さらに言えば作者は原作2巻までしか読んでないので、梅雨ちゃんの口調もブレてるかも。わたしにはわからないんですけどね……
こういう喋り方だ!っていうのがあったら教えてくださると幸いです
個性が目覚めた。
医療系の個性、私にぴったりじゃない?
個性とは良く言ったものだ。これは実家継げば楽に医者になれるぞぅ!
とかなんとか言って、油断していたらしい。
軽い傷しか治さなかったのも慢心の理由だろう。
あのリカバリーガールでさえ、個性にはデメリットが存在するのだ。
私の回復も、ただ回復するだけと言うわけにはいかなかった。
それがわかったのは、車にはねられた猫を助けようと個性を使った時。
もう虫の息だった猫のために個性を全開にした私は、猫が治ったのを確認したと同時に、私はぶっ倒れた。
たまたま近くを通った人に通報され、近くの病院──まぁつまりうちである──に搬送された私にお父さんが下した診断は、
「栄養失調」だった。
お父さん曰く、私の個性は傷を治す時に、本来自然に治るのに必要だったエネルギーを、私自身から奪っている可能性が高いらしい。つまり、身に余る怪我を治そうとすれば、最悪死ぬのは私であるとも。
これには両親も顔を青くし、絶対に重症には使わないことを約束した。正直私もあまり使いたいとは思わない……。
点滴をしてる私の下には梅雨ちゃんがお見舞いに来てくれた。天使かな?
ちなみに、ひいたドライバーは少し先の路肩で止まっているところを発見された。曰く、
「いや、まぁ、あの猫助からないかとは思ったけど…そのあと急に疲れが来て眠っちまってよ。車寄せるので精一杯だった。あの猫、体力でも食べる個性かなんか持ってたんかね?」
ちなみに猫は姿を消していた。
数日後、朝。
「今日は髪型三つ編みにしてみたの。どうかしら?」
とお母さんが渡して来た鏡を見てわたしは、
……んぅ?
果てしない既視感を感じ、それから、
………ナイチンゲールじゃん!!
と、心の中で叫んだ。
道理で治癒できるはずである。そりゃナイチンゲールもスキルで治癒できたわ。このデメリットはなかった気がするけど……。
というか神様、特典って他にあったの?言ってたっけ?
……そう言えば、行き先をある程度絞れるとは言ってたけどこういう能力がないとは言ってなかった気もする……そんな後出しジャンケンみたいなことある?
うーん、これ他のスキルも使えるのかな?
物は試しだ。まずは第2スキルから!
……どうやって発動するのよ。
数時間後。
できた。
条件は、相手を15秒間瞬きせずに見ること。お父さんの個性が似てたから発動条件があると睨んだのは正しかった。でもこれドライアイまっしぐらだね。似たようなキャラいたな……
効果としては、相手の筋肉の動きから調子の悪いところや急所までが目に見えると言うものだった。これ私に前世の記憶なかったら人体の内部なんて分からないから死に個性だったのでは……?
ちなみに第3スキルは分からなかった。屋上でいくら叫んでも何も起きやしない。いらん恥かいたなぁ……。
あと筋力が爆上がりしてた。成長期というレベルじゃねぇぞ……
多分これサーヴァントのナイチンゲールがある程度反映されてるね。これも神様の仕業か……?
ちなみに今日も梅雨ちゃんが来てくれた。将来の夢はヒーローらしい。知ってるーとも言えず「いい夢だねぇ……」と呟いたところ、
「わたしと一緒に雄英高校目指さない?恋ちゃんの個性なら多分余裕で受かるわよ」
と誘われた。なるほど。ヒーロー科、危険がいっぱいである。ふむ。ならば……私が!梅雨ちゃんをッッ!守護らねばッッッ!!!
と息巻いて、心に以蔵を召喚した私も雄英を目指すことにした。
▽▽▽▽▽▽▽▽
さらに月日は流れ、受験当日。
「大きいわね………」
「大きいね……」
私と梅雨ちゃんは会場に着いていた。
雄英高校の会場の正門はあまりにも大きかった。まるで口のよう、呑み込まれそうになるなどと考えるほどには。
「じゃ、いきましょ」
と梅雨ちゃんが言った。
「緊張しないの?梅雨ちゃんは」
「してるわよ…そう見えないかもしれないけど」
「……手、繋いでいい?」
「いいわよ」
「ねえ恋ちゃん。あなたの肩掛けバッグ当たってるんだけど」
「当ててんのよ」
「手、離すわよ」
「ごめんなさい」
「許すわ。何入ってるのかしら?それ」
「救急セットよ。包帯から消毒液まで網羅済み」
「頼もしいわね」
「梅雨ちゃんが怪我した時は私の個性使って治すからこのセットの出番はないわ」
「なぜ持って来たの」
「負傷兵に敵味方もないからね」
「怪我した人全員治療するのね……」
「殺してでも治療するわ」
「恋ちゃんの場合本気に聞こえるのよ」
▽▽▽▽▽▽▽
さて、実技試験である。
ポイント付きのロボットを無力化して点数を稼ごう!というのが表向きの目標だが、2巻まで読んでいる私に死角はない。つまり私が狙うのは、救助活動ポイント一択である。
……まぁ多少はロボットも狙おうかな……。
おっ、緑谷君発見。同じ会場だったかー。めっちゃ緊張してるな……まぁ彼は巨大敵をぶっ飛ばしてくれるはずだしそれまでは干渉しないでおこうかな。
ふむ。そろそろ始まるはずだから、ストレッチを入念に。
健康の為には努力を惜しまない所存である。
そして、声が響いた。
『スタートー!』
こういうのは印象が大事である。
私は地面を思い切り蹴ってそのままトップに躍り出ると、現れたロボットに思い切り足を振り上げ─────
「殺菌ッッッッ!!!!!」
かかと落としを喰らわせた。
ロボットは地面に陥没し機能を停止させた。
((((((なんだその掛け声!!!))))))
驚く受験生を尻目に、私は市街地へと入って行った。
数分後。
私は怪我人を求めて西へ東へと走り回っていた。
「怪我見せなさい!さあ!怪我人です!怪我人でしょう貴方!?さあ!怪我を出しなさい!!」
「うわぁぁぁ!!…………あれ?血が止まってる……包帯も……」
「殺してでも治療します」
「お願いですから殺さないでください」
「治療するので動かないでください……は?時間の無駄?この傷が貴方の未来を壊すのかもしれないのですよ?それもわからないようでしたら……私が教えてあげましょうか?怪我はこの先も残るということを」
「すみませんでした」
こうして治療した人数が20人を超えた頃。
ビルの陰から、巨大な鋼鉄のヒトガタが姿を現した。
「もうそんな時間ですか……では、行きましょうか」
そう言って恋は「
第3スキル?再臨が足りてないんじゃないですか?
ちなみに恋の一人目の治療の時のセリフは妖怪首おいてけを参考にしています