっ、それでこそ、だ。さぁ、来い!!あたしを倒してみせろ!!」
杏子ちゃんはまた、分身する。
「本物がどれか、絶対に違う所があるはず…!」
よく目を凝らす。何かが違うはず。
「おりゃあ!」
杏子ちゃんが私に斬りかかる。
しかし、それは幻影で、本物は後ろから攻撃してくる。
「くぅっ…!」
「ほらほら!今度はこっちだ!」
「がぁっ!」
そして、ようやく気がつく。
偽物は、ブーツのデザインが違う。そっくりだけど、少しだけ違う。
なら、あれが!
「やぁぁぁ!!」
私は弓を力いっぱいひいて、杏子ちゃんに向かって撃ち出す。
「んなっ…!」
「これで終わりだよっ!」
矢はソウルジェムを貫く。
『ははっ、負けたぁ…。…まどか、絶対にほむらを救ってやってくれ。』
『あたしの想い、あんたに託したからね。』
マミさんのときのように、ちりとなって、消えた。
『ほら、見て、ほむらちゃん…。私、こんなに頑張ってるんだよ?』
『あなたは…一体何が目的なの!?まどかを…まどかをどうするつもりなの!?』
『…ほむらちゃんは、囚われの悪魔なのに、そんな態度をとってもいいのかな…?』
『くっ…。』
『さて…そろそろ、かな。』
「やー、まどか。よく来たね。」
「やっぱり、さやかちゃんなんだね。」
「うん。女神の前の最後の戦いは、やっぱあたしじゃなきゃしまんないじゃん?」
「…さやかちゃんも、なの?」
「え?」
「円環の理に言われたから、ここにいるの?」
「まぁ…そういうことになるのかな。」
「じゃあ、さやかちゃんは円環の理に死ねって言われたら、死ぬの?」
「最初っから死んでるけど、死ぬね。円環の理は絶対だから。」
「なんなのさ…!そんなの、絶対におかしいよ…!!」
「おかしいもなにも、あたしたちには常識のコトだからね。」
「なんなの、そこまでの権力を持つ、円環の理って…。」
「円環の理は、魔法少女そのものなんだ。まどか、あんたが創り出した、ね。」
「私が…!?」
「そうだよ。そして、あれはまどかそのものでもある。円環の理の命令は絶対っていうのも、まどかが創ったんだよ?」
「そんな…!なにやってるの、私…!!」
「でも、それで皆納得してるんだよ。ここが楽園なんだってね。何一つ不自由なく、生きられる。命令以外はね。」
「違うよ!!そんなの、絶対に間違ってる!!」
「…あたしだって、おんなじだよ。そんなの、絶対に間違ってるって思う。」
「え…?」
「命令して、縛りつけようなんて、おかしいよ。」
「でも、それにだって理由はあるんだ。」
「最初は、本当に数人だけで、小さい組織みたいで、上手く円滑に動いてた。特に問題もなく、優しさに溢れてた。でも、そのうちに、人数が増えていって、叛逆者が増えていったんだ。神の力を奪おう、ってね。」
「そんな頃だった、優しいまどかが変わっていったのは…。命令は絶対。破ったものは死。そんなふうに言うようになった。」
「そんなまどかを支えて、少しばかりの優しさを残させてたのが、ほむらだった。」
「ほむらが一人でも頑張ってるのを見てるときのまどかは、いつものまどかだった。」
「…でも。まどかはそのほむらにすら、裏切られた。」
「自分を裂かれて、自分が自分じゃなくなったまどかは、より不安定になった。」
「やっと実体を取り戻したまどかは、ほむらを叛逆者として抹殺に向かった。でも、まどかは殺すんじゃなくて、生きたまま連れ帰ってきた。」
「そして、まどかは、自分の一部を地上に残したまま、宇宙を改変した。それも、とても弱くね。」
「地球上から、ほむらがいた形跡だけを消した。まどかの記憶に鍵を掛けてね。」
「…正直、最近のまどかのしたいことはよくわからない。でも、あたしは決めたんだ。まどかに一生ついていく、ってね。」
「だから…あたしと戦ってもらうよ、まどか!」
「あんたがほむらを想う気持ちが本物なら、あたしを倒してみせて!!」
「…さやか、ちゃん。」
『円環の理…あなたは一体、何がしたいの?私を殺したいのなら、殺せばいいじゃない!』
『どうしてこんな回りくどいことをするの…!?』
『それはね…ほむらちゃんを助けたいから、だよ。』
『え…?』
『私は、ほむらちゃんを殺したくないんだ。だって、私はほむらちゃんのことを愛していたから。』
『でも、私は円環の理。叛逆者には死を与えなければいけない。』
『なら、私が叛逆者に倒され、ほむらちゃんを救ってもらう。そう考えたんだ。』
『でも、そんな魔法少女はこの世界に存在しない。でも、ほむらちゃんが裂いた私なら?』
『あそこにいる私…あれは、私の優しさ、愛といった感情なの。』
『今の私には、それがない。だから、ほむらちゃんにだって、憎しみしか湧いて来ない。だから、愛していた、っていう表現が正しいんだ。』
『でも、あの子は違う。あの子は、私のたった一つの希望。皆を幸せにできる、唯一の可能性。』
『でも、愛と優しさだけじゃ、何もできない。』
『だから、試練が必要なんだ。』
『まどか…。』
『少し、わがままなのかな。ほむらちゃんを助けたい、なんて。』
『…あなたは、優しいのね。私なんかを助けたいなんて…。』
『ほむらちゃんだから、だよ。』
「かはっ…!」
「さぁ、立って!立って、あたしを倒してみせて!」
さやかちゃんの圧倒的な能力に、私は苦戦する。
小細工なしの、純粋な力。
「やらなきゃ…!ほむらちゃんが、待ってるから…!」「それでこそ、だよ!りぁぁぁ!」
「くぅぅ…!!こんなところで、やられたりはしない…!」
「ほむらちゃんは、私を助けるために何度も傷ついてきたんだ…!」
「それに比べたら、この程度、なんでもないっ!!」
私は弓を引き、矢を放つ。
矢はさやかちゃんに何本か当たるものの、さやかちゃんは止まらない。
「そんな攻撃は効かないよ!想いが足りない!一撃の想いの強さ、それが足りてないんだ!」
「くっ…!想いの強さ…。」
「まどかはどうしてほむらを救いたいの?恩人になるため?正義になるため?」
「違うよ!そんな理由じゃない!私は…!」
「じゃあ、どうして?」
「私が…ほむらちゃんを助けたいから!大好きだから!もう絶対に、失いたくないからっ!!」
その瞬間、力が湧いて来た気がした。
さっきよりも、強くなった。そんな気がする。
「そう、それが想いの強さだよ。さぁまどか!その想いの力、あたしにぶつけてみせて!!」
「やぁぁぁぁ!!」
弦が切れてしまいそうになるまで、力強く、想いをのせて、弓を力いっぱい引く。
狙いを定め、撃ち出す。
その矢は、真っ直ぐにさやかちゃんを貫いた。
「ぐっ…!かはっ…!」
「それで…こそ…だよっ…まどか…!」
「ほむらのこと…頼んだよ…!」
さやかちゃんもまた、ちりとなって消えた。
「マミさん、杏子ちゃん、さやかちゃん…みんなの気持ち、受け取ったよ…。」
「…ほむらちゃん。待っててね。」
「必ず、救い出してみせるから…!!」
「ほむらちゃん!」
『まどか…!』
『よく、来ましたね…。』
あれが、円環の理…。
さやかちゃんの言うとおり、私によく似ている。言葉遣いは全く違うものだったが。
しかし、彼女の瞳には希望の光など存在していなかった。
いうなれば、底なしの憎しみ、絶望。
そういった負の感情ばかりが渦巻いていた。
「あなたが、円環の理なんだね…。」
『そうです。人間の言葉で言うのなら、神、という表現が最も近いでしょう。』
「…そっか。私、本当に神様に反抗してるんだ。」
『今更、怖気づいたのですか?』
「そんなの、ありえないよ。だって私、決めてるもん。」
「たとえ、世界が、宇宙が、神様が敵になったとしても、ほむらちゃんを救い出してみせるって!」
『…! それでこそ、です。』
『まどか、ダメよ!相手は神なのよ?勝てるわけがないわ!』
「そんなの、試してみないとわからないよ!」
『試すだなんて…!あなたの命は一つしかないのよ!?私なんかの命よりも、あなた自身の命をもっと大切にして!その尊い命が失われれば、どれだけの人が悲しむと思って…!』
「…そんなの、おかしいよ。」
『え…?』
「私の命が尊いなら、ほむらちゃんの命だって尊いものだよ!!まるで、自分の命に価値なんてない、って言ってるみたいだけど、それは違う!!」
『でもっ…!私はまどかに助けてもらう権利なんてないのよ…。それだけの罪を私は犯したのよ…。』
「嘘だよ!もっと、素直になってよ!自分の気持ちに素直になってよ!」
「私がほむらちゃんを、助けてみせるからっ!!」
『まどか…!』
ほむらちゃんは涙を溢れさせ、こう言った。
『私のことを…助けてっ…!お願い…まどか…!!』
「うんっ!もちろんだよっ!!」
『…さぁ、きなさい。』
「…っ!」
私が力を込めて放った矢は、円環の理の前で消滅した。
「なっ…!?」
『私の前では、そのような小さなエネルギーなど、無いに等しいのです。』
「ならっ…!」
先程よりも更に強く、複数本の矢を放つが、それもまた消滅してしまう。
「なんで…!?」
『次はこちらの番です…!はぁぁぁっ…!』
円環の理は私の魔力とは比べ物にならないほど、膨大な魔力を矢に注ぎ込んでいる。
『はっ!!』
矢は一直線に、私に向かって飛んでくる。
直撃してしまい、身体が動かなくなる。
「がっ…ふぅ…!」
『そのような力で私に挑むなど…。』
「まだ、だよ…!!」
「私は、諦めないっ…!!」
「だって、魔法少女は夢と希望を叶える存在なんだから!!」
『それでこそ、だよ!』
「さやかちゃん!」
さやかちゃん、杏子ちゃん、マミさんが光に包まれながら、現れた。
『まどか、あたし達の力を!』
『私は、覚悟を!』
『あたしは、くじけない心を!』
『あたしは、強い想いを!』
『まどかに、託す!!』
「これなら…!」
私はどこからか湧いてきた、強く、希望に溢れた力を目一杯矢に注ぎ込む。
どんな障害があったとしても、絶対に救う覚悟。
どれだけ相手の力が強大だったとしても、絶対に諦めない、くじけない心。
誰よりもほむらちゃんを救いたいという、想いの強さ。
愛と優しさだけじゃ、何もできない。
でも、時として、愛と優しさは最強の武器になる。
それが、今なのだ。
「この一撃に、全てをかける…!!」
打ち出した矢は、真っ直ぐに円環の理へと向かっていく。
私の。
私達の。
希望をのせて。その希望を絶望に変えないために。
ただ、ひたむきに円環の理を捉えていた。
そして、円環の理に直撃する。
その矢は決して消えることのなく、円環の理を貫いた。
『…やっぱり、あなたに任せて正解だったね…。』
『ありがとう、私。ほむらちゃんを助けてくれて…。』
『…さぁ、とどめを刺すのです。そして、あなたが新たな円環の理となるです…!』
円環の理は、私にとどめを刺すように乞う。
しかし、私にはどうしてもそんな気持ちは湧いてこなかった。
私は、円環の理を殺すことなど、できなかった。
どこかで、ほむらちゃんを救って、円環の理までをも救える方法があるはず、そう考えていたのだ。
そんな方法など、あるわけがない、などという考えは思いつきもしなかった。
『なにをしているのですか?早く、私を殺しなさい。でないと、暁美ほむらが…!』
「でもっ、私はあなたも助けたいの…!」
『今更何を…。私を救うには、暁美ほむらの犠牲が必要になるのです。だから、私を殺して…!』
「そんなの、嫌だよ!あなただって、ほむらちゃんのことを救いたかったんでしょ?救って、幸せになってほしかったんでしょ?」
「ここであなたが死んじゃったら、幸せになったほむらちゃんを見れないんだよ!?」
『…!そんな、こと…言わないでよ…!せっかく、決心したのに、崩れちゃうよぉ…!』
「ほら、やっぱり死にたくなんてないんだよ!あなたは、本当は生きたいって、そう思ってるんだよ!」
「その気持ちを押し殺して、死にたいだなんて、自分勝手だよ!」
『…全部、見透かされてたんだね…。』
「当たり前だよ…。だって、私のことだもん…!」
『えへへ…そっか…。そうだよね…。』
『でも、でもね…。私が助かるわけにはいかないの…。このままじゃほむらちゃんが死んじゃう…。それに、同化現象が進んでる…!』
「同化、現象…?」
『うん…。もともとあなたは私の一部だから、元に戻ろうとしてるの。そのうちに、完全に一体化して、あなたという存在は消滅してしまう。そうなったらもう、ほむらちゃんを救える人がいなくなる…!』
「そ、そんな…!」
その時、今まで沈黙を貫いていたほむらちゃんが口を開いた。
『それなら、私に考えがあるわ…。』
「え…?」
ほむらちゃんが話したのは、ほむらちゃん自身を裂くことだった。
かつて、私を裂いたように自分を裂いてしまうことで呪いをリセットするという、一か八かの決死の策だった。
ほむらちゃんに負担がかかりすぎるなど、リスクは大きかったが、私の我が儘を満たすにはそれしか手段は残っていなかった。
「本当に…いいの?」
『ええ。覚悟ならできているわ。あなたが私を助けてくれたのに、私が何もしないなんて、そんなのは嫌だから。』
『でもっ、もしかしたら死んじゃうかもしれないんだよ!?それでもいいの…?』
『怖くなんてない。私は、二人を信じているから。絶対に私を助けてくれるって。』
「ほむら…ちゃん…。」
『はぁ…やっぱり、叶わないね…。』
『やろう、私。』
「そうだね、私。」
私と円環の理は手を繋ぎ合わせ、片方ずつほむらちゃんの手を握る。
「それじゃあ。」
『行くよ、ほむらちゃん。』
『ええ…!』
私と円環の理は、精一杯の魔力を込め、ほむらちゃんを引っ張る。
『くぅぅぅっ…!!』
「あと…少しで…!!」
『ほむらちゃん…!!』
そして、ほむらちゃんが二人に裂けた。
「やった…!」
『呪いが消えた…!』
「…ま…どか…?」
『うぅ…ここは…?』
二人のほむらちゃんは、同時に目を覚ました。
『え、ええ!?わ、私がもう一人!?』
「な、なんなのよ…?どうして私が二人…!?」
二人とも混乱している様子。
無理もないだろう。いきなりもう一人の自分が現れたらこうなるものだろう。
『か、鹿目さん!どういうことですか…?』
「まどか、一体どういう状況なのかしら、これは…。」
鹿目さんと呼ぶほむらちゃんは、円環の理を。
まどかと呼ぶほむらちゃんは、私を。
それぞれが違う私を見て、声を掛けた。
「ほむらちゃん、覚えてないの?」
「え、ええ…。よく、思い出せないの…。私は何か、あなたに酷いことをしてしまったような気がするのだけど…なにもされてない?」
「うん!大丈夫!」
「ならいいのだけど…。」
『か、鹿目さぁん…!どうして私こんなところにいるんですか…?それに、鹿目さんも、なんだかいつもよりかっこいい…。』
『え、えへへ…。照れちゃうよぉ…。って、そうじゃなくて!』
『ほむらちゃん、怪我はない!?身体が変とか、体調が悪いとか、そういうことはない!?』
『は、はい…。大丈夫です!あのっ、ありがとうございますっ…!』
『え…?』
『こんな私のことを気にかけてくれて…。やっぱり、鹿目さんは、優しいですねっ!』
『…!あ、ありがとう…。』
円環の理も、愛と優しさを取り戻した様子。おそらく、私と一緒にいたせいで、その感情が戻っていったのだろう。
「…私たちは帰ろっか。」
「えっと…帰るって言っても、ここがどこすらかもよくわからないのだけど…。」
「うーん…それはちょっと説明が難しいっていうか…。」
『できないっていうか…。』
「なら、仕方がないわね…。私はまどかについていくわ。」
『…そっちのほむらちゃんは、あなたに任せるね。それと、記憶も戻しておくよ。心配しないで。しっかりと送り届けるから。』
「うん、ありがとう。それじゃあ、そっちのほむらちゃんは、あなたに任せるね。きっと、寂しがり屋だから、ずっと一緒にいてあげてね?」
『もちろんだよ。…じゃあね、私。』
「うん。じゃあね、私。」
その瞬間、視界が光に包まれた。
「…どか!…ま…か!」
声がする。私を呼ぶ、懐かしい声。
「んん…ほむらちゃん…?」
「よかった…!目を覚ましてくれて…!」
ほむらちゃんは、私を強く抱きしめる。
「も、もう…。でも、心配してくれてありがとう。」
ほむらちゃんは、私を抱きしめたまま、泣き続けていた。
その姿は親と巡り会えた迷子のようで、少し申し訳ない気持ちになった。しかし、ここまで私を心配してくれていたのだ、ということに気づき、嬉しくもあった。
ひとしきり泣いたほむらちゃんは、顔を赤らめながら、離れていった。少しばかり寂しかったが、これ以上は私も持ちそうになかったので、好都合ともいえた。
「あ、あのっ…まどかには、感謝してもしきれないわ…。」
「私のことを、助けてくれてありがとう…。とても嬉しかった…。こうして、もう一度まどかと話せるなんて夢みたいで…。」
「それに、私のことを大好きって言ってくれたことも…すごく、嬉しかったわ。」
「この前は最後まで言えなかったから、今言うけど…私はまどかのこと、あ、あ、愛して…ますっ…!」
「だから、えっと…その…。」
ほむらちゃんは先程よりも顔を赤らめ、モジモジしながらこう言った。
「私と…付き合ってくださいっ…!」
「え、ええぇ!?」
いきなりの爆弾発言に、私は驚いてしまう。
「そ、それって、そういうこと、なの…?」
「は、はいっ…!」
「そっかー…うん、じゃあ、返事するね。」
迷ってる時間なんて、なかった。
答えなんて最初から決まっているのだから。
「私は、ほむらちゃんのことが…」
「大好きです!だから、私と付き合ってください!」
私たちの物語は、始まったばかり。
これから二人で、守り続けていこう。
-Fin-
いかがでしたか?
私の欲望ままに書いたものなので、満足できない人が多いかもしれないですが…。
やっぱり、まどかはほむらとくっついてるのがワタシ的には安心するんですよね。
それに、まどかの為に頑張ってたほむらが、まどかに救われるっていうのもなんか、ナイスな展開って感じじゃないですか?
最後に一つ。
王道って、素晴らしい!
ありがとうございました。